SWALLOW THE SUN







"Hope"




フィンランド出身のメロディックドゥームメタルバンドによる3rdアルバム。


北欧の情緒と共に暗く重く悲しいメランコリックさを放ちまくり
シンフォニックアレンジデスメタル要素を併せ持ち高い評価を
得ている劇的ゴシックドゥームデスメタルバンドによる
3作目のアルバムで、ドゥームと聞いて思い浮かべる終始重く
遅いだけ
のバンドではなくアレンジやメロディー、曲展開など
普通に良質の男Voシンフォゴシック、スローなメロディックデス
としても楽しめる、メタルとしての普遍性を携えたハイレベルなバンドといえるだろう!

全体的に長い曲が多くだいたい6〜7分くらいの曲が
続きどの曲もドゥームらしく終始スローテンポで低音デスヴォイスが
聴けるへヴィなデスメタルパートと呟くようなクリーンVo
アルペジオによるメランコリックな静寂パート双方があり
バックは北欧らしい透明感、冷たさを持ったストリングスが
盛り上げピアノの音色も登場、叙情メロディアスゴシック
ドゥームメタル
として十分質が高いがどの曲も似たり寄ったりの
雰囲気
となっており、もちろん疾走感は皆無で速い曲を好む
リスナーには受け入れられないだろうしダレを覚える可能性もあるが
まぁそれはどのドゥームメタルにも当てはまる要素だしなぁ・・・!
へヴィで重苦しいのだがプロダクション的にはそこまでゴリゴリではなく
最近のメタルコア勢のほうがへヴィだがこういうドゥームの場合は
これくらいの音がちょうどいいかも知れんな・・・。ラスト8曲目には
ソプラノ女性Voも登場しさらなるゴシック風味が味付けされるぞ。


プリミティヴブラックフューネラルドゥームのコアなバンドらに
観られる、本当に精神が病んじまった感はなくドゥーム云々を
超越してメタルとして普通に質の高いバンドである!デスヴォイスも
低音のガテラルで実に重厚で説得力あるのう!CRADLE OF FILTH
DIMMU BORGIRと同様の、まず曲のよさありきで活動しているのが
見て取れ本当に病んだ音が好きな真性のキワモノ好きリスナーに
とっては物足りないだろうしこれもまた一つのセルアウトの形
取られてしまう可能性も無きにしも非ずだがそれでも曲のよさを
評価するには十分
である!テンポを気にしないダークなメタルサウンド
好むリスナーには受け入れられ喜ばれるだろう。



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満足度 82% お気に入り曲 Hope、These Hours of Despair、
Don't Fall Asleep







"Plague of Butterflies"




フィンランド出身のメロディックドゥームメタルバンドによるミニアルバム。


スローでダークながら普遍性をも兼ね備えたフィンランド発の
シンフォニックゴシックドゥームメタルバンドによる2008年に
リリースされたEPだがただのミニアルバムに非ず!本作の
タイトルトラックは何と3部構成の大作35分近くもあるのだ!
ART OF LIFEより5分ほど長い!(爆)しかもその上ボートラ扱いで
過去のデモ音源が4曲収録されておりトータルで60分と、
フルアルバム同等の長さ
を誇っているのだ!

そんな気になるタイトルチューンだが前作“Hope”で聴けたスタイルの
クリーンなアルペジオに呟くタイプのヴォーカル、へヴィリフ、
低音グロウルデス声が交錯し途中ソプラノっぽいパートや冷たいピアノ、
オーケストレーション
もの悲しいチェロの調べ、後半では語り
顔を出し北欧情緒を感じさせつつもやはりダークでドゥーミーな風情に
満ちており35分という長さだがプログレッシヴな要素は無くあくまでも
ドゥームメタルの領域から脱することは無くへヴィパートと静寂パートが
交互に訪れ
流石にダレを覚えるのだがまぁ前作も似たり寄ったりの曲が
続くアルバムだったし曲間が無いだけで基本的には前作とそう変わらない
言えるだろう・・・!他のデモ曲も方向性は変わらずプロダクション、演奏面でも
特にデモだからと劣る部分は無く普通に聴けるな。3曲目ではギターソロ
登場し特に上手くは無いがメロディー重視のプレイを聴かせてくれるぞ。


EPではあるが普通のフルアルバムとなんら遜色なく楽しむことが
出来ると言えよう!まぁ俺はドゥームメタルは特に好みではないのだが
彼らの音楽性はシンフォニックだったりゴシカルだったりメロディアス
だったりするので十分楽しめるな。ダレはするものの北欧情緒溢れる
メランコリックさ
もツボである!



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満足度 78% お気に入り曲 Plague of Butterflies、
Out of This Gloomy Light







"New Moon"




フィンランド出身のメロディックドゥームメタルバンドによる4thアルバム。


ドゥームメタルでありながらメロディアスな要素を含み北欧らしい荘厳かつ寒々しい
メランコリックさ、ドラマティックさ
を内包した音作りでドゥーム者以外からの
評価も高い
フィンランド出身のメロディックドゥームメタルバンドによるミニアルバムを
挟んでの通算4作目となるフルアルバムである!シーンでも特に高く評価されている1枚で
音楽的には過去作の延長にある北欧情緒の中に荘厳で重厚なへヴィさを放つ
ゴシカルさをも内包した劇的なドゥームメタルだが同系統のバンドや彼等の他の
アルバムと比べてメロディアスさという点で光るモノがあり、所々でギターが北欧の
バンドらしい叙情的な泣きの美メロ
を奏でておりこの手のメタルに不慣れなリスナーも
十分に楽しめよう!
ちなみに本作はゲストでKATATONIAのヨナス・レンクスが参加している。

1曲目は物悲しいピアノで幕を開け呟き声から荘厳さのあるへヴィなバンドサウンドが登場、
クリーンギターも聴けつつリードギターのメロディーが悲壮なメランコリックさを放っており
ヴォーカルは高音絶叫タイプの喚き声を披露しておりミドルテンポで淡々としつつも非常に
ドラマティックな音作りが施されておる!中盤のクリーンギター、ガテラルのパートもまた
邪悪な叙情性があり後半のリードギターもまた泣かせるのう・・・!2曲目はいかにも
ゴシックメタル退廃ムード漂うへヴィなスローチューンだが淡々としたクリーンギターも
顔を出しヴォーカルは低音呟きクリーンでやはりゴシカルだな。中盤のギターがまた
メランコリックな事この上無くその後はガテラルも聴けつつギターが気だるい退廃さ
演出しているぞ。3曲目はクリーンギター、シンセアトモスフェリック的なムード
見せ呟きVoも登場、漂うような淡々とした大人しいフィーリングのまま進むがやはり
へヴィな盛り上がりを見せシンフォニックなシンセデスVoも聴けるぞ!中盤のギターが
やはり泣いており良いのう・・・!4曲目はガテラルが聴けへヴィな中にピアノや
クリーンギター
メロウさを放ちシンセがシンフォニックな盛り上がりも見せる
劇的なスローチューン。後半のギターソロがまた哀愁だだ濡れの泣きを見せておりたまらんわい!
5曲目はクリーンギターが北欧らしい淡々とした中で光り輝く美しさを放ちフィメールVoも登場、
そして泣きのギターと共に重厚な盛り上がりを見せるドラマティックな曲だ!途中から
へヴィさを増しガテラルも聴け迫力があるもメロディーの美しさはそのまま据え置きである。
そして中盤で何とトレモロリフにブラストで爆走を開始!まるでブラックメタルのような
アグレッシヴな勢いを見せ驚きの落差を演出しておるわい!6曲目は
これまた退廃的な叙情性を放ちへヴィさのあるバンドサウンドクリーンギター
泣きのリードギターが聴けヴォーカルは呟き声にクリーンで歌い上手くは無いが
味があってエモーショナルである!後半はやはり泣きのギターが顔を出しガテラルも登場するぞ。
7曲目はゴシックメタル的な退廃さを持ったバンドサウンドがやるせない空気を放ちデスVoは
これまたガテラルに喚き声邪悪さを放つへヴィなスロー、ミドル曲。
後半はクリーンギター、シンセ淡々とした物静かなムードを見せ穏やかな中に
緊迫感も内包、
後半は再び邪悪なへヴィさを放つぞ!8曲目はシンセがシンフォニックな
壮大さ
を見せバンドサウンド、クリーンギターも盛り上がりを演出、ミドルテンポだがまるで
シンフォニックブラックのようなムードを放ちそしてブラスト、トレモロで疾走もするぞ!その後は呟き声に
クリーンギターが怪しさを演出、
これまた邪悪で重苦しいへヴィなスローテンポで淡々と展開、
やがて笛のようなシンセも顔を出し悪魔的な穏やかさ(?)も感じられるのう・・・!
中盤過ぎのギターがやはりメロディアスかつメランコリックな泣きの退廃さを見せており
ゴシックメタルとしても良質だな。その後はフィメールコーラスも顔を出し
後半は邪悪さ満点の重苦しい重厚な暗黒ドゥームサウンドになるぞ!


ドゥームらしいへヴィなスローパートが目立つも流石は北欧のバンドだけにアメリカの
バンドのような引き摺るようなスラッジ、ストーナー感覚は皆無でドゥームと言うよりは
普通にゴシックメタルとして聴けそうなドラマティックで重厚な仕上がりとなっておる!
また本作は上記したようにメロディーの質が非常に高く北欧情緒に満ち溢れた泣きの美旋律
そこかしこで息づいており評価が高いのも頷けるな・・・!ゴサー、ドゥーム者は勿論、
疾走してなきゃイヤだ!というメロスパーで無ければ聴く価値十分の1枚である!




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満足度 84% お気に入り曲 These Woods Breathe Evil  Falling World
Lights on the Lake (Horror pt. III)  Weight of the Dead







"Emerald Forest and the Blackbird"




フィンランド出身のメロディックドゥームメタルバンドによる5thアルバム。


前作が評判となったフィンランド産メロディー重視スタンスを貫く北欧叙情派
ドゥームメタルバンド
最新アルバムだ!音楽的には過去作と変わらず重々しく
荘厳
な中に北欧らしい寒々しい叙情性を放つメロディアスなドゥームメタル
なっておりシンフォニックな要素も内包しつつ非バンドサウンド穏やかで
大人しいアレンジ
が施されたパートも目立ち静と動のコントラストを演出、また今回
ゲストシンガーとしてNightwishのアネット・オルゾンが参加、フィメールVoを
披露
しておりゴシカルさの増強に一役買っているぞ。

1曲目は早速の10分超えの大作でSEに笛のようなスキャット(?)物悲しい
フィンランドの情景を想起させ
そして重厚かつメランコリックなムードを放つ
バンドサウンド、アコギ
が登場、語りも聴け少しダラダラし始めた所でグロウルに
ギターが盛り上がりを演出、
いかにも北欧らしい寒々しい雰囲気を放っているが
そこまでメロディアスではないな・・・。中盤は絶叫タイプのシャウトも顔を出し
なかなかにシンフォニックな要素もあり壮大さを見せ付けるぞ!後半はトレモロギター
顔を出しアコギのみになる叙情的なパートで幕となる。2曲目はアコギで幕を開け
クリーンVoも登場、穏やかな印象が強く細かいフレーズを弾くギターも聴けるが
へヴィさは無く叙情性に特化した曲だと言えよう・・・!3曲目はシンフォニックな
ムードを醸し出すシンセサウンド
をバックに配し疾走はしないがツーバスが連打され
重厚さを見せるドラマティックなミドル曲である!
ギターソロもメロディアスな
ハモリで泣いており実にエモーショナルじゃのう・・・!
その後の穏やかかつどこか
怪しげなクリーンギター
も良いな。4曲目も穏やかさのある泣きのリードギターが聴け
クリーンギター、呟きVoも登場、メロウで大人しいがやはりどこか怪しげなムード
漂っているなぁ・・・!ピアノ、ストリングスNightwishのアネットによるVo
顔を出しメタル要素は皆無だがゴシカルな面を演出、そして中盤以降で急にへヴィな
サウンド
になり重々しいドゥーミーさが放たれガテラル系の咆哮も聴けるぞ!5曲目は
これまた叙情的なアコギ、笛の音穏やかな泣きのギターメランコリックさを見せ
クリーンVoも登場、その後はへヴィになりデスVoも聴けるがメロウな哀愁、北欧情緒は
一切変わる事は無い!
中盤はピアノと語りが顔を出すぞ。6曲目は退廃的なバンドサウンド、
シンセ
北欧的な空気を見せその後はアコギとクリーンVoが穏やかさを放ちゴシックメタルに
接近した怪しいノリ
を醸し出すミドル曲。7曲目はSEに始まりグロウルによるシャウトが聴け
ストリングス系シンセ、クリーンギターを交えつつへヴィさを放ち珍しくアップテンポ寄り
展開を見せるぞ!その後はテンポダウンしピアノクリーンな男女ツインVoも登場しメロウさを
放っているな・・・!中盤はリードギターと語りによるパートで後半もメロディアスな
ギターソロ
が聴けよく泣いておるわい!8曲目はへヴィで退廃的なバンドサウンドに
ストリングスオーケストレーション
壮大な盛り上がりを見せるもヴォーカルは呟き系で
クリーンギター、ピアノ
と共に淡々としたほの暗いメロウさを演出、その後はクサさすら
感じさせるメロディアスなギター
と共にへヴィに盛り上がるぞ!ギターソロも
メロディー重視でたまらんわい!9曲目はアンビエント色濃い出だしから壮大なチャーチオルガン
まるでRPGのラスボスが如きムードを演出、ドラムもパーカッシヴさを見せその後は
淡々とした暗いフィーリングが漂い呟き声も登場、リードギターにクリーンVoがメインとなるが
暗く神秘的な空気はそのままで非常にダークな印象があるのう・・・!後半は低音呟き語りと
ピアノ
ただひたすらに暗さを演出しその後へヴィに盛り上がるぞ。10曲目は
アコギ、クリーンVo、ストリングスシンセ淡々とした叙情性を放ち
その後メランコリックさのあるバンドサウンドゴシカルさを演出、
わりかし判り易いキャッチーな部類に入る曲か!?ギターのメロディーが良いな・・・!


北欧らしい寒々しい繊細さを見せる叙情パートとへヴィな重厚さ、荘厳さを見せるパートに
分かれておりそれぞれが互いを引き立てるようなアレンジが施されておりツボを押さえた
ドラマティックさ
の演出は見事なれど流石にそこはドゥームだけにスローテンポオンリー
曲、パートによっては少々ダレを覚えたりする箇所も無きにしも非ずといった所だろうか・・・!
豊潤極まりない北欧美旋律がそこかしこで聴けた前作と比べるとメロディーの質では
流石に劣る部分があり
そこが不満なれどこの劇的さの演出は流石である!この手のメタルの初心者が
筆おろしに聴くには相変わらず最適のバンドだと言えよう・・・!




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満足度 80% お気に入り曲 Hate, Lead The Way  Labyrinth Of London (Horror Pt. IV)
Of Death And Corruption  Night Will Forgive Us







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