UNEARTH






"The Oncoming Storm"




マサチューセッツ出身のメタルコアバンドの2ndアルバム。


メタルコアが勃発した頃に現れたバンドの一つで音楽的には
ハードコア直系のリズム落ちモッシュパートを取り入れ
基本はデス声・・・というかハードコア系の咆哮スタイルだが
サビでクリーンVoを取り入れた、北欧メロデスとハードコアの
合いの子、典型的メタルコアで特に個性があるというわけではないのだが
同時期に出てきたバンドよりも北欧メロデス直系のリフやツインリードが
強烈
でその叙情性たるや本場北欧のバンド顔負けな部分が濃い!

ドラムの音は軽いがこの時点でアグレッシヴかつ叙情的なメロデスリフ
纏いスラッシーに疾走する基本スタイルは出来上がっているな。ビートダウンする
パート
もあるがツインリードも非常にメタル的で良い!ギターの速弾きソロで
始まる2曲目なんかもうクリーンヴォイスもあるが完全にメタル、メロデスだと
言ってしまっても良いだろう!3曲目はサビでクリーンVoが顔を出す
典型的メタルコアだがそのサビのバックで聴けるツインリードが実に
メロデス臭くたまらんのう!まぁ後半はゴリゴリにへヴィなリズム落ち
パートとなるのだが・・・。アコギに導かれる5曲目もイントロの
ツインリードがかなりクサく勇壮でメロスパーにもアピールしそうだ(笑)。
ツインリードによるソロもこれまた熱い!ロックンロール然とした
ノリのよさを見せそのまま疾走メロデスとなる7曲目もカッコいいぞ!
後半のクラシカルなリードギターもクサい!


KILLSWITCH ENGAGE、SHADOWS FALL、AS I LAY DYINGや
ALL THAT REMAINS
等といった同時期に出てきた同系列のバンドよりも
ツインリードの叙情性が高くクリーンVoの出番の少なさもあって
より北欧メロデス然とした音楽性になっているのが魅力だ!ヴォーカルは
デス声というよりはハードコアスタイルでそれもまた面白いな。
とにかくリフやツインリードがハンパではなくそれでいてハードコアの
タフネス
も持ち合わせているのがまた良い!ハードコア直系の
スローになるモッシュパートも存在しているが疾走感もかなりあり
ハードコアを知らない北欧メロデスファンにもかなりアピールできるだろうな。
ただ北欧スタイルをなぞっているだけの他のバンドと違い北欧バンドを
喰ってやろう
という気概を感じるギターにただただ脱帽である!
初心者にもオススメできる捨て曲皆無の高品質メロデス/メタルコアだ!



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満足度 89% お気に入り曲 全部







"lll: IN THE EYES OF FIRE"




マサチューセッツ出身のメタルコアバンドの3rdアルバム。


今やマサチューセッツといえばメタルコアの聖地と言えるメタルの
重要拠点
であるがそんな群雄割拠のMAメタル群の中でも特に頭角を
現してきているのが彼らUNEARTHだと言われている!

そんな彼らの音楽性はメタルコア・・・MAメタルスタイルの王道を行く
北欧メロデスの影響を色濃く受けたイエテボリスタイルのメタルサウンドで、
例えばKILLSWITCH ENGAGEのようなメロデス的なリフを持ちつつも
サビでスローになってクリーンヴォイスで歌うと言った所謂NU METAL色は皆無
全編デス声で通し疾走しまくると言う、よりメロデス色濃い音作りのため
北欧メロデスが好きな人なら普通に気に入りそうな、そんな音作りである!
プロデューサーはPANTERA等を手掛けたTerry Dateなので音質は抜群
非常に聴いてて心地よいアグレッション、へヴィさがあるぞ!


つまらない曲は無く完成度は非常に高い。個人的に特に気に入ったのは
イントロの劇的なツインリードが悶絶を誘う“SO IT GODS”だ!
At The Gatesあたりのメロデス、デスラッシュ系が好きなら聴いて損は無いと言える!



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満足度 85% お気に入り曲 SO IT GODS







"the March"




マサチューセッツ出身のメタルコアバンドの4thアルバム。


北欧メロデススタイルを持つメタルコア勢の中でも特にメロディーに
重点を置いたバンド
で、ハードコア的なシンガロングやデス声一歩手前
シャウトスタイルのヴォーカル、そして所々でハードコアの雰囲気
残したへヴィなビートダウンモッシュパートがある以外は完全に
北欧メロデスだと言い切ってしまえそうな音をしているな。他の
メタルコアバンドもそうなんだがUNEARTHのほうが何というか、
ツインリードがクサいのだ!ドイツのHEAVEN SHALL BURNもかなり
北欧メロデス寄りだったのだがミドルテンポ主体の向こうと違って
デスラッシュ的な爆走パートもあるぞ!

1曲目のイントロからさっそくギターがピロピロ弾き倒し疾走!
ヴォーカルはハードコア系のシャウトスタイルだが決してデス声には
ならない熱いシンガロング系の声質なのが面白い。比較的デス声主体で
クリーンVoが少ないバンドだっただけに一体どういう意図が
あるのだろうか!?2曲目もバックはバリバリの疾走するデスラッシュ的
北欧メロデス
だがヴォーカルだけがハードコアである!4曲目は
勇壮な叙情ツインリードで始まりさっそくモッシュパートになるが
リフが慟哭系のアップテンポパートもありスローになる
サビのバックで聴けるツインリードも哀愁バリバリでたまらんのう!
その後のアコギもツボを心得ているな。5曲目のギターも滅茶苦茶
北欧ライクなツインリードを重ねているがヴォーカルがハードコア系
絶叫スタイルなのが面白い。7曲目はのっけからかなり強烈な叙情
クサクサツインリード
が登場し疾走!ARCH ENEMYや初期IN FLAMES
顔負けの慟哭ギター
である!モッシュパートにおいてスペイシーさを演出する
タッピングも聴き所だ!10曲目はこれまた初期IN FLAMESを思わせる
叙情ギターフレーズで始まるスロー、ミドルテンポの曲だ。サビと
思われるパートのバックで流れるギターがやはり胸を焦がす哀愁の
旋律
を奏でているぞ!その後のミステリアスなパートから爆発的な
モッシュパート
に移行する展開も熱い!11曲目は久々の疾走チューン
アグレッシヴなリフと共にヴォーカルもハードコア的な熱い咆哮を聴かせる!
そしてシークレットトラックも収録されており、へヴィなスローパートから
ノリの良いパートに進み疾走する箇所もあるぞ!


ギターのメロディーはこれまでどおりかなりクサいのだが
今回ヴォーカルがこれまでにあった咆哮系デスヴォイスでは
なくなりハードコア系の絶叫ダミ声の中間的なシャウト
なっているのが大きな違いか!?STORY OF THE YEARを思わせる
スクリームだ。また疾走チューン、ファストパートもちゃんとあるが
全体的にテンポが落ちた感がありひたすら疾走するデスラッシュスタイルを
求めるリスナーやちゃんとしたデスヴォイスを愛するリスナーには
どう映るか判らんな・・・。しかしアメリカのバンドとは思えないクサクサ
叙情リフ、ツインリードは健在
なのでメロディー派のリスナーには十分受けるだろう!



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満足度 88% お気に入り曲 My Will Be Done、
Hail the Shrine、Grave of Opportunity、We Are Not Anonymous、
Cutman、Truth of Consequence







"Darkness in the Light"




マサチューセッツ出身のメタルコアバンドの5thアルバム。


メタルコアが最も盛り上がりを見せた時期から活動しているバンドの通算5作目の
フルアルバム
である!北欧メロディックデス直系叙情、慟哭系のギターリフや
リードギター、ギターソロ
を大胆に導入しつつもビートダウン等のリズムやサビで
聴けるスクリーモ、ニューメタル色濃いフックの無いクリーンVoがこの手のジャンルの
定番
だが彼等はクリーンVoを使わずデスVo未満のハードコア直系の咆哮シャウトを
メインに据えてきた・・・!
だが本作では何とクリーンVoを解禁!2ndの頃に僅かに
使われていた
それ以来の登場で、まぁ正直あっても無くても関係無いレベルだし大して
上手くもなくメタルコアらしくフック、キャッチーさも無い
んだがとりあえずは特筆すべき
要素・・・なのだろうか!?
ちなみに本作レコーディング直前にドラムが脱退しており
本作でプレイしているのはKillswitch EngageのJustin Foleyだ。

1曲目は早速のドラマティックで叙情的なツインリードで幕を開けヴォーカルは
いつも通りのハードコア色濃い咆哮シャウトブラストも飛び出すがその後は定番の
ビートダウン
に突入、どことなくハードコア色濃い感じで後半ではなんと
クリーンVoも登場!
正直上手くは無く微妙な感じでキャッチーさも一切無いのだが
意外じゃのう・・・!2曲目はまるでARCH ENEMYを思わせる泣きの叙情リードギター
幕を開け基本はミドルテンポだが部分的にアグレッシヴに疾走!ギターソロは流麗な
プレイを披露
しておりテクのある所を見せ付けておるな。3曲目はハードコア色濃い
軽快なリズム
ヴォーカルのシャウトもさらにハードコア的になるがギターリフは
メロデスタイプのハモリでサビ(?)はキャッチーさのあるギターも聴けるぞ。後半では
クリーンVoも聴けギターソロはタッピングが実に流麗じゃのう・・・!4曲目はこれまた
リズムこそハードコア系だがギターはメタルで疾走感もありヴォーカルの咆哮もより
アグレッシヴブラストも聴けるぞ!中盤はロックンロール的なワイルドな
ノリの良さを感じさせるリフ、リズム
が顔を出しその後はテクニカルかつドラマティックな
ギターソロ
が登場!後半はビートダウンだ。5曲目は疾走する中リードギターが舞いブラストも登場、
シンガロングパートにはクリーンVoも混じっており勢いを感じさせ中盤以降はハードコア色が
濃くなるぞ。ギターソロはやはり聴き所である!6曲目は実に流麗なギタープレイ
幕を開けリフも細かい刻みを見せ疾走、ギターがメインと言えそうな楽曲だな。後半は定番の
ビートダウン
だ。7曲目はメロウなピアノ、泣きのギターが聴ける実にエモーショナル
出だしからアグレッシヴなバンドサウンド、シャウトが登場、ミドルテンポで畳み掛け
後半は再びピアノが聴ける風変わりな曲。8曲目はハードコア直系のアグレッシヴかつ
軽快なノリ
メロデス系ギターリフが聴けるアップテンポチューン。これもギターソロが
実にカッコいい
のう・・・!9曲目はメロデスというか正統派メタルにも近い明るく(?)
キャッチーな耳に残る泣きのリードギター
が聴けるもそこ以外は王道のメタルコアである。
後半はクリーンギター、呟きVoも顔を出しメランコリックな部分が強くなるぞ。
10曲目も奇をてらわない王道のメタルコアナンバーで軽快なノリのリズムにメタリックな叙情
持ったギター、咆哮シャウト、ビートダウンが聴けサビでクリーンVoも顔を出す実にストレートな
作り
になっているのう・・・!後半のリードギターがまた良くただ漠然と北欧メロデスの
パクリみたいなフレーズを取り入れているだけ
のバンドとは違う本格的なセンスである!
11曲目は本作中特にへヴィな印象のある重厚なバンドサウンドで幕を開けタッピング交じりの
ギター
が舞う中疾走、ヴォーカルのシャウト、シンガロングにビートダウンいつもながら
男臭い
がギターソロは実に流麗でテクとメロディーセンス双方を兼ね備えた高水準のプレイを披露しているぞ!


音楽的に目立った変化があるというわけではなくテクニカルなギターソロ、同時期に出てきた
メタルコア勢の中でも特にセンスある北欧メロデス直系の叙情ギターフレーズ
持ち味でドラマーの変更による影響は無く音楽性は不変だがやはりクリーンVoの再導入
良くも悪くも話題になりそうだな。これでクリーンVoが上手くメロディーも良ければ
好印象
になるんだが正直上手くも無ければそれが生きている感じでもないんでやはり
彼等にクリーンVoは不要だろう・・・!リフ、ソロ、リード等ギタープレイが
豊潤極まりないメロディアスさを持っている
んで尚更である!




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満足度 83% お気に入り曲 Ruination of the Lost  Eyes of Black  Last Wish 
Arise the War Cry  The Fallen  Disillusion







"Watchers Of Rule"




マサチューセッツ出身のメタルコアバンドによる6thアルバム。


メタルコアバンド脱メロデスゴリッゴリなポストハードコア化して久しい昨今、
初期から一貫してアグレッシヴかつ日本人好みのメロデス直系型慟哭メロディー
聴かせてくれる、メタルコア界の良心と言うべきバンドによる3年振りにリリースされた
通産6作目のアルバムである!
前作でドラマーが脱退していたが、本作から元THE FACELESSの
Nick Pierceが加入した
ようで、その影響かかなりテクニカルデス的な要素が強くなっており、
手数の多い高速ドラム
に釣られてかギターもやけにピロピロしておるのう・・・!ちなみに前作で
中途半端に導入され酷評されたクリーンVo完全に消滅している。

1曲目は叙情的な泣きのハモリギターが聴けるイントロで彼等らしいんだが、続く2曲目は何といきなりの
高速ブラストビートが炸裂しテクニカルに疾走!叙情メロデス系メタルコアだったのが急に
THE FACELESSライクなテックデス要素を前面に押し出しており、ギターもソロ等含めてかなり
ピロピロしたシュレッドをメインとしているのう・・・!
3曲目は無機質なヘヴィさを漂わせた
タイトなリズム
硬質さを放ちピロピロギターも登場、ミドルテンポで展開しこれまたテクニカルな
要素
が強く出ているな。4曲目もまたヘヴィなメカニカル感を放つテクニカルな楽曲で、
ギターがまたピロピロを必要以上に連発しておるのう・・・!5曲目も当然のようにピロピロした
ギター
が披露され、今度はDjentライクなリズムも顔を出し思い切りイマドキなメタルコア、デスコアに
傾倒しまくっており、
後半のギターソロがまたシュレッド系で疾走もするぞ!6曲目はギターが手数の多いオブリを放り込み
ヘヴィな印象も見せるテクニカルなミドル曲。7曲目はブルータルな勢いを放つもすぐにビートダウンに突入し、
その後はピロピロギターに続きかつての彼等らしい叙情的なツインリードがここに来てようやく登場する!
8曲目はヘヴィなゴリゴリ感を放ちノリの良さと共にテクニカルさも見られるアップテンポ曲で、
ギターフレーズも叙情性は無く不穏な感じだな・・・!9曲目は正統派メタル寄りなピロピロギターに始まり
アップテンポで細かいオブリを放り込みノリの良さを見せており、10曲目もまた細かく手数の多い
ピロピロギターのオブリで疾走!
その後はテンポダウンするがやはりギターのオブリが目立ち、
ちょいとクラシカル寄りのフレーズも聴けギターソロもネオクラ寄りだろうか!?11曲目はゴリゴリな
アグレッション
が重視された荒々しく獰猛なムードが強いが、怪しげなエキゾチックさを
醸し出すリードギター
も途中で顔を出すぞ。


ドラムのチェンジがかなりデカい影響を及ぼしており、従来の叙情慟哭メロデス系の
メタルコア
から一転して手数の多いピロピロギター、高速ドラムが前面に押し出された
タイトで無機質なテクニカルデスメタル
と化しており、過去作までのメロディアスさを
求めると思い切り肩透かしになるだろうなぁ・・・!
こういう方向性もこれはこれで
良い
んだが、やはり彼等UNEARTHはこれまでが叙情メロデスタイプで質が高かったからなぁ・・・!
この手のテックデスも世に溢れ返っているんで、やはり彼等には叙情メロディーを重視した
泣きのメロディックメタルコア
に専念してもらいたかったのう・・・!




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満足度 77% お気に入り曲 Trail To Fire  Burial Lines  Birth of a Legion







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