ROYAL HUNT







"LAND OF BROKEN HEARTS"




デンマーク出身の様式美ハードロックバンドの1stアルバム。


キーボーディストでありつつマルチプレイヤーでもある
アンドレ・アンダーセン率いるデンマークはコペンハーゲンで結成されたバンドで
その音楽性はイングヴェイ直系のネオクラシカル様式美メタル
下敷きにしつつも他の多くのフォロワー勢とは違い所謂パワーメタル的な
要素は無くどこかメロハー的な雰囲気、音作りを特徴としている。
アンドレは音楽理論に精通しているようで新人ながらすでにクオリティーは
非常に高く
デビュー作である本作の時点で既に確固たる地位を築いた感がある。

よくいるHR/HM系のキーボードと違いピコピコ音ではなくストリングス、
チャーチオルガン、チェンバロ、フルート
等といったクラシック楽器の
を再現して繊細なクラシカルフレーズを紡ぎだすアンドレのプレイは
実に琴線に触れるもので多くの様式美メタラー
この音にレイプされたであろう・・・!かくいう俺もケツを掘られた一人だ!(爆)
この音はホントたまらんわい!のちに方向性が変化しよくいるピコピコ音に
なってしまう
のだがこの頃はマジに素晴らしい!

楽曲のクオリティーも凄まじく高く捨て曲無しの名盤となっている!
全ての曲が俺のツボを激しくつついてくるぞ!たまらんわい!
ネオクラ系メロハーってなカンジで特別疾走しているとかそういうわけではないが
速いだけがメタルではないのだ!
ちなみに5曲目のインスト“MARTIAL ARTS”は今更言うまでもないが
プロレスラー蝶野のテーマ曲として余りにも有名である・・・!
アイム蝶野オラエーーーー!!!(爆)


この時点ではヴォーカルがやや弱いもののそれすらも味となって逆に
好印象さえ抱かせるほどだ(笑)。本作を彼らの最高傑作と称するファンが
未だに多いのも頷ける至高の様式美アルバム。この頃の彼らはまさしく神だった・・・!



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満足度 97% お気に入り曲 全部







"THE MAXI-SINGLE"




デンマーク出身の様式美ハードロックバンドのマキシシングル。


なんかタイトルがそのまんまなカンジなのだが1stの曲をアコースティックに
アレンジ
したヴァージョンと2ndに収録される曲が収められたシングルにして
半企画盤
のような様相を呈している。

2ndに収録される新曲“CLOWN IN THE MIRROR”は彼ららしい哀愁、
悲しさに満ち溢れたバラード
でなかなかの出来。その他のアコースティック曲だが
ただ単にアコギで弾き語りするようなヴァージョンではなくシンセによる
オーケストレーションとピアノでアレンジされたクラシカルな出来

なっていたりとなかなか楽しませてくれる。曲にあったアレンジを施されているのは良いが
せっかくならストリングス系の音等すべて生でやってもらいたかったわい・・・!


シングル、企画盤としては聴き応えのある出来でそれなりには満足だ。
本作はとりあえずファン向けだろう。






満足度 80% お気に入り曲 LAND OF BROKEN HEARTS、
KINGDOM DARK







"CLOWN IN THE MIRROR"




デンマーク出身の様式美ハードロックバンドの2ndアルバム。


1stとの間にシングルを挟んでリリースされた彼らの2作目は個人的に1stと比べて
やや大人しくなったというか全体的にバラード寄りになった印象を初聴きの時に
受けた記憶がある。
デンマーク出身の彼らが織り成すその音作りはスウェーデンや
フィンランド出身の北欧バンドとはまた一味違った独特の雰囲気に満ちており
それがそう思わせる大きな要因だと思うが基本的に他の様式美バンドと比べて
どこか大人しい印象がある
と思う。

そんな本作、個人的には1stのほうが好みなのだがこっちにはこっちで
強烈なキラーチューンが収められている!
それがラストの“EPILOGUE”だ!
この曲が持つ哀愁、激情、切なさの度合いたるや凄まじく聴いているだけで
恐ろしくメランコリックな気分になり夕日に向かって
駆け出したくなる(爆)。
そんなオーラを放ちまくっているのだ!!恐ろしいまでの
エモーション
だと言えよう・・・!


時代を感じさせるやや篭り気味のプロダクションが逆に優しく包み込むような
雰囲気
を醸し出しており曲の良さを引き出しているように感じられるのは
俺だけか!?それはともかく実に美しい、まさに美を極めたアルバムである・・・!



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満足度 94% お気に入り曲 EPILOGUE







"MOVING TARGET"




デンマーク出身の様式美ハードロックバンドの3rdアルバム。


彼ら待望の初来日公演の裏でメンバーチェンジがありヴォーカルが
実力者であるD.C.クーパーに代わりその結果バンドのクオリティーが向上、
そんなD.C.クーパーを迎えて最初に作られたアルバムが彼らの3作目にあたる本作である!

前任者ヘンリック・ブロックマンはエモーショナルなシンガーだが
実力的にはまだ足りない部分があったのだがD.C.クーパーは実力的にも
エモーションもまったく問題無く実に上手いシンガーだと言える。
そんな彼が加入した事によりバンドもパワーアップし、楽曲の質も向上、
1stに次ぐ会心作に仕上がったと言えるだろう。これまた捨て曲の無い名盤である!

また今回女性バッキングコーラスが随所に導入されているが声質的にどこか
R&B風
で音楽性にはあんま合っていないかな・・・!?
かといってラプソ張りの重厚なクワイアが合うとも思えんし普通に
D.C.クーパーの多重録音でよかったと思うがまぁ些細な問題だろう。


1stに並ぶクオリティーの高さに満足であった!質の高い様式美アルバム
求めるメタラーのみならず普段はメロハー、ハードポップあたりを聴いてる
リスナー層にも幅広くアピール出来る
と言えるだろう!



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満足度 96% お気に入り曲 全部







"PARADOX"




デンマーク出身の様式美ハードロックバンドの4thアルバム。


前作においてヴォーカルを実力者D.C.クーパーにチェンジし、そして本作の
レコーディングにあたって今度はドラマーが変わるという再度のメンバーチェンジを
経て本作はリリースされる事になった。そんな本作はバンド初のコンセプトアルバム
なっておりそのためかアルバム全体の雰囲気もプログレではないが大作主義になったと
言えるだろう。6分以上の楽曲が中心で中には7分、そして9分超えの
長尺曲
もあるぞ!

大作主義のコンセプトアルバムということで聴くのに思わず身構えてしまいそうになるが
プログレ的な難解さ、取っ付き辛さは無く従来どおりのROYAL HUNTとして十分楽しめる。
そしてコンセプト作だけにドラマティックさも増し、さらに荘厳で厳粛な雰囲気を
醸し出す事に成功していると言えよう!本作が彼らの最高傑作と
称するファンも数多い
ぞ!

本作もあたりまえのように捨て曲の無い名盤だが個人的に特に気に入ったのは
イントロ等で聴けるシンフォニックでクラシカルなフレーズが凄まじく劇的な
アップテンポチューン“TEARING DOWN THE WORLD”、激泣き哀愁バラード
“LONG WAY HOME”、そして本作の山場と言えるであろう、9分以上ある大作で
目くるめくドラマティックな展開、シンフォニックアレンジ、そしてラスト間近で
聴ける賛美歌の如き神聖なクワイアがたまらない“TIME WILL TELL”だ!!


クラシカル&シンフォニックなROYAL HUNTは本作をラストに方向性が少しずつ
変わり始め
様式美色が減退、シンセの音色もよくある
ピコピコ系
になってしまい魅力は激しく失われてしまう・・・!
願わくばこの頃の方向性に再び舞い戻ってもらいたいものだ・・・!



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満足度 95% お気に入り曲 TEARING DOWN THE WORLD、
LONG WAY HOME、TIME WILL TELL







"FEAR"




デンマーク出身の様式美ハードロックバンドの5thアルバム。


一大コンセプトアルバム“PARADOX”をリリースし高評価されたものの
再びシンガーがチェンジ。ヴィタリ・クープリ率いるARTENSIONで
ヴォーカルをとっていたジョン・ウェストが新たに加入
し本作が
シンガー交代後初のアルバムとなる。

そんな本作の方向性はというと前作の延長線上にあるのかこれまた大作が
多い仕上がり
となった。ネオクラ色が減退したと言うわけではないが
以前のような判り易さが薄れているように感じられたな・・・!
キーボードの音色も従来のようなストリングスやチェンバロ系の音はまだ
あれど同等にピコピコいう電子音が増えてきている。

新任ヴォーカリスト、ジョン・ウェストの実力は優れたシンガーだった
前任者に引けをとることなく
素晴らしいパフォーマンスを披露している。
特に時折聴ける突き抜けるかのようなハイトーンは凄まじい!

個人的に気に入ったのはネオクラ色のある2、4、6の偶数曲だ。
4曲目“Lies”はイントロで従来どおりの超劇的ネオクラ様式美フレーズ
放ち疾走、激しく悶絶させてくれるかと思いきやその直後ギターがいきなり
ブルージーなペンタトニックフレーズを弾き思いっきり肩透かしを食らうも
サビの劇的さは健在で満足だ!


クオリティーは低くないものの従来のアルバムほどではないかな・・・!?
大作もいいがコンパクトで判りやすい様式美チューンも欲しいと思うぞ。



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満足度 83% お気に入り曲 Faces of War、Lies、Voices







"The Mission"




デンマーク出身の様式美ハードロックバンドの6thアルバム。


ジョン・ウェストが加入してから2作目に当たるアルバムで、本作もコンセプトアルバム
なっているようでレイ・ブラッドベリーによるSF短編集“火星年代記”にインスパイアされて
作られたためか方向性がさらに変化しておりかつて聴けたチープさが味のいかにもシンセな
ストリングス音にチェンバロ、フルート、オルガンの音色がメインの様式美スタイルは
ここに来てほぼ消滅してしまい
シンセの音色も大半がありがちなピコピコ系や
無機質なデジタル音
になってしまっておるわい・・・!

SEによる1曲目に続く2曲目はいきなりドラムやシンセモロにデジタルな
音色
を放ちギターもどこか無機質凄まじくガッカリさせられるもまだ雰囲気は
ROYAL HUNTっぽさが残っておりピアノに丁寧さのあるメロディアスなギターソロ
顔を出すぞ。3曲目はデジタル音による怪しげな繋ぎで4曲目は緊迫感のある出だしから
様式美要素のあるギターが聴けるアップテンポチューンでシンセの音色もチェンバロ系が
帰ってきており
やはりこういうスタイルが一番じゃわい!
5曲目はプログレ風味の強いアレンジになるが短い曲で6曲目は何とも
怪しいムードが漂うスロー曲。
ダレはあるが泣きのギターソロにジョン・ウェストの
伸びのあるヴォーカルは良いな・・・!7曲目は上品さのあるピアノ
クラシカルなムードを醸し出す繋ぎで8曲目はそのままピアノとバンドサウンドが
ドラマティックな盛り上がりを見せなぜかデスVoっぽい声も聴けその後ハイトーンが炸裂!
シンセはデジタル音も多いが楽曲としてはキャッチーなアップテンポで様式美ではないが
良質な仕上がりとなっておるわい!2度目のAメロで顔を出す打ち込みのドラムは
ダサさ満点
だが(爆)ハモンドはプログレ風味を醸し出しているな・・・!9曲目は
泣きのギターエモーショナルさを見せる繋ぎで10曲目は淡々としたデジタルサウンド
目立ちつつコーラスがどこかオシャレなスロー曲。11曲目は待ってましたの
アップテンポナンバー
でシンセの音はピコピコ系なれど様式美的なユニゾンを見せ
インストながらテクに頼らずドラマティックに展開していくぞ!12曲目はクリーンギターがメロウな
80年代っぽさも漂うバラードでそのまま続く13曲目はこれまたドラマティックなムード
強烈に放つアップテンポ曲でエキゾチックなメロシタール音も顔を出しつつ
基本はROYAL HUNTらしさの目立ったメロディアスで劇的な楽曲である!


多少はかつてのような音色が残っているもシンセの大半がデジタル系になってしまい
音楽的にも一部を除いて様式美スタイルは消滅、その代わりプログレッシヴな色合いを
醸し出すアレンジもあり微妙な捨て曲も目立つがジョン・ウェストは流石に上手くいい仕事を
しておるな・・・!
メロディーも部分的に光る箇所があり様式美に拘らなければ
悪くはないのかも知れんがやはり俺は彼らにクッサイ叙情様式美を求めてしまうのだ!(爆)




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満足度 70% お気に入り曲 Surrender  World wide war  Fouth dimension  Total recall







"Eye Witness"




デンマーク出身の様式美ハードロックバンドの7thアルバム。


デビュー当時はバリバリの様式美ハードロックだったが傑作コンセプトアルバム
“PARADOX”
以降はシンフォニックなシンセの音色が減退しピコピコした電子音
多用するようになり、音楽性もメロハー寄りの極めてメロディアスなものから
パワーメタル寄りになり明らかな方向性の変化が見て取れ個人的にもそうだが
多くの様式美ネオクラメタラーが疑問を持つようになっていった・・・!
そしてそんな中リリースされた7作目のアルバムにあたる本作、思えばリリース当時は
ジャジーな曲があるだのオシャレになっただのといった前評判を耳にしており
敬遠しておったが今こうして聴いてみるとまぁそういった曲もある事はあるが
それでも我々がROYAL HUNTに求めて止まない様式美色濃いクラシカルな曲
しかと残されておりアップテンポでパワフルかつドラマティックな1曲目、
バンドサウンドは無いがオルガン、QUEEN的コーラスが実に劇的で美しい
クラシカルな3曲目、往年を思わせるチープなストリングス系シンセの
音色が懐かしい、
曲調も昔の彼等のようなアップテンポチューンの5曲目、
キラキラしたチェンバロが登場しベースも目立ち泣きのネオクラギターソロ
聴き所の疾走インストチューンの7曲目、正統派色濃いパワフルでシリアスな
リフ
がカッコいい9曲目と奇数曲に良曲が揃っておるのう・・・!
6曲目は前評判でメタラーを戸惑わせた非常に珍しい・・・というか唯一の(?)
ジャジーな曲
でホーンも使われいかにも小洒落た感じだな。ジョン・ウェストの
ヴォーカルはかなりのものでこの声がアルバムのクオリティーをまた
引き上げておる
のう・・・!メロディー、アレンジもやはり良くこの辺は
流石にベテランのスキルである!


ROYAL HUNTはシンセの音がピコピコするようになってきてから
微妙になったと思っていたが今改めて聴き返してみると中期、後期も
なかなかに良質な曲はしかとあり十分に楽しめるな・・・!
本作は近年の彼等のアルバムの中では特に評判がいいらしいので
初期のROYAL HUNTが大好きだったという、俺みたいなリスナーも
聴く価値は十分にあるぞ!




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満足度 84% お気に入り曲 Hunted、Prayer、Burning the Sun、
5th Element、Game of Fear







"Paper Blood"




デンマーク出身の様式美ハードロックバンドの8thアルバム。


かつてはクラシカルで繊細なシンセ極上のアレンジ、フレージング
聴かせる高品質の様式美サウンドを追求していた彼らだが“FEAR”あたりから
独特のクラシカルさが減退していきパワーメタル要素が濃くなり
個人的には微妙になっていったわけだが8作目にあたる本作において大きな
メンバーチェンジ
が起こりアンドレとシンガーのジョン以外全員が脱退。心機一転して
新たなメンバーを迎えてのアルバムとなったようだ・・・。

そんな本作も最近のROYAL HUNTの方向性に違わぬ音作りでかつてのような
ストリングスやチェンバロ音のシンセは激しく減少しよくあるピコピコ電子音
主体になってしまいクラシカルな様式美フレーズも聴けなくなってしまっている・・・!
まぁクオリティーが低いというわけではなく悶絶できるキラーチューンもある
イマイチな曲もあるなぁ・・・!

特に気に入ったのはサビのフィメールコーラスが畳み掛けるように迫ってくる1曲目と
これまたサビが良い4曲目だな・・・インスト曲もかつてのようなクラシカルさは
減りプログレ寄りになっており悪くは無いが彼らに求めるスタイルではない・・・!

日本盤ボーナスの11曲目“Long Way Home”のアコースティックヴァージョンは
前半一部に日本語詩が導入されており面白いがHEAVENLY3rdのアレ等と比べると
発音がまだまだだな・・・。まぁオマケなのでこんなもんだろう。曲は良い。


まぁ雰囲気とかは悪くは無いがやはり初期と比べるとイマイチだと
言わざるを得ない・・・!まぁ初期が凄すぎたというのもあるが・・・。



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満足度 80% お気に入り曲 Break Your Chains、Never Give Up







"Collision Course: Paradox II"




デンマーク出身の様式美ハードロックバンドの9thアルバム。


シンフォニックなキーボードを主体とした煌びやかな様式美サウンド
追求し最近はパワーメタル要素も導入され今や大御所となった
デンマーク出身のROYAL HUNTによる新たなアルバムはかつての名盤“Paradox”の
続編
に当たるコンセプトアルバムである!どうも最近HELLOWEEN
GAMMA RAYなんかそうだが過去の名盤にあやかったタイトルが付けられた
アルバムが多いのう・・・!ネタに詰まっているのだろうか!?(爆)

そしてそんな本作の最大の見所と言えば新たに加入したシンガーが
何とあの超絶様式美シンガー、マーク・ボールズだと言うことだろう!
しかも彼自身のルックスもこれまでのヅラを被った人の良さそうな
雰囲気
から一転、グラサンをかけヅラを取りバンダナをし
無精ヒゲを生やしまるで別人
ってな具合にイメチェンを図っているのだ!(爆)
個人的には今の、この悪人風のルックスのほうが良いと思うがどうだろうか!?

音楽的にはここ数作のパワーメタル路線から幾分脱却し
Paradoxの頃の面影を残すストリングス系の音色を持った
シンセが前面に押し出された様式美ハードロック
聴かせてくれるぞ!最近良く使われるピコピコ系のシンセ音も
鳴りを潜めている
な。だがこの方向性は個人的に好みなのでいいが
楽曲的には当時のクオリティーは失われているのう・・・!
どうもメロディーにフックが無くドラマティックさにも欠けるような
気がしてならんのだ!アレンジは良いがメロが弱く、また曲間も
シームレスで隙間無く次の曲につながっていくため気付いたら
何曲も進んでいた
ってな事にもなりかねんくらいである!
マークの歌唱も勿論上手さは半端ではないのだがメロの弱さが
影響してかイマイチ印象に残らんわい・・・!ただ8曲目は
メロディーも展開も良く途中で出てくる女性シンガーも
素晴らしきパフォーマンスを披露し
満足できるな。


全体的な雰囲気は過去に戻ったがクオリティー自体が過去の
レベルに到達していると言うわけではないので勘違いなきよう・・・!
やはり“Paradox”以前の名作群には及んでおらんな・・・!



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満足度 75% お気に入り曲 The First Rock、
The Clan、Tears Of The Sun







"X"




デンマーク出身の様式美ハードロックバンドの10thアルバム。


シンガーにマーク・ボールズを迎えての2作目となる、バンド通算10作目のアルバムで
音楽的には何とここに来て70年代の古き良きハードロック要素を盛り込むスタイルを
選択しておりシンセもハモンドを多様、レコーディングに使用した機材もヴィンテージな
種類のもの
を使っておりここ最近のどうにも煮え切らない現状からどうにかして脱出しようと
もがいているかのようなムード
を感じさせるが果たしてどうなったのであろうか!?

1曲目は壮大さを感じさせるギター、シンセプログレに通じるムードを演出し
ピアノ、ハモンドヴォーカルも顔を出すイントロ的な曲で続く2曲目はハードな中に
軽快なノリ
を醸し出しリフやハモンド等実に70年代ハードロック的な質感を醸し出す
アップテンポ曲だ!
コーラスは結構明るめ基本的なROYAL HUNTらしさは損なわれておらず
シンセソロはクラシカルさがあるがその後のギターソロはブルージーさを見せるのう・・・!
3曲目はクリーンギター、シンセの音色が80年代的な煌びやかさを醸し出すもその後は
ブルージーなレイドバックムードがありオッサンメタラーが喜びそうではあるが中盤は
ピアノがクラシカルな叙情性を醸し出しギターソロはブルーズライクなエモーションを放つぞ。
4曲目はストリングス系の音色のシンセが聴け初期の頃を思わせプログレに通じるムード
見せておりドラマティックな様式美要素が帰ってきたかのようだ・・・!シンセソロは最近の彼等らしい
デジタル系のピコピコ音ベースも唸るぞ!5曲目はワウを効かせたギターが
ファンキーなムードを演出、渋くもワイルドなノリを見せサビはキャッチーな
コーラス
が聴けるぞ。インストパートはストリングスや笛、ピアノの音色のシンセ
泣きのメロディーを紡ぐギターソロが登場!原点回帰したかのような展開がたまらんわい!
6曲目はアコギのストロークにシンセが穏やかさを演出、オーガニックなムード
醸し出すもギターソロはワウを効かせた勢いあるプレイでハモンドソロも登場、緊迫感ある
プログレメタル的要素
も見せるぞ!後半は女性Voも聴けるぞ。7曲目はハモンドに
オールドスクール臭漂うバンドサウンド
が聴けいかにもな70年代ハードロックっぽさを
見せ付ける曲。8曲目は厳かさのあるコーラスに始まりシンセがプログレ的ムードを放ち
バンドサウンドは昔のハードロック的なパワフルさを出しシンセもテクニカルに目立っており
プログレハードと言うよりはFFやロマサガのサントラに通じる空気を醸し出しているぞ!
イントロこそコーラスが聴けるそれ以降はしばらくインストで中盤からようやく
ヴォーカルが顔を出す
のもまたサントラ的か!?9曲目はピアノ、シンセと
ヴォーカル
メロウさを演出するバラード系の曲。コーラス、メロディーが
実に良い出来でギターソロもブルージーに泣いており流石じゃのう・・・!
10曲目はオールドスクールなハードロックスタイルながらアップテンポ
勢いの良さを見せシンセも目立ちテクニカルな部分もしかと備えたノリの良い様式美HRだ!
ギターソロがRAINBOWライクなクラシカルさを見せているのも良くソロ後半がまたクサい!
11曲目はギターやピアノ、シンセがドラマティックに咽び泣く大円団的なアウトロだ。


70年代ハードロック的なアレンジがシンセオリエンテッドなROYAL HUNTのスタイルと
合わさった結果プログレッシヴロック的な要素が過去作以上に強まったような
印象があるがコーラスワークやフレージングはやはり紛れも無くROYAL HUNTそのもの
言えそうな雰囲気を感じさせこの方向性の変化最近の微妙なアルバムを聴いていると
吉と出たように感じられるだろうな・・・!やはりROYAL HUNTはピコピコ系のデジタルライクな
シンセ
ではなくこういうオーガニックな音色のシンセのほうがマッチしているのだ!




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満足度 82% お気に入り曲 End Of The Line  The Well  Army of Slaves
Blood Red Stars  Falling Down







"Show Me How to Live"




デンマーク出身の様式美ハードロックバンドの11thアルバム。


大抵のメタラーが思っていただろうが、長らくずっと低迷していた感のあるROYAL HUNT・・・。
勿論ここ最近のアルバムにも良い曲はしかとあるがそれでも初期の頃・・・個人的には
“PARADOX”までが最高それ以降がダメという意見なのだが、何と本作はそのPARADOXまで
歌っておりそれ以降脱退した名シンガー、D.C.クーパーが復帰しておる!バンド黄金期を支えた
かつての実力派シンガー復帰で音楽性、クオリティー共にあの頃に戻るのであろうか!?
D.C.復帰を告げるツアー
も行いここ日本にも来日素晴らしいパフォーマンス
披露したらしいがその流れに乗れるのか!?非常に気になる1枚じゃわい・・・!

1曲目はSEに導かれシンフォニックなシンセが登場、往年の彼等を思わせクワイア的な
コーラス
も顔を出すイントロに続きかつてのROYAL HUNTをそのまま再現するかのような
昔懐かしきストリングスシンセのリフが登場!ドラムも暴れそして叙情的なアコギに
コーラス
を交えつつD.C.のヴォーカルが聴けまさしくかつての、黄金期のROYAL HUNT
そのままの音を出しておる!
シンセの音色もピコピコ電子音ではなくチェンバロ音も
登場!
ギターソロもまたエモーショナルで良いのう・・・!2曲目は電話のSEから
メランコリックなピアノ、ストリングスが顔を出し穏やかなムード漂うバラード的な
雰囲気
を演出、女性Voも顔を出し男女ツインの様相を醸し出す実にメロウな曲調だが
サビはまるで80年代HR/HMのようなコーラスで非常にキャッチーなメロディーが聴けるぞ!
ギターソロがまたよく泣いており実にエモーショナルなプレイを披露しているな・・・!
3曲目は早速の大仰なシンセで幕を開けもはやシンフォニックメタルの領域に
到達したかのような壮麗さ、クラシカルさが堪能出来る劇的な事この上無い曲だ!
シンセソロはピコピコ系のいかにもシンセな音色でギターソロとバトル、テクニカルな
展開
も見せているのう・・・!4曲目は実にクラシカルなチェンバロの調べにマイルドな
ヴォーカル
が乗りシンフォニックさのあるバンドサウンドも登場、メランコリックな
要素を持ったミドル曲
でサビのコーラスがまたキャッチーで良いな・・・!ギターソロは
フュージョン、プログレライクなテクニカルさを見せているぞ。5曲目は緊迫感ある
ベース、ストリングスシンセ
キャッチーなメロディーを奏でるリードギターが登場、
アップテンポで軽快かつやはりメロウさがありコーラスがまた実にキャッチーである!
ギターソロもまた聴き所でストリングスシンセも緊迫感を放ちパワフルに疾走する箇所も
一瞬聴けその後はピアノ、ヴォーカルが叙情性を演出するぞ。6曲目はSEからピアノが顔を出し
ストリングスシンセ、ヴォーカルも登場しミドル、スローで淡々と展開しつつも
ギターがブルージーな泣きを見せサビのコーラスがまたエモーショナルで哀愁漂う
フック
を持っているな。中盤はシンフォニックになりストリングスシンセのリフはまるでQUEENの
“THE SHOW MUST GO ON”
のようだ・・・!ちょいと冗長な向きはあるがこのシンセの音が
聴けるだけで満足じゃ!(爆)
ギターがまた良き仕事をしており聴かせるプレイ
魅せてくれるのう・・・!7曲目はシンフォニックで大仰なシンセストリングスクラシカルな
様式美ムード
を強烈に放ち実にドラマティックでクサいフレーズ、アレンジを見せる
アップテンポチューン
だ!ギターがまた泣いておりまさに初期の頃の
スタイル
を崩さずにさらに先を行ったかのような音作りになっておるわい!


まさかのD.C.クーパー復帰音楽性も原点回帰!ここ数年目立っていた面白味の無い
ありがちなピコピコ系電子音シンセ
がほぼ消滅しストリングス、ピアノ、チェンバロ等と
いったシンフォニック系楽器の音がメインを占めクラシカルでドラマティックな
あの頃のROYAL HUNTが見事に帰ってきた!
だがただ過去に戻っただけではなく
近年の強みであるパワフルさプログレッシヴなドラマ性も内包しておりPARADOX以降も
方向性を変えずあの姿のまま正しく進化したROYAL HUNTの姿がここにある!D.C.のヴォーカルに
衰えは無くあまりハイトーンは出さないが中〜低音で深みのあるエモーショナルな声を出しており
またギターもテクニック十分な上に泣きのプレイも見事なものでギターソロも大きな山場
なっているのう・・・!疾走チューンに頼らないミドル、スローテンポいい曲を書くのが難しいのか
意外とフォロワーの居ないバンドだけにこういう音を聴かせてくれるのはまさに本家だけ!
今後どうなるかは判らんがよく帰ってきてくれたわい!待っておったぞ!




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満足度 88% お気に入り曲 全部







"Life to Die for"




デンマーク出身の様式美ハードロックバンドの12thアルバム。


名シンガー、D.C.クーパーが復帰しての2年振りとなる2作目で、一時期シンセの音色が
デジタル寄り
になったりしてモダンとまでは行かないものの様式美要素が減退した時期もあった・・・!
だがD.C.クーパーが復帰した前作は往年のクラシカルな煌きを放つ音色が見事に復活し、
楽曲も初期の頃のような様式美系のスタイルに戻っており俺みたいな「ROYAL HUNTは
“PARADOX”まで!」と公言するリスナー
の溜飲を見事に下げさせてくれた・・・!
続く本作だが、方向性としては前作の流れを汲んだオーケストラ、クラシカル系のシンセを
キープ
しつつも淡々とした印象を放っており、アダルトな落ち着きを感じさせ
派手で大仰な盛り上がりを見せるような部分は無いな・・・!

1曲目は狼の遠吠えピアノが聴け、オーケストレーションも登場しシンフォニックさを放ち、
その後は淡々としたバンドサウンドも顔を出す10分近くあるスローチューンで、ちょいと
マイルドな印象も強いがサビはなかなかにフックがありドラマティックさも感じさせてくれるが、
テンポが単調な所はあるな・・・!2曲目はストリングスピアノ、女性Voが
優雅なムードを演出し劇的でクラシカル
ながらもどこかアダルトな印象があるな。テンポも基本は
ミドルだが軽快なアップテンポになる箇所もあり、メロディーも様式美系のフックが施されているぞ!
ギターソロも目立っているな・・・。3曲目は怪しげな淡々とした音作りになり、シンセや
バンドサウンド
はどこか80年代メロハーでありそうな音作りを見せており曲調もどこか
そんな感じのキャッチーさ
があるな。4曲目はどこか緊迫感を感じさせるシンセが聴ける、怪しげかつ
これまた80年代っぽい音作りになり初期のROYAL HUNTらしいクラシカルなストリングス系
シンセ
も顔を出すアップテンポチューンだ!サビもしかとキャッチーさを感じさせてくれるわい!
ギターソロもネオクラシカルな構築されたプレイである!5曲目は穏やかなピアノで幕を開け
その後はまるで韓流ポップスのような哀愁漂うクサいメロディーが登場!基本は大人しめの
淡々としたバラード風の曲
なんだがメロディーが実にクサい!6曲目は大仰なオーケストラ系の
シンセで幕を明けるも、
その後は優雅かつ淡々とした曲調になりマイルドさを放つ
大人しめのバラード風
である。サビはシンフォニックメタル系のクサさを放っており
フィメールVoによるクワイア風コーラスも聴けるぞ!7曲目は8分を越える大作で、
これまた80年代HM/HRっぽいギターで幕を開けシンセも登場、淡々としたミドルテンポ
展開するがこれまたサビ等実にキャッチーじゃのう・・・!後半のオーケストレーション
D.C.クーパーのオペラティックな歌い回し大きな聴き所である!


ストリングスシンセがメインを張る様式美系のサウンドは確かに原点回帰と言えるが、
初期作や前作のような判り易さ、即効性は薄くキャッチーさ、メロディアスさ
しかとあるんだがどうにも大人しい曲も多く、よく言えばスルメアルバムな面があるかも知れんなぁ・・・!
それでも一部の曲におけるメロディアスさ、クサさ相当なモンで、メロディー派の
メタラー、クサメタラー
ならばガッツポーズが出る楽曲もしかと収録されておる!
それと今回オーケストレーションが生だと言われているが、音色に生っぽさは無く
どうもシンセっぽく聴こえるんだが気のせいだろうか・・・!?(爆)




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満足度 83% お気に入り曲 A Bullet's Tale  One Minute Left To Live  Sign Of Yesterday
Won't Trust, Won't Fear, Won't Beg







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