SYSTEM OF A DOWN







"TOXICITY"




アルメニア系アメリカ人によるミクスチャーメタルバンドの2ndアルバム。


メタルコア登場以前に隆盛を誇ったラウドロック、ニューメタル勢。
個人的にはタルいメロディーにスローテンポという楽曲があまり好きになれず
スリップノットみたいな激しいハードコアな音を好んで聴いていたのだが
このSYSTEM OF A DOWNはそこらのモダンメタル勢とは格が違うぞ!
へヴィなミクスチャーメタルという表現が妥当な音なのだが彼らは他のバンド達とは違い、
とにかく変態だった・・・!(爆)わけわからん展開、曲構成、クリーンVoから妙な
ハイトーン、
デス声等を自在に操り非常に高い歌唱力を持つヴォーカル、
メタリックなソロこそ無いものの複雑な変拍子や激しく変化する曲展開などを
ものともせず一糸乱れぬタイトなプレイを聴かせる演奏陣と凄まじい
ポテンシャルを持っている!
日本のミクスチャーバンド、マキシマムザホルモン
彼らの影響を受けておりよく和製SYSTEM OF A DOWNなどと呼ばれていたそうな・・・!

彼らもホルモン同様コミカルな要素を持っておりヴォーカルパフォーマンスや
歌詞などにそれは見て取れる。マイク・パットンを思わせるわけわからん奇声みたいな
歌い方、そして「ヘイ、そのサナダムシをケツから
引っ張り出すんだ」
などといったファンキーな歌詞があるがやはり最大の
魅力は楽曲の良さだろうな・・・!タイトかつへヴィなリフ、メタル上級者をも
唸らせる展開の読めない構成、
そしてアルメニア特有の
哀愁メロディー・・・!
ニューメタルがよくメロウだなどと言われていたがあれは
日本人にはどうもピンと来ないタル〜いメロディーだったのに対し彼らの紡ぎだす
メロディーは日本人にも理解できる泣き、哀愁を伴ったものである!
6曲目“CHOP SUEY!”やラストの“AERIALS”が特にメロウだと言えよう・・・!
どこか中近東っぽい雰囲気があったり民族的な要素があったりして非常に面白い!
日本人の琴線に触れるメロディーが聴けるぞ!他にも突拍子も無い変態的展開
バンバン飛び出す曲、ヴォーカルがクレイジーさ全開の曲、ハードコア、
スラッシュメタルばりに爆走
しまくる曲が次から次へと聴け捨て曲皆無どころか
全曲聴き所満載の名盤である!!

しかしお笑い的視点から見ても本作は優れていると言える!なにせ上記した
「ヘイ、そのサナダムシ〜」の歌詞が聴けるのは2曲目“NEEDLES”のサビなのだが
そこに笑いの神が降臨しており空耳で「ほーら天麩羅
間に合わない!ホイ!!」
と聴こえるのだ!!これはウケる!!
バカだ!!
最高すぎる!!!(笑)


ミクスチャー、ラウドロック云々を抜きにして非常にレベルの高いメタルサウンドである!
キワモノ好きからへヴィな音が好きなメタラー、マキシマムザホルモンのファンに
激しくオススメだ!他のアルバムも聴きたいのう!!ちなみに邦題は“毒性”。



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"MEZMERIZE"




アルメニア系アメリカ人によるミクスチャーメタルバンドの4thアルバム。


2ndに収録されなかったアウトテイクを中心に揃えた企画盤“STEAL THIS ALBUM!”
含めると本作は4作目ということになり、さらに本作の制作にあたってアルバム2枚分の
が出来、どれも捨てることが出来なかったためもう1枚“HYPNOTIZE”を製作
本作の後に続編としてリリースしている。

そんな本作の出来はやはり高品質でメロディアスかつ変態という彼らの
持ち味が前作同様存分に発揮された名盤で彼らのファンはもとより本作で
初めて彼らに触れるリスナーも満足できる、そんなアルバムである!

ヴォーカル入りのメロディアスなイントロに続いて登場する2曲目“B.Y.O.B.”は
スラッシュメタル的な疾走感に変態変拍子リズム、陽気かつ
狂ったヴォーカル
が聴け今度はラテン風なパートに突入するという
目まぐるしい展開を見せる彼ららしい変態的楽曲だ!
途中いきなりブチ切れてスラッシーに爆走する所も良い!

3曲目“Revenga”は非常に切れの良いリフから始まったかと思うといきなり
クイーン的なコーラスが登場しその後メロディアスになる!ア〜ア〜言う
歌メロ
がいいな!後半静かになるところも面白い。メロディアスに唸る
ギターソロ
哀愁まみれでカッコいいぞ!

4曲目“Cigaro”も爆走しまくり変態じみたヴォーカルが聴ける。途中やっぱ
クイーンっぽくなる所がありたまらん!!カッコいい変態だ!!(爆)

アコギが美しく流麗なプレイを見せる哀愁に満ちたバラード風の9曲目“Sad Statue”も
いい曲だ。アメリカのバンドには無いアルメニア特有のメランコリックさ
包まれた旋律は日本人の琴線にもしかと触れるものだろう。そして途中から
切れのいいリフが顔を見せスラッシーに展開していく!ヴォーカルも高音で
絶叫
するがメロディアスさは決して忘れない!!

デジタル色に包まれつつもリフがカッコいい10曲目“Old School Hollywood”も新機軸として
面白い
が彼らに求める方向性ではないかな・・・?勿論曲は良いが。
レインボーでグラハム・ボネットが歌った神の曲と同じ名を持つ
11曲目“Lost in Hollywood ”は疾走チューンではなく物悲しい雰囲気に
包まれたバラード。
哀愁を誘うコーラスが美しい!


相変わらずの唯一無二バンドとして君臨する力作である!ミクスチャー好きは勿論、
正統派メタルを愛する熱きメタルヘッズ、泣きを愛するメロディー派まで幅広く
楽しめるアルバム
だと言えよう・・・!


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"HYPNOTIZE"




アルメニア系アメリカ人によるミクスチャーメタルバンドの5thアルバム。


前作“MEZMERIZE”と同時に創られた楽曲によって構成された続編的なアルバム
ハロウィンの“守護神伝”みたいなもんだと言えば通じが良いだろう。
そんなアルバムだけに本作の方向性は前作に通じるものがあるがこちらのほうが
どちらかといえばクリーンVoやコーラスを生かした曲が多いように感じられたな。
前作にもあったがクリーントーンのギターがマンドリン風のテロテロした
フレーズ
を弾くのも大きな特徴だと言えよう。

1曲目“Attack”は最初からさっそくブラストが飛び出しスラッシーに爆走!それでいて
キャッチーさも忘れない!彼らにしてはストレートで変態度も少ない
普通にカッコいいメタルチューンである!2曲目“Dreaming”も唸るようなギターリフから
アグレッシヴに疾走、テンポダウンし雄大さをも醸し出すサビが聴ける。後半のコーラスも
カッコいいぞ!7曲目“U-Fig”はヴォーカルが「ミルミルミルミルミルミル」などと歌う
変態的楽曲だが上記したマンドリン風ギターが絡み合う所はかなりメロウで
まさしく彼らならではのカッコいい、美しい変質者振りが堪能できる名曲である(笑)。
9曲目“Vicinity of Obscenity”は彼らの持つコミカルさ、変態さが存分に発揮された楽曲だ!(爆)
ヴォーカルの「バナナバナナバナナ」がまず異様でその後なぜかフュージョンっぽく
なったり
ともはややりたい放題である・・・!それでいてへヴィなパートは
当然のようにカッコいい
から始末に終えん(笑)。

そしてラストに待つ“Soldier Side”は本作と対を成す前作“MEZMERIZE”のイントロの役割を
果たした1曲目の続きとも言えそうなドラマティック極まりないバラード寄りの曲。
この流れはまさしく様式美メタルのそれである!ラストにストリングス
入ってくるところなど並のへヴィロックバンドには到底出来ないアレンジセンスを
魅せてくれる!これも名曲じゃ!


前作とあわせて持っておきたい名盤だと言えるだろう。ともに収録時間が
短めなので続けて聴くのも良い鑑賞方法だ!



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