映画大国インドが産んだ最高のやりすぎ映画 ロボット







映画大国インドが産んだ最高のやりすぎ映画 ロボット










ワケわからんが面白い








インド映画!映画好きならばある意味避けて通れぬ映画界の桃源郷!
映画に興味無い人間
にとっては意外かも知れんが、インドは映画大国なのだ!
日本も今やブラック企業大国、奴隷制度再びってな悲惨な様相を呈しているが、
こと貧富の差においてはまだまだヌルく、発展途上国に比べればさながらDIR EN GREYに
対するガゼット
が如きレベル!キン肉マンに対するカニベース(超人強度2)が如きレベル!
インドの貧富の差たるや凄まじく、路上に死体が普通に転がり、乞食が座り込むすぐ目の前で
超高級車を乗り回すVIPが当然のように存在しており、天高くそびえ立つ超高層ビルの真横に
ゲットー、スラム街が軒を連ねる程である!そんなカーストの底辺その日暮らしをせねばならない
インド人にとっての最大の娯楽が映画なのだ!セックス不可能のジャパニーズ・ギークにとって
漫画、アニメ、ゲーム性の対象となるように、マッチョに憧れるアメリカンギークにとって
スーパーヒーローコミックが強さの対象となるように、インド映画は貧しき庶民にとっての
現実逃避である!
それ故上映時間が長く、平均3時間“アラビアのロレンス”と同程度の
ロングサイズが基本となっており映画の途中で休憩時間が設けられる程!どこのプログレバンドだ!(爆)


よくインド映画を“マサラムービー”“ボリウッド”等と表現するが、前者はインド映画最大の
特徴
である娯楽映画において、アクションありサスペンスあり笑いありありダンスありの
何でもありなゴッチャ感インドの香辛料に例えて表現された言葉であり、後者はヒンディー語の
映画
を示しており映画制作の中心地ムンバイの旧名である“ボンベイ”ハリウッドをもじって、
“ボリウッドフィルム”と呼ばれるのがルーツなのだ。

まぁ最もインドが映画大国だと言うのは日本の漫画、アニメ同様あくまでも生産数世界一であり、
クオリティー面では流石に本場ハリウッドの一級線A級映画には遠く及ばず、あくまでも
愛すべきB級の部分を楽しむべきなんだが、香港映画ワイヤー、カンフーアクションと言う
ハリウッドも認めた持ち味があるように、インド映画にはインドならではの持ち味がしかとある!、
それが世に名高き有名なダンス、群舞シーンだ!








CG使うよりも人件費のほうが圧倒的に安いインドならではの、このエキストラ使いまくりの
豪華絢爛ダンスシーン!
インド映画はよく「観る桃源郷」等と表現されているが、この多幸感に
満ち溢れまくりの派手なダンス
を観ればそれも頷けよう・・・!曲もまたインド土着の民謡と
言えそうな独特のムード
があり、デジタルサウンドを取り入れ今風にアレンジされたモノもあるが
基本は男女ツインVo結構エロめな歌詞を歌うのが基本である。男Voもなかなかにエモーショナルだが
女性Voが独特のエキゾチックな歌い回しキーも相当に高く、これもまたインドらしさを強烈に見せ付ける
大きな要因だと言えよう・・・!誰かHM/HRと融合して“マサラメタル”とかやらないのだろうか!?(爆)
RHAPSODY OF FIREハリウッド・メタルに対抗して“ボリウッド・メタル”とか
面白そうなんだがどうだろうか!?(笑)

こんな絢爛豪華なダンスシーンがふんだんに登場するインド映画、観ているほうもつい共に歌い
躍りたくもなって来るモンだろうが
基本的に映画館は「立っちゃダメ、音出しちゃダメ、
セックスもオナニーもとりあえずダメ」
みたいな暗黙の了解があろう・・・!しかしインド映画は
そんな常識も覆す!
“マサラシステム”と呼ばれる独自の上映ルールがあり、
それは映画に合わせて掛け声出そうがうろつこうが立ち上がって共に歌い躍ろうが
クラッカー鳴らそうがカレー食おうがおかまいなし!
全員ライヴ感覚で騒ごうぜ!
楽しんだモン勝ちだぜ!
というとんでもないシステムなのだ!非インド映画でも
かの有名な“ロッキー・ホラー・ショー”がライヴ感覚の観客参加型上映システム
走りを見せていたが、こっちはそれを徹底しておりさながら映画館はライヴハウスと化す!(爆)
ボリウッド・イズ・ロックンロール!!








前置きが長くなっちまったが、ハリウッドスタローンが、チャック・ノリスがいるように、
カンフー映画ブルース・リー、ジャッキー・チェン、ジェット・リー、ドニー・イェンがいるように
インドにもカリスマと呼ばれる大物俳優が存在する!我らがスーパースター、ラジニカーントその人である!
スーパースター・ラジニ!ラジニ兄貴!!







「オッス!オラ、ラジニ!」




コラッ!小太りの色黒オッサンとバカにすんな!向こうじゃ文字通りのカリスマなんだぞ!
日本でも90年代に一大ブームを巻き起こした“ムトゥ 踊るマハラジャ”のあのオッサンである!
そのダンスにおける腰のキレ!各映画で必ず見せるWWEスーパースター(レスラー)のそれ
通じる独特のムーヴ!怪しくもセクシーな目つき!インドでは知らない者はいない程の人気
彼の映画が公開されると映画館は文字通り黒山の人だかりを形成する!ファミコン時代に
ドラクエ発売日に国民が一斉にゲームショップに並んだ
のとはワケが違うぞ!

そして今ここに紹介するのが、そんな我らがラジニ兄貴の最新主演作にして日本でも2012年に
公開
され「インドのやりすぎSF映画」と大層話題になった“ロボット”なのだ!
基本的なあらすじは以下の通りである。




工学博士のバシーガラン博士は、10年の歳月を費やして自分に似せた高性能の
人間型ロボットを作り上げた。バシーガランの母親により“チッティ”と名付けられた
そのロボットは、強大な力と明晰な頭脳で街の不良を懲らしめ、バシーガランの
婚約者であるサナを守りスーパーヒーローの様な大活躍を見せる。

しかしその後ある事件をきっかけにチッティは人間の感情を手に入れてしまい、
サナに恋心を抱いてしまう。これによりバシーガランは軍から顰蹙を買い、怒りに
まかせてチッティを破壊、だがこれに目を付けたバシーガランの恩師にして
チッティの性能の高さに嫉妬心を覚えていたボラ博士が破壊されたチッティを復元させるが、
その際悪の心に目覚めるチップを埋め込んでしまい、邪悪の化身と化したチッティが
軍を、政府を巻き込んで大暴れを展開する!





これだけ読むと意外と王道というか、よくあるパターンの話に感じられるかも知れないが
そこは荒唐無稽が売りのインド映画、ただのSFロボットモノに終わるハズも無く
インドならではの無茶苦茶な展開、そして往年のジャパニメーション辺りの影響下に
ありそうなやりすぎ展開が待っており度肝を抜かれる事間違い無し!ツッコミ所も満載!


まずラジニ兄貴バシーガランチッティの一人二役を演じているのはいいが、
何だかんだで60過ぎており普通に考えて老人と呼ばれる年齢に差し掛かっているのに
無理矢理若作りしており(まぁこれは他のラジニ映画もそうだが)、婚約者であるヒロイン、
サナ
女子大生という設定で、しかもこんなにも美人だとォ!?









インド映画のヒロインは何故か知らんがハズレ皆無と言える位に美人が揃っており、
あまりにも美人過ぎて結構誰が誰だが見分けがつかなくなっているのだが(笑)、
サナを演じたアイシュワリヤー・ラーイはもう40を目前にしておりトウが立ってるのも
いい所
だが、ラジニ兄貴がまずバリバリに若作りしているんで大した問題では無いのだろう(笑)。
グラサンかけてるチッティはどこかサンホラのRevoに似てるし(爆)。


サナが電車の中でチンピラに襲われるが、チッティがボディガードの役目を果たし
マトリックスばりのアクション
チンピラを激しく撃退!エネルギー切れで電車の外に
突き飛ばされても電気を補充しすぐに電車を追い、電車の上を、横を猛ダッシュ!(爆)









都合よく雷に撃たれた事により人間の心を手に入れたチッティ。サナにキスされた事で
テンションMAXになり、彼の体内の神経回路何故か花が咲き(爆)、まるで思春期の
中坊
が如くいてもたってもいられなくなりサナの映像を繰り返し映し出し堪能する。
これが下品な映画で、ロボットでなければ間違い無くマスをかいているシーンだな(笑)。
さらに我慢の限界に達したチッティサナの家に侵入、サナを困らせている夏場の蚊を
ロボットのテクノロジーで捕獲!
何故か蚊とも言葉で意思の疎通を行い、サナの血を吸った
蚊を家に連れて行きサナにワビを入れさせるこの無意味で意味不明なコメディー展開!
この
わけわからん加減!これぞインド映画よ!








当然のように挿入されるダンスシーン!
ラジニ兄貴が腰をクイクイ!




インド軍へチッティの性能を披露するデモンストレーションが行われるも、この時点で
既に感情を得ておりサナへの想いが爆発寸前なチッティは、軍を前にまるでヒッピーの
ような世迷い事をベラベラと語り出す(爆)。








ボラ博士によって悪の心を植え付けるチップを埋め込まれたチッティ。見よこの
前衛的にも程がある、貼り付け感丸出しのイナズマ型モミアゲ!
まるでカプコンの格闘ゲームのキャラクターみたいなヘアスタイルだ(爆)。


ダークサイドに堕ちたチッティは自らのコピーロボット(パーマンじゃないよ)を次々と生産、
愛すべきサナを捕らえ自らに逆らう者は皆殺し!軍や政府も重い腰を上げるが、ここからが
この映画の本番と言うべき展開よ!ラスト40分に渡って繰り広げられる手に汗握る
超絶SFインドアクションの雨あられ!









トラックに、車に飛び移りマッスルインフェルノ!さらに軍のマシンガンを
大量に奪いその場で無理矢理くっつけて連発しまくる!









チッティのアジトでの最終決戦はもはや筆舌に尽くし難し!チッティの大軍が合体し巨大な
球体に変形!
マシンガン連発しつつ高速移動で軍を蹴散らし、さらに巨大な壁になったり
になったり、のような姿を模し戦車を丸呑みする!そして・・・









パシフィック・リムに先駆ける事1年ちょい、チッティが・・・ラジニ兄貴が合体して
巨大ロボになっちまった!!
何だよ森マコって誰だよ!何で髪の先っちょだけ青いんだよ!
KAIJUって何だよ!萌&健太ビデオって何なんだよ!!(意味不明)


2時間以上に渡って繰り広げられる荒唐無稽で怒涛の展開!実は日本公開版は
ダンスシーンや一部をカットした短縮版
となっており、ノーカット版のほうはインド映画らしく
3時間に到達するボリューム満点の仕上がり
となっている!ノーカット版も完全豪華版ブルーレイで
お目にかかる事も出来る
ので今から見るなら是非ともノーカット版を観てみよう!
まったく最初からノーカットでやれや!こんなんだから日本は映画後進国なんだよ!




ちなみに我らがラジニ兄貴は基本的に映画出る時はヅラ被ってるんだが、実際は
すっかりハゲ上がっておりその姿は“ボス その男シヴァージ”のラストで
存分にお目にかかる事が出来るぞ!








「俺が、ボスだ」

すかさず「ザ・ボス!」というシンガロングが流れるのが何ともかんとも(笑)。





本作を撮ったシャンカール監督はこの後姉妹作として、インドにも一応は存在しているらしい
イケメン俳優、シャー・ルク・カーン
主演のSF超大作“ラ・ワン”を撮影しておる!
姉妹作だけに共通点もあり、ユル〜いコメディー壮絶インドアクション、
歌に踊りに最新のCG
をふんだんに使い、しかもラジニカーントチッティとしてカメオ出演、
わりかし相当にどうでもいいシーンで顔を出し決めポーズを披露、ギャラリー全員が
ラジニ様のクールさに惚れ惚れし、仮にも未亡人の子持ちである本作のヒロイン(?)までも
「ああっラジニ様ぁ〜」とお熱を上げるのはどうかと思うぞ(爆)。








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