SHADOWS FALL







"THE WAR WITHIN"




マサチューセッツ出身のメタルコアバンドの4thアルバム。


かつては激しく、メロディー皆無だったりメタラーの敵、ラップ要素まで
取り入れられたモダンへヴィネス、ラップメタルタル〜いメロディー
日本人の琴線にまったく触れる事の無いチンケなニューメタルが一時代を
風靡し日本人メタラーにメタル後進国とディスられたアメリカのシーン・・・!
しかし時代は流れかつて一時代を築き上げたバンド勢はあっという間に死に絶え
新たなるジャンルが台頭!アメリカ人には永遠に縁の無いジャンルだと思われていた
北欧メロデスが誕生から10年以上の時を経て発掘され、それらにハードコア、
スクリーモ要素をミックス!
それはニュースクールと呼ばれるようになり
やがてメタルコアなる呼称と共にシーンに深く、幅広く浸透し今やアメリカの
エクストリームミュージックシーンの中心
となるまでにのし上がったのだ!
そしてここに紹介するSHADOWS FALLKILLSWITCH ENGAGE同様
メタルコア黎明期からシーンを支え形成していった偉大なる先人バンドなのである!!

そんな彼らの音楽的には紛れも無いメタルコアそのもの個性はあまり
感じられない
が曲のクオリティーは高くメジャーに行ってスラッシュメタル要素が混ざり
さらに聴き易さを増した5作目よりもメロデス要素、アグレッションがあり
硬派メタラーに受けるのはこっちのほうだろう!クリーンVoやリズム落ち
モッシュパート
ハードコア要素をかもし出しつつもツインリード、弾きまくる
ギターソロ、慟哭を纏い疾走するリフ
は紛れも無くドラマティックで
泣けるメロディック・デス
のそれだ!


まぁあくまでもメタルコア・・・現代のアメリカンメタルなので
コテコテの北欧メロデス者にとってはハードコア的シャウト
エモ的クリーンVo、モッシュを誘発するビートダウンパート
何がいいのかサッパリ理解できないだろうがアメリカで今こういう音が
ナウなヤング(死語)にバカウケし、ブカブカな服にブリンブリンなアクセつけて
逆にした野球帽やニット帽かぶってるストリートキッズスケボーやりながら
こういう音BGMにしている(?)という事自体が俺には凄まじいミラクル
感じられるのだがどうだろうか!?(笑)しかしそこは消費大国アメリカ、
じきにメタルコアも廃れ新たなるジャンルがシーンを席巻するだろう・・・!
次なるアメリカンメタルは一体どういう音になるのだろうか!?



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満足度 84% お気に入り曲 The Light That Blinds、
Eternity Is Within、Those Who Cannot Speak







"THREADS OF LIFE"




マサチューセッツ出身のメタルコアバンドの5thアルバム。


北欧メロデスとハードコア、スクリーモを融合させメタルコアなる
ジャンルを築き上げた先人バンドの1つで5作目にあたる本作より
ロードランナーに移籍しメジャーでのリリースとなったようだ。
セルアウトとディスられるリスクもあるがさらなる成長も期待できる!
はたして彼らはどっちに転ぶのであろうか!?

音楽的には北欧メロデスの影響下にある慟哭系の叙情リフにソロ、
そしてビートダウンを配した曲展開にデス声というよりはスクリーモ的な
咆哮
にエモ的クリーンVoと、王道をいくメタルコアスタイルを持ちつつも
それだけではなくどこかスラッシュメタル的な雰囲気もあったりするな。
特に個性があるわけではないが洗練されておりメジャーバンドの
空気を出している感がある。ヴォーカルの咆哮も極悪さは無く
ややガナっているという感じなので聴き易いといえば聴き易いが
普段エクストリームなメタルを聴き漁っているメタラーからしてみれば
物足りなさを覚えるのも事実だろう。基本ミドルテンポの楽曲が
主体ではあるが4曲目は北欧メロデススタイルで爆走しまくる
アグレッシヴな楽曲だ!慟哭リフが熱い!だがどうも咆哮が弱いな・・・!
彼らの場合デス声というよりはスラッシュメタル系の吐き捨てヴォイスだと
思えばいいのだろうか!?6曲目はなんとアコギが聴ける完全なバラード
ヴォーカルもクリーンVoによるエモーショナルな歌唱を聴かせてくれるぞ。
シャウトはダメだがこういう歌い方は良いな!


メジャー移籍しただけあって非常に聴き易いメタルコアとなった
感があるのでメタル初心者にも受け入れられやすそうだが
上記したようコアなメタラーには物足りないかもしれんな・・・!
それでもやはり質は高く決してつまらないアルバムではない!
欠点はやはりシャウトの弱さか・・・!



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満足度 78% お気に入り曲 Failure of the Devout、Forevermore







"Retribution"




マサチューセッツ出身のメタルコアバンドの6thアルバム。


元々は北欧メロデスの流れを汲んだメタルコアを代表する
バンドの一つ
だったのだがここ最近は脱メロデスの様相を
醸し出しており、正統派メタルニューメタルのスタイルに
接近している感があり前作はクリーンVoの良さと相反して
デス声の弱さも手伝って良くも悪くも無難な印象だったが
続く本作もやはり脱メロデス系メタルコアの様相が濃いな・・・!

メランコリックなアコギによるイントロで幕を開け
続く2曲目はいきなりの長い曲で、メタルコア要素の濃い
メロデス系リフで疾走しギターが速弾きで切り込み
そしてダミ声ヴォーカルが登場しどちらかといえば
ニューメタル風の曲調へと変化するぞ!途中クリーンな
アルペジオとマイルドなVoが聴けるメロウなパートになり
デス声シンガロングも登場するがこのクリーンVoは相変わらず
魅力的じゃのう・・・!泣きのギターソロも聴け
そして疾走し速弾き、ツインリードのソロも登場し1曲のうちで
かなり様々な表情を見せてくれるぞ!3曲目は叩きつけるような
リズム
で始まりジャーマン風の細かいミュートリフも聴ける
どちらかといえばモダンな曲調だが泣きのギターも登場するぞ。
4曲目は待ってましたの疾走チューンでデス声というよりは
ハードコア系の熱き絶叫ヴォーカル、シンガロングが
アグレッシヴさを演出しリフはモダンながらメタルコアに近く
途中テンポダウンするがビートダウンのようなモッシュ誘発の
極悪さは無い。
その後はギターソロである!5、6曲目は
ニューメタルともメタルコアともつかない無難な出来の曲で7曲目は途中
アコギ、クリーンVoの叙情パートも聴けメロデス系のリフも
ギターソロ後に僅かに顔を出すがこれも全体的に無難な感じだ。
8曲目はアコギとクリーンVoでバラード風に始まるが
バンドサウンドも登場しノリのいい部分も垣間見せる
パワーバラードと言える曲調だな。9曲目は久々に爆走する
ハードコア色の濃いへヴィなエクストリームメタルチューンである!
絶叫ヴォーカル、シンガロングが何とも男臭いのう!本格的な
デス声は弱いがこういったハードコア直系の歌い方は良いな!
リフもメロデスに近くブラストビートも僅かながら登場!
ライヴで暴れるにはもってこいの1曲である!ギターソロは
なかなかにメロディアスでラスト前にアコギでメロウさを
出す
など変わった展開も楽しめるぞ!10曲目は1曲目のような
アコギで始まりこれまたパワフルに疾走、ヴォーカルパートは
テンポを落とすへヴィ寄りの曲調である。だがギターソロは
疾走しておりメロデス系のリフも聴けるぞ!


デス声というよりはハードコア直系の暑苦しい絶叫、
ニューメタル系のダミ声Voが主体でたまにマイルドな
クリーンVoが聴け曲調もメタルコアというよりはニューメタルや
グルーヴ重視のエクストリームメタル
に近く北欧メロデスの
叙情性
を求めるともはや肩透かしと言えるスタイルに
接近しているのう・・・!可もなく不可もなくな無難さが
漂う煮え切らない曲
も目立ち例え先人の焼き直し
揶揄されようとも俺は北欧メロデスタイプのメタルコア
好きなんでこんな評価だがまぁ洗練はされているので
メジャー志向のリスナーは聴いてみてもいいんじゃないの!?(爆)
どうせならもっと2曲目みたいに突き抜けて欲しかったわい・・・!




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満足度 78% お気に入り曲 My Demise、War、Public Execution







"Fire from the Sky"




マサチューセッツ出身のメタルコアバンドの7thアルバム。


今もまだアメリカにおけるメタルシーンの中核を成すメタルコアシーンの
ビッグネームの一つ
だがここ最近は脱メタルコア正統派メタルに接近している
言えば聞こえは良いが実際にはかなりユルめになってきた感がありまぁ流石に
クオリティー自体は低くはない
がどうにも無難でパッとしない印象があった・・・!
だが本作はコアな要素が幾分か戻って来ておりスラッシュメタル的な側面も見せ
楽曲構成、アレンジも凝っている感があるぞ!

1曲目は細かくソリッドなギターで幕を開けドラマティックなハモリも披露、
緊迫感あるムードを演出しその後は何とスラッシュメタル然とした疾走感を放ち
ヴォーカルもそんな感じの吐き捨て歌唱を披露、その後はノリの良いリズムで
デスVoを披露し
サビはスローになりクリーンVoで歌うというメタルコアの
王道的展開
になるぞ!ギターソロもメロディアスな泣きを披露しておりその後はアコギ
聴けたりと凝った構成をしているのう・・・!2曲目はキレのある鋭いリフで
グルーヴィーさを出し
ヴォーカルも荒々しい吐き捨てデスVoを披露しつつ
クリーンVoは安定しておりメロディーもキャッチーさがあるぞ。3曲目は
ピロピロしたギターに何とブラストも登場しその後はグルーヴィーになるも
かなりアグレッシヴで荒々しい曲調になりデスVoも弱めだがガテラル的低音
披露したりと頑張りを見せておる!ギターソロも疾走感あるわい!
4曲目はミドルテンポワイルドなノリを出し吐き捨てVoもダーティーさを
見せているが
サビはやはりクリーンVoになるぞ。5曲目はダークさのある
退廃的なギターサウンド
で幕を開けスローテンポで邪悪なムードを演出、
弱いものの低音デスVoも披露し中盤でスラッシュメタル的な疾走を見せるぞ!
ギターソロも勢いのある速弾きだ!6曲目は正統派メタル然としたリフが聴け
何とヴォーカルも含めてまさにそんな感じのムードを見せまぁ途中で吐き捨てや
パンキッシュなシンガロング
を見せるも楽曲としては完全に正統派メタル
言い切ってしまっても良かろう!7曲目はアコギがメロウさを見せる叙情的な出だしから
退廃的なバンドサウンドも登場、ハモリギタードラマティック
正統派メタルらしいムードを見せるがその後はワイルドなグルーヴィーさを放ち
ノリの良いリズムに続き疾走開始!サビはお約束のスローテンポ&
クリーンVo
でいかにもメタルコアの王道じゃのう・・・!8曲目はいきなりダーティーに
疾走
泣きのリードギターに加えブラストも一瞬登場!その後はミドルテンポで
ヘヴィなムードを醸し出し
サビはキャッチーさを見せるぞ。ギターソロはまた
疾走しスラッシーさを放っているが泣きのリードギターも顔を出しソロ後はクリーンギターが
マイルドなメロウさ
を見せておりやはり拘りが見られるのう・・・!9曲目はメロディアスな
リードギター
が顔を出しAVENGED SEVENFOLDっぽさを放ちメロウな箇所もあるがその後は
アメリカのバンドらしい叙情性を持った淡々としたミドル曲となるぞ。
10曲目はワイルドなアグレッションを放つギターリフが聴けるアップテンポ曲
低音デスVoもいきなり顔を出すが基本は吐き捨てシャウトでサビは定番のクリーンVoだ。
ギターソロがメロディアスで良いのう・・・!


ここ最近のSHADOWS FALLとしては大分アグレッシヴコアさ、ダーティーさ
戻って来ており産業メタルコア、メタルコアメロハー化していた近作に不満を
覚えていたメタルコアキッズ
溜飲を下げる事だろう・・・!クリーンVoは上手いが
デスVoが弱いのも弱点だったが彼らの場合は吐き捨てシャウト系がメインなんでそこが
他のバンドとの差別化に繋がっていると好意的に解釈したほうが良さそうだな。
非疾走のグルーヴィーなミドル曲も多いがエクストリームメタル然とした
ダークさ
が漂っておりユルさが消えたのは評価すべき部分である!




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満足度 80% お気に入り曲 The Unknown  Weight Of The World  Blind Faith







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