聖飢魔U







"恐怖のレストラン"




デーモン小暮閣下率いる悪魔のメタルバンドのアルバム。


高いミュージシャンシップを持ちつつもコミックバンド的な
イロモノ要素
を前面に押し出し1stアルバムがBURRN!で
0点
だったりフロントマンのデーモン小暮閣下の
芸能活動
など話題に事欠かない悪魔のメタルバンドである!
俺も以前から知っていたが熱心な信者にキックアスされ
レビュー書く気になった
というわけだ(笑)。個人的に
聖飢魔Uはずっと正統派メタルだと思っていたのだが
本作は全体的にダークでサタニックな雰囲気を持ち、時に
様式美要素をも感じさせるJUDAS PRIESTBLACK SABBATH辺りを
思わせる正統派メタルが揃っており実はポップでキャッチーな
曲も多い
聖飢魔Uのアルバムの中でも最も悪魔らしい、
俺のイメージどおりの1枚
である!(笑)

パーカッシヴなドラムで始まりデーモン閣下の
ロブ・ハルフォード張りの超ハイトーンシャウト
炸裂する1曲目はダークで怪しい雰囲気を持った
スローテンポの正統派メタルだ!ギターソロ前に
能のような声も聴こえ和のおどろおどろしさ
感じさせてくれる。2曲目はこれまたロブ張りの
持続が凄まじいハイトーンシャウト
で幕を開ける
アップテンポ曲で曲調もJUDAS PRIESTを思わせる
質実剛健な正統派パワーメタルだ!3曲目は
何ともB級ホラームービーなSEで幕を開け失笑を誘い
ミドルテンポのダークなメタルとなるぞ。4曲目も
SE、デーモン閣下のセリフで始まり凝ったリフが聴ける
何とも言えない怪しさを持ったスローテンポメタル。
長めのわりにワンパターンでダレるなぁ・・・(爆)。
5曲目もセリフで始まりクラシカルさを放つ様式美ギター、
閣下のハイトーンシャウトが聴けるダークで怪しいスロー曲。
BLACK SABBATHを思わせるおどろおどろしい雰囲気満点である!
ダークに唸るベースソロも聴けるぞ!6曲目はメロウさ
演出するストリングスシンセが聴けるバラード系のインスト。
ダークな本作の中では珍しく安らかさがあるがそれが
逆にブラックメタルバンドがやるアンビエント曲みたいな
ただならぬ雰囲気が感じられるのう・・・!そして悲鳴が
木霊し続く7曲目はパワフルなリフが聴けるミドル、
アップテンポのアグレッシヴな勢いを感じさせる曲だ!
デーモン閣下のハイトーンが凄まじいのう・・・!
8曲目はどこかインテレクチュアルなリフが聴ける
IRON MAIDENMEGADETHを合わせたかのような曲で
やはりヴォーカルのヒステリックなハイトーンシャウト
耳が行くが楽器陣のパフォーマンスも実にタイトである!
9曲目はスラッシュメタル張りの雰囲気を持った本作中
最も爆走している曲で閣下のヴォーカルが低音でがなりたてる
まるで凱旋MARCHのような歌唱になっているのが面白いな。
ミックス的に奥に引っ込んでいるのが残念だが・・・。
10曲目は緊迫感あるピアノで始まりダークでへヴィな
リフが登場、デーモン閣下もオペラティックなベルカント
響かせその超人的なスキルを存分に発揮する!メタリックな
高音シャウトにマイルド歌唱、オペラヴォイスと実に多彩な
声色の使い分け
が凄いが曲としては長めでダレを覚えるかのう・・・。
11曲目はロックンロール的なノリの良さを感じさせる本作の
中では異例のキャッチーさを放つがギターのへヴィな音色
やはり重さは残されているな。12曲目はワウをかました
弾きまくりのギターソロ
で始まるこれまたライトなノリを感じさせる
70年代ハードロックのような枯れたブルージーな味わいを持った曲。


どうやら本作製作時にPANTERAを意識していたようで
そこかしこでそういった雰囲気のグルーヴィーな
リフ
が聴けるもあそこまでへヴィという訳ではなく
正統派メタルの質感はしかと残されているぞ!
デーモン閣下のセリフがいかにもコミックバンド
スローで地味なダレを覚える曲も多くメロディーも
イマイチフックが無く技術の高さとは裏腹にそこまで
面白いアルバムではない
かのう・・・やはりいくら
テクニックがあってもそれだけではダメなのだ!




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満足度 70% お気に入り曲 BREAKDOWN INNOCENCE、
殺しの現場!!、地獄へ突撃!、ギロチン男爵の謎の愛人







"1999 Black list「本家極悪集大成盤」"




デーモン小暮閣下率いる悪魔のメタルバンドのベストアルバム。


見た目やデーモン小暮閣下の言動こそ極めてイロモノ的だが
実は恐ろしく高いミュージシャンシップ、スキル、センス
兼ね備えた高次の次元に存在するバンドである!
俺は今の所そんなに彼らのアルバムは聴いてはいないが
ダークな様式美要素を持った正統派メタルだと
イメージしており本作にもそれを求めていたがここで聴ける音は
意外や意外、メタル要素は極めて薄く昔の歌謡曲要素を
残したJ-POPにかなり近いスタイルでデーモン閣下の
ヴォーカルもロブ・ハルフォード張りのハイトーンシャウト
バンバン聴けるものだと思っていたがここではクリーンで
ソフトでマイルドなポップス歌唱
でまぁ上手い事は上手いのだが
どうも物足りんなぁ・・・肩透かしじゃったのう・・・!

妙に爽やかなコーラスで始まりギターが泣き叫ぶ出だしの
1曲目はメロハー的な雰囲気と正統派メタルの力強い
リフ、
デーモン閣下のヴォーカルが冴え渡る曲だ!意外と
キャッチーでポップさもあり悪魔らしさが無いのが凄まじい
ギャップだが演奏スキルはやはり高い!ギターが全体的に
活躍しまくっているぞ!ハイトーンシャウトも凄まじいのう!
2曲目はパワフルなリフが聴けどこか様式美的な泣きの
ギター
が聴ける短い繋ぎのインストでデーモン閣下の笑いが
木霊し続く3曲目で疾走開始!ノーマルな正統派メタル然とした
楽曲だが各楽器、そしてヴォーカルのレベルの高さがハンパではない!
ギターソロ、ハイトーンシャウトがやはり聴き所だな。4曲目は
ダークで怪しいイントロで始まる彼らの代表曲で冒頭の有名な
セリフ
こそコミックバンドなのだが(爆)楽曲は力強いリフで
押していくミドルテンポの王道ど真ん中のメタルである!
メロディーはどこかポップさもあるな。5曲目はインダストリアルな
電子音
で始まりシンセが透明感を出しメタルというよりは煌びやかな
ヴィジュアル系
のような雰囲気を演出するアップテンポ曲。
ヴォーカルも優しくソフトな歌い方である。そこはかとなく
昔の歌謡ポップス要素を放っているな・・・!だがタッピング
駆使したテクニカルかつ感情表現もしかとあるギターソロは
確かにメタルである!6曲目も爽やかコーラスで幕を開け
泣きのギターが聴けヴォーカルも異様にクリーンな
ポップHRだ!一言で言えばメロハー、産業ロックである!
やはりギターソロがいい仕事しておるのう!7曲目はピアノで
始まり昔っぽいシンセとバンドサウンドが聴けるハードロックと
いうよりはポップスに近いバラード系の曲。ギターソロの
丸みのあるトーンはHRというよりフュージョンだな。フレーズも
そんな感じでテクがあるからこそのプレイである!ヴォーカルも
実に優しい歌い方でこんな悪魔がいるのだろうか!?(爆)
8曲目は待ってましたの力強いリフが聴けるもヴォーカルが
入るとリフが消えアルペジオとベース、ドラムのみになる典型的V系、
HR寄りのポップス
的アレンジで興醒めになっちまう・・・!
ギターソロはやはり良いな。9曲目はポップス特有の煌びやかさ
纏いつつも疾走!ヴォーカルはやはり非メタルスタイル
8〜90年代の歌謡J-POPに通じるものがあるな・・・!
ギターソロは弾きまくりでやはりカッコいいのう!10曲目は
叩きつけるリズムで始まり重ねられたギター、刻みリフ、
これまたやけにマイルドなヴォーカルが聴けるアップテンポ曲。
この曲もポップな要素が濃くメタルというよりメロハーである。
11曲目はようやく正統派に接近しリフ、掛け声のような
軽いシャウトが聴けヴォーカルはまぁメタルスタイルでは無いが
ちょい哀愁が感じられ悪くない歌謡ハードロックである。
12曲目はIRON MAIDENライクなギターが聴けアップテンポとなる
待ってましたの正統派メタルである!初期SEX MACHINEGUNSが
影響を受けていそうな曲
でヴォーカルもそんな感じである!
13曲目から17曲目までは組曲形式の大作となっており
デーモン閣下の語りに始まり大仰なクワイア、クラシカルな
ギター、邪悪で壮大なバンドサウンド
とこれまでに出てきた
ポップソングとは全く異なるメタラー好みの音世界が幕を開ける!
そして14曲目の切れのいい正統派然としたリフ、日本語詩
ヴォーカル
がいかにも昔のジャパメタな雰囲気を演出、
コーラスは分厚くギターソロは非常にタイトで流麗だな・・・!
15曲目は妙にエキゾチックなヴォーカルで始まりギター、
ベースが怪しいノイジーさを演出するヴォーカルの上手さが
光る短いトラックで続く16曲目はクラシカルなギターで始まり
疾走!ドラマティックなギターフレーズが聴ける待ってましたの
キラーチューン
と思いきやあっという間に終わるインスト
続く17曲目はスローテンポの正統派メタルだ。ヴォーカルが
やはり良くJUDAS PRIEST張りのメタリックなハイトーンも聴け
その点は満足だが組曲と言うには曲間がありわざわざ繋げる
必然性が無い
ように感じられるのだがどうだろうか・・・!?
18曲目はリリカルな音色が聴けるソフトタッチのバラード系
見せかけておいて中盤のインストパートはプログレと化す!
テクあるミュージシャンが各々持ち味を発揮し高度なアンサンブル
展開されるぞ!19曲目はこれまたコミックバンド然とした
セリフ
で始まりメタルの要素が前面に押し出されたギターリフが
聴けるミドルテンポ曲でヴォーカルが哀愁を感じさせる
メロディーを歌い上げる代表曲の一つとされている曲だ!
ギターソロもやはり熱い!


ダークな正統派メタルは少なめで意外とポップでキャッチー
楽曲が多く思ったほど悪魔ではないのだがそのギャップも
彼らの魅力だろう・・・!演奏技術、ヴォーカルのレベルが
恐ろしく高いからこそそういった試みも生きてくるというわけだ。
まぁ正直もっとパワフルなメタルが聴きたかったんだがなぁ・・・(笑)。
聖飢魔Uってこんなにポップス寄りだったっけ!?まぁだからこそ
メタラーのみならず一般のお茶の間にも浸透したんだろうが・・・!
アレンジや曲調など昔のJ-POPに近くXLOUDNESSと比べると
個人的には落ちるなぁ・・・!やはり俺はメタラーなのだ!
非メタルな曲が多く彼らに正統派メタルを求めると肩透かしも
いい所じゃ!
チェックするアルバムを間違えたかのう・・・!?




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満足度 69% お気に入り曲 地獄の皇太子、FIRE AFTER FIRE、
第3楽章 KILL THE KING GHIDRAH、EL.DORADO







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