TURISAS






"BATTLE METAL"




フィンランド産の戦メタルバンドの1stアルバム。


最近俄かに活気付いている感のあるペイガン、ヴァイキングメタル勢。そんな中からまた新たな
有望バンドが現れたぞ!彼らの名はチュリサス!戦いをメタルで表現する剛の者達だ!!

まずヴァイキングコスチュームに身を包んで敵の軍勢を蹴散らす
メンバーフォト
に戦慄を覚えるが曲のほうもそれに負けない熱さがある!
所謂ヴァイキングメタルなのだが、彼らはさらにホーンセクションや
ストリングス、クワイアを大々的に投入
しまさにラプソディーとはまた違った
映画のサントラ的壮大音世界を作り出すことに成功している!!ラプソディーが
もしヴァイキングだったらこうなってるだろう
って感じの音だといえるぞ!

曲の完成度も新人とは思えないほど高く、捨て曲は無い。無意味なまでに勇壮なホーン、
なんとも男らしいクワイア、切れ味鋭いヴァイオリン、アコーディオン等シンフォニックメタル、
ヴァイキングメタル双方のファンに幅広くアピールするだろう。

ここまでくるともはややりすぎな感じが無きにしも非ずだが個人的には
このやりすぎ加減が最高だと思うぞ!

世間一般にも評価の高いイントロのホーンが死ぬほど熱い“As Torches Rise”、
タイトルチューンの“Battle Metal”が特に気に入った曲だ!
日本盤ボーナスで過去のデモ音源とライヴ音源が収録されている。過去のデモもプロダクションは劣るが
やはり出来はいいぞ!というか本編より疾走しているのがいい(笑)。


上記したようヴァイキングメタル、シンフォメタル両方のファンにオススメできる一枚だといえる。
熱き漢メタルをこよなく愛する益荒男も是非!



Amazon.co.jpで見てみる



満足度 90% お気に入り曲 全部。特にAs Torches Rise、Battle Metal







"VARANGIAN WAY"




フィンランド出身のヴァイキングメタルバンドの2ndアルバム。


デビュー作となる前作“BATTLE METAL”のあまりの熱さ、クサさに数多くの
クサメタラー、ヴァイキングメタラーを悶絶させまくった彼らTURISAS
帰ってきた!!ギタリストの片割れが事故にあいミュージシャン生命にピリオドが打たれ
バンドを脱退
、さらにキーボーディストも脱退というアクシデントもあったが
新たにサポートメンバーのくせにバンドメンバーを食うほどの
ライヴパフォーマンス
を魅せてきたヴァイオリンとアコーディオン奏者の2名が
正式メンバーとなる!新たな布陣で再び闘いに挑むッ!!

1曲目のイントロからお約束の勇壮なホーンが鳴り響きその後は何と朗々とした
クリーンヴォイス
で歌い上げる!そしてクワイアが登場し勇壮かつクサいメロを歌う!
その後も切れのいいリフと勇壮極まるホーン、ストリングスが大仰さを演出!
そして再びクリーンVoが!中盤は語りが入る。その後極めてヴァイキング的
漢クワイアが鳴り響く!なんて漢クサいんだ!!熱い!
2曲目はアコーディオンがフィントロール的なクサメロを放ちクワイアが
ロシア民謡的な激クサ漢メロを朗々と歌う!ヤバイ!カッコよすぎる!!
疾走こそしておらずスローテンポといえる曲調なのだがあまりに勇壮でクサく
哀愁に満ち満ちたメロ、展開は重厚なスローだからこそ引き立つとさえ
言えるほど!スローテンポである必然性があるのだ!!間奏のオーケストレーション、
その後の野蛮なダミ声も熱い!熱すぎる!!3曲目はイントロでデス声が飛び出すも
その後は静かになりヴォーカルもクリーンになる。極めて民謡的なメロの次は
再びアグレッシヴなデス声になる!4曲目はイントロからいきなり勇壮かつクサい
ヴォーカルとオーケストラが炸裂!ホーン音がこれまたやりすぎなくらいクサクサだ!
大仰さを極めたエンディングもたまらんわい!5曲目は酒場の喧騒をお茶の間に伝える(笑)
ヴァイオリンとアコーディオンが乱舞する曲。プログレッシヴと言えそうな
テクニカルなプレイが堪能できるぞ!酔いどれクワイアもいいな!
オペラティックに歌おうと頑張るクリーンVoも面白い。個人的にディープパープルの
“CHILD IN TIME”を思い出した
んだがどうだろうか!?
6曲目はピアノによるリリカルなイントロが意外性を醸しだすもその後ホーンと
デス声がアグレッシヴかつクサ味を出す!そして低音クリーンVoが現れ
変拍子交じりのリズムに大仰なメロが乗る!そしてハモンドが登場しプログレ的
展開
を見せる!前作にもそれっぽい部分はあったが彼らにこんな素養があったとは・・・!ただの
戦バカじゃなかったんだね(爆)。
そしてオーケストラが勇壮さを演出し戦場に漢の
叫びが木霊する!!
その後は物静かかつ壮麗なストリングスが美しい調べを奏で
クリーンVoがオペラティックに歌い語りクワイアが登場!!なんて壮大で大仰、ドラマティック
極まりない大作
なんだ・・・!7曲目はイントロで得意のパパパパー系ホーン
壮大に盛り上がりまるで映画のサントラの如き大仰さ、勇壮さを演出!そしてリフが
プログレメタル的な知的さを垣間見せデス声が歌いオペラティックな
ソプラノクワイア
が登場!これまでのような野蛮な漢クワイアではない、本物の
オペラ・クワイア
だ!!そしてギターもリードフレーズを弾きオーケストラも盛り上がる!!
間奏もまさしく本物のシンフォニー!映画の如き音作りだ・・・!クワイアが
美しすぎる!!完全に俺のツボ!!ヤバイ!ヤバすぎる!!ラプソディー、セリオンに
匹敵するドラマ性を持ったシンフォニーである!!そして本編ラストの8曲目は
イントロから最終決戦に向けて士気を上げんとするかのごとく大仰なオーケストラが
鳴り響きその後は以外にもアコースティックサウンドによるバックに朗々とした
クリーンVoが乗りそしてバンドサウンドが入りオーケストラも挿入!ヴォーカルも
デス声になり熱唱する!!熱い!そして哀愁!漢の哀愁が漂いまくりの名演だ!!
その後のメロディーも実に民謡的で良いな!そしてフィメールクワイアが登場し
その後はベース、ドラム、そしてギターがプログレ的な展開を魅せる!こいつらこんな事
出来るくらい演奏上手かった
のか・・・!そして再びアコースティックサウンドになり
やがて盛り上がりホーンとヴァイオリンが緊迫感を演出しクワイアが熱唱!!
凄い!凄すぎる!!まさしく映画的シンフォニックメタル!!
コンスタンティノープル最高ッッ!!(爆)
そして日本盤ボートラはシングル版や過去の曲のフィンランド語ヴァージョン。


前作のような即効性は無く“As Torches Rise”、“Battle Metal”のような
判り易いキラーも無いがそのかわりアルバム1枚で1つの大作とでも呼べそうな
壮大さ、深遠さがあるぞ!クサメタラー、ヴァイキングメタラーのみならずシンフォ系
プログレッシャー
にもウケが良さそうな大作だと言えるだろう・・・!
瞼を閉じるとそこに広がるは壮大な荒野を駆ける漢達が!しかもただの勇壮な
漢達ではない!友を失い家族を奪われた悲しみを知る、真に強い
漢達
の姿が見える!!これぞ悲しき哀愁の漢メタルの極地!!


Amazon.co.jpで見てみる



満足度 96% お気に入り曲 全部







"STAND UP AND FIGHT"




フィンランド出身のヴァイキングメタルバンドの3rdアルバム。


LOUD PARK 2010で新曲も披露し大いに盛り上げてくれたフィンランドの知性も湛えた
いくさバカ
による待望の3作目のアルバムである!デモの頃よりクサメタラーの間で
話題になっており、
満を持してリリースされた1stで暑苦しくも何気に緻密なオーケストラが
シンフォニックに盛り上がるヴァイキングメタル
を披露、続く2ndでは何とイメージに反する
プログレに通じる知的さ、思慮深さまで垣間見せ男の哀愁を見事に描ききって見せた!
そして来日も果たし続く3作目にあたる本作、方向性としては2ndの方向性を推し進めた形
なっており大仰に盛り上がるパートも勿論あるが全体的に淡々としたムードが漂っており
そこで賛否分かれる可能性もあるがそれでもホーンやストリングス、男クワイア等による
盛り上がりはTURISAS以外の何者でもなくこの辺は期待を裏切る事は無い!

1曲目は早速大仰かつ勇壮なホーンが高らかに鳴り響きそして低音で呟くように歌う
渋いヴォーカル
が登場、男臭いクワイア系シンガロングも顔を出しバンドサウンドは
淡々としているがそれでも男らしさプンプンじゃのう・・・!語りと共に聴ける
インストパートはオーケストレーションが盛り上がり過去曲で聴けたようなフレーズ
顔を出しソプラノによるフィメールスキャットギターソロも聴けるぞ!
2曲目は映画のサントラを思わせる淡々としたムードのホーン、バンドサウンドで始まり
これまたヴォーカルは低音呟き系でストリングスがオブリを入れサビはダミ声シャウト、
クワイア、ホーンが盛り上がりを見せるぞ!
3曲目は民謡要素満点のメロディー、
アレンジ
で展開、ヴォーカルはダミ声酔いどれムードを醸し出しクワイアも登場、
だがリズムワークはプログレに通じる箇所もあり変拍子も顔を出す!4曲目はマーチのような
ホーン
大仰かつ明るく盛り上がりバンドサウンド、ストリングスも軽快に顔を出し
ディズニー映画のサントラ
のようなムードで疾走しつつ変拍子も交えテクニカルな部分
しかとあるのう・・・!ヴォーカルはデスVoというかダミ声吐き捨てシャウト野蛮さを
演出
しておりそこがヴァイキングメタル的な部分だな。5曲目は勇壮かつ哀愁も感じさせる
ホーン、オーケストレーションとバンドサウンドが聴けヴォーカルはこれまた低音呟きクリーンで
メロウさを醸し出し
サビはやはり盛り上がりキャッチーで哀愁漂うメロディーが聴けるぞ!
大仰なインストパートにおけるヴァイオリン、ギターによるメロディアスなソロも良くその後の
まるで映画のサントラのようなオーケストレーション、スウィープによるギターソロ
大きな聴き所である!6曲目はグランジ、オルタナに通じるラフさのあるギターリフが聴けそして
ミドルテンポで淡々としつつも重厚なリズムでつき進みヴォーカルもクリーン声野蛮なダミ声
交互に盛り上げメロディーは民謡風で良いな・・・!中盤で疾走し大仰さも醸し出されインストパートは
ホーン、クワイアが勇壮さを演出するぞ!7曲目はまるで日本の昔の歌謡曲というかサスペンス風というか、
そんな感じのメロディーを奏でるストリングスに始まり壮麗な中に憂いを湛えたオーケストラが聴け
その後はやはり淡々としたムードになり、リズムは珍しく打ち込み風の音でストリングスがバックで
壮麗さを出しヴォーカルも呟きクリーンで歌いその後バンドサウンドも登場するぞ。盛り上がるサビの
メロディーがクサく哀愁漂っており良いのう・・・!8曲目は低音Voが渋くも穏やかなメロディーを歌い
曲調はどこかミュージカル風オーケストラの使い方もそんな感じである!
そして1分半過ぎからバンドサウンド、クワイアが顔を出すもヴァイキング、戦要素は無くオペラ的な
盛り上がり
を見せるシンフォニックメタルとなるぞ!野蛮なデスVoのみが男臭さを放つ部分じゃのう・・・!
そして珍しくピコピコした電子音も顔を出しヴァイオリン、ピアノも流麗さを演出、後半のクワイアが
実にクサく大仰でたまらんわい!
まさにミュージカルメタルよ!(爆)9曲目はもの悲しさを湛えた
ヴァイオリン
が聴けホーン、語り、そしてグレゴリオ聖歌のようなクワイアも顔を出しホーリーなムードの中に
男らしい空気が漂っておりまるで戦場で命を落とした漢達への鎮魂歌のような雰囲気がプンプンである!
中盤以降でさらに盛り上がりを見せるぞ!これ以降はボートラ扱いで10曲目はバンド代表曲と言える
過去のキラー“Battle Metal”のリメイクで、11曲目は以前リリースされたDVDに収録されそのクサさ、異様さ
話題となったBONEY Mの“怪僧ラスプーチン”のカヴァーである!妙に軽快かつ奇妙なフレーズを奏でる
ギターで始まりまるでロシア民謡のようなクサくも怪しいメロディーが聴けるインパクト抜群の曲だ!


淡々としたパートも目立っているが総じてメロディーが良く民謡的な哀愁漂うフレーズを披露しており
低音クリーンVoもまた渋い声で魅力がありダミ声シャウトとの対比が印象的である!勿論大仰に
盛り上がるパート
非常に熱くそして荘厳で勇壮に仕上がっておりこの緩急こそが本作の大きな
持ち味なのだろう・・・!疾走曲も少なく基本はミドルテンポだがただ猪突猛進に爆走するだけが
ヴァイキングメタルではない
という事を教えてくれる、広義の意味でのシンフォニックメタルとして
高い完成度を誇る充実の1枚
だと言えよう!ちなみにDVD付きの初回盤はさらに2曲追加されており
まぁ悪く言えばV系商法なんだろうが値段はそんなに張らないので懐に余裕があったら初回盤をチェックするのもアリだな。




Amazon.co.jpで見てみる




満足度 90% お気に入り曲 全部。特に“Venetoi! - Prasinoi!”、“Stand Up And Fight”、
“The Great Escape”、“Fear The Fear”、“End Of An Empire”、“The Bosphorus Freezes Over”、
“Battle Metal 2008”、“Rasputin”







"Turisas2013"




フィンランド出身のヴァイキングメタルバンドの4thアルバム。


何回か来日経験がありライヴパフォーマンスも確かな所を見せ付ける、フィンランド産の
愛すべきバトルメタル野郎共による通算4作目のアルバムである!これまでは大仰ながら
どこか知性も感じさせるコンセプトアルバムを製作し、楽曲面もオーケストレーション
ふんだんに使用しシンフォニックメタル、フィルムスコアメタル然としたムードを
強烈に見せ付けてくれた
のだが、本作は特に決まったコンセプトは無いようで、音楽的にも
これまでのようなオーケストラアレンジは鳴りを潜めており、バンドサウンドメインの
相当にシンプルな方向に向かっておりこれには賛否ありそうじゃな・・・!

1曲目はどこか無骨さを感じさせる出だしから怪しげなピアノ、クリーンVoが登場、
妙に軽快でノリの良いキャッチーなパートも顔を出しシンセもやけに今風である!
一応はデスVoも顔を出すがアクセント程度じゃのう・・・!だが2曲目は淡々としつつも
分厚いクワイア系コーラス
が顔を出しTURISASらしい大仰なクサさを演出、ヴォーカルは
低音寄りの声で相当にマイルドなクリーンで歌っておりどこかエキゾチックさもあるか!?
3曲目はオーケストラこそ薄いもののかつてのTURISASらしさを感じさせる勇壮なクサさ
放っておりアップテンポで展開、デスVoやクワイアも目立つがその後はフォーキッシュな
牧歌ムードも放つぞ!
中盤でシンセソロも聴けるのう・・・!4曲目はヴァイキング、フォークメタルらしい
クサメロ、シンガロング系クワイアと共に疾走!
こんな感じの軽快な2ビート
彼らとしては何気に珍しく牧歌的なノリの演出に一役買っているな。5曲目は民族音楽色濃いイントロに続き
ホーン、フィドルを交えたバンドサウンドで疾走!どこか東洋的なフィーリングがあり
怪しげだがこれまた彼らとしては珍しいメロパワタイプのファストチューンとなるぞ!
途中テンポダウンハモンドサックス、女のエロい喘ぎ声ブルージーなギター
聴けるパートはよう判らんな(爆)。後半はエキゾチックでクサい盛り上がりを見せるぞ!
6曲目はちょいとへヴィで無骨なギターリフが聴けスローテンポで淡々と展開、クワイアが怪しめの
盛り上がり
を見せておるな・・・!7曲目はホーン、ギターキャッチーさのあるメロを奏で淡々とした
80年代のメロハー、ポップロック風の雰囲気すら感じさせるが、デスVoも顔を出し
勇壮さも一応はあるぞ。
8曲目はまるでメロコアのような疾走感を見せるがハモンドに
民謡風シンガロング
も登場、まるでアイリッシュパンクをメタルにしたかのような曲調である!
9曲目は淡々と刻まれるミュートギター勇壮なホーンも登場、どこか競馬っぽいが
その後は勇壮でクサいシンフォニックさも放たれTURISASらしい大仰さも見せるが、やはり基本は
妙に淡々としたバンドサウンド
じゃのう・・・!サビ付近は再び盛り上がり優雅さすら感じさせるぞ!
中盤以降もシンフォニックさがあり、QUEEN風のコーラスから大仰なクワイアまで飛び出し
ヴァイオリンやギターソロ
実にクサいのう・・・!日本盤ボートラの10、11曲目は来日公演のライヴ音源である。


過去作のような大仰なシンフォニックさは思い切り減退しており、まぁまだクワイア等
クサい要素
も残っているが過去作とは明らかに異なる方向性となっており確実に
評価が分かれるであろうな・・・!思い切りユルくなった1曲目を聴いた時は相当に
不安になったが、
その後の曲は従来のTURISASらしさもしかと残されておりクサく勇壮な
楽曲もキチンとある
のでとりあえずは安心である。やはり彼らにはオーケストラ、
クワイア使いまくりのシンフォニックヴァイキングメタル
を期待したい所じゃて・・・!




Amazon.co.jpで見てみる




満足度 80% お気に入り曲 Ten More Miles  Piece by Piece  Into The Free
Run Bhang - Eater, Run!  Greek Fire  We Ride Together







もどる


inserted by FC2 system