凛として時雨







"Inspiration is DEAD"




日本のカオティックハードコアバンドの2ndアルバム。


男女ツインヴォーカルを擁するスリーピースバンドでメタルではないが
メタラーの間でも話題になっており新譜である本作を購入してみた。
たしかに音的にはエモ、スクリーモ、ハードコアの要素が濃く
メタルとは呼べないが荒々しさはかなりのものでカオティックコア的な
変態的変拍子、ノイジーな音作り
が堪能でき実に興味深いスタイルを持っていると
言えるだろう。音質はかなり劣悪だがそこがハードコアだ!

1曲目は変拍子イントロからツーバス連打で爆走!中性的な超高音ハイトーン
炸裂するぞ!一瞬スクリームも使われカオティックに爆走!
ノイジーな音に暴れ狂うドラム、そしてテクニカルなキメを連発するも
爆走重視の曲調はシャウトの無い日本語のCONVERGEってな塩梅だが
あっちのようなダークさは無くどこかポップな雰囲気もあったりする。
2曲目もカオティックなイントロで始まるがヴォーカルはメロウだ。
テクニカルな演奏、展開に日本人的な哀愁メロが乗る音作りは
ボストン辺りから出てくるこの手のバンドには無い美徳である!
3曲目はイントロのギターが印象的なフレーズを弾きどこかジャジーな
雰囲気
を演出するぞ。シンセは使われていないがギターがそれっぽい音を出し
スペイシーな空間を生み出しているな。ラストはツーバス連打だ!
6曲目はスクリーモ色濃い雰囲気の曲で7曲目は終始穏やかだかベースが
ブリブリ唸っている
な。8曲目はテクニカルなギターが聴け高音ハイトーンが
たたみかけるようにまくし立てるぞ。


中盤から後半ややダレるが前半の爆走カオティックコアなかなかに
強烈である!
上記したが日本人的な叙情性もあり海外のバンドとは
一味違う個性があるな!いかにもパンク的な音の軽さがメタラーには
受けないかもしれんがまぁそれは仕方ない。個人的にももっと暴虐さが欲しかったのも確かだ。
だが質は高いので日本語詩、クリーンなハイトーンVoが聴けるカオティックコア好きなら
聴いて損はないかもな!?



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満足度 78% お気に入り曲 nakano kill you、COOL J







"MOMENT A RHYTHM"




日本のカオティックポストロックバンドのシングル。


これまではインディーズで活動してきたが知名度が上がり
ライヴも客を呼べるようになりついにメジャーデビュー
なったわけだがそんなメジャー第一弾となる本シングル、
何と1曲16分の大作という暴挙に出ているではないか!(爆)
ラジオでのエアプレイを一切考えていない、メジャーに媚びない
その姿勢は良し
なのだがこの曲、従来のようなカオティック
ハードコアが暴れ狂う展開なのかと思いきやまったくの逆
静寂が支配する穏やかな、ポストロックの流れを汲んだ
非常に地味なスタイルで次第にバンドサウンドが入ってくるも
特にプログレッシヴな展開があるわけでもなく終始スローで
エモーショナル
な曲調となっている!途中ノイジーなギター
暴れるパートもあるがリズムや曲調は一切変わらない・・・!
雰囲気モノの要素が濃く正直かなりダレるのう!ポストロックが
好きなら楽しめるだろうが個人的には苦手なのでな・・・!


同郷、同タイプの9mm Parabellum Bulletがカオティックさは
そのままに歌謡曲クサさ、いい意味でのダサさを取り入れ
成功したのに対しこっちはポストロックの内省要素を
持ち込みガラッと方向性を変え非常に賛否分かれそうな
スタイル
に向かってしまったなぁ・・・!個人的にこういう
音は好みじゃないので残念だが、9mm Parabellum Bulletや
マキシマムザホルモン、Dir en greyらがメジャーでもクソ激しい
を出せているので彼等もそれに負けじと本分の激烈カオティック
ハードコアスタイル
でシーンをかき回してもらいたいものである・・・!
しかしそれにしてもこの内容で3000円もボッタクリやがるのか!?
いくらLUNA SEAとかに影響受けてるからといって安易な
ヴィジュアル商法
敵を作るだけだぞ!?Youtubeで
見ればいい
とかみんな思うようになっちまったら商売あがったりだろう!?
値段設定を考え直せいッ!



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満足度 20% お気に入り曲 特に無し







"just A moment"




日本のカオティックコアバンドによるメジャー後初のフルアルバム。


実力が認められメジャーデビューしたはいいがメジャー第一弾と
なった前のシングル“MOMENT A RHYTHM”ポストロック要素
大幅に取り入れ賛否両論・・・いや少なくとも我らメタラーの
間では圧倒的に否定派が多く、またヴィジュアル商法とも取れる
滅茶苦茶な値段の付け方も相まってセルアウトとは違いつつも
一気に株を落とした感のある彼らだがメジャー初のフルアルバムと
なった本作では心機一転し本来のキャッチーかつ叙情的な
男女ツインVoカオティックコア
に舞い戻っているぞ!

1曲目から本来のエモ的な雰囲気を取り入れたライトな
カオティックコアスタイル
を披露し前のシングルで
怒りを覚えたリスナーも溜飲を下げることだろう。
パワーは無いがキーの高い男ヴォーカルにさらにキーの
高い
フィメールVo、キャッチーなメロディーに叙情的な
展開
を持ち込みつつもタイトでテクニカルなバンドサウンドが
聴けスクリーモ系の絶叫シャウトも登場、時にノイジーになる
デリデリしたギターリフもルーツはパンクなのでへヴィさは無い
激しさはそれなりにあり、また前シングルでは大失敗に終わった
ポストロック的な静寂による間もバンドアンサンブルの
合間合間に適度に挿入されることにより上手いこと引き立っているな。
アコギのストロークが聴ける3曲目もリズムはカオティックだが
ラウンジに通じる叙情性が前面に押し出され何とも言えない
メランコリックな気分にさせてくれるのう・・・!80年代の
ダンス、ブラコン系
を思わせるベースラインが特徴的な5曲目も
面白いアレンジだな・・・!これまたアコギも取り入れられダンサブルな
だけでなく湿った叙情もしかと持ち合わせているぞ!
ギターソロ後の激しい展開も聴き所だ!7曲目は特に
カオティック寄りの曲で激しいバンドサウンドが変拍子で
襲い来る
アグレッシヴさがあるがエモい叙情もある。
9曲目は問題の大失敗シングル曲のショートヴァージョン。


同じ国産メロディアスカオティックコアでも
9mm Parabellum Bulletとは違った方向性を向き
双璧を成すバンドとして本作であるべき姿に立ち返った
感があるな・・・!捨て曲もまだ目立つがポップさ、メロウさは元々の
持ち味
なのでこのまま前みたいに変な方向性向いて
失敗せず突き進んで欲しい
ものである!




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満足度 79% お気に入り曲 ハカイヨノユメ、a 7days wonder、
Telecastic fake show







"still a Sigure virgin?"




日本の男女ツインVoカオティックコアバンドによる4thアルバム。


異様にカン高い男女ツインVoを持ち味とし時に変態カオティックコア、時に
叙情派ポストロックスタイルでコアなリスナーを楽しませる3ピースバンドのメジャー2作目にして
インディーズ時代から数えて(ミニアルバムを除き)通算4作目にあたるフルアルバムである!
以前は値段だけバカ高く内容はクソ大失敗シングルを出し顰蹙を買ったこともあるが(爆)
前作で何とか軌道修正、そして続く本作の気になる中身だがカオティックな
荒々しさ
を残しつつもどこか叙情エモ、オルタナ寄りになったというか何というか・・・全体的に
エモ、スクリーモ以前ポストハードコア等と呼ばれていたバンド勢を思わせるような
混沌とした怪しい湿り気を感じさせる楽曲が増えヴォーカルもウィスパー歌唱が
比重を増し
悪く言えば大人しくなったと言えるかも知れんが思い切りセルアウトしただの
ポップスバンドに成り下がったと言うわけではなく従来の彼等らしさはちゃんと残っているな・・・。

1曲目はデリデリしたバンドサウンド、相変わらず高めのウィスパーVoで始まりポストハードコア的な
怪しい湿り気
を帯びた雰囲気を感じさせる曲。エモ寄りだが後半でアグレッシヴさも多少見せるな。
2曲目は荒々しくも歪みの無いクリーンなギターがオルタナ的な要素を持ちヴォーカルはやはり
ウィスパー気味の歌唱が主体でこれまたエモーショナルな要素が強いな・・・!3曲目はデジタル音、
ピアノリフ
がこれまでと異なる雰囲気を放つダンサブルでチャカチャカとした音になり変態要素も
しかとある
がどちらかと言えば人力トランス的なスタイルになった感があるのう!後半はギターが
ノイジーな変態的ソロを披露するぞ!4曲目はクリーンギターがメロウなムードを醸し出し
穏やかさも感じさせるが緊迫感もしかと携えた曲。後半で絶叫シャウトも登場しその後は
タッピングによる速弾きギターソロも聴けカオティックコアとしての矜持を発揮する!
5曲目は軽快かつやはり変態的なリズムがインパクトを放ちアコギも聴けヴォーカルメロディーは
いつになくキャッチーさを感じさせる判り易くもテクニカルな曲だ。6曲目は
穏やかな出だしからアコギのストロークが聴けるバラードというか
ポストロック風の曲。7曲目は妙に軽快なポップさを出しつつもリズムワークはこれまた
人力トランスと言えそうなダンサブル要素を感じさせ荒々しくもライトな部分のある
アップテンポ曲。何気にリズムパートがテクニカルじゃのう・・・!8曲目はアグレッシヴなドラム
始まりその後は荒々しくも妙に気だるいムードを持ったツインVoが聴け中盤でさらに
アグレッシヴさを増すカオティックオルタナである!9曲目はソフトな女性Vo、
チャカチャカしたミュートギター、妙にへヴィなベース
が聴けるアトモスフェリック系の
穏やかな曲。
中盤からバンドサウンドが聴けテンポアップし多少のキャッチーさも出てくるな・・・!


9mm Parabellum Bulletと双璧を成すジャパニーズカオティック叙情
歌謡ポップハードコア
として名を馳せる彼等だがアルバムを重ねるごとにあっちがいい意味でダサい
歌謡曲のクサさ
を取り入れ始めたのに対しこっちはより湿った叙情ポストロック要素を増した感があり
リスナーによって好みが分かれる所だろうな・・・!こうなってくると俺は勿論クサメタラーなんで
歌謡クサメロを豊富に聴かせる9mmのほうが好みになっちまうが、あっちのダサさ、クサさが受け入れられない、
ポストロック、オルタナエモが好き
だというリスナーならばこっちを支持するだろう・・・!
上記したよう全体的に大人しく穏やかなムードが漂うようになりメロディーもそこまでフックが
あるわけじゃない
んで今後この方向性で来られると個人的にはちょいと厳しくなっちまうなぁ・・・!




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満足度 72% お気に入り曲 a symmetry







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