THE BREATHING PROCESS







"In Walking Divinity"




マサチューセッツ出身のシンフォニックメタルコアバンドの1stアルバム。


メタルコアの聖地マサチューセッツから登場したバンドで、音楽的には
ご多分に漏れずメタルコア要素を持ってはいるが彼らはそこに
シンフォニックなシンセ、キーボードを大々的に導入し
オーケストレーションが施された壮麗なメタルコアをプレイしているのだ!
メタルコア化したDIMMU BORGIRなどと言われていたりするようで、
その音楽性はシンフォブラック的な質感もかなり濃く発散されて
いたりする。だがメロデス的慟哭リフモッシュを誘発する
ビートダウン
は紛れも無くメタルコアのそれだ!美味しいとこ取りの
個性あるバンド
だと言えるだろう・・・!

のっけからシンフォニックサウンドへヴィなバンドサウンド
登場したしかにシンフォブラっぽいのだが疾走パートはメロデスライクで
モッシュを誘発するダウンビートリフのあたりはメタルコアっぽいな。
噛み付くような咆哮を聴かせるデスヴォイスも熱い!SEに続く
4曲目はブラストも登場しアグレッシヴさを演出するぞ!メロデスと
シンフォブラックの中間的な立ち居地と言えるだろう。途中のピアノ
メランコリックで良いな。5曲目はメロデス的・・・というか
メタルコア的なビートダウンも交えた慟哭リフで疾走しつつもやはり
バックにはシンフォブラ的壮麗オーケストラが鳴り響く曲だ。
8曲目はメロデス、メタルコア要素が濃い曲でサビはクリーンVoではないが
ダミ声になりモダンな質感を放っている。10曲目は爆走ブラストパート
メタルコア的極悪ビートダウン、そして壮麗極まる壮大なオーケストラ
パート
が次々と登場するドラマティックな展開が堪能できる
彼らの何たるかが濃縮された曲だ!泣きのギターソロやキーボードソロも
聴けるぞ!終わり方は少々唐突だが・・・!11曲目は唯一のスロー曲
慟哭というか嘆きのエモーションが感じ取れる激情チューンとなっている。
12曲目はボーナス扱いでシンフォさが廃されメタルコア色が特に濃く
ラストにして初のクリーンVoがサビで登場し回し蹴りしたくなる
モッシュパートも聴けるごく普通のメタルコアである!
それでも十分カッコいいがな!


曲の始めに短いイントロがあり収録トラック数の割に全体的には
短め
となっている。メタルコアという触れ込みではあるが
それっぽい要素は僅かにあるリズム落ちモッシュパートのみで
それ以外はシンフォブラとメロデスを混ぜ合わせたスタイルだと
言い切ってしまっていいだろう!クリーンVoも無いしな。
オーケストレーションも過剰な装飾ってな感じではなくバックで
効果的に使われるのみで基本は荒々しいデスメタル
アグレッション重視である。所々で挿入されるピアノも
いいセンスしている。プロダクションも若干の軽さはあるが悪くなく
質の高いバンドだと言えよう!捨て曲も無く日本盤出ても
おかしくはないな!収録時間の短さが最大の欠点か・・・!?



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満足度 89% お気に入り曲 全部







"ODYSSEY (UN)DEAD"




マサチューセッツ出身のシンフォニックメタルコアバンドの2ndアルバム。


メタルコアシンフォニックなシンセを大胆に導入し
シンフォブラック的な質感を押し出した彼等THE BREATHING PROCESS
2作目のアルバムである!同系統のABIGAIL WILLIAMS話題になりまくったため
イマイチ影が薄いような気がしなくも無いが彼等もあっちと同様極めて
質の高いシンフォニックブラック風味のメタルコア
をやっておりクオリティーの
面では決してひけをとってはいない!

シンセストリングス、ガテラルも聴ける不穏なイントロに続く2曲目は
退廃的な慟哭の雰囲気を纏ったピアノ、バンドサウンドが聴けブラストで
爆走!
メタルコアではなく完全にシンフォブラのそれでヴォーカルも高音で
ギャウギャウ絶叫、
壮麗なシンセも登場し邪悪かつ叙情的に、それでいて
派手に盛り上がるぞ!リフはどちらかといったらメロデス風で一応は
ビートダウン風のリズム落ちもある事はあるがいかにもなモッシュパートではない。
3曲目はうねるギターに美しいピアノが聴け慟哭の雰囲気を醸し出し
ブラストで爆走!アグレッシヴではあるがそれと同時に胸を締め付ける
叙情性
も持ち合わせておりセンスの高さを感じさせるのう・・・!
中盤ではスペイシーなシンセも飛び出しどこかフワフワした奇妙な
空気
を放つのも面白いな。4曲目はピアノが印象的なスローチューン
ヴォーカルは低音で咆哮しやや弱めだが気になるほどではなく、女性Vo
登場しこの辺はどこかニューウェイヴっぽい怪しい雰囲気も感じさせて
くれるのう・・・!ヴィタリ・クープリ風のピコピコシンセソロも聴け
この手のバンドらしからぬ要素も持っているな。そして後半はまた
怪しいエレクトロ風味が顔を出すぞ。5曲目は再び大仰なオーケストレーション、
ブラスト
で爆走しピコピコシンセも聴けるアグレッシヴな曲だ!サビでは
クリーンVoも登場しこの辺がメタルコアたる所以か!?途中打ち込みリズムになり
クリーンギターが聴けるパートになる辺りも最近のバンドらしい小洒落た
素養
じゃのう・・・!6曲目はピアノ、ギターリフで始まり壮大な
シンセオーケストラ
が盛り上がり最後は打ち込みっぽくなる短い繋ぎのインスト
続く7曲目は何と北欧のメランコリックゴシック風にアレンジされた曲である!
ヴォーカルだけがデスVoであとはもろにTO/DIE/FORとか、NEGATIVEとかあの辺の
音で女性Vo打ち込みサウンドも登場しこの辺はシンフォブラやメタルコアの
範疇を逸脱しすぎている傾向にあるのう・・・!8曲目も打ち込みで始まるが
その後は神秘的なシンセをバックにアグレッシヴさを出すメロデス寄り
アップテンポチューンでハモンドとか、ビンテージなキーボードも顔を出し
胸を焦がす強烈な哀愁が感じられるアレンジに仕上がっとるな。後半これまた
打ち込みリズムでアトモスフェリックな質感を放つぞ!9曲目はへヴィで
アグレッシヴなリフ
が聴けるスローチューンでピコピコシンセ、ピアノが
どこか中東っぽいメロディーを奏で重々しくも初期メロデス、
ニュースクールハードコア風の叙情味
を感じさせる雰囲気があるな。ピアノをバックに
クリーンギターのソロが聴けるパートもありこれもまた哀愁プンプンである!
後半で久々にブラストが登場しピアノも舞い待ってましたの壮麗シンフォブラとなるぞ!
10曲目はイントロから早速ストリングスが聴け壮大に盛り上がりそして爆走!
シンセやギターもリードフレーズを奏でヴォーカルも高音で喚きブラックメタルの
質感
を放つも途中のテンポダウンは本格的ブラックメタルバンドは決してやらない
アレンジ
でこの辺がやはり今時のハイブリッド感覚が出ている部分なのだろう・・・!
後半は引っ掛けるようなリフが聴けるビートダウンでこれもまた今時の感性だな。
11曲目は木琴風の音色ノイジーなSEが被さり退廃的なギターが聴ける
諦めムード満点のスロー曲で女性Voも登場、曲自体は短く繋ぎの印象があり
続く12曲目はドラム、ピアノ、シンセが穏やかかつ邪悪な印象を放ち
へヴィリフも聴けゴリゴリした質感を出しつつもシンフォブラ的な冷たい
オーケストレーション
が顔を出しそのままメタルコア要素を残し疾走、その後は
再びテンポダウンし打ち込みっぽくなりそして女性Voも登場、シンフォブラと
今時のモダンなメタルコア要素
違和感無く融合させた、これまた今時の
バンド
である事を意識させてくれるアレンジになっているな!13曲目はどこかノリの良いリフ
始まりシンフォブラ的オーケストレーション、ピコピコシンセ
聴けるアップテンポ曲でこれもメロデス、メタルコアとシンフォブラの融合
言えそうな雰囲気があるのう・・・!ブラストも飛び出すが基本はノリの良い
アップテンポ
である!途中いかにもなビートダウンモッシュパート
顔を出しこの辺もまた今時の感性か!?


壮麗豪華なシンフォニックブラックメタルコアというよりは初期メロデスの
慟哭系リフ
をかなりセンスよく融合させ同系統のABIGAIL WILLIAMSとは
似た方向性を向きつつもまた異なる個性を感じさせてくれるバンドである!
派手なストリングスオーケストレーションも然る事ながら所々で顔を出す冷たく
美しいピアノ
も叙情性を醸し出しており、ピコピコしたスペイシーなシンセ
独特の空気を放っておるのう・・・!アルバム中盤でニューウェイヴ系の打ち込みやら
メランコリックゴシック寄りのスタイルやらになったりして脱シンフォブラしたり
スローチューンもあったりして、良く言えば幅広い芸風があり悪く言えば散漫に
なっている感があり
この辺で評価を分けそうだが総じて高品質である事は
確かである!まぁ個人的には前作同様徹頭徹尾シンフォブラで壮麗かつ
アグレッシヴに攻めてもらいたかった
のう・・・!




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満足度 86% お気に入り曲 Grimoire、Leveller、Pantheon Unravelling、
The Living Forest (Part 1)、Decaying Form







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