POISON THE WELL







"You Come Before You"




フロリダ出身のスクリーモ/激情ハードコアバンドの3rdアルバム。


メタルと言うよりはハードコア畑のバンドなのだが
LOUD PARK09への参戦が決定しており、初期の頃は
勢い任せのニュースクールハードコア要素が濃かったようだが
その中にポストロックの流れを汲むアレンジを行う
バンドらしく叙情派ニュースクーラーの支持を集めていたようだ。
本作は彼等の3作目のフルアルバムで音楽的にはスクリーモ、
叙情ハードコア
と言うよりはニューメタル的な要素が濃く
ゴリゴリしたギターリフ、咆哮系のシャウト、グルーヴィーさの
上に乗る気だるい退廃的なクリーンVoのパートなんかまさに
そんな感じだがリフワークはどこかカオティックな質感を
感じさせ一筋縄ではいかない危うさを感じさせるのう・・・!
部分的に最初期のエモを思わせるムードを持ちつつも最近の
メタルコア勢
に通じるへヴィさも感じさせ古さと新しさが
入り混じった
ような感覚を覚えたのだがどうだろうか!?

基本はニューメタル風なのだが4曲目なんかはまさに
ポストロックとかに通じる叙情性を前面に押し出した
静けさで幕を開けるぞ!まぁその後はやはりへヴィに
なる
のだがそれでもメランコリックさで押し通しているな。
5曲目も前半は叙情色が濃いがその後ベースがゴリゴリ
唸りまくり
そしてへヴィサウンドになるぞ!7曲目は
アップテンポでモダンに展開しつつもカオティック
要素が濃くこういう曲調がやはり好みだな(笑)。9曲目は
激情ハードコア的な側面が前面に出された壮大さを
感じさせる
へヴィかつエモーショナルなスローチューン。
10曲目はまさにへヴィポストロックと表現できそうな楽曲である!
続く11曲目はうってかわってアグレッシヴに疾走するへヴィな
ハードコアチューン
だが途中メロディアスなクリーンVo
登場し激情ハードコアの要素が出てくるぞ。
12曲目はメタルコアに通じるリフワークを持ったゴリゴリの
疾走感あるへヴィチューンだ!


叙情ハードコア/ニュースクール系のバンドだがのちの
メタルコア勢の様なメロデスライクなリフは無く
スクリーモのような軽さも無い、ニューメタルと
ポストロックの合いの子
のような曲調が特徴で
確かに叙情的ではあるが日本人の琴線に触れる
キャッチーさが無い
のがいかにもニューメタル的だな・・・。




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満足度 78% お気に入り曲 For A Bandaged Iris、 A) The View from Here is... B) A Brick Wall、Zombies Are Good For Your Health、Pleasant Bullet、Crystal Lake







"Versions"




フロリダ出身のスクリーモ/激情ハードコアバンドの4thアルバム。


ポストロックからの影響をも感じさせる激情ハードコア
サウンド
を武器にモダンへヴィネス張りのへヴィさ、
メタリックさを放っていた前作とは方向性がかなり変わり
賛否両論を巻き起こした1枚である!メタラー好みの
剛直なタイトさは失われここで聴けるのは極めてパンク的な
ラフな音、
そしてグランジ、オルタナ直系の気だるい退廃感
メタルコアやモダンへヴィネス、あるいはデスメタル等と
いったこっち側(つまりメタル側)の人間はあんま楽しめない
スタイルに向かっていってしまった感があるのう!まぁヴォーカルは
変わらず咆哮系なのだが・・・。

マシンガンのようなリズムに始まりパンク寄りの方向性に
なったかのような1曲目から方向性の変化を伺わせる
楽曲で続く2、3曲目は共にまるでグランジのような
気だるさ
に満ちた曲調である!これは一体どうした事か!?
4曲目は疾走チューンだがメタル、モダンへヴィネス的な
音作りとは異なる荒々しさ重視のパンクサウンドである。
6曲目は非常にタルい感じの音作りなのだがハモンド等
シンセ類が退廃した怪しいゴシカル風味を演出しており
意外と悪くは無いな。サイコビリーというかマリリンマンソン風
いうか、そんな感じである!10曲目はデリデリした疾走感
持ったパンキッシュなロックチューン。クリーンVoの声質、
フレージングにニューメタルの面影が残っているな。


4、10曲目のようなファストチューンならパンク系の音作りでも
個人的には十分楽しめるがスローで気だるいグランジ風の
曲は正直好みじゃないなぁ・・・!前作のようなメタリックな
作風を愛するメタラーには受けないがパンク、グランジ好きには
アピールするだろう。





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満足度 66% お気に入り曲 Letter Thing、
The Notches That Create Your Headboard、Naive Monarch







"The Tropic Rot"




フロリダ出身のスクリーモ/激情ハードコアバンドの5thアルバム。


ポストロック要素入りの激情ハードコア、モダンへヴィネス
プレイしニュースクール系として知られていたバンドながら
前作で脱メタルパンク、グランジ寄りのアプローチを見せ
世間的にも、個人的にも微妙になっちまった(爆)フロリダ産の
ハードコアバンドによる最新5thアルバムである!
本作の方向性も前作を踏襲した脱モダンへヴィネス、
メタリックサウンド
を維持しておりグランジの気だるさが
出ているが質は向上しており速い曲も増えアグレッションが向上、
スローチューンにも説得力が感じられるようになりメタラーには
どう評価されるか判らんが個人的にはパンクも聴くので攻撃性が
ある辺りは嬉しいのう!その中で効果的にグランジというか
ニューメタルっぽいタルい系アレンジがクドくならない程度に
使われるのであればかえって好印象に感じられるかもな!?
3曲目なんかは疾走曲でモダンではないがメタル的な側面が
それなりに戻ってきた
感があるぞ!ドラムが良いな!
5曲目はちょいとカオティックな印象を感じさせるリズムが
聴けたりしてただのパンクに陥らない気概を感じさせる。
クリーンVoがニューメタルなのも面白い。7曲目は何と
カントリー風のアレンジが施されたアコギ主体の曲だ!
後半はバンドサウンドも登場しメランコリックな曲調となるぞ。
10曲目は待ってましたの疾走曲でメタルのタイトさと
パンクの荒々しさ双方を感じ取れる展開が楽しめるぞ!11曲目はバラードとは
言いがたいが退廃的なメランコリックさを持ったスローチューンで
クリーンVoに非凡さを感じさせるのう!


前作の方向性を踏襲しつつもメタル要素が戻ってきており
パンク、オルタナ要素と上手いこと噛み合って独特の
雰囲気
を感じさせる音作りになったのはいい事だな!
タルいグランジ風のスロー曲も退廃感がよく出ており
味があって悪くない印象を覚えるしこの方向性は
これで良かったのかもしれんな・・・!




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満足度 77% お気に入り曲 Sparks It Will Rain、Cinema、
Who Doesn't Love a Good Dismemberment、Makeshift Clay You







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