SILENT FORCE






"THE EMPIRE OF FUTURE"




元ロイヤルハントのヴォーカル、D.C.クーパー率いる新バンドの1stアルバム。


ロイヤルハントを率いるキーボーディスト、アンドレ・アンダーセンのもとを離れた
D.C.クーパー。そんな彼がドイツのSINNERのギタリスト、アレックス・バイロットと組み
新たなバンドを結成した!それが本バンド、サイレントフォースであり、
ここに紹介する本作は彼らの1stアルバムである。

音楽的にはキーボード主体のクラシカルスタイルを貫くロイヤルハントとは違い、
キーボードも入っているがギターが目立つ正統派のパワーメタルだといえよう。
アイアンメイデンやジューダスプリースト等の持つスタイルを踏襲したメタルである!
かつてロブ・ハルフォードが抜けたプリーストの後任シンガーオーディションで
最終選考まで残った経歴があるD.C.だけにこの手のメタルを歌わせてもその実力は
確かなものがあり、その他のメンバーも実力者揃いでなんら問題無いプレイを
聴かせてくれる。
ただプロダクションも悪くは無いが、このやや丸みを帯びたソフトな
サウンド
は個人的にこの手のメタルには合わないと思う・・・。シャープで鋭い音
仕上げてもらいたかったわい・・・!

王道の正統派メタルを貫く本作ではあるが、充実した演奏に反して曲はいまいち
煮え切らないものが多く、どうにも微妙だ・・・!メロディーにもフックが無いし、
ミドル、スローの曲がとくにつまらん・・・!
しかしネオクラ寄りのクサいギターソロが聴ける疾走チューンの5、プリーストの
“ペインキラー”に似たフレーズが出てくる7は良いな。


次以降のアルバムが力作なので本作を聴くのは一通りのアルバムを聴いて
それでもまだ足りないと感じたらでいいだろうな・・・。



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満足度 68% お気に入り曲 TELL ME WHY、SIX PAST THE HOUR







"INFATUATOR"




元ロイヤルハントのヴォーカル、D.C.クーパー率いる新バンドの1stアルバム。


1stにあたる前作はジューダスプリーストの流れを汲む正統派メタル
挑んできたものの煮え切らない楽曲の連発で不発に終わったが、
そんな彼らが2ndをリリース。音楽的には前作とはやや異なり、どちらかといったらネオクラ系、
そしてメロパワ的な雰囲気を持った楽曲
で攻めてきたぞ!そして曲の出来だが前作の
微妙さは何だったのかと思えるほどクオリティーが上がってきている!!


前作も演奏、音質、アレンジは悪くなかったため曲のクオリティーが増した
本作では一気に一級品のメタルになった印象を受けたな。別にメロパワ、
ネオクラスタイルになったからよくなったと言う訳ではなく(いや、それもあるだろうが)
純粋に曲自体がよくなったと感じたぞ!後半では短いものの生のオーケストラ
導入された部分もありそれもドラマティックさに磨きをかけているな。ちなみに12曲目は
ジューダスプリーストのカヴァーだ。原曲に無いシンセが入ってたりしてなかなか面白い。


前作に納得いかなかった人、ネオクラ要素のあるメロパワが好きなら
聴く価値は十分にある!今後もこの方向性でいってくれい!



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満足度 84% お気に入り曲 Fall Into Oblivion、Promised Land、Infatuator







"WORLDS APART"




元ロイヤルハントのヴォーカル、D.C.クーパー率いるバンドの3rdアルバム。


ロイヤルハントが志向するクラシカルなメタルサウンドと対を成す
正統派寄りのメタルスタイルで活動してこれが3作目のアルバムとなる。
彼らの音楽性はアルバムごとにやや方向性を変えているといえるだろう。
1stはジューダスプリースト直系の正統派メタルをプレイし、
2ndはややネオクラよりのメロパワスタイルにシフトチェンジし
好き者を喜ばせたわけだが、気になる本作の方向性は
前作よりさらにメロパワ寄りになったといえるだろう。ネオクラスタイルを
少し残しつつもそれ以上に共に歌えるキャッチーなサビメロ
印象的なアルバムに仕上がったと思う。
クオリティーは相変わらず高く、洗練されたメロパワと言う
表現が相応しいサウンドが聴けるぞ!D.C.のヴォーカルも相変わらず上手く、
アレックス・バイロットのギターも冴え渡っている。

そして今回面白い試みにトライしているぞ!1曲目のイントロから
いきなり日本の有名トラディショナルソング“ひな祭り”のフレーズが聴ける!
まるで陰陽座のような和音階に何事かと思わされること間違い無しだ(笑)。
他にも後半の曲でリッチー・ブラックモアがプレイした事でも有名な
ベートーベンの“第九”
運動会の曲として知られる“天国と地獄”といった
有名クラシックフレーズが借用されており笑わせてくれる。特に後者のフレーズの
パートを聴くとどうしても「三時のおやつは文明堂〜!!」と歌いたくなる。
当然メタルシャウトで!(笑)他にもD.C.の息子の声がイントロで聴けるバラードがあるが、
これ「チンコ、チンコ」って言ってないか(笑)。まぁ実際は空耳らしいが・・・。


遊び心ある洗練されたメロパワだ!クオリティーの高いメタルを聴きたい、
冗談の分かる人におすすめするぞ!



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満足度 82% お気に入り曲 HEROES、IRON HAND、
HEART ATTACK







"Walk The Earth"




ドイツ出身のメロディックパワーメタルバンドによる4thアルバム。


ROYAL HUNTのD.C.クーパー元SINNERのアレックス・バイロットによるバンドで、
本作リリース時と異なり、今やD.C.クーパーはROYAL HUNTに出戻りし高い評価を
受けている・・・!
本作は彼等の通産4作目で、メロディックパワーメタル
基本としつつ遊び心溢れるフレーズを随所に導入した前作と比べると、
ストレートなパワフルさを持った正統派HM/HRにシフトした印象があるか!?

1曲目は中東ライクエキゾチックさのあるギターに始まり、シンセも顔を出す
パワフルな正統派HM/HRとなるぞ。2曲目は力強い出だしだが、その後はピアノが
メロウさ
を放ちバラード的な空気も見られるが、その後はストリングスシンセ入りの
パワフルな正統派
と化すのう・・・!中盤以降でアコギソロも聴けギターソロに続くぞ。
3曲目は様式美的なムードを醸し出す疾走チューンで、メロパワ的な印象もあり
俺等のツボに突き刺さるタイプ
のキラーチューンだ!4曲目は早速ピロピロギターが登場し
勢いを放つも、曲調自体はどこかエキゾチックで怪しげな正統派だな。ブルージーなパート
聴けたかと思えばギターソロはネオクラ寄りなのも面白いのう・・・!5曲目はシタール、アコギが怪しく
エキゾチックな空気
を演出、その後はキラキラシンセも交えつつ軽快な正統派となり、
メロパワ色濃いキャッチーなサビが良いな!6曲目はシンセが目立つ淡々とした
ミドルテンポ
で、7曲目はさらに淡々とした感じでメロハーに近い印象もあるか!?
8曲目はアコギにD.C.のマイルドなVoが光るバラード。9曲目は意外にもダウンチューニングの
ヘヴィなギター
が聴けるが、シンセも交えメロハー的な情緒も感じさせるスロー曲だな。
10曲目はやけに爽やかな印象のあるメロハー寄りで、途中クラシカルなオルガンも聴け
中盤のギター、シンセも様式美色濃いフレーズで良いな・・・!11曲目は軽快なノリの良さが見られ
明るくも分厚いコーラスが聴けるサビが印象的なアップテンポ曲で、12曲目は劇的さ満点の
疾走感
を持った本作中最もメロパワ色濃いキラーチューンだ!


メロパワ路線を突っ走っていた2nd、3rdと比べて正統派HM/HRに回帰した
印象があるが、シンフォニックさのあるストリングス系シンセが随所で
顔を出したり、曲によっては様式美要素を見せたりエキゾチックになったりと、
聴き所はしかと押さえているだろうか!?疾走メロスピ、クサメタルを
求める層にはウケない
だろうが、同じ正統派でありながらもフックが
全然無かった1st
よりかは遥かに高水準だな。




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満足度 80% お気に入り曲 Point Of No Return  The King Of Fools
Picture Of A Shadow







"Rising From Ashes"




ドイツ出身のメロディックパワーメタルバンドによる5thアルバム。


D.C.クーパーアレックス・バイロットによって結成されたバンドだが、
前作より7年振りにリリースされた本作では何とシンガーが交代しており、
新たに加入したシンガーはJADED HEARTユルゲン・ブラックモアとの活動で
知られるマイケル・ボーマンで、声質的にはD.C.クーパーと異なる熱唱タイプ
熱さ溢れる正統派HM/HRにマッチした人選だと言えよう・・・!他にもベースが
マット・シナーに、シンセがアレッサンドロ・デル・ヴェッキオに変わっており
音楽的にも心機一転したかのような勢いに満ち溢れたドラマティックな
様式美臭漂いまくりの正統派パワーメタル
となっているぞ!

1曲目は早速の弾きまくりギター、キラキラシンセに始まりパワフルなアップテンポで
展開するドラマティックな様式美HM/HRとなるぞ!2曲目はヘヴィでワイルドかつシンセが
目立った正統派HM/HR
で、3曲目は今風シンセが聴けつつベースがヘヴィに唸る
淡々としたミドル曲。分厚いコーラスのサビメロハー風か!?4曲目も淡々としたミドル曲で、
5曲目はハモンドも交えつつシンセが目立った明るめのアップテンポ曲だな。
6曲目もどこかメロハー的なムードが見られつつもハードなノリの良さがあり、シンセもどこか
スペイシーながらシンフォニックさもあるな・・・!7曲目もハモンドが目立ち、
この曲は70年代ハードロックの流れを汲んだ感じか!?8曲目はワイルドなハードさがあり
勢いの良さを感じさせるアメリカンHM寄りで、9曲目もシンセ、ハモンドが目立っており
穏やかな印象もあるミドル〜スロー曲。10曲目はハードさ、ダークさを漂わせつつも
ハモンド、シンセ等が様式美的なムードを醸し出すミドル曲だが、ブリッジ以降は途端に
明るい印象になるのう・・・!



結成当時からのメンバーだった看板シンガー、D.C.クーパーの脱退が危惧されるも、
新たに加入したマイケル・ボーマンがまた音楽性にマッチした熱唱タイプの
実力派
で、結果バンドの株が上がったような印象があるな・・・!D.C.も好きだが
個人的に好みなのはこういうハスキータイプの熱唱型だからな(笑)。音楽的にも
前作の流れを汲んだ正統派HM/HR寄りながらエキゾチックさは無くなり、
適度にメロハー風のキャッチーさを残しつつシンセが目立ち、様式美要素も見られる
パワーメタルをプレイしているが、前作に続き淡々としたミドル曲が目立ち、
これまた疾走しまくりのメロパワ、メロスピを求めると厳しいだろうな・・・!




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満足度 80% お気に入り曲 Caught in Their Wicked Game







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