WITHIN TEMPTATION






"ENTER"




オランダ出身の女性ヴォーカルを擁するゴシックメタルバンドの1st。


のちにヨーロッパを席巻する事になる超ハイクオリティーシンフォゴシックバンドの
1stアルバムだ!このころはまだやりたい事が定まっていないのかクオリティー的にも
並程度で、2nd以降まったく使われなくなったデス声も本作では使われている。

ヴォーカルもこのころはまだまだやりたい事に実力が追いついていなかった
印象を受ける。それでも声質は美しいのだが・・・。
楽曲もまだまだ練りこみが甘いが1曲目“Restless”はのちの彼らに通じる
シンフォニックアレンジ、フックあるメロディー等大器の片鱗を感じさせるに
十分なクオリティーのある楽曲だと言えるだろう。


まぁこれ以降のアルバムから入った彼らのファンなら聴いてみてもいいかもな。
彼らを知りたい新規のメタラーには2nd以降をおすすめ。



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満足度 70% お気に入り曲 Restless







"MOTHER EARTH"




オランダ出身の女性ヴォーカルを擁するシンフォニックゴシックメタルバンドの2nd。


1stでは大器の片鱗を覗かせつつもまだまだ甘さの目立った彼らだったが
2ndにして早くもやってくれた!その素質は見事に開花し、ここにあるのは
全曲壮大かつ美しいまるで天上の如きシンフォニックアレンジが施された
捨て曲皆無の超名盤だ!!

前作あった中途半端な暗黒スタイル、デス声は完全に消えさりダークさもここでは
全くといっていいほど無くなり全体的にポジティヴささえ漂う天国のような
世界観
が構築されている!まさにジャケが音楽性を表しているといえよう。
もはやゴシックとさえ呼べないだろうな・・・!ダークな世界観、ゴシックならではの
退廃した美が好きな人には受けないだろうがそうではない層全てにアピールできそうだ(笑)。

シンフォアレンジも堂に入ったもので壮大なオーケストレーション、
部分部分で聴ける厳粛なクワイア等クオリティーが高すぎる!メロディーも
フックに満ちまくっているぞ!それにしてもイマジネーションを
掻き立てられる音作り
だなコレは!聴いているとたとえそこが四畳一間の
ボロアパート
だろうと腹壊して止むを得ず飛び込んだ
クソまみれのハエがたかった公衆便所
だろうと
瞬時に天使と女神が微笑む天空へと連れ去ってくれるかのようだ・・・!
美しい!あまりにも美しすぎる!!俺のレビューは汚いが(笑)。


女性ヴォーカル、シンフォニックなサウンド、とにかく美しい音を好む人になら
メタラーだろうがそうでなかろうがまんべんなくおすすめできる神のアルバムだ!!



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満足度 97% お気に入り曲 全部







"THE SILENT FORCE"




オランダ出身の女性ヴォーカルを擁するシンフォニックゴシックメタルバンドの3rd。


早くも2ndにしてメタル史にその名を刻む超名盤を生み出した彼ら。
本作はそんな彼らの何と5年ぶりのフルアルバムだ!いくら何でも待たせすぎだ!
まぁシングル等を細かくリリースしていたりはしたようだが・・・!

本作の方向性は前作のスタイルを踏襲した内容で前作が気にいった人なら
満足できるであろう。シンフォニックアレンジはさらに壮大になり
ラプソディーとも、セリオンともまた違うシンフォニックメタルバンドとして
完成の域に到達したかのような印象さえ受けるな・・・!
メロディーも相変わらずフックに満ちておりつまらない曲は無い。

ただ前作のように1曲1曲に個性があるわけではなくだいたい似たタイプの
曲で纏められている印象が個人的にあり、前作と本作どっちが良いかと聞かれたら
まぁ前作と答えそうだな・・・。まぁもっと聴き込めば評価はさらに上がりそうだが。
シンフォニックさはこっちのほうが断然上だしな。


クオリティーは当然のように高いので前作が気に入った人なら問答無用で
オススメだし、彼らを知らない女性ヴォーカル好き、シンフォ好きにも
問答無用でオススメの一枚だ!次のアルバムはもっと早く出してくれ!(笑)



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満足度 95% お気に入り曲 全部







"THE HEART OF EVERYTHING"




オランダ出身の女性ヴォーカルを擁するシンフォニックゴシックメタルバンドの4th。


去年LOUD PARKに出演し伝説のドレスの裾持ちヘドバンを披露、
多くの漢達いろんな意味で悶絶させたオランダが世界に誇るシンフォニックメタルバンド
WITHIN TEMPTATIONの待望の4thアルバムである!今回はあまり待たせず
普通のペースでリリースされたな。良かった良かった(笑)。

今回全体的にロック色が濃くなっておりシンフォメタラー、ゴシッカーのみならず
一般大衆にも十分受けそうな音楽性となった感がある。だがそれでも大仰かつ
重厚なオーケストレーション
が薄れる事は無く相変わらずの劇的さ、崇高さ
醸し出している・・・!また以前からずっとそうなのだがとにかくメロディーが良く
所謂クサメタラーが泣いて喜ぶクサメロという訳ではないのだが
心に残るフックあるキャッチーなメロディーがあり雰囲気だけの
シンフォゴシックメタルに陥っていない所が良いな!シャロンのヴォーカルもソプラノ声から
清廉なフィメールヴォイス
まで様々な声色を使い分けるが5曲目でハスキーな
歌い方
も披露しており上手い上に非常に器用である!
なんかデス声みたいなのも5曲目あるなぁ(笑)。

2曲目はPVで何度も見た曲で男ヴォーカルがEVANESCENCEのような雰囲気を出すが
メロディーのキャッチーさはやはりWITHIN TEMPTATIONの美点である。
4曲目は大仰なオーケストレーションやクワイアが使われた従来の
スタイルを踏襲したシンフォニックメタルチューンでやはりこのスタイルが
個人的にツボだな!堂々と歌い上げるソプラノ、泣きのギターソロも良い!
5曲目も大仰なシンフォサウンド、ソプラノが聴けるが上記したハスキーヴォイスが登場、
従来のスタイルと新たな試みが同時に行われているといえよう・・・!
民謡っぽいメロディーが登場し加工された声でスキャットする7曲目も面白いな。
4曲目に通じる大仰シンフォニーに加え男クワイアまでも導入された10曲目も
たまらん!次から次へとクオリティーの高いキラーチューンが飛び出し
捨て曲などあろうはずもなく全曲名曲である!

日本盤ボーナスで3曲追加収録されておりそのうちの1曲は2曲目“What Have You Done”の
ロックヴァージョン・・・つまりオーケストラが省かれメタルサウンドが
前面に出されたアレンジ
になっている。元の曲が良いためこういう
アレンジもサマになる
なぁ・・・。


これまでのアルバムを聴いて来たファンは当然、新たに彼らを知るリスナーにも
オススメできる名盤だ!



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満足度 95% お気に入り曲 全部。特に“Our Solemn Hour”、
“Truth Beneath the Rose”







"Unforgiving"




オランダ出身の女性ヴォーカルを擁するシンフォニックゴシックメタルバンドの5thアルバム。


かつては壮麗極まりないオーケストレーションを駆使し儚くもドラマティックな
フィメールシンフォニックゴシックメタル
を展開し、メロディー、アレンジセンスの良さで
多くのメタラーを唸らせ今で言う所の所謂“嬢メタル”のルーツ的存在と言えるバンドの
1つであった・・・!だが前作辺りから微妙に方向性が変わり始めモダンなムードを
醸し出すようになり、彼等が影響を与えたEVANESCENCE辺りに逆に影響されたかのような
スタイルに近づいていった・・・!
そして本作はさらに今風の(?)ノリを見せるようになり
オーケストレーションもメタリックなバンドサウンドも健在ながら可憐で儚くも壮麗な
フィメールゴシック要素
以上にメランコリックゴシック風というか、ちょいと気だるく
退廃的な要素を持ったポップなモダンロック風
になっておりこれまでの方向性を求めると
肩透かしになるだろうなぁ・・・!ジャケも(メタラーの感性としては)ダサくなった
どうやらアメコミをコンセプトにしたようだ・・・!

1曲目は語り、ストリングスが聴けるイントロで続く2曲目はアトモスフェリック系の
電子音リズム、気だるい女性Vo
が登場し淡々と展開、サビでバンドサウンドも登場し
盛り上がるメランコリックゴシック風の曲で短いながらギターソロも顔を出すぞ。
3曲目はギターに始まり大仰なオーケストラ、スキャットも聴けるがアップテンポで
軽快に展開し
ノリの良さを感じさせヴォーカルも儚さ、コケティッシュさよりも
気だるいポップス風の歌唱を披露しておりこれまでの彼等とはイメージが異なる部分
多いのう・・・!サビはキャッチーで良いな。中盤以降で顔を出すシンフォニックパート
映画のサントラに通じる大仰さがあるぞ!4曲目はこれまたメランコリックゴシック風の
淡々とした雰囲気
が強いミドル曲。ヴォーカルの歌唱力は極めて高いがやはりポップス風の
ムード
になっているなぁ・・・!ギターソロは何気に流麗なプレイを見せているぞ。
5曲目はストリングス、ピアノが冷たくも湿り気を帯びた空気を演出するバラード風だが
やはり儚さ以上に気だるいムードが強いな。6曲目はノリの良いメタリックなバンドサウンド、
オーケストレーションが聴けるアップテンポ曲でヴォーカルはキャッチーだ。タッピングを
披露するギターソロ
も印象的である!7曲目はストリングス、スキャットが儚い叙情性
演出しかつてのWITHIN TEMPTATIONっぽさを醸し出すもすぐに今風の気だるいポップス風の
曲調になってしまう
なぁ・・・!8曲目はストリングスに打ち込みリズムが今風っぽさを出し
シンフォニックさ電子音のノリの良さを混ぜ合わせたかのような軽快な曲になるぞ。
9曲目はアコギ、ヴォーカル、オーケストラが聴けスローテンポで淡々と展開するバラード
とりあえずはかつての彼等に近い要素を保っているか!?アコギによるソロも登場しその後
泣き要素のあるエレクトリックギターのソロが顔を出すぞ。10曲目はストリングス、
加工ヴォーカル、へヴィリフがいかにも今風のノリを醸し出しスローで展開、サビはキャッチーさがあり
オーケストレーション入りだが何ともアメリカナイズドされたかのような曲調じゃのう・・・!
11曲目はうねるような電子音、ストリングスにモダン寄りのバンドサウンドが聴け
スキャットも加工されこれまた今風の要素が強いミドル〜アップテンポ曲。メロディーは
やはりキャッチーでサビが良くバックのギターも印象的だがやはり悪く言えば安っぽい
ポップス風になっちまっている感
があるなぁ・・・!12曲目はストリングス、ピアノが
シンフォニックなムードを醸し出しクリーンギター、淡々としたリズムがダークで退廃的な空気
演出するもやはり盛り上がるパートは盛り上がるスロー曲。


方向性が大きく変わった事で賛否両論真っ二つに分かれるだろうが個人的には何より
曲がつまらなくなった事が残念じゃのう・・・!気だるく退廃的なメランコリック曲が
総じてイマイチピンと来る箇所が無く別にWITHIN TEMPTATIONがやらんでもいいのにとか
思っちまうな(爆)。キャッチーなメロディーもあるが基本的に普通のポップス風の
メロディーライン
なんで飽きが来るのも早そうだし、何より2nd、3rdにあった
手の届かない存在のような崇高さ、天上の音楽が如き荘厳さすっかり
失せてしまっている
のが痛いなぁ・・・!まるでボンドガール峰不二子のような高級な女
そんじょそこらの売春婦に成り下がったかのようなガッカリ感である!と言えば判りやすいか!?(爆)




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満足度 73% お気に入り曲 In The Middle Of The Night、Iron、Lost、
A Demon's Fate







"Hydra"




オランダ出身のフィメールシンフォニックゴシックメタルバンドの6thアルバム。


かつては壮大かつ叙情的なオーケストレーションをふんだんに盛り込んだサウンドを提示し
フィメールシンフォニックゴシックというスタイルを世に広めたバンドの一組として
立ち位置を確立、その音楽性は今や同人クサメタル勢にも引き継がれている感があるが、
前作はそういったシンフォニックでドラマティックな方向性を放棄し、何とも微妙な感じの
ポップロック
になり下がり賛否両論となった・・・!個人的にも勿論前作はアカンかったが、
続く本作は元NIGHTWISHのターヤとのコラボで話題を呼んだシングル曲を含みつつ、さらにゲストで
元KILLSWITCH ENGAGEのハワード・ジョーンズ、SOUL ASYLUMのデイヴ・パーナーに加え
あろう事かラップ/ヒップホップ畑の人間まで迎えておる!激しく不安なんだが果たして
どんな仕上がりになったのであろうか!?

1曲目は意外と勇壮さのあるリードギターに始まりシンフォニックな盛り上がりも披露、
ヴォーカルはキャッチーな印象を放ちつつどこか気だるい感じもあり、女性Voモノの
ポップスをシンフォニックメタルにした
ような印象があるか!?後半ではメロディアスな
ギターソロも聴けるぞ。
2曲目はちょいモダンさも見せつつどこか気だるさも感じさせる
ミドル〜アップテンポ曲で、ハワードのヴォーカルも顔を出しノリの良さを感じさせサビはまた判り易い
キャッチーさ
を見せているぞ。3曲目はピアノ、ヴォーカルに始まりギターストリングスも登場、
シンフォニックさもあるが、途中で危惧していたラップが顔を出しいかにもイマドキらしい
チャラさ
を放ち始めるのう・・・!4曲目はターヤとコラボしたシングル曲で、ストリングス、
ピアノ
モダンさのあるギターが登場、キャッチーさの中に冷たい湿り気を感じさせる辺りが
ターヤの北欧センスだろうか!?ギターソロは手数の多いプレイである。5曲目は穏やかさのある
大人しい曲調
で、ポコポコした静かなパーカッションヴォーカルヒーリング系の
ムードを醸し出しているな・・・!
後半からメタリックなバンドサウンドが顔を出し
ただのイージーリスニングには終わらないメタルバンドらしい矜持を見せているぞ。
6曲目はまた美しいヴォーカル、ピアノ、ストリングス叙情味を演出、その後はパワフルさのある
バンドサウンド
も顔を出しアップテンポになるのう・・・!途中1st以来であるデスVoも炸裂!
中盤以降でギターソロも顔を出しメロディアスかつコンパクトなプレイを披露するぞ。
7曲目は淡々としつつデジタル風味あるシンセも登場、イマドキっぽいムードを醸し出すがサビは
それなりにはキャッチー
だろうか!?後半からはストリングスリフも聴け、さらにシンフォニックな色合いも
見せ始めるのう・・・。
8曲目はこれまた気だるさを感じさせる曲調で、サビは盛り上がりキャッチーさも
見せてくれるぞ。
後半のギターソロはレガートな速弾きを交えつつエモーショナルで良いな。
9曲目はノイジーさのあるギター、デジタル風味漂うアレンジ気だるさを放ちつつ
シンフォニックさもしかとあり、サビはやはりキャッチーさが感じられ美麗さを見せているな・・・!
中盤ではメランコリックに歌い上げるシャロンのヴォーカルのバックでデスVoも顔を出し、
その後のギターソロがまたシュレッドを交えつつもメロディアスでエモーショナルじゃのう・・・!
10曲目はデイヴ・パーナーの枯れたハスキーVoも顔を出すツインVoの清廉なバラードで、
アコギやストリングス、ピアノも聴け穏やかな中に美麗さを感じさせてくれるのう・・・!
やはり彼らには変にモダンになったりデジタル要素を取り入れたりせず、
こういう純朴な感じのメランコリックな曲をやってもらいたい限りじゃて・・・!


ストリングス類シンフォニックさを演出してはいるが、かつてのような壮大さ、
手の届かないような至高のムード
はもはや無く、女性Voモノのポップス止まりな感じで
カネが掛かっているのに安っぽい印象があるなぁ・・・!とは言え本当に曲が
つまらんかった前作
と比べるとメロディーやアレンジ等何だかんだで完成度は高く、過去作・・・
メタル史に残る超名盤である2ndの方向性を期待しなければ十分に楽しめる1枚である!
変に先入観を持たずに聴いたほうがいいだろうな。




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満足度 80% お気に入り曲 Let Us Burn  Dangerous  Paradise
Silver Moonlight  Tell Me Why  Whole World Is Watching







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