THEOCRACY






"THEOCRACY"




アメリカ出身のマルチプレイヤーによる1stアルバム。


意外な事にアメリカからメロディックメタルを志すミュージシャンが現れたぞ!しかも本作は
ヴォーカル、ギター、ベース、シンセ等をこなすマルチプレイヤー
手がけたアルバムというのも面白い。ドラムは打ち込みのようだ。

音的にはシンセによるオーケストレーションを配したメロパワ、
メロスピスタイル
だと言え、キラキラいう感触は
北欧のサウンドに通じるものがある。
楽曲のクオリティーはなかなか高く、
音質、ヴォーカル、演奏も日頃輸入盤をあさっているメタラーなら特に問題は無いだろう。

個人的に気に入ったのは2曲目と5曲目だ!共にクサく勇壮なフレーズを纏い疾走する!
クワイア系のコーラスがジャーマンっぽさを演出しつつもバックのシンセが荘厳さを演出する!
この2曲は名曲だといえる!この手の音楽が好きな者ならばガッツポーズが出ることだろう!


いまいちパッとしない曲もあるし、打ち込みドラムはやはりショボいがクサいのが 好きなメタラーなら
聴く価値はあるといえる!



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満足度 75% お気に入り曲 ICHTHUS、THEOCRACY







"Mirror of Souls"




アメリカ出身のメロディックパワーメタルバンドによる2ndアルバム。


HM/HR後進国、ましてやヨーロピアンスタイルのメロパワ、メロスピなんざ
不毛の地もいい所のアメリカから突然変異的に登場したマルチプレイヤーで、
前作のデビュー作はリリース当時クサメタラーの間でかなり話題となったのを
記憶しておる!本作はそれに続く2作目で、スカスカな打ち込みドラム
ショボくプロダクション面で難を抱えていた前作とは比べ物にならない程に
進化しており、メロパワ、メロスピでありつつギターが正統派ライクな
厚みあるリフ
を披露したり、モダンなヘヴィさ、ダークさを見せつつも決して
グルーヴメタルにならず、ヨーロピアンスタイルのメロディックメタルを
踏襲した作りを徹底しており、アメリカ産とはとても思えない本格派の
HM/HRを聴かせてくれるぞ!


1曲目はシンフォニックなシンセに始まり勢い良く疾走するが、淡々とした
パートも顔を出すメロパワ、メロスピで、サビのコーラスがまた分厚く
2曲目は正統派寄りのリフデジタル系シンセが登場、ソリッドさが見られ
サビのコーラスは実に爽やかだな・・・!3曲目はモダンなヘヴィリフが登場、
ブラストで疾走しつつ怪しげなムードが強いが、途中から疾走する9分の大作
4曲目は民謡ムード漂うアコギが登場、途中からバンドサウンド、コーラスが盛り上がるぞ。
5曲目は細かくメロディアスなギターに始まる疾走メロパワチューンで、
リフがしっかりしておりジャーマン的な印象があるな。ソフトでクサいコーラスも良いのう・・・!
6曲目はミドル、スローテンポ正統派寄りのストロングさがありつつもやはり
コーラスが分厚くキャッチーで、中盤は叙情的なギターが聴けるぞ。7曲目はリフが目立ち
正統派でありつつややプログレメタル的と言えなくも無いドラマティックな
アップテンポ曲
で、アコギソロがエキゾチックで良いな。8曲目は22分ある大作で、
アコギがダークでミステリアスなムードを演出しバンドサウンドも登場、クサさ漂う
シンフォニックなシンセ
が見られたり、ブラストで爆走したりメロウさ満点の
アコギ
が聴けたりと、大作ながら展開が練られておりダレないのが良いな・・・!
9曲目はワイルドでストロングなリフが聴ける疾走パワーメタルとなるぞ。


全部一人で作り上げた前作と異なり、本作はちゃんとしたメンバーを迎え
バンドとしてレコーディング
されたが故の洗練されたサウンド
仕上がっており、ドラムも生プロダクションも圧倒的に向上しており、
曲によってはモダンさも見られるが、決してアメリカンな方向性にはならず
ヨーロピアンメタル
として相当にハイレベルである!演奏も実にタイトで
Voもマイケル・キスク系統の伸びがあるハイトーンでよく歌えているな。
ただ本作から技巧が向上した分プログレメタル要素が目立つようになり始め、
その点では賛否分かれるかも知れんな・・・!




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満足度 83% お気に入り曲 Tower Of Ashes  Absolution Day







"As the World Bleeds"




アメリカ出身のメロディックパワーメタルバンドによる3rdアルバム。


ギター、シンセ、Voを兼任するマルチプレイヤー、Matt Smith率いるジョージア産の
メロディックパワーメタルバンド
で、当時クサメタラーの間で話題になった1stは
一通りのパートを一人で行い、打ち込みドラムでレコーディングされまだまだ拙さが
残っていたが、
続く2ndで本格的なバンド編成となり、ドラムも生になりクオリティーが
飛躍的に向上、
極めてハイレベルなヨーロピアンスタイルのメロディックメタルとして
かなりの完成度の高さを見せていた・・・!本作は続く3作目で、過去作を踏襲した
ジャーマンメタル、ヨーロピアンメタルスタイルドラマティックな
メロディックパワーメタル
となっており、それでいてリフをおろそかにせず
タイトでソリッドな正統派HM/HRらしさ
もしかとあり、プロダクションも上質である!

10曲目は早速11分ある本作最長の曲で、シンフォニックさが見られつつヘヴィリフも登場、
淡々とした面もあるが民謡的なクサさもあり、対位法による多重コーラスや後半唐突に
プログレメタル化するのも印象的だな・・・!2曲目はピロピロギターで幕を開ける
軽快なアップテンポで、明るさも見られつつサビのコーラスはまさしく
ジャーマン、ヨーロピアンメタルだ。3曲目はソリッドでヘヴィなリフと共に
エキゾチックな怪しさを放ちつつも軽快さがあり、スパニッシュなアコギを交えたり
疾走したりもするぞ!4曲目は正統派の勇壮さを放つギターが聴ける軽快な曲で、
5曲目はバラード的な出だしから分厚いコーラスが登場、ポジティヴな印象があり
ギターソロでクサく疾走もする7分越えの曲だ。6曲目は勢いあるギターと共に
ジャーマンメタル的な疾走感を放つメロパワとなり、7曲目はどことなく悩ましげな
コーラス
が印象的な怪しいミドル曲。8曲目は軽快でキャッチーな印象の強い
メロハー寄りと言えなくも無いが、パワーメタル的に疾走もしており
スラッシーなリフ
も登場、9曲目は明るいコーラスと共に疾走しつつ淡々とした
印象
もあるとにかくポジティヴなメロパワ、メロスピチューンである。
10曲目はピアノがメロウなバラード的出だしだが、その後は疾走メロパワとなり
リフもかなり主張が強い8分近くある曲だな。


上記したよう、過去作の流れを汲んだヨーロピアンスタイルの劇的さ、
キャッチーさ
を見せるメロディックパワーメタルとなっているが、全体的に
爆走しまくりのメロスピ要素が減退し、正統派HM/HR寄りのパワーメタルに
接近した
印象があるも、サビの分厚いコーラスは健在でクサさもしかと見られ、
前作に続いてリフがしっかりしており、何だかんだで軽快なアップテンポ曲が
大半を占めている
ので問題無く楽しめるな。プロダクション、演奏の良さ、
何気に伸びがあり巧いハイトーンVo
もしかと健在で実に頼もしいわい!
こんなあからさまに日本人向けの内容なのに、どうやらビルボードチャートで
初登場40位という快挙を成し遂げた
ようだ・・・!アメリカ人の感性が次第に
日本人化しているというのはディズニーXDドラえもんが放送され
人気を博していたり、アメコミカートゥーン日本的要素を盛り込みこれも
成功しているという事実からも判るが、音楽シーンでもそういう動きは
メタルコア登場時から既に語られておる!実に良き事じゃて・・・!
まぁ俺はコッテコテなアメコミ、カートゥーンが好きだけどな!(笑)




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満足度 83% お気に入り曲 30 Pieces Of Silver  Altar To The Unknown God
Light Of The World  As The World Bleeds







"Ghost Ship"




アメリカ出身のメロディックパワーメタルバンドによる4thアルバム。


正統派、パワーメタル不毛の地という印象があるも、アンダーグラウンドに
目を向ければ
一応はそれなりにメロディックパワーメタルバンドも
何とか存在しているアメリカ
から登場した実力派で、元はギター、キーボード、
Vo
を兼任するマルチプレイヤー、Matt Smithによる一人プロジェクトだったが、
2作目からバンド形式になり打ち込みドラムも生になり、一気に洗練され
クオリティーを上げる事に成功し、3作目の前作はHM/HRと無縁な印象のある
ビルボードチャートで初登場40位に食い込む等かなりの健闘振りを見せてくれた・・・!
本作は2016年にリリースされた通産4作目のフルアルバムで、方向性はやはり
過去作を踏襲した、コーラスの分厚いシンフォニックなメロパワとなっており、
プログレメタル的な大作志向から脱却し、正統派に接近しつつも
ジャーマン的な疾走感も残っているぞ!

1曲目は早速クサめのツインリードで幕を開けるパワーメタルで、ストロングな
リフは正統派的
だがサビの分厚いコーラスはメロパワ、メロスピ的クサさがあるな。
2曲目はオルガンがバックで鳴りつつリフはやはり正統派だが、サビ以降はこれまた
メロパワ的でギターソロはネオクラシカル寄りか!?3曲目はアグレッシヴなリフ
勢いを放つスラッシーな疾走チューンで、シンフォニックな面もあるのう・・・!
4曲目はシンフォニックなシンセが壮麗さを放つスローチューンで、中盤以降ノリの良さが見られ
疾走もするぞ。5曲目は穏やかな明るさが見られるメロハー路線で、6曲目はワイルドな
ヘヴィさ
の見られるアップテンポとなり、7曲目はオーソドックスであまり面白味の無いミドル曲だが、
サビのコーラスはやはり分厚くそこそこキャッチーだな。8曲目はマイルド路線の落ち着いた曲で、
9曲目はジャーマン的なストロングさを放つ疾走メロパワである!10曲目は10分程ある
本作最長曲で、アコギに始まり怪しげなミドルテンポで展開、シンフォニックな
メロハー
になったり再びアコギが穏やかさを放ったり、分厚いコーラスが聴けたりと
実にドラマティックな大作となっているのう・・・!


本作もまた過去作を踏襲した、ストロングな正統派的リフ分厚いコーラス、
ジャーマン的な疾走感
が持ち味のヨーロピアンなメロディックメタルとなっており、
過去2作と比較してややシンフォニックな要素が強くなり、プログレメタル的な
冗長さが減退、
よりクサメタラー好みになった印象があるも、それ程疾走曲は
多くは無く、
全体的に正統派HM/HRに近づいたと言えなくも無いだろうか!?アルバム後半で
イマイチパッとしない曲が目立ち始めるが、本作も総じて質の高い1枚だと言えよう!




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満足度 83% お気に入り曲 Paper Tiger  The Wonder of It All
Castaway







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