THE BACK HORN







"人間プログラム"




日本のグランジ、へヴィロックバンドの1stアルバム。


グランジ、オルタナの流れを組みつつも日本人特有の哀愁歌謡クサメロ
そこに折り込み支持されたTHE BACK HORNの名盤と名高い1stである!
音楽的にはグランジ、オルタナ、へヴィロックスタイルを踏襲しつつも
そこに日本語詩による激情のこもった歌謡曲ばりの哀メロを聴かせる
高品質へヴィロックサウンドである!日本人的な哀愁クサメロが好きな人なら
気に入りそうな泣きに満ちているぞ!

1曲目はノリのいいへヴィなイントロに始まりベースが唸るヴォーカルパートに入る。
メロディーは中々に良くサビで疾走!哀愁漂う歌謡メロディーが聴ける!
ヴォーカルもパンキッシュに叫ぶ歌い方で非常にエモーショナルだ!
間奏の変拍子交じりのリフもカッコいいぞ!ラストのサビのバックで聴ける
クリーントーンよりのギターも良い!2曲目はイントロからいきなり
混沌としたギター、ベースのリフが登場し聴き手の興味を強烈に惹き付ける!
メロディーもやはり哀愁漂う歌謡曲的なものだ!カオスを引き摺る
ギターソロ
も聴き所である。3曲目はイントロからトリッキーなメタルリフが聴けその後
Aメロのバッキングがスカっぽくて面食らうがその後はやはり激情歌謡哀愁メロになる!
4曲目もイントロから物凄くクサい歌謡メロが飛び出す!7曲目もうねるようなリフの上に
クサクサな歌謡メロが乗る!ヴォーカルはシャウト交じりの歌い方をしており熱い!
ギターソロもクサい!ソロ後半でノイジーに唸りテンポが上がるぞ。10曲目はこれまた
もろ歌謡曲な泣きメロが聴けるバラード。


へヴィな音像に歌謡曲的な哀愁クサメロ、魂のこもった歌詞とヴォーカル等
どこかムックに通じるものがあるな・・・!とりあえずパンク畑出身のバンドという事だが、
MUSHA X KUSHAといい彼らといい、このシーンもホントバカにならんな!
パンクなんてみんな下手糞だろ?とか青春パンクファッキン!とか思っている人も
目から鱗の良質アルバムである!



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満足度 88% お気に入り曲 幾千光年の孤独、セレナーデ、
サニー、8月の秘密、ひょうひょうと







"心臓オーケストラ"




日本のグランジ、へヴィロックバンドの2ndアルバム。


ダークでへヴィなグランジ、オルタナでありながら日本人特有の歌謡クサメロを
大胆に配した曲構成
で知られる存在となった彼らTHE BACK HORNの2作目のアルバムである!
音楽的にはへヴィだった前作とは違い叙情性を前面に押し出した雰囲気となり
バラード、スローな曲が増えたような印象があるな・・・。

珍しくバラード寄りの曲で幕をあけ、それに続く2曲目はへヴィなリフが聴ける
アップテンポのアグレッシヴなロックチューンだ!Aメロになるとスローダウンし
淡々とした雰囲気になるもその後再びテンポが上がりヴォーカルもシャウト交じりになる!
3曲目は軽快なカッティングギターによるバッキングの上に
引き摺るようなリードフレーズが乗るイントロに始まりやはり歌謡曲的な
ヴォーカルメロディー
が堪能できる曲だ。このカッティングはメタル者には新鮮だろう。
エフェクトを掛けたかのようなサイレン風の音色を放つギターソロがトム・モレロ的だ!
5曲目はシンセのような音によるクサいメロが聴け淡々としつつもやはり歌謡曲、
演歌ばりの哀愁クサメロ
が聴ける一風変わった曲である。6曲目は全体的にダークで
不穏な空気に包まれたグランジロック
だがやはりメロディーが日本人的である。
肉ばっか食ってるアメリカ人には出せない
独特の叙情性があるぞ(爆)。



しかし全体的にへヴィさが薄れスローな曲、暗さはあるもののアグレッションに
欠ける曲があったのも確かだ。その点が個人的に前作ほどではないが悪くは無いので
ダークでエモーショナルなロックが聴きたいなら本作に手を出すのもアリだろう。
しかし個人的には前作から入門するのをオススメするなぁ・・・!



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満足度 77% お気に入り曲 ゲーム、マテリア、ディナー







"イキルサイノウ"




日本のグランジ、へヴィロックバンドの3rdアルバム。


グランジ、オルタナ、へヴィロックサウンドに日本人特有の
歌謡クサメロを導入し一時代を築いた大物へヴィロックバンド
3作目のアルバムである!どうやらバンドのターニングポイントとなった
アルバムとされているようで1stと比べると荒々しさが薄れロックチューンも
どこかライトな印象を受けるな・・・。2ndみたいなバラード多めの
構成ではなくロック色は濃いのだがへヴィではなくなっている。

不穏なギターとパーカッシヴなドラムで始まりサビは疾走し
ムックに通じる情熱的な歌謡クサメロが聴ける彼等らしい1、
ベースが唸るアップテンポチューンでパンク的な吐き捨てダミ声で歌われる
メロディーが印象的な2、より歌謡曲らしさを増した3などメロディーの
歌謡クサさは相変わらず強烈だが個人的には1stのような激情、
魂の慟哭
が好きだったのでちょいと丸くなったと言えそうな本作には
首を傾げたくなるな・・・!ムックの“鵬翼”みたいな
方向性の変化だと言えるだろう!この後中盤で明るい曲調になり
さらにバラード主体となるが9曲目は待ってましたの歌謡クサメロ
登場するぞ!どこかナイトメアに近いメロディーづくりだな。
10曲目はハードロック色濃いへヴィなリフが聴けるがメロはタルいな。
中盤のコーラス、その後のシャウトは良い。ラストはクワイア的シンガロングが登場し
疾走!この辺は悪くないぞ!


全体的にテンションが下がりまた叙情性も2ndに比べると劣っており
俺みたいな1stが気に入った人間には微妙に感じるだろう・・・!
1、2、9曲目の叙情メロはかなりのものなのだがそれ以外が微妙だ!



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満足度 70% お気に入り曲 惑星メランコリー、光の結晶、
赤眼の路上







"ヘッドフォンチルドレン"




日本のグランジ、へヴィロックバンドの4thアルバム。


メタリックさは無いがラフでラウドグランジ寄りのヘヴィロック
ムック、メリーに通じる歌謡曲的な日本人好みのクサメロを聴かせる
独特のエモーショナルな音楽性を持ったバンドで、前作“イキルサイノウ”
部分的に光を放つも全体的に大人しくなったような印象があるのに対し
本作は前半にテンションの高い曲が集まっておりその分中盤はダレるも
楽曲自体は粒ぞろいである!

ダークながら歌謡曲クサい1曲目に始まり2曲目は奇妙で独特な
ギターフレーズ
と共に疾走し妖しくクサく展開していく!
クサメタラーも対応できるこの曲はかなりのキラーだぞ!
3曲目はハードロック的なノリの良いギターリフで始まり
どこかキャッチーさがあるな。メロディーはやはり良い。4曲目も
一風変わったメロディーが登場しリフは潰れたノイジーさがある。
サビ(?)ではデス声コーラスもバックで聴こえるぞ。7曲目は
どこかジャジーなフィーリングがありメリーを思わせるレトロな
歌謡曲
の要素が濃いな!8曲目は明るくもパンキッシュに爆走
NUMBER GIRLの流れを汲む独特のコミカル歌謡クサメロ
飛び出すキラーチューンだ!10曲目はサビでストリングス
使われる叙情的で美しいバラード。


中盤ダレを覚えるもののキラーチューンの出来は良く
歌謡クサメロも堪能できるが初期の頃に聴けた
熱きシャウトが無くなっているのを始めメロウさは
あるがどこかジメジメした独特のダークさが薄れているのも
また事実である!新譜“パルス”暗さがあって
良かった
んだがねぇ・・・?まぁ曲の出来は悪くないので
歌謡曲的クサメロを持ったグランジ、ラウドロックが
聴きたい人なら聴いてみる価値はあるだろう!



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満足度 78% お気に入り曲 運命複雑骨折、コバルトブルー、
上海狂騒曲、キズナソング







"太陽の中の生活"




日本のグランジ、へヴィロックバンドの5thアルバム。


元々ダークな叙情性を持ち日本人の琴線に触れるクサい歌謡メロディー
聴かせるグランジ、ラウドロックバンドとしてシーンに姿を
表した彼等THE BACK HORNだがアルバムを重ねるごとに方向性が少しずつ
変化
していっており、本作もまた前作とは異なりアップテンポチューンは
一応あるが爆走するファストチューンは鳴りを潜め、独特のダークさはおろか
叙情性、哀愁も薄れどこか明るくポジティヴになっておりそれに伴い
穏やかな曲調が増え正直イマイチである(爆)。メロディーも弱くなり
まるで別バンドのような変化振りだ!

1曲目から従来とは違い明るいポジティヴさが感じられるのが
意外である!メロディーは良く叙情性もあるんだがなぇ・・・!
2曲目はワウを効かせたギター等バンドサウンドは目立っているが
ヴォーカルはテンションが低いアップテンポチューン。これも
どこかポジティヴな雰囲気が漂っているな・・・!3曲目は久々に
絶叫寄りのシャウトが聴ける曲。6曲目はクリーンで妖しいフレーズ
奏でるギターに語りが登場する。なんか微妙な雰囲気じゃのう!(爆)
だがその後は歌謡曲的なヴォーカル、アコーディオンも聴けるぞ。
そのまま繋がる7曲目はここに来てようやく彼等独特の暗く
妖しくも下世話な雰囲気
を放つ曲調となるがやはり地味だ・・・!
8曲目のサビでようやく疾走しメロディーも良いがやはり明るく
どちらかといえばパンク色が濃いのう。ラストはドラムソロも聴けるぞ!
9曲目もポジティヴながらサビメロが非常にクサく良いな。
ややキャッチー過ぎるきらいがあるがいいモノはいいのだ!
10曲目は大人しいバラードだが叙情性が存在しており
中盤から後半で壮大になるぞ!


中盤ダレた前作とは逆に中盤から後半にかけて従来の
THE BACK HORNらしさ
が出てくるもののやはり全体的に丸く
大人しくなり
ダークさ、疾走感、歌謡曲クサさを求めると
肩透かしかも知れんな・・・!初めてTHE BACK HORNに
触れるには不向きだろう。初心者にはやはり初期の
アルバムをオススメする!




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満足度 69% お気に入り曲 ブラックホールバースデイ、
浮世の波







"THE BACK HORN"




日本のグランジ、へヴィロックバンドの6thアルバム。


ムックやナイトメアに通じる歌謡クサメロを携えたグランジバンドとして
有名な彼等THE BACK HORNの2007年にリリースされた新譜は
アルバムタイトルに自身のバンド名を冠した意欲作である!
歌謡曲クサさとラフなロックサウンドと言う基本は保ちつつも
途中方向性の転換期があったと聞く!果たして本作の方向性や
いかほどのものなのだろうか!?

淡々としつつもへヴィさが感じられ後半で疾走する1、ポップながら
哀しい歌謡メロが聴けるバラードの3、シンセの如き音色のギターリフに
導かれスパニッシュ的な手拍子が印象的なサビが独特の味を醸し出し
ノイジーなソロ後に聴けるサビのバックで流れるマンドリン的アコギがクサく、
その後さらにクラシカルで激クサなギターソロが飛び出す4、
バラードだがギターソロがメタル的な泣きを見せる5、ハモンド、リフが
なぜかレインボー・・・タイトルも“虹の彼方へ”なので完璧に意識している
だろうがサビはやはり歌謡クサメロの疾走ハードロックで、その上アコギソロが
クサクサネオクラシカルな7、なんかどっか聴き覚えのあるような民謡クサい
ギターがイントロで聴けサビメロも同じフレーズが使われたアップテンポ曲の10など
クサメロ歌謡路線が戻りさらに7曲目がとくにそうだがハードロック要素が濃くなった
ように感じられたな。現時点で俺は1、2、3枚目と本作しか聴いていないのだが
4作目以降からすでにこういう風潮はあったのだろうか!?


2曲目や8、11、12曲目など穏やかで明るい曲調もあるが上記したよう全体的に
哀愁クサ歌謡へヴィロック路線となっており1stが好きだった俺も楽しむ事が出来たな。
また今回やけにメタル寄りのギターソロが聴け、そのメロディーも泣きを
意識した叙情的かつクサいものでメタラーにもアピールできそうだ(笑)。
へヴィロックではあるがラウド、モダンメタル的へヴィリフは無く
どちらかといえばハードロック的なリフやソロが多いと言えるだろう!
日本人的なクサさに満ちたハードロックが聴きたい人にオススメする!



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満足度 77% お気に入り曲 美しい名前、舞姫、
虹の彼方へ、声







"パルス"




日本のグランジ、へヴィロックバンドの7thアルバム。


日本人の琴線に触れる歌謡曲クサさを携えたグランジ、ラウドロックとして
一般レベルにまで浸透した知名度を持ったバンドとしては高いレベルを
誇っていた彼等THE BACK HORNだが、J-ROCKファンも、俺個人も
1stが最高でそれ以降は尻すぼみ的になっているという感想を
持っているのが事実・・・!本作は8作目と、その長いキャリアを
指し示す枚数のアルバムをリリースしているがはたして今回は
1stを最高傑作と評価するリスナーを満足させる事が出来るのだろうか!?

へヴィでもメタリックでもなくデリデリしたギターが聴け
歌謡曲ライクなメロディー運びが聴けるいつもどおりの
THE BACK HORNだがどうやら今回持ち味だった絶叫シャウトを
封印
しておりその点で意見が分かれるかも知れん。だが1曲目の
ギターソロはけっこうピロピロ弾き倒しておりメタラー的に好印象だ(笑)。
2曲目の野郎シンガロングはパンク的だが日本人の琴線に
触れる叙情クサメロを歌い上げているな。ギターソロの
メロディーも良い。3曲目もサビがキャッチーである!
6曲目はどこかジャジーな雰囲気を持っておりスイング感と
共に叙情メロが聴けるムックメリーを思わせる曲。
7曲目はサビで疾走する歌謡クサ疾走グランジエモだ!
デリデリしたギターがヘヴィではないがラウドでギターソロは
ツインリードでドラマティックなフレーズを奏でるぞ!
ソロにはメタルの影響があるようだ・・・。8曲目も
クサいメロが聴けるグランジ系ハードロック。10曲目は
本作中最もハードなリフで始まるダークなロックだ。
サビはやはりメロディアスで良いのう・・・!


グランジの影響を色濃く受け継ぐ激情の絶叫が無いため
攻撃性が減退したかのような印象があるが彼らのもう一つの
持ち味・・・海外のバンドには無い日本人ならではのメロウさ、
叙情性
はしかと存在しておりメロディー派ならば楽しめるであろう!
暗い曲が多いのも好印象である(笑)。また演奏が意外とタイトなのも
メタラーには嬉しいところだな。絶叫スクリームが無くとも
何だかんだでメロディーの良さで楽しめる良質のアルバムである!



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満足度 80% お気に入り曲 フロイデ、覚醒、蛍、罠







"アサイラム"




日本の歌謡クサメログランジバンドの8thアルバム。


前作よりおよそ2年振りにリリースされた国産有名歌謡グランジバンド
8作目に当る最新フルアルバムである!前作は初期の頃のような絶叫シャウトこそ
無くなったものの彼等らしい歌謡メロディーをキープし全体的にほの暗い雰囲気
包まれ方向性も一貫した感があり良質な楽曲が揃えられた力作だった・・・!
続く本作も全体的にスタイルは変わる事無く暗さ、日本人らしい情緒、歌謡クサメロ
携えた荒々しくも洗練さすら感じさせる貫禄の音作りが施されておる!

1曲目は実に怪しい宗教的な雰囲気を持ちポエトリーリーディングというよりは
お経みたいなヴォーカルが聴けるも途中からはノリが良くなり70年代の
サイケなハードロック風
になりギターソロもそんな感じだ!2曲目は重苦しくも
荘厳なイントロ
から疾走しメロスピ的な雰囲気さえ感じさせヴォーカルが入ると
スローで奇妙な要素が顔を出すもサビは彼等らしい歌謡クサメロと共に再び疾走する
クサメタラー好みのキラーチューン
だ!3曲目はこれまたドラマティックでクサい
トレモロ
が聴けるアップテンポチューンで、ヴォーカルメロディーがやはり歌謡曲的
サビはちょいと明るくなるも実に日本人らしいエモーションがあるな・・・!
4曲目はノイジーさを持ったラウドなバンドサウンドが聴けハードロック的な
音作り
が施されヴォーカルはキャッチーだな。中盤で叙情的な展開になりその後は
なかなかにアグレッシヴなポエトリーリーディングが登場しギターも唸りまくるぞ!
ラストのソロがこれまたHR/HM的なのも良いな(笑)。5曲目はベースで始まりピアノのような
クリーンギター
が聴け叙情性を演出するもリズム隊は機械的な響きを出しているな。
6曲目はフュージョンというかラウンジ風の穏やかな雰囲気を持ったthe band apartから
変態テクニカル要素を除いたような曲。中盤でギターソロ、ベースソロが続き
技巧的というわけではないがこういう部分はHR/HM者に喜ばれる要素と言えよう・・・!
7曲目は叩きつけるようなラウドさがありまるでポリリズムを使わないMESHUGGAH・・・
というのは言いすぎだろうがそんな雰囲気があるリズムが聴けるもヴォーカルは軽快だな。
サビは一気に爆走し歌謡メロが登場しワウをかましたギターソロも顔を出すぞ!
8曲目はギターが荒々しく唸りトレモロベースが暴れヴォーカルも吐き捨てるような
パンク的歌唱
を披露するラフな質感の曲だが途中物静かなメロウパートになりサビはやはり
日本人らしい歌謡メロディーだな・・・!9曲目はこれまた歌謡曲的な湿った
叙情性
を感じさせるメロウな曲だがノイジーさのあるギター、荒々しいバンドサウンド
登場するぞ。10曲目はミュートされた軽めのカッティングが聴ける静かな曲だがラフで
ノイジーな盛り上がり
も見せヴォーカルメロディーは和の要素を持った歌謡フレーズだ!
11曲目は彼等としてはちょいと明るいメロコアっぽさを感じさせるアップテンポ曲。
バンドサウンドはやはり荒々しくノイジーなギターソロも聴けるぞ!


前作同様絶叫シャウトは少なく淡々とした大人しい歌唱が大半を占めるも荒々しい
パンキッシュなポエトリーリーディングを聴かせる箇所もありこのスタイルは個人的には
好きじゃない
んだが彼等の場合は音楽性にマッチしておりシャウトの一環として楽しめるな。
バンドサウンドはグランジと言うよりは70年代の埃臭いサイケデリック系ハードロック要素が強く
メロディーは彼等お得意の歌謡クサメロが目立っており安心のクオリティーと言えそうだな・・・!
これまでと比べてギターソロも多用されメタル的ではないがそれでも昔のハードロック寄りの
プレイ
を披露しておりこの辺もまたメタラーに喜ばれそうな部分ではないか・・・!
パッとしない曲もある事はあるが聴いてて飛ばしてしまうような駄曲が無いのも前作と
同じだな。ムックが新譜で失ってしまったものがここにある!




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満足度 77% お気に入り曲 ラフレシア、戦う君よ、ペルソナ







"リヴスコール"




日本の歌謡クサメログランジバンドの9thアルバム。


アルバム重ねる内に方向性が変わりポップ化しつまらなくなっていくバンドが多い中
絶叫シャウトアグレッシヴな部分は減退しつつあるも何だかんだであまり軸の
ブレない姿勢
を見せている実力派歌謡グランジバンドの通算9作目のフルアルバムである!
本作も基本は叙情性を漂わせた歌謡曲系のクサメロを配した荒々しいグランジ、オルタナだが
過去作以上にベースが暴れまくりでさらに洗練された空気が漂っており荒さはあれど
ルーズさとは異なる硬質感を見せているか!?

1曲目はクリーンギター、オルガンの音色が穏やかな叙情性を放ち呟きVo
いかにも彼ららしい歌謡クサさを持ったメロを歌うメロウな曲だが途中から
バンドサウンド盛り上がりを見せ劇的な要素も持ち合わせているな・・・!
2曲目は軽快なノリで展開しメロディーは歌謡曲クサさを放つアップテンポナンバー
どこか怪し気なリズムも顔を出し変態っぽいムードも演出、ベースラインが何げに
自己主張
しておりサビがキャッチーで良いな・・・!中盤は一瞬変拍子も飛び出し
ラストのギターソロもクサいメロを奏でておるわい!
3曲目もまたノリの良さを放ち
どこか祭りっぽいムードを見せているのう・・・!ベースもやはり暴れているぞ!
4曲目はこれまたベースが唸りギターが怪し気なフレーズを奏で気だるい倦怠感を放つ
ムーディーなスロー曲。途中でベースのタッピングが放り込まれ新機軸を見せ
後半はたゆたうような浮遊感を放ち始めるぞ。5曲目は穏やかなベース、クリーンギターで
幕を開け淡々としつつもどこかポップなフィーリングがあるか・・・!?後半のギターが良いな。
6曲目はこれまたフワフワした雰囲気重視のアトモスフェリックなアレンジが施された穏やかな曲。
7曲目はどこかオシャレなムーディーさを放つ歌謡ジャズ風のノリを放っておりベースが
相当目立っておるな・・・!
8曲目もまたゴリゴリのベースで幕を開け怪しいムードを演出、
叩きつけるようなビートが顔を出すも基本は怪し気な和風(?)アングラ要素を放つ曲で
勢いの良さもあるがそれ以上に胡散臭いのう!ギターもラフな暴れっぷり
見せておるな・・・!9曲目はライトさのあるクリーンギターが聴けつつも大人しさとは無縁の
勢いを放つ軽快かつラフな曲でサビはメロスピ的な疾走感を見せるいかにも
THE BACK HORNらしいキラーチューンだ!
10曲目はthe band apartに通じる
オシャレ系の穏やかな雰囲気を持ったフュージョン系のマイルドな曲。
11曲目はクリーンギターのカッティングとヴォーカルが穏やかな哀愁を放ち
青臭いコーラスが盛り上がるバラード系で12曲目は叩きつけるような
リズム
で幕を開けポップさを放ちつつ軽快に疾走するファストチューンだ!
13曲目はアコギも聴ける穏やかでどこか牧歌的ほのぼの感漂うミドル曲。


歌詞で聴くJ-POPファン方向性が変わっただのどうのとウダウダ言っているが
我々曲で聴くメタラーとしては本作もまた過去作同様安定のクオリティーを持った
アルバム
だと評価出来るだろう・・・!まぁ確かに初期の勢いとかは減退気味だし
メロは悪くはない曲としては微妙な出来な部分も結構多いんだがそれでも
スカスカヘナチョコオルタナポップに堕したような事は無い!それと本作の特徴として
とにかくベースが暴れまくっており最早ベースアルバムと言ってしまっても良さそうな勢いで
手数多いラインを縦横無尽に弾き倒しておる!そんなわけで本作はベース志望者にも
オススメのアルバム
と言えるかも知れんな・・・!




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満足度 72% お気に入り曲 シリウス  反撃の世代







"暁のファンファーレ"




日本の歌謡クサメログランジバンドの10thアルバム。


この手のオルタナ畑のバンドは決まってアルバムを重ねる毎に丸くなりセルアウトし
クソ化していく中
で、昔から決してハイクオリティーという訳では無いが軸がブレず
毎回安定の媚びない楽曲
を生み出してくれるTHE BACK HORNの、通算10作目に当たる
フルアルバム
である!前作は何故か知らんがベースが凄まじく目立っておりベースアルバムと
呼んでしまっても何ら差し支えの無い仕上がり
だったんだが、本作は流石に抑えられている
やはり部分的に自己主張しており、さらにメタリックでは無いがバンドサウンドは
結構ヘヴィでラウドな面
も見せておりメタラー向けに接近した印象もあるか!?

1曲目は早速の退廃的な哀愁を感じさせるラフなバンドサウンドが登場、その後は
淡々としたムードを醸し出しヴォーカルも切々と歌っておりマイルドさがあるもサビは
盛り上がりを見せるぞ。中盤以降はテンポアップしメロディーも彼ららしいフックを
内包しているのう・・・!
2曲目はヘヴィでは無いがハードさのあるワイルドさを醸し出す
リフ、リズム
が聴けベースもゴリゴリしているが、ヴォーカルはどこか軽快でサビも
シングル向けのキャッチーさがあるな。
珍しくギターソロも登場し相当に雑で稚拙で
弾き切れていない
んだが速弾きまで披露しておる!その後はヘヴィさのあるスローテンポ
なるがやはりメタリックでは無いな。3曲目は怪しげなムードを醸し出すカッティング
顔を出し淡々としたムードを演出、胡散臭さを感じさせるギターも聴けるがサビは判り易い
キャッチーさ
を見せているな。インストパートベースがスラップを披露するぞ!
4曲目はニュースクールハードコアに通じる胸を焦がす叙情性を放ち、雄々しさのある
シンガロング
も聴けるが淡々とした面も目立っているな。これまたラフで勢い任せながらも
速弾きギターソロが顔を出すぞ!
5曲目はクサさ漂うコーラスで幕を開け軽快なリズム、
穏やかなアンサンブル
を見せるライトな曲だ。クサいコーラスは良いがそれだけの曲だな(爆)。
6曲目はさらに大人しく淡々とした女々しさもあるマイルドなスロー曲。7曲目もまた大人しさが目立ったマイルドで
微妙な捨て曲
で(爆)、8曲目は何とラップ、ヒップホップのようなヴォーカルが登場し
激しくイラッとさせられるが、とりあえずはバンドサウンドが盛り上がるパートもあるのう・・・!
9曲目はまるで70年代ハードロックのようなノリを放ち疾走するバンドサウンド
ハーモニカが乗るファストチューンで、アンサンブルは良いがヴォーカルは適当な感じだな。
10曲目はエキゾチックなイントロに続き劇的なフレーズを披露するバンドサウンドが登場!
相当にドラマティックだがヴォーカルは怪しさを放っており、SYSTEM OF A DOWNとQUEENを
混ぜ合わせたようなムード
もありサビは歌謡メロパワのように疾走!中盤がまた宗教的な
クワイア風コーラス
が聴け怪しさと同時にクサさすら醸し出しており久々のキラーチューンじゃのう!
11曲目は淡々とした中に歌謡曲的な情緒を醸し出す落ち着いたミドル曲で、ヴォーカルメロディーもフックがあり
地味ながらも悪くない佳曲だな。12曲目はまるでDARK MOORの“Quest For The Eternal Fame”みたいな
明るくもクサさを放つイントロがインパクト大だが、その後は穏やかで落ち着いたスローテンポで
大人しく展開
しており青春パンクっぽい青臭さもあり残念だな・・・!13曲目はアコギのストロークに
穏やかなクリーンギター、ウィスパー系Vo
マイルドさを放つ浮遊感あるバラードである。


メタリックさは無いがこれまで以上にヘヴィになったバンドサウンドが充実した仕上がりを
見せており、ただラフで粗雑で隙間も多かった過去作と比べてアンサンブルのタイトさ、
完成度は過去最高峰
と言えそうで、メタラー耳では本作の音作りが最もしっくり来そう
感じだが、ヴォーカルメロディーはかつてのようなクサさすら醸し出す歌謡曲的な方向性から
よくあるシングル向けJ-POP寄りになっており在り来たりになっちまっていると言えるだろうか・・・!
捨て曲も何だかんだで目立っており、そういう駄曲が並んだ中盤は
飛ばしてかまわないレベル
なんだが(爆)、まぁそれでも安易に売れ線には走らずコアな
部分を未だに持ち合わせている
のは有難い事じゃて・・・!




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満足度 73% お気に入り曲 月光  ビリーバーズ  幻日







"運命開花"




日本の歌謡クサメログランジバンドによる11thアルバム。


非HM/HR畑で活動するJ-ROCKバンドが、揃いも揃ってキャリアを重ねる毎にセルアウトし
クソつまらなくなっていく中、
初期の頃からまぁつまらん捨て曲もあるにはあるが、
一貫して軟弱セルアウトポップス路線に走らず、最低限のシリアスさを保ったアルバムを
安定してリリースしてくれる良心的バンドである!とは言え初期の頃のような激情に
身を任せたかのような絶叫シャウト
は今は存在しないんだが、歌謡曲的なクサメロは
今も息衝いており
そういう意味では安定したクオリティーがあるだろうか!?

1曲目はハードさのあるバンドサウンドに歌謡曲的なVoラインが乗り、スイングジャズ的な
軽快さ
も見られ2曲目もハードかつ軽快さがあり、歌謡曲的なVoも聴けサビは疾走するぞ!
3曲目もワイルドなギターフレーズが目立ち、メタリックでは無いがダウンチューニングの
ヘヴィさ
があり疾走感も見られ、歌謡メロやベースも自己主張しているな・・・!
4曲目も疾走チューンだが、穏やかな明るさも目立ち青春パンク風な所があるのが微妙か!?
5曲目も穏やかで明るいマイルド路線で、6曲目も穏やかではあるが歌謡曲路線となり、
日本人らしいほの暗さがあるな・・・!7曲目はなかなかにテンションの高い
疾走チューン
となり、中盤の怪しげなギターが聴き所だな。8曲目はかなり歌謡オルタナ
要素が強いあざとさ満点のフレーズが目立ち、9曲目は細かいギターが聴けつつ怪しく
退廃的な空気
も見られるミドル曲。10曲目は淡々としつつ語りも聴け、歌謡曲的かつ
穏やかで怪しげ
な感じだな・・・。11曲目もまたマイルドで穏やかなバラード系だが、
12曲目はハードかつ細かいギターと共に疾走するぞ!


前作のハードな音作りTHE BACK HORNらしい歌謡メロが戻って来たような印象があり、
ベースラインの手数の多さインパクトがあるな・・・!とは言えやはり
初期の頃のようなダークさや退廃ムードは見られず、そういう意味では大衆向けに
なっちまっている
のかも知れんが、あからさまな売れ線ポップスに走っているわけでは
無いのでやはり安定のバンドだな(笑)。つまらん捨て曲が目立つのも安定しておるわい!




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満足度 73% お気に入り曲 ダストデビル  その先へ  胡散  カナリア







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