Plastic Tree







"ネガとポジ"




日本のヴィジュアル系バンドのアルバム。


だいぶ前にレビュー書いたがアップするのを忘れておりその間2度ほど
タレコミが来た
バンドだったりする(爆)。90年代初期から活動している
キャリアの長いバンドで今も現役、本作は2007年にリリースされたアルバムで
音楽的にはダークなポジパンの流れを汲む暗く耽美で軽くも
疾走感溢れる多くのバンド勢とは違いどこかUKロックというか
ポストロックに通じる独特の浮遊感、気だるさが感じられる
スタイルとなっているな・・・!ヴォーカルの声質も
典型的V系オカマ声寄りだがUKロック寄りでもある。

2曲目なんかはグランジ風とも取れそうなハードなギターサウンドも
聴こえるが曲調は展開的なUKロックスタイルを踏襲していると
言えるだろう。だがヴォーカルメロディーは歌謡曲的だな。
3曲目もアップテンポのロックサウンドで加工されたヴォーカルなど
実にUKロック的である。4曲目はストリングス入りのバラード
叙情的かつ壮大なアレンジが良いな!8曲目はうってかわってモダン系の
へヴィリフ
が登場しインダストリアル的な雰囲気が堪能できるラウドロックだ!
それでもヴォーカルはスクリームなど一切せずにマイペースで気だるい
歌い方をする
のがエモ的で面白いな。11曲目は笛・・・というかメロトロン(?)が
プログレ的雰囲気を演出するバラードでバンドサウンドが途中から入ることで
壮大さが演出されているな。まぁメロディーは相変わらず弱いが
メロトロン独特の音色がたまらん(爆)。


フールズメイトSHOXXとかではなくロキノン系の楽曲をプレイしている
珍しいV系バンドだと言えるだろう!UKロックとかが好きで
日本語詩が大丈夫なリスナーは聴いて損は無いと思うぞ。ロックチューンよりバラードの方が
出来が良いな。スカスカさは無くアレンジがキッチリとしているのは良いが
個人的にはもうちょいメロディーにフックが欲しかったな・・・!



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満足度 74% お気に入り曲 不純物、スピカ(ネガとポジ版)、
Sabbath、黒い傘







"ゲシュタルト崩壊"




日本のヴィジュアル系UKロックバンドの最新アルバム。


V-ROCK FES09への参戦が決定しているキャリアある
ヴィジュアル系バンド
だがその音楽性はよくある
Dir en greyフォロワーでも初期のダークなポジパンでも
ニューロマンティック、ゴシックでもなくメロスピでもない!
ギターは意外とハードロック寄りのリフを披露するが
ヴォーカルも含めて完全にエモコア、UKロックスタイルを踏襲しているのだ!

バンドサウンドは何気にハードな印象を持っているが
繊細なアコギ、シンセが透明感を演出しメロディーラインは
歌謡曲的な叙情性あるキャッチーさを携えておりそこいらの
オルタナエモ、国産文系ロックよりも遥かに質が高いと
言えるだろうな!上記の通りヴォーカルもV系ではなく
完全にオルタナ、エモ系の歌い方を披露しており
かなり線が細いのだがそれが繊細な味を出しており
こういうタイプのヴォーカルじゃないとこの雰囲気は
出せないだろう!
ヴィジュアル系出身というのが
足を引っ張りそうな音楽性である!バックのアレンジも
キッチリと練られておりありがちなスカスカさは皆無、
ヴォーカルの弱さが露呈されるアップテンポ曲よりも
叙情的なミドル、スローバラードのほうが実力を
発揮できそうだな。7曲目のインストパートなんかは
プログレ的なタイトさを持ったプレイを炸裂させたり
ポストロックに通じる雰囲気を出したりと演奏スキルが
ありそうな所を見せ付け
面白いな。続く8曲目は
“ネガとポジ”に収録されていた曲のヴァージョン違いで
凄まじく美しい叙情メロを聴かせてくれる泣きのバラードだ!
ストリングスの音色がまたたまらんのう・・・!10曲目は
珍しくモダンへヴィネス系のリフが聴けヴォーカルも
相変わらずの歌い方でデス声は使わないが加工を施され
インダストリアルな印象があるな。12曲目もそんな感じの
アレンジが施されているが退廃的なスローテンポ
スクラッチ音も登場しよりマシーナリーな雰囲気が放たれている。


Dirty Old Men音速ライン辺りを髣髴とさせる
そのスタイルはもはやとてもV系と呼べるものではなく
ああいった叙情オルタナエモ系のファンこそ真価を
理解できそうだな。音楽性は全く異なるがDir en grey同様
若かりし日の肩書きが年月を重ねそれが足枷になろうとは
思ってもみなかったのではなかろうか・・・!?




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満足度 78% お気に入り曲 リプレイ、ザザ降り,ザザ鳴り。、
テトリス、スピカ、Ghost







"インク"




日本のヴィジュアル系エモバンドの12thアルバム。


インディーズシングルもしくはミニアルバム1〜2枚出しただけで速攻で
消えるバンド、
あるいはインディーズの頃は良かったメジャー行った瞬間
ゴミ化して人気が無くなり消滅
なんて言う流れが当たり前のヴィジュアル系界隈において
何とメジャーでアルバムを12枚もリリースすると言う極めて息の長いバンドである!
まぁベスト盤を乱発し過ぎている印象もあるんだが(爆)、彼らの音楽性はもはやV系と
言うよりも完全にエモやオルタナ、UKロック
の流れを汲んだ叙情的なもので、音楽的な
面で見てもそんじょそこいらの歌詞だけ文系オルタナモヤシ小僧共とは違い、楽曲の
レベルも充分以上に高く
そのおかげで今日まで生き残って来れたのであろう・・・!
そして本作、曲名を見れば判るが何とロールシャッハテストをコンセプトにしているのか
どうかは知らんが、俺にとってロールシャッハと言えばウォッチメン以外の何者でも無い!
アラン・ムーア原作の地上最強のコミック!
この男の小指を折らせてもらった、
ブレイクを殺したのは誰だ?

そんなわけで俺は昔の活劇映画の悪役ではないのでこのレビューを35分前に実行した(爆)。


「セックスと人殺しに耽ったあげく、己の罪に腹まで浸かった売春婦と
政治屋どもは、天を見上げてこう叫ぶだろう。“助けてくれ!”・・・
見下ろして俺はこう答える。“いやだね”」



1曲目はキモさを感じさせるアカペラ(爆)アコギが聴こえ静かさを演出、
とてもウォッチメンっぽさを感じさせない(当たり前)イントロで、続く2曲目は
ノイジーなベースクリーンギター淡々としたムードを醸し出し相変わらずの
エモさ
を発揮、サビは盛り上がり浮遊感あるコーラスも聴けるぞ。3曲目はピアノに
クリーンギター
がこれまたエモい叙情性を醸し出し浮遊感を見せるのう・・・!
4曲目はエレクトロニカ系の電子音シンセ、デジタルドラムが顔を出しテクノ、
トランス系の非ロックなアレンジ
を見せておる!5曲目はノイジーで勢いあるバンドサウンド
珍しく疾走するパンキッシュな印象のあるファストチューンだがメロディーは
見事なまでに歌謡曲クサさ満点9mm Parabellum Bullet辺りを彷彿とさせるのう・・・!
まぁこういう疾走曲になるとヴォーカルの弱さが途端に浮き彫りになるんだが・・・!(爆)
ギターソロもなかなかにまっとうなプレイを披露しており結構頑張っているぞ!
6曲目は穏やかなアコギ、ヴォーカル淡々とした叙情性を醸し出す日本のフォークを
思わせるバラード。
途中バンドサウンドも顔を出し盛り上がりを見せる
ヴォーカルがやけにキモい歌い方をしておるなぁ・・・!(爆)7曲目はメロトロンの
音色
を導入しつつも穏やかでポップな印象が強い哀愁バラード。8曲目はクリーンギターが
メロウさ
を醸し出すがその後はパンキッシュなバンドサウンドが盛り上がるも
全体的にはエモい叙情性がメインだな。ギターソロが意外にもHM/HR的で
速弾きまで披露しており
驚かされるのう・・・!9曲目は退廃的なギターサウンドが聴ける
淡々としたスロー曲。10曲目はアコギのストローク穏やかさを演出する
彼ら得意のバラード
でサビは定番とも言えるバンドサウンドの盛り上がりだ。
申し訳程度では無いまっとうなギターソロが聴き所じゃのう・・・!11曲目は何と12分を超える
大作
で、アンビエント、アトモスフェリック的なムードが続きその後穏やかな事
この上無い淡々としたクリーンギター、ドラム
が顔を出し終始反復で展開するポストロック色濃い
実験的な曲。
12曲目は1曲目と対を成すアウトロ的アコギバラード。


「マスクの下で“母ちゃん”と呻いて、目を閉じたのはコバックスだったが・・・
その目を開いた俺は、もうロールシャッハだった」



音楽的には過去作とそんなに大きく変わる事の無い、叙情性をメインに押し出した
エモ、オルタナ、UKロックなんだが過去作以上に大人しかったり実験的だったり
普遍性は薄れて来ている感があるなぁ・・・!ヴォーカルもバラードは良い
相変わらず非力な事この上無くキモい部分は物凄くキモいし、メロディーも良い箇所は
あるがつまらん曲も多く
この程度のクオリティーで世界最高のアメリカンコミック、
ウォッチメン
でお馴染みロールシャッハをコンセプトにする等おこがましいにも程がある!
小指折られても知らんぞ!(爆)クサメタラー的には5曲目のようなクサい疾走曲が
嬉しいが
彼らは叙情エモバラードでこそ持ち味を発揮するバンドなんでなぁ・・・!
近年まさかの前日譚“Before Watchmen”が発表されたがこれも邦訳してくれい!
それと“トップ10”のスピンオフやシーズン2もだ!!(爆)



「ああ・・・こんな大きな穴が・・・どうしてこんな事に・・・」


「お邪魔して申し訳ありません、トレイナー警部。パワーの・・・
制限解除を許可願います」





「あのクソババァの首を取って来い」


「イエッサー」







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満足度 69% お気に入り曲 あバンギャルど







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