THY MAJESTIE






"The Lasting Power"




イタリア産、エピック・シンフォニックメタルバンドの1stアルバム。


ラプソディーが提示したシンフォニックメタルサウンドは全世界に衝撃をもたらしたが、ラプソディーの
出身国イタリアから真性のフォロワーが現れたぞ!

彼らの音楽性はもろラプソなエピック系シンフォニックメタル。パワーメタルにオーケストレーション、
クワイアを導入したサウンドなどもろそれ系だが、彼らの場合ラプソディーのような剣魔法ドラゴン系
ありえないファンタジーサウンドではなく古代の史実の歴史っぽい
雰囲気がするのが特徴といえるだろう。


クワイアなどは本物の合唱団を使っているのだがやはり人数が少なく、バジェットの問題もあるのだろうが
使われている箇所も少なく、またオーケストレーションはシンセでどうもチープだ・・・!

曲数も多いのだが1分程度の小曲、つなぎのインストも多く、ややだれる印象があるな・・・。


彼らの音に触れるのなら2ndから入るのが正解だろう。チープさに目をつぶればこういう音が
好きな人なら十分楽しめるぞ!



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満足度 70% お気に入り曲 Under Siege







"Hastings 1066"




イタリア産、エピック・シンフォニックメタルバンドの2nd。


ラプソディーの真性フォロワーとして知られるバンド。彼ら本人からしてみればいい気分は
しないであろうな。
実際ラプソディーとは似て非なる雰囲気があると思うぞ!

彼らの持ち味として1stのところでも書いたラプソのようなファンタジー路線ではなく
古代の史実っぽい雰囲気が感じられる音世界
にあると思うが
今作で彼らの才能は開花したといえる!

彼らの特徴として混声合唱団にあると思う!その使い方はラプソ以上に映画音楽っぽさを
感じさせ、古代のロマンに思いをはせる事が出来る!
もしかしたら
彼らはラプソディーの影響以上に70年代に活躍した同国のプログレバンド、
ラッテ・エ・ミエーレの“受難劇”の影響を受けているのかも
しれない・・・!?
クワイアの入れ方など似た雰囲気を感じ取れるぞ!

また、ラプソには無い彼らの持ち味としてラプソがあまりやらないスネア裏打ちで疾走する
スタイルにある!
日頃ラプソがあまりメロスピ系の疾走曲をやらないのに不満のあるメタラーなら
これはうれしいスタイルだと言えるな!

捨て曲らしい捨て曲は無い。2,5曲目が特に好きだ。オーケストレーションはまだシンセっぽさを
残してはいるが1stに比べればその迫力は段違いだ!

日本盤ボーナストラックはストライパーのカヴァー。原曲は知らないが彼ららしい音に仕上がってて
いい出来だと思う。


シンフォニックメタル好きにオススメだ!とにかく壮大だぞ!!



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満足度 85% お気に入り曲 The King and the Warrior、The Sight of Telham Hill







"JEANNE D'ARC"




イタリア出身のエピックメタラーの3rdアルバム。


前作でラプソとは似て非なる壮大なエピックサウンドを見せ付けた彼らが帰ってきた!
本作もまたコンセプトアルバムで、実在した伝説の女戦士ジャンヌダルクの生涯を
描いた大作
だ!リュックベッソンの映画が好きだったんで期待が高まるな・・・!
ちなみに日本のあのバンドとは無関係だ(笑)。

音的にはこれまでのスタイルを踏襲しつつもややパワーメタル寄りになったというか、
いままでのアルバムにあった小曲を減らし、それに伴いクワイアも前作は本物の混声合唱団を
使っていた
のだが今回はあえて使わず自分達の声を多重録音する方法にしたようだ。
そのおかげで聴きやすくなったように感じたな。ストレートに迫る、普遍的なメタルの良さが
ある
と言うわけだ!またシンガーが替わったようだが前任者と似たようなタイプなので
特に問題は無い。クオリティーが落ちたと言う事も無いので安心してくれ!

個人的に気に入ったのはこれまでどおりのシンフォチューン2、メロパワ色濃い4、6。
壮大な大作の12だ!オーケストレーションはこれまでどおりプログラミングだがもはやチープさは皆無。
生のオーケストラに引けをとらない、まるで映画のサントラの如き壮大さだ!
日本盤ボーナスで1stの名曲“Under The Siege”のリレコーディング版が入っている。
演奏、オーケストレーション、アレンジともに現代のクオリティーで満足だ!


彼らのファン、ラプソ系のシンフォメタルが好きな人におすすめする!



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満足度 84% お気に入り曲 Maiden of Steel、Ride to Chinon、Up to the Battle!、The Trial、Under The Siege[2005 version]







"Dawn"




イタリア出身のエピック・シンフォニックメタルバンドの4thアルバム。


かつてRHAPSODYフォロワーとしてクサメタラーから愛されてきた
イタリアンエピックシンフォメタルバンドの久々にリリースされた
通算4作目のアルバムである!従来は生の混声合唱団を起用した
分厚いクワイアが持ち味だったが前作から廃されコーラス部分が
かなり弱くなったというか並のメタルバンドレベルになったのが
非常に残念だがストリングス系のオーケストレーションは健在である。
またヴォーカルがチェンジし線は細いがなかなかに
エモーショナルな歌唱を披露し個人的には悪くないな。
音楽的にはシンフォメタル風味を残しつつもシンセの音色や
アレンジ、リズム展開、ソロパートなどDREAM THEATERを思わせる
プログレメタル的な方向性になっているのが賛否分かれそうである・・・!

1曲目はシンフォニックなイントロに始まるもピコピコ系シンセが登場し
その後はネオクラシカル風味を携えたパワーメタルとなる!
意外にも疾走せずミドル〜アップテンポで間奏ではピコピコした
シンセソロも登場し過去とは違うスタイルを提示するぞ!
2曲目はスローテンポでストリングスによるオーケストレーションも
健在だが電子音、モダンなリフなども使われどちらかといったら
EVANESCENCE最近のWITHIN TEMPTATION等の
ような印象があるな。クワイア的なコーラスも聴けるがやはり2ndのように本物では
ないためショボく感じるのう・・・!3曲目はアップテンポで
ギターが泣きのフレーズを奏でテクニカルっぽいフレーズも弾き
クサいメロディーを聴かせてくれる短いインスト。6曲目はシンセで
幕を開け随分とスローなブラスト(?)が聴けリフがなかなか良いな。
ピアノソロやヘナチョコデス声も登場し奥に引っ込んではいるが
ちゃんとしたブラストビート、そしてツインリードに
今回の大きな特徴であるプログレライクなシンセソロと、
様々な要素が詰め込まれているぞ!8曲目はいかにも初期の
DREAM THEATER
を意識していそうな雰囲気のプログレメタルである。
10曲目はシンセで始まる待ってましたの疾走メロパワになるぞ!
11曲目は疾走パートもあるがプログレメタル色も濃いな。


バックのオーケストレーションや本物ではないが混声クワイアは
まだ残っているもかつてのような疾走メロパワ、クサメタル要素は
鳴りを潜め
そのかわりにDREAM THEATERライクなプログレメタル
影響を感じさせる方向性に進んでおり生粋のクサメタラーは拒否反応
起こしそうだな・・・!彼等の持ち味が薄れてしまっており魅力が
減退した
と言われても致し方なしと言ったところだろうか・・・!
メロパワ、メロスピが衰退した今だからこそ大仰なクサクサ
シンフォメタル
をプレイしてもらいたかったわい!



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満足度 75% お気に入り曲 As You Fall、Dawn、
To an Endless Devotion、Out the Edge







"Shihuangdi"




イタリア出身のエピック・シンフォニックメタルバンドの5thアルバム。


かつてはクワイアオーケストレーションをバンバン取り入れたエピック色濃い
シンフォニックメタル
をプレイしRHAPSODYフォロワー最右翼として評価されてきた
バンドだったが通算4作目の前作で何故か脱シンフォメタル、クサメタルしてしまい
中途半端にプログレメタル化、この手の変化はキャリアを重ねたクサメタルバンドに
よくある事
だがTHY MAJESTIEまでも同じ轍を踏んでしまったのかと我々を
大いに嘆かせた・・・!そして久々にリリースされた5作目の本作は何と久々の
コンセプトアルバム
として秦の始皇帝を題材に挙げ往年のエピック色濃い
大仰でドラマティックなシンフォニックメタル
として見事復活を遂げておる!

1曲目はかつての彼ららしさ漂うオーケストレーションによる大仰なイントロ
続く2曲目はオーケストラとバンドサウンド緊迫感を放ちフィメールスキャット
得意の混声クワイアも登場!リードギターはどこかオリエンタルライクで基本的に
疾走チューンではないが実に大仰でシリアスなムードが強いのう・・・!ソロパートは
シンセとギターのバトルプログレ化した前作の要素もあるか!?3曲目はこれまた
シリアスな緊迫感を見せ疾走!ストリングスはしなやかさを放ちシンフォメタルで
ありつつちょいプログレメタル要素もあり前作は無駄じゃ無かったようだ(爆)。
ソロパートはやはりギター、シンセのバトルとなっておりテクニカルさもあるぞ。
4曲目はノリの良いリズムエピカルかつどこかフォーキッシュな牧歌的ムード
漂わせたミドル曲。リフはなかなかに重厚クワイアも顔を出し中盤のリズムは
プログレ的な側面もありソロもそういったテクニカルさを見せているぞ。
5曲目はストリングス、ホーンが大仰さを見せた後モダンでは無いがヘヴィな
印象のあるリフ
が聴けエピックメタル的力強さを演出、まるで映画のサントラのような
雰囲気を見せつけるミドル曲。メロディーにも勇壮さがあるのう・・・!ソロパートがまた
プログレメタル的だが冗長では無く緊迫感の演出に一役買っており好印象である。
6曲目はストリングス等のオーケストレーションスペクタクル大作系の
中国映画的ムード
を漂わせヴォーカルも低音シリアスさを出した後ハイトーンと
共に疾走!
その後はテンポダウン落ち着きある展開になるがまたテンポアップ
メロディーもまた勇壮だ!フィメールスキャットと共に緊張感漂う
プログレメタル要素
を見せるインストパート実にドラマティックじゃのう・・・!
7曲目は穏やかなストリングスフィメールスキャットが乗り美麗さを演出、
その後はスローテンポシリアスで劇的中華エピックシンフォメタルとなりつつも
やはりプログレ要素は垣間見られ疾走もするのう・・・!ヴォーカルのしなやかな
歌い回し
確かなスキルを感じさせパワーバラード系の叙情性もあるな。
アップテンポのパートもドラマティックでギターソロもレガートな速弾き
切り込み確かなテクニックを披露するぞ!8曲目はサントラ的な前衛要素を持った
繋ぎで9曲目は叙情的な笛っぽい音色、ストリングスに続きオリエンタルさ満点
ギターフレーズが登場するノリの良いアップテンポ曲。ヴォーカルは若干落ち着きがあるが
サビは疾走しメロディーも中華ライクなクサさを持っておるわい!10曲目はRHAPSODYの
ファビオ・リオーネがゲスト参加した曲
だが結構淡々としたスローテンポで展開し
シンフォニックさはあるが前作のようなプログレ要素が強くちょいダレるか!?
最後の最後でようやく疾走するぞ。11曲目は儀式的なムード漂う怪し気なイントロに続き
中華ライクなシンフォニックさを見せエモーショナルなヴォーカル、フィメールクワイアに
泣きのギターソロも聴けるバラードと言うかサントラのような曲だ。


しなやかさのあるストリングスオーケストレーション混声クワイアを導入した
RHAPSODYフォロワーでありつつも子供騙しファンタジーでは無く史実を題材にし
音楽的にもよりシリアスなエピック要素を内包した、ある意味大人向け(?)の
シンフォニックメタルバンド
だったあのTHY MAJESTIEが帰ってきた!
テクニック面も確かでヴォーカルも上手くギターやシンセのソロバトル
多々あり前作のプログレ要素上手い事昇華出来ている印象があるな。
前作で見限ったクサメタラーも本作なら満足出来るだろう!2nd以来の力作である!




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満足度 84% お気に入り曲 Seven Reigns  Harbinger Of New Dawn  Under The Same Sky
Farewell  Ephemeral







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