SikTh







"Trees Are Dead and Dried Out Wait for Something Wild"




イギリス出身のカオティックハードコアバンドの1stアルバム。


THE DILLINGER ESCAPE PLANCONVERGEらの手によって産みだされた
超変態不条理プログレパンク、カオティックハードコア。
元々テクニック2の次で初期衝動を発散させるのが目的だったパンクはさらに激しさを追求
ハードコアとなりそしてついにはプログレ要素を導入!新手の、異形の
ミクスチャー
としてカオティックハードコアは世に産み落とされた!
ここまでくると演奏技術は凄まじく高度なものが要求されるようになり
そのスタイルたるやドリームシアターをハードコアにしたような
複雑高度極まりないものになった!ここに紹介するSikThもそんな
カオティックコアをプレイする変態集団でありその演奏技術は群を抜いているといえよう!

音楽的には凄まじいまでの変拍子や不協和音、高度なインタープレイ
所狭しと炸裂するカオティックハードコアの王道を行くものだが
彼らの場合THE DILLINGER ESCAPE PLANのような荒々しさ、激しさは
意外と薄く
そのぶんフュージョンっぽい雰囲気があるといえるだろう。
ギターもへヴィなリフは弾かず速弾きを連発するスタイルでそのぶん
ベースとドラムが目立っていると言えなくも無い。ベースはスラップしまくり
ドラムも隙あらばツーバスを連打する!ヴォーカルは高音絶叫スクリームと
ハイトーン系クリーンVoのツイン
である。また曲によってはポストロック的な
物静かさ、ミニマル要素
がありカオティック一辺倒ではない懐の広さを窺わせるな。

1曲目はいきなりドリームシアターもかくやのテクニカルなメタルサウンドが登場!
全楽器が複雑なプレイを連発!だが上記したようハードコア的なへヴィさ、激しさは無く
知的なプログレメタルを思わせる音作りである。ヴォーカルは高音絶叫
そこが唯一ハードコアっぽさを出している所だがキーの高いクリーンヴォイス
登場、中盤は不協和音を取り入れ不穏さを出しつつも非常にプログレメタル然とした
雰囲気になるぞ!2曲目は幾分激しさが増しカオティックハードコアの真髄を
叩きつける!絶叫シャウトとハイトーンのツインVoが冴えプログレメタルの
超絶技巧とカオティックコアの不穏さを兼ね備えた不条理テクニカルサウンド
矢継ぎ早に展開されていく!4曲目も変態じみた混沌振りが楽しめるぞ!
ヴォーカルがどこかSYSTEM OF A DOWNマイク・パットンの影響を感じさせるな。
わずかではあるがキャッチーなコーラス、ハーモニーも登場しキチガイプログレ
中に一瞬きらめく無意味なポップさがさらに不条理さを演出しているぞ!例えるなら
原哲夫マンガの中になぜか萌えキャラが登場するかのような、
ハードコアスカトロSMプレイのフィニッシュがごく普通の
正常位
であるかのような異様さ
が窺える(爆)。
メロウなピアノが聴ける繋ぎの5曲目に続く6曲目は彼等にしては珍しくまともな
リフ
が登場しバラード調のメロウさが楽しめる。どちらかといえばエモ、
スクリーモ
的な曲調で例えるならこれまでの曲がリスナーに対しツンツンしていたのに
対しここで急にデレに入ったかのような錯覚を産みまさしく聴き手は普段怖い
ジャイアンに急に優しくされたのび太の心境を味わえる!(爆)

映画版だなコレは。そして7曲目は再び怖いジャイアンの登場だ!イントロから変拍子の
で混沌としまくった不協和音カオティックコアの雨あられである!中盤は物静かになり
この辺はポストロック的か!?だがドラムは激しく暴れている!
8曲目はうってかわってポストロック的な展開が延々と続く曲でどこか
民族音楽的な雰囲気もあるな。10曲目は携帯みたいなピコピコ音から
カオティックな演奏に突入するぞ!日本盤ボートラの15曲目はIRON MAIDENの
“WRATHCHILD”のカヴァー。
やはりメタルバンドではないので音は軽く
無難なカヴァー
である。16曲目は混沌とした中にへヴィさが感じられるな。


プログレメタルの要素が濃いテクニカルなプレイはハードコア者以上に
プログレメタラーに激しくアピールできそうだが出自の割に激しさ、
アグレッションは少ない
のでそこに物足りなさを感じる者もいるだろう!
終始まったりとしたポストロックチューンただ喋っているだけの
トラック
もありその辺が微妙な評価に繋がるだろう。だがこの過剰なまでに
変態な展開、演奏は一聴の価値あり
だぞ!!



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