VHALDEMAR







"Fight To The End"




スペイン出身のメロパワバンドの1stアルバム。


今は活動停止しているもののかつてDARK MOOR等を抱えていた事で知られる
スペインのレーベルARISEからデビューしたバンドで音楽的には様式美的な雰囲気
持ったメロパワスタイルの漢メタルをプレイしている。彼らの大きな特徴は
荒々しいヴォーカルでそのカイ・ハンセンとマノウォーのエリック・アダムスを
融合させたかのような独特の声質は「ガラの悪いカイ・ハンセン」などと評されていた。
非常にアクが強いのだが個人的には音楽的にもマッチしているしこの手の
荒っぽいダミ声はけっこう好きだったりする(笑)。

楽曲のクオリティーは新人としては高く、典型的クサメタリックフレーズが飛び出す
正統派寄りのメロパワが楽しめる一枚となっている。個人的に気に入ったのは
どこかネオクラ的な感触を出しながらもクサめのメロディーが聴ける3曲目、
実にマノウォー的な爆走漢メタルながらギターソロがネオクラシカル的な7曲目、
そしてイントロから劇的なフレーズが聴ける9曲目だ!他にもいい曲は多いぞ!


メロパワ、漢メタル好きは聴いて損は無いナイス漢アルバムである!
地味でもこういうバンドがシーンを支えていくのだ!!



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満足度 85% お気に入り曲 Feelings、7、Fight To The End







"I Made My Own Hell"




スペイン出身のメロパワバンドの2ndアルバム。


デビュー作“Fight To The End”においてカイ・ハンセンとマノウォーの
エリック・アダムスを合わせたかのような荒々しいヴォーカル
歌い上げるメロパワ寄りの漢メタルを聴かせてくれたスペイン出身の4人組の2作目である!

何気にテクニカルなギタープレイは楽曲によってもろイングヴェイ的
ネオクラシカルプレイ
を聴かせてくれるもののアルバム全体を通しての
楽曲は方向性が絞れていた前作とは違いネオクラあり漢メタルあり
テクニカルインストあり80年代メタル的な曲あり
スローチューンありとかなり幅広いスタイルで構成されている。
聴き手によっては散漫に感じられるだろうな・・・。

ヴォーカルの声質は前作以上にエリック・アダムス寄りになりネオクラメロパワに
あってこのヴォーカルが一風変わった独自の雰囲気を放っていると言える。
クセがあって聴き手を選ぶだろうが個人的にこういうヴォーカルは好きだ。

特に気に入った曲はもろイングヴェイな様式美ギターを載せて疾走する1、
パワフルな正統派メタル的なギターリフが良い4、爆走漢メタルの9、
そして原点に立ち返った(?)様式美メタルの13曲目だ!他にも8曲目の
インストはよくあるネオクラ系ではなくドリームシアター的なプログレ風の
テクニカルインストだったりへヴィでスローな12曲目は普通メロパワバンドが
やるこの手の曲はだいたい捨て曲になる所だがこの曲はまさに80年代正統派
パワーメタル的な雰囲気
が漂っており個人的には十分楽しめたな。


やや散漫で前作ほどでは無いがクオリティーは高いのでさまざまなタイプの
メタルを愛するメタラー、漢メタルが好きなメタラーにおすすめ。



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満足度 82% お気に入り曲 I MADE MY OWN HELL、
STEAM-ROLLER、HOUSE OF WAR、I WILL RAISE MY FIST







"Metal Of The World"




スペイン出身のメロディックパワーメタルバンドによる3rdアルバム。


メロパワ、メロスピブーム期にスペインから登場したパワーメタル寄りのバンドで、
ジャーマン寄りな漢メタルに俗に「ガラの悪いカイ・ハンセン」等と称された、
荒々しく粗野なVo個性を放つ存在であった・・・!通産3作目に当たる本作は
ネオクラシカルなギターが目立った前作と比べてかなり正統派HM/HRに接近しており、
ミドルテンポ曲主体になりメロパワ、メロスピらしさは減退してしまったんだが、
サビはヨーロピアンな憂い、クサさが残っており、荒っぽいVoも健在でどことなく
ACCEPTに通じる空気もあるだろうか!?

1曲目は早速のシュレッドギターに始まり意外にもアメリカンな空気すらある
明るめの正統派HM/HRとなるが、サビはヨーロピアンな憂いがあり2曲目も無骨な
ミドルテンポの正統派
で、サビがまたクサく3曲目はシンガロングに始まり
ジャーマンメロパワライクに疾走!4曲目は再び無骨でダーティーな正統派となり、
5曲目はテクニカルで流麗なギターが聴けるジャーマン系疾走曲だな。
6曲目はかなりMANOWARライクな男臭い軽快な正統派で、途中雄々しい
コーラス
も顔を出しますますそれっぽいな・・・!7曲目はやや地味な淡々としたミドル曲で、
コーラスは勇壮さがあるぞ。8曲目もまた無骨さ満点の軽快な正統派HM/HRで、9曲目は勇壮さと
男臭い泣き
を内包した疾走チューンだ!10曲目は再び男臭いミドル曲で、11曲目は無骨さを放ちつつ
意外なマイルドさも交えた疾走曲で、クサいフレーズも顔を出し12曲目は本作初の
クラシックフレーズが聴けるネオクラシカルな短い繋ぎで、13曲目はかなりの勢い、
パワフルさが見られる爆走チューンとなるぞ!


全体的にかなり正統派HM/HRな仕上がりで、過去作にあったメロパワ、メロスピ的な
疾走チューン
がすっかり鳴りを潜めてしまっているんだが、どの曲もサビがかなりクサく叙情的
この辺はヨーロッパのバンドらしい高貴さが感じられるだろうか!?最もそうなると
メロディーを歌うに適さない、粗野で荒く下品なダミ声Voが足を引っ張ってくるんだが・・・!
疾走チューンに拘らない、Voに拘らない良質な曲を求める正統派メタラーにオススメだろうか!?




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満足度 80% お気に入り曲 Saints Of Hell  Wartime  Action
Arrows Flying High  Old King's Visions, Pt. 3







"Shadows Of Combat"




スペイン出身のパワーメタルバンドによる4thアルバム。


クサメタルブーム時にデビューし、ジャーマンスタイルのストロングな疾走感ある
メロパワ粗暴で荒々しいVoでそこそこ話題になったバンドである!初期2枚は
ジャーマンメタルまんまなサウンドだったが、3作目に当たる前作でそういった
クサメタル感が薄れ、正統派HM/HRにかなり接近し曲によってはアメリカン
印象もあり、サビこそヨーロピアンなクサさがあるものの疾走好きには
あまり喜ばれない仕上がり
になっていた・・・!そして続く4作目の本作も全体的に
正統派HM/HRな感じで、しかも前作にはまだ残っていたヨーロピアンなクサさ、
叙情性
も消滅、かなりアメリカンなロックンロールテイストが強くなってしまい
クサメタラーにはかなり否定されそうだな・・・!

1曲目は早速のアメリカンな正統派HM/HRとなり、怪しげなロックンロール感すらあるが
2曲目はダーティーさがある正統派だな。3曲目は疾走しているものの、これまた
正統派、ロックンロール感がありメロパワ的なクサさは皆無である。4曲目はストロングさのある
正統派で、一応は叙情的なクサさのあるハモリギターが聴けるぞ!5曲目はシンフォニックな繋ぎで、
6曲目はそこそこジャーマンっぽさが見られるアップテンポだな。7曲目は再びアメリカンな
ノリのミドル曲
となり、サビはアリーナロック的キャッチーさがあるのう・・・!
8曲目は勢いあるピロピロギターが登場、ジャーマン的な疾走パワーメタルとなり
9曲目はこれまたミドルテンポの正統派だな。10曲目はパワフルでストロングな正統派HM/HRで、
ギターソロがなかなかにクサく、11曲目はロックンロール要素の強いアップテンポだ。
12曲目はスパニッシュな叙情性漂うアコギによるアウトロ的インストである。


前作の流れを汲んだ正統派パワーメタルだが、前作に残っていたクサメロが
思い切り減退
し、アメリカンなノリのロックンロールテイストが強くなってしまい
正統派HM/HRとしては質は低くないものの、初期作のようなクサメタル、
ジャーマンメロパワ
を期待すると思い切り肩透かしになっちまうだろうな・・・!
荒々しいVoには本作の路線のほうがマッチしているというのも皮肉な話じゃわい!




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満足度 76% お気に入り曲 The Rest Of My Life  Shadows Of Combat
Old King's Visions (Part IV)  End Of The World







"Against All Kings"




スペイン出身のメロディックパワーメタルバンドによる5thアルバム。


最初期はジャーマンスタイルの無骨でクサいメロパワをプレイしており
野蛮で荒過ぎるVoともども一部で愛されたバンドだが、アルバムを重ねる毎に
次第に正統派HM/HRに接近し、ついに前作ではアメリカンHM/HRの要素が
前面に押し出されるようになってしまい、質は高くVoも方向性にマッチしては
いるものの、クサメタラーの好みからは遠ざかってしまった・・・!
最新作である通産5作目の本作も路線としては前作同様の正統派HM/HRで、
レベルは高いが最早ジャーマン的なクサさは期待出来ず、あくまでも
硬派でストロングな正統派を好むリスナー向けのバンドになった感じだな・・・!

1曲目はやはりオーソドックスなノリの良さを見せるミドルテンポの正統派HM/HRで、
2曲目は正統派然としつつも疾走感があり、サビはなかなかにキャッチーだろうか!?
ギターソロはヨーロピアンHMらしい劇的さがあるぞ!3曲目は淡々としつつも
無骨なミドル曲で、これまたサビがキャッチーだな。4曲目は軽快なノリの良さを見せる
アップテンポで、5曲目はシンプルに軽快アメリカン寄りの正統派HM/HRである。
6曲目は叙情的なピアノによる短い繋ぎで、7曲目はここに来てペイガンメタル寄りの
クサさ
が前面に押し出された久々の疾走クサメタルだ!8曲目はキャッチーさのある
アップテンポで、9曲目もそんな感じのキャッチー路線な曲調だな。10曲目はオーオー言う
コーラス
重厚さを放つヨーロピアンスタイルシリアスな正統派となるぞ。
11曲目はクラシカルなピアノ、泣きのギターによるアウトロ的インストだ。


疾走曲もあるが、ジャーマンメタル、メロパワと言うよりも普通に正統派
最早かつてのクサメタリックさはかなり薄れてしまっているものの、正統派としては
なかなかに良質
疾走命、クサメタル命でなければこれはこれで楽しめるだろうな。
よくあるイタリアンクサメタル勢が出来もしないのに半端にプログレメタル化し
死ぬ程つまらなくなってしまう
のとは雲泥の差だと言えよう!




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満足度 79% お気に入り曲 1366 (Old King's Visions, Pt. V)  Eye for an Eye
Howling at the Moon  Rebel Mind







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