PFM






"storia di un minuto"




イタリア出身の伝説のプログレバンドの1stアルバム。


ユーロロック・・・なんて甘美な響きなのだろうか・・・(笑)。
70年代のロックシーンと言えば主役はイギリスで他にアメリカがいるって感じで
その他の国からは目立ったバンドが出てくることが殆ど無かったといっていいだろう。
世間一般の目は当然イギリスに向けられていたし、それ以外の地はまさに辺境ともいえそうな感じで、
あの有名なスコーピオンズや、後にテクノミュージックの
ルーツとなるジャーマンロック
を生み出したドイツでさえクラウト・ロックなどといわれ
バカにされていた時代・・・。しかし一部の好き者は知っていたのだ・・・!イギリスからハードロックと共に
誕生したロックの進化形、プログレッシヴロック・・・。これがヨーロッパで
物凄い事になっていると!そしてそんなユーロプログレの中で最も熱く、濃厚で
中毒性の高いスタイルを持っていた
とされるのがイタリアンロックである!!
そしてここに紹介するプレミアータ・フォルネリア・マルコーニ略してPFMこそ
そんなイタリアを代表するバンドなのだ!!

・・・なんて書いたが当然俺は後追いもいいところで当時はまだ産まれてもいない・・・!
だが真に優れた芸術は時代を超え俺の魂を激しく揺さぶるのだ!!

本作は彼らのデビューアルバムで、スタイル的にこそイギリスから伝えられた
プログレッシヴロックの音つくりを踏襲したものだがあの国の音とは
明らかに違う
といえる!フルートヴァイオリンが普通に使われているからではなく、
もう一音一音からしてあきらかに違う!当然歌詞がイタリア語だからなどという
チンケな理由ではない!もうDNAレベルでイタリア臭さが音に
注入されている
と言えよう!そしてこの音が俺のツボにハマるハマる!正直現代の
クサメタルに通じるコテコテのクサメロがある
と言い切れそうだ!

前述したフルート、ヴァイオリン、ガットギターがフィーチャーされたクラシカルな
バラード風の曲、
プログレらしいフリーキーな演奏を聴かせつつも決して泣きメロを
忘れない曲、ホーン系のシンセが大仰さを演出する大作等どの曲も完成度が
異常なまでに高くつまらない曲は無い!派手さは無いがこの牧歌的ともとれる
独特の田舎臭さ
がまたいい!


ユーロロックというものがどんなものか知りたければ迷わず本作を聴く事をオススメする!
本作以外にも後に出るアルバムはどれもユーロロックの教科書的存在なので
興味があったら是非!



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満足度 89% お気に入り曲 全部







"Per un amico"




イタリアを代表するプログレバンドの2ndアルバム。


イギリスとは全く違う独自のクサく濃厚なスタイルを持つイタリアのプログレッシヴロック。
多くのバンドが名盤、名演を残し日本のコアなプログレッシャーを
昇天させてきた
わけだが、そんなイタリアンプログレを代表するバンドといえば彼らPFMだろう。
シンフォニックかつクラシカルな・・・クサいと言い切れる叙情性、独自の解釈で見せる
インタープレイ、そして無意味に熱い濃厚さ・・・。
イタリアのバンドが持つ独自の音楽性を全て兼ね備えているバンドだと言えるぞ!

本作の次にリリースされるアルバムが英語で歌われる世界デビュー作となり
彼らを代表するアルバムだと世間的に認知されているようだが、
そのアルバムに収録される曲のほとんどが本作に収められている。
だが使いまわしと言うわけではない。アレンジも違うし、何より本作に納められている
ヴァージョンは彼らの母国語であるイタリア語で歌われているという違いがある。

間違いなく彼らを代表するユーロロック史に残る名曲“RIVER OF LIFE
(邦題“人生は川のようなもの”)”
原曲が本作の1曲目であり、
ここではイタリア語で歌われているぞ!多くのマニアは本作で聴ける、つまりイタリア語の
ヴァージョンのほうを好んでいるようだ。独特の巻き舌の発音がさらなるクサみを
放っている
からな・・・!俺は英語版を始めに聴いたので甲乙つけがたいと思っている・・・!
他にも次作に収められる名曲の半数が本作に収められている。だがアレンジや言語が違うので
両方聴く価値は十分にあるぞ!捨て曲など当然あろうハズも無く、
本作も間違いなくユーロプログレの名盤だ!


本作に限らず彼らの初期のアルバムはいずれも例外なくイタリアンロックを
代表するアルバムなので正直どれから聴いてもハズレは無い!
ユーロロックとは何ぞや!?と思っている人の登竜門的アルバムだといえる!



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"Photos of Ghosts"




イタリアが生んだ伝説のプログレバンドの3rdアルバム。


彼らの3作目のアルバムにして世界デビューアルバムだ。本作は
キングクリムゾンのピート・シンフィールドがプロデュースを担当し、
1st、2ndに収録されていた曲を厳選し、さらに歌詞を英語にしアレンジも微妙に変え
新たにレコーディングして作られたアルバムだ!多くのプログレッシャーが本作を聴いて
イタリアにロックが存在すると言う事、そしてそれが独自のスタイルを持っている
言う事に気付き、ユーロロックにズルズルとハマっていくきっかけとなったらしい・・・!

俺は後追いもいい所で元々メタラーでプログレも一応はクリムゾンやイエスなどを聴く程度の
普通のリスナーだったのだがニュー・トロルスの“コンチェルト・グロッソ”でユーロロックの
凄みを知り
以降メタルをメインにしつつもつまみ食い感覚でユーロロックにもちょくちょく手を
出す事になったのだが、俺がニュー・トロルスの次に知ったのが本作だった・・・!
真性プログレッシャーからしてみればポーザー以外の何者でもないな・・・!(笑)

ユーロロックを代表する1曲目“RIVER OF LIFE”のイントロはクサいのが好きなメタラーに
おすすめ
だ・・・!この叙情性は半端ではない!ガットギターのクラシカルで優雅な
調べにフルートが対位旋律で絡みつき
徐々に盛り上がっていく構成は絶品の一言で、
これを気に入るか気に入らないかでユーロプログレッシャーになれるかなれないかが
ほぼ決まる
といっても過言ではないんじゃないか!?バンドが入ってきたあとはプログレ的展開になるが
これも独特の緊張感があってだれる事は無い。イタリアのロックとは一体どういうものなのか!?
その疑問に最高の形で答える1曲だといえよう!
他にも複雑なのに妙に明るくキャッチーなメロディーがあるわけわからん終わりかたが最高な2、
イントロのフルートが泣ける3など彼らの集大成といえる名曲が次々と繰り出される!
演奏技術も非常に高く、高度な次元で遊び心のある演奏を聴かせてくれるぞ!


とあるユーロプログレガイドに「1曲目“人生は川のようなもの”に
ノックアウトされた人、ユーロロックの世界にようこそ」
みたいなことが
書いてあったがまったくそのとおりだと思わされる奇跡の名盤。プログレと聴いて演奏技術の
ひけらかしだけで曲はつまらんと思っている人にこそ聴いてもらいたいアルバムだと思うがどうだろう!?



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満足度 93% お気に入り曲 全部。特に“RIVER OF LIFE”







"World Became the World"




イタリアを代表するプログレバンドの4thアルバム。


前作“Photos of Ghosts”と並んで評価の高いアルバムでPFMを代表する
1枚
の1つと数えられている。本作には英語盤とイタリア語盤の2種類あり
イタリア語盤はジャケの色が緑となっている。青いジャケは英語盤
イタリア語のほうが独特の情緒、濃厚さがあり評価が高いのだが
英語盤には1曲ボーナスで1stに収められていた“Impressioni Di Settembre”
リレコーディング版である“The World Became The World”が収録されている。

1曲目のイントロで聴ける混声クワイアでいきなり度肝を抜かれ
時にテクニカル、時にメロディアス、時にシンフォニックなサウンドが
これでもかというほど飛び出し捨て曲などあろうハズもなく全曲名曲の
超高品質シンフォニックプログレ
が心ゆくまで堪能できる!
泣きのメロトロン、フルート、アコーディオンなどといった楽器も
非常にいい味を出しているぞ!


PFMというバンドを知りたければ本作か前作を最初に聴くのをオススメする!
プログレッシヴロックシーンに永遠に輝く名盤中の名盤だ!!



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満足度 93% お気に入り曲 全部







"DRACULA OPERA ROCK"




イタリアを代表するプログレバンドが映画かなんかのサントラとしてつくったアルバム。


サントラ作品ではあるがそれらしい感じは無く、普通に彼らの新譜として
考えてもいいアルバム
だといえる。70年代から活動している彼らだが今も
バリバリの現役
で、本作は2005年にリリースされたアルバムで、
2006年の春には来日公演も果たしたぞ!

俺は彼らのアルバムは初期のものしか聴いていない俄かファンだ(笑)。本作を買った動機は
PFMの新作だからというよりはオーケストラやクワイアを大々的に取り入れた
ロックオペラ的な作風
だからというのが大きい(笑)。俺はシンフォサウンドが好きだからな・・・!
世間的な評価はPFMらしさは無いが悪くないみたいな感じだったと思う。
俺は最近の彼らのアルバムは聴いていないのでわからんが確かに“Photos of Ghosts”とは
違う雰囲気だな
(当たり前か)。題名、題材がドラキュラだけにどこかダークな雰囲気もある。
演奏、曲調は間違いなくプログレで、どちらかといえばハンガリーの
ランブリンオーケストラみたな感じ
だと思ったな。生のオーケストラ、クワイアは
やはり素晴らしく、壮大さにうっとりしてしまう・・・。メロディーも部分部分でけっこうクサいというか、
印象的なものが出てくるぞ。今のイタリアを代表するシンフォニックメタルバンド、ラプソディーに
近い部分もあったりするがやはり根本的には違うな・・・。


生粋のプログレッシャーよりはシンフォサウンド、クワイアが好きで
プログレもいけるというメタラーにおすすめだな。



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満足度 84% お気に入り曲 UN DESTINO DI RONDINE







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