SYNC.ART'S







"少女指揮下"




日本のコンポーザーによるプロジェクトがリリースしたコンセプトミニアルバム。


コンポーザーである五条下位なる人物がうちでも紹介している民族音楽的な
楽曲
をプレイする“encounter+”の女性ヴォーカリストを迎えてつくられた
ミニアルバムでこのシンガーが歌詞、コンセプトを描いている。ジャケを見れば
判るとおりどうやらジャンヌダルク(バンドではない)を元にしつつも
それとはまた違ったストーリーで構成されていると言える。

音楽的にはヴォーカル以外全て打ち込み音でリズムやシンセの使い方など
テクノ、トランス系の音作りをしているのだが踊るためのアレンジ・・・
所謂フロア向けトランスではなく聴くための音楽として成立しており
リスニング用トランスミュージック的な雰囲気を持っている。この手のミュージシャンに
よくあるファンタジック調サウンドではなくあくまでポップス寄りだといえるな。

1曲目のイントロでいきなり長い語りが始まりどうしてもSound Horizonを
連想してしまうが語りはこれのみで楽曲的にそれっぽさはあまり無い。
2曲目“紅い黎明”さっそくのキラーでアップテンポの曲調にのせて非常に
キャッチーな琴線に触れるサビメロ
を繰り出してくるぞ!ラストにシンセが
サビメロを奏でる
展開も俺のツボである!たまらん!!(笑)


だがこれ以降も悪くは無いもののこの曲を超えるほどの楽曲は無いな・・・。
まぁヴォーカル入りトランスとして考えれば良い方なのだろうが個人的には
こんな評価だ。2曲目が特に頭一つ飛び抜けており他の楽曲の
印象が薄れるのかもしれん・・・!?



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満足度 74% お気に入り曲 紅い黎明







"WHITE KISS"




日本のコンポーザーによるプロジェクトの新たなミニアルバム。


本作が何作目なのか皆目見当がつかんが(爆)本作は新たにリリースされた
5曲入りミニアルバムで今回は異なる5人の女性ヴォーカリストを迎えて
製作されている。上で紹介した“少女指揮下”に参加したシンガーは5曲目で歌っている。

今回音楽性も変わっておりテクノ、トランス色が排除され全体的にゆったりした
バラード調の楽曲
で構成されており全曲スローテンポである(爆)。
速い曲が聴きたいメタラーには向かんだろう・・・!アレンジ面では電子音がほとんど
無くなり
そのかわりストリングスやアコギ、ピアノ等が
多く使われており個人的には好印象である(笑)。

スローテンポオンリーとはいえ曲調もストリングス入りバラードのみではなく
2、3曲目・・・特に2曲目“白き獣”は志方あきこを思わせる民族的雰囲気
醸し出しておりなかなかに聴き応えがあるぞ!ここで参加しているヴォーカルも
志方あきこ的な祈祷師風のしゃくりあげる(?)歌い方をしており
実力者であることをアピール
してて面白い。

個人的に気に入ったのは弦楽器やピアノが中心に使われたバラードの
4、5曲目だ。アルバム前半はややメロディーが弱く感じられたが後半盛り返してくるぞ!


個人的には楽しめたが全曲スローバラードと言っても過言ではないので
速い曲聴いて暴れたいメタラーにはオススメできん!だがスローでも美しい楽曲、ヒーリング系が好きな人、
X JAPANの曲は紅やSILENT JEALOUSYとかよりも
ENDLESS RAIN、FOREVER LOVE等と言ったバラードの
ほうが良い
という人にオススメ。



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満足度 74% お気に入り曲 白き獣、白い小箱、ヒカリ







"華に舞う黒蝶の姫"




日本のコンポーザーによるプロジェクトのフルアルバム。


これまではトランスだったりバラード風だったりと幅広い作風
魅せてくれたSYNC.ART'Sだが2007年の年末にリリースされた
本作は基本をトランスとしつつも何とこっち側の音・・・
つまりメタルスタイル、シンフォニックなメロスピチューン
収録されておりそれゆえか本作はメタラーの間でも注目を
集めている
らしい・・・!?

1曲目はチャーチオルガンのイントロに始まりメロスピ的に疾走!!
メタリックなギターリフに2ビートで爆走するドラムは完全に
メロスピ
である!AIONの“愛音”みたいだ(爆)。だが女性ヴォーカルは
妖精帝國を思わせる媚び声なのが残念だ・・・サビはバッチリクサいぞ!!
間奏のツインリード、そこに乗るお約束の語りも実にクサいのう・・・!
ラストのサビは半音上がり王道のメロスピ的展開だ!
2曲目はトランス的なリズムにメタルギターが乗る曲で
この曲は女性ヴォーカルも1曲目のような媚び声ではなく
普通に上手いフィメールVoだ。全体的にはポップな雰囲気があるな。
3曲目もトランス的リズムにピアノ、パパパパーいうシンセ
目だった曲。4曲目もピアノと打ち込みリズム、シンセが使われた
トランス的アレンジの曲。メタルチューンは1曲目だけだったのか!?
だが5曲目はメタリックなギターが聴けるハードロック曲だ!
とはいえメロスピ、クサメタルではなくミドルテンポのブルージーな
要素
を持ったハードロックである。ギタープレイはなかなかに聴き応えあるぞ!
6曲目はワウをかましたファンク風のカッティングがイントロで聴けるも
基本はポップな曲。7曲目は重厚な民族調の雰囲気に満ちた曲。
8曲目は穏やかな雰囲気のバラードだ。メロディーは良く
間奏のシンセストリングス琴線に触れる叙情フレーズ
紡ぎ出しているな。


我らメロスパー、クサメタラーが諸手を挙げて大喜びする曲が
1曲目だけだというのが実に残念である!メロスピとしてクオリティーも
十分高いので一度この方向性でアルバムリリースしてもらいたいもんじゃ!



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満足度 78% お気に入り曲 Marionetteの輪舞曲







"END OF THE WORLD"




日本のコンポーザーによるプロジェクトのアルバム。


カヴァーもやるがオリジナルもプレイしシーンに確固たる
地位を築いた感のある実力派プロジェクト、SYNC.ART'S。
音楽的には一つのジャンルに囚われずメロハー系から
ポップス、トランスライクな曲など様々なスタイルを持ち
これといったモノは無いが終始安定した、職人気質の
ミュージシャン
なのやも知れぬ・・・!

そしてそんな彼等SYNC.ART'Sが夏にリリースした本作、
五条下位、DauGeなる2名のコンポーザーが曲を書きそれを
遊女、葉山りくと名乗る2名の女性シンガーが歌う
ツインヴォーカルが売りとなっており、両者の声質は若干
癖を感じさせつつも上手く、またよくある媚びを売るような
声ではなくまっとうな歌い方をしているのも良いな!
音楽的にはメロハーからプログレ的なリズムを持ったもの、トランスなど
様々な表情を見せるが一貫してメロディアスさ、キャッチーさ
重視されている感がある。

1曲目からさっそくツインVoがキャッチーなメロディーを歌い
それほどメタリックではないバンドサウンドにトランス的シンセが絡む
メロハー寄りの曲調である。ギターソロはなかなかにテクニカルだな。
2曲目はプログレ的と言える変拍子リズムをピアノが奏で難解そうな
印象を放つがヴォーカルメロディーは歌謡曲系のキャッチーさがある。
3曲目はファンク的カッティングをバックで聴かせつつもシンセが
北欧メタルに通じる透明感、叙情性を演出しメロディーもこれまた
歌謡曲ばりである!4曲目はポップな雰囲気が前面に出た曲で
これは好みじゃないな・・・。5曲目はアコギで始まりハードロック的
ギター
が聴けるアップテンポのメロハー曲。6曲目はうってかわって
トランス要素が顔を出す打ち込みシンセチューンだ。7曲目はシンセが
目立ちつつもハードロック的バンドサウンドが聴けるメロディアスな
トランスメロハー(?)である!8曲目はアカペラ
始まりピアノが聴けるメロウな曲。


前作にあったバリバリのクサクサ様式美メロスピは無く
メロディアスで質が高くもどこか無難な楽曲で纏まった感があり
悪くは無いが特別ブッ飛ぶほどのインパクトも無いのが
正直な感想だ。思うに彼等は上でも書いたが職人気質、
スタジオミュージシャン気質
なのかも知れんな・・・!
どんなスタイルの曲をやっても安定した実力を発揮できるが、
不器用なバンド特有の「俺たちはコレしか出来ないんだ!」感が
生み出す鬼気迫ったエモーションが感じられないと言うのが
いかにもスタジオ気質だと言えるだろう・・・!上手すぎて
味がない
と言ったところだがまぁそれは真に優れたハイレベルな
ミュージシャン
の証拠だな。俺は下手でも味が欲しいタイプ
リスナーなんでこういう評価だが技術的な面で評価する
リスナーなら高評価となるだろう!



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満足度 75% お気に入り曲 影法師に急かされる〜YuRiMix〜、
この世の果て、青い車〜2008〜







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