SEVENTH-HEAVEN MAXION







"FORMER FRONTIER"




“上海アリス幻樂団”の初期の楽曲をアレンジしたアルバム。


とりあえず本作は“SEVENTH-HEAVEN MAXION”なるミュージシャン(!?)名義
らしいが他にも外部のミュージシャンが参加して創られたアルバムのようだ・・・
詳しい事は判らん。本作は“上海アリス幻樂団”の曲、その中でも初期に
作られた楽曲
をカヴァーしている。全7曲でインスト曲は無く全て女性ヴォーカルが
参加
しておりまた曲によって歌っているシンガーが違うのも特徴である。
まぁぶっちゃけトリビュートアルバムと見て間違いなかろう・・・!

ヴォーカル以外は打ち込み音のようで楽曲もヴィジュアル系っぽい曲から
ジャズ、さらにテクノ、トランス風に様式美メロスピまで幅広いアレンジが
施されている。そこんところがやや散漫に感じられるのも確かでキラーと
捨て曲がはっきり分かれてしまうのが欠点と言えなくも無いな・・・!

1曲目“FAKE”はデジタル音が目立つもどこかヴィジュアル系っぽいダークな曲。
だがヴォーカルが非常にハスキーな声質をしており非常に特徴的である。
2曲目“Crying for The Moon.”はなぜかバリバリのジャズで個人的には
好みでは無い。3曲目“喪失の雪夜”はテクノ、トランス系の打ち込み音が
目立つもメロディーやシンセの雰囲気が北欧メタル的と言える透明感に満ちており
気に入ったぞ!哀愁を帯びたメロディーが良いな。4曲目“移り気少女奇譚”は
さしさわりの無いポップス風なれどメロディーはやはり良い!5曲目“柩中夢想〜Casket of Star”は
メタリックなギターが目立ちサビでメロスピ的に疾走するメタルチューンだ!
ところでこのギターの音はかなり生っぽいな・・・!クレジットが無いので判らんが
指が弦を滑る音とかも入っているしたぶん生だろう・・・!
ヴォーカルは貧弱だがまぁ個人的には許容範囲と言える。6曲目“Harmonie”は
チェンバロ風の音が聴ける様式美の雰囲気があるメタルチューンだ!
クサめのメロディーが聴けソロでハモンドが暴れまくる!
サビはメロスピ的疾走なれどどこか70年代様式美ハードロック
雰囲気があり気に入ったぞ!7曲目“Phantom-Liberation”はボートラ扱いで曲調は
もろジャンヌダルクと言える仕上がりだ(爆)。
ヴォーカルは2人で歌っているがもしyasuが歌ったらそのまんまジャンヌである(笑)。
メロディーラインやシンセの入れ方が酷似しているのだ・・・!まぁこの曲のヴォーカルは
未熟なのでますますyasuに歌ってもらいたいのだが・・・!(爆)
ちなみに3、6曲目のアレンジを担当しているのはうちでもレビューしている“SYNC.ART'S”
中心人物である五条下位なるミュージシャンだ。


捨て曲はあるが良質のアルバムだと言えるだろう!某メタルサイトの
掲示板で
褒められていただけのことはある(笑)。収録時間が30分程度
しかない
のが残念だ!もっと長く聴いていたいものである・・・!



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満足度 79% お気に入り曲 喪失の雪夜、
柩中夢想〜Casket of Star、Harmonie、Phantom-Liberation







"Former Frontier 2nd cultivate"




“上海アリス幻樂団”の初期の楽曲をアレンジする企画の2ndアルバム。


俺がよく参考にしているサイト
“HM/HRこの曲を聴け!”の掲示板で高評価だったのを
知り前作をゲットし評判どおりのクオリティーに唸ったわけだがそんな彼らが
2ndアルバムをリリースしたぞ!音楽的には前作どおりメロディアスでクサい
メタルチューンからポップな雰囲気を持ったもの、クラシカル、シンフォ、テクノ
様々なスタイルがあるが一貫してメロディアスである!

1曲目はイントロから勇壮なギターが唸るメロディックメタルチューンだ!
メロハー的なメロディー、展開を持っておりシンセもスペイシーに唸る!
2曲目は穏やかな雰囲気にポップな要素が詰め込まれた曲だがヴォーカルが
か細いウィスパー系なのであざとさが無く良質のメロディアスポップが
堪能できる!バックで聴けるストリングスも良いな!ラストのコーラスも儚く美しい!
3曲目は加工されたノイジーなイントロに続き荒々しいギターリフが登場し
弱めの女性ヴォーカルがクサいメロディーを歌う!ノイジーかつハードロック的な
リフ
もなかなか。まぁヴォーカルはかなり無理をしているように感じられるがメロの良さで
個人的には許容範囲
だ。4曲目はイントロからいきなりクラシカルで激クサな
ストリングス
が鳴り響きヴォーカルがアリプロの“聖少女領域”のAメロみたいな
メロ
を歌い(爆)その後もアリプロ的なクラシカルクサメロを連発する!!クサい!
たまらん!!ピアノもいいぞ!メタル的なアグレッションはないがシンフォさ、優雅さに満ちており
クサメタラーならガッツポーズが出ること請け合いのキラーチューンである!
ヴァイオリンソロも短いながらパガニーニ張りのキコキコを魅せる!まぁシンセだけど(笑)。
5曲目はうってかわってテクノ、トランス系ウニョウニョパパパパいう
シンセ(爆)
が目立った曲。だがメロディーはもちろん良い。6曲目はポコポコいう
パーカッション、フガフガいうアコーディオン
が使われた曲でシンセストリングス、
クワイアもありどこか民族的な雰囲気もかすかに感じられるな。これもメロディーは良い!
7曲目はクラシカルかつ流麗な速弾きピアノが聴けその後ストリングスと打ち込みリズム、
ノイジーなギターが登場する!優雅なメロディーが印象的だな!4曲目とは違い
どこか和の雰囲気を放っているのが特徴だ。8曲目もどこか和っぽいメロディー
優雅で煌びやかなシンセ、そしてメタルギターが聴ける哀愁メロハーである!
前作のラスト曲と似たような方向性で弱いヴォーカルも同じだ(笑)。
そして最後にメロスピ的疾走を見せるぞ!!


前作と同じような方向性だが個人的に捨て曲が減ったように感じられたな。
前作が気に入った人も未聴の人も聴いて損は無い良質アルバムだ!



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満足度 80% お気に入り曲 ユメウツツ、墜闇の誓い、
-vague ontology-、幽闇に目醒めしは、桜花輪転







"Breeze to Gale"




“上海アリス幻樂団”の初期の楽曲をアレンジするプロジェクトの企画ミニアルバム。


中華の要素を湛えたクサメロを数多く産み出してきた日本のインディーズ
プロジェクト“上海アリス幻樂団”の楽曲をこれまでメタル寄りのスタイル
質の高いカヴァーを魅せクサメタラーの琴線を掻き毟ってきた彼等だが
今回は前2作とはやや違う方向性を見せる企画盤である!何と本とCDが
セット
になっているのだ!今は亡きPIERROTや霜月はるか率いるtieLeaf
これと同等の試みを行っているのだが個人的には音楽だけ聴きたいから
別々にして半額にしてもらいたい
とか思っちまうなぁ・・・!だが両方セットで
1000円
という破格の安さなので文句はいいっこ無しだ(笑)。作り手としては両方備わって
初めて意味を成す
と考えてこの形式にしているのであろう・・・!

音楽的にも企画盤ということでこれまでとは違う方向を向いており全体的に
メタル要素は一切無く穏やかな民謡ヒーリング系の音作りが施されている。
鐘の音とストリングス、そして重厚なパーカッションによる壮麗な
調べ
から始まるインストの1曲目に続く2曲目はアコギに乗せて女性ヴォーカルが
クサいメロディーを歌いピアノが挿入されウッドベース(?)とパーカッション
穏やかさを演出する民謡っぽいバラード寄りの曲。3曲目もパーカッションが
民族的な雰囲気を出しシンセがスペイシーな空気を演出するスロー曲。
メロディーはやはりクサめ笛の音も民謡っぽさを演出している。
4曲目も穏やかさが押し出された曲でこれはインストだ。
民謡 meets フュージョンとでも呼べそうな雰囲気でメロディーはやはり良いが
一歩間違えればエレベーターミュージックに成り下がりそうで非常に危うい(爆)。
5曲目はスローなヒーリングっぽい曲で琴の音が美しい。志方あきこ程壮大ではないが
それっぽいコーラスワークも出てくる。やはりメロはクサくパーカッションも
自己主張しているな。ラストの6曲目はシンフォニックなストリングスが聴けるが
やはり全体的には穏やかなバラードだ。ピアノとストリングスが壮麗に
盛り上がるサビはかなり強烈
だぞ!クサい!!


正直前2作のようなクサメタル要素を期待していたので民謡色濃い
本作の方向性は肩透かしなのだがこれはこれで良いな。メロディーや
アレンジが優れている
からだろう。霜月はるかや志方あきこ等が好きなら
聴く価値は十分ある!



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満足度 75% お気に入り曲 エクスプロシュア、
いつも約束を交わしたあの空の下で







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