陰陽座






"鬼哭転生"




日本の妖怪メタルバンドのインディーズ時代の1stアルバム。


独特のダークな和の世界を正統派メタルの世界で構築し
今じゃ押しも押されぬ人気バンドとなりフォロワー群の
登場も確認
された妖怪メタルバンド、陰陽座のインディーズ時代に
リリースされた記念すべき1stアルバムである!今でもそうだが
当時は奇抜なメイクのせいでV系のカテゴリーに入れられており
またそれはベース兼男Vo、瞬火の声質からも感じられ当時は
メタラーの間でもイロモノ的存在として賛否両論だった事が伺えるが
質の高さで市民権を勝ち得た、真の意味での実力派バンドである!
音楽的にはこの頃から独自のスタイルが確立しており、むしろ
今以上にダークで和の要素が濃く極めて個性的で、おそらく当時の
衝撃はいろんなメタルに慣れた俺等が感じる以上のインパクトが
あったんだろうなぁ・・・!

1曲目のイントロからして今の彼らはやりそうに無い大仰で
シンフォニックなシンセ
が登場し様式美系ヨーロピアンメタルの
印象を放つが2曲目は今の彼らに通じるダークで和の要素を
感じさせつつも正統派メタル色濃い楽曲となるぞ!
まぁ音質、そして瞬火のVoは今と比べてやはり弱くギターも
テクニック的にかなり厳しい事になっているがそれも当時の
味という事で(笑)。語りもバンバン登場しSound Horizon等に
通じる近代シアトリカル系クサ音楽の礎とも言えそうな雰囲気を
持っているがあくまでも和のダーディさが基盤となっている点が
後続バンドとの違いだろうか!?黒猫のVoはこの頃から高い
実力
を発揮しているな。楽曲もダークだがあくまでも正統派の
流れを受け継ぎ疾走メロスピに頼らずミドルテンポで勝負している
辺り玄人受けする部分があると言えるか?5曲目は切れの
いいリフ
に和を感じさせる女性Voが聴ける実に陰陽座らしい
メタルである!ギターにプログレ要素が感じられるな。
ピアノが美しいバラードの6曲目は黒猫が切々と歌い上げ
当時から実力派シンガーであった事が伺えるな。中盤の
幻想的な展開、泣きのハモりを見せるギターソロが
素晴らしいのう・・・!8曲目はテクニカルなリズム
一瞬聴ける琴の音色、デス声コーラス、和フレーズ、
かなりフックのある男女ツインVoが聴けるアップテンポ曲で
これも実に陰陽座らしい曲である!途中テンポダウンしへヴィで
ダークになる展開
も面白いな。そして9曲目は彼らの代表曲とも
言える屈指のキラーで、シンセ、琴(?)のイントロに始まりクサい
微妙な語りが聴けそして2ビートで疾走するメロスピと化す!
バックのシンセもメロディーも一昔前のメロスピ、クサメタルまんま
最高である(爆)。正統派に拘って来た陰陽座が放つ本気度200%の
クサメタル!
ギターソロ後半も完璧なまでにメロスピだ!その後の語りの
バックのピアノのメロディー、そして泣きのギターソロも良いな。
Sound Horizonのルーツとも呼べるであろう国産エピッククサメタルである!


今でこそSound Horizonやら何やらの登場でこの手の
日本語台詞が出てくるメタルも市民権を得た感があるが
これがリリースされた当時は賛否真っ二つだったんだろうなぁ・・・!
曲の出来がこの頃から良かったんでイロモノで終わらず成功を
収める事ができた
のであろう。飛び道具を武器として
使えるのもやはり基礎があっての事なのだろうな!まぁただ
本作はメジャー以降のキャッチーさがあまり無く良くも悪くも
ダークでおどろおどろしい世界観の構築に重きを置いた
アルバム
だと言えよう!



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満足度 87% お気に入り曲 鬼、文車に燃ゆ恋文、
氷の楔、百の鬼が夜を行く、陰陽師







"百鬼繚乱"




日本の妖怪メタルバンドのインディーズ時代の2ndアルバム。


独自のダークな和風妖怪正統派メタルで成功を収めた
実力派イロモノ(?)メタルバンド、陰陽座のインディーズで
リリースされた2作目のアルバムである!音楽的には
1stの流れを汲んだ妖怪モチーフの和風正統派メタル
キッチリ踏襲しており、バリバリのメロスピは無い
正統派を根底に据えながらメロディアスな曲、ダークで
へヴィなスローチューン、ノリの良い疾走曲、
プログレッシヴな要素を感じさせる曲など幅広さ
感じさせる楽曲が並んでおり質の高さは相変わらずである。
瞬火のヴォーカルも1stと比べて上手くなっているな。
ギタープレイもまだ未完成だが上達は見られるぞ!

まるでVOLCANOのようなリフが聴け疾走する1曲目から
さっそく熱い曲である!ミドルテンポで始まる前作とは
違う出だしでこの曲が本作のメロスピ枠だろうか!?4曲目は
アップテンポでわりかし普通寄りのキャッチーな曲だが
瞬火が珍しく高めのキーで歌っており変わった雰囲気が感じられるな。
7曲目はデス声も登場するが曲調自体はデスメタルにはならず
ミドル〜アップテンポでリフ、メロディー共に良質のものを持っている。
9曲目は前半こそ普通の穏やかなメタルバラードだが途中から
プログレ系のリフ大仰な語り、恥ずかしい台詞が登場し
まさにのちのSound Horizonを想起せずにはいられない雰囲気プンプンである!


個人的には1stのほうが好みだがクオリティーは高く、また最近の
彼らには無いダークでドロドロした大作へヴィチューン
あるのも特筆すべき箇所である!やはりメジャーに行って
ある程度成功
しちまうと人間守りに入っちまうんだなぁ・・・!(爆)



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満足度 85% お気に入り曲 式を駆る者、癲狂院狂人廓、
帝図魔魁譚







"煌神羅刹"




日本の妖怪メタルバンドの3rdにしてメジャーデビューアルバム。


日本人の特徴として他国のものを自分達向けに加工するのが上手いというものがある。カレーライスしかり、
焼肉しかり、クサメタルしかり・・・(笑)。最近の日本のバンドのスタイルを見てみると分かる。
実にクオリティーは高いのだが欠点としてオリジナリティーに欠けるというものがある。
悪く言えば物真似で終わってしまうと言った所か。しかしここに紹介する陰陽座はまさに
日本独自ともいえるオリジナリティーを携えたバンド
だと言えるだろう!

いや、楽曲のスタイルこそアイアンメイデン、ジューダスプリースト直系の要素を持ち、
正統派でありながらもどこかかつての時代の様式美的な雰囲気を纏ったタイプなのだが、
彼らはそこに和の要素を取り入れ、男女ツインヴォーカルが日本語で歌う事により
まさに陰陽座ならではのサウンドを出す事に成功したのだ!!

彼らの目指す路線はその派手なルックス、メイク、日本語詩、男ヴォーカルの歌い方などから
デビュー時はヴィジュアル系の括りで見られ、今でもそっち系の店でも
アルバムが売られていたりする。たしかにそういう要素もある。しかし彼らが
目指しているのはあくまでもメタルなのだ!

そんな彼らの意気込みが詰まった本アルバムはまさに捨て曲無しの名盤で、どの曲でも
彼ら独自の妖怪メタルが思う存分堪能できる!個人的には1と7がお気に入り。一度聴いたら
忘れられない超キャッチーなメロディーが聴ける!共に日本メタルシーンに
その名を刻むであろう名曲だ!!


とはいえ、ヴィジュアル系が苦手、日本語詩がダメっていう人にはやや高めの敷居だろな・・・!
まぁ、曲はいいのでこれを機に克服するってのもアリだと思うが当然強制はしない・・・。
逆に言えば日本語詩が聴ける人になら激しくおすすめできる
アルバムだと言える!




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満足度 90% お気に入り曲 全部







"鳳翼麟瞳"




日本の妖怪メタルバンドの4作目。


メジャーデビュー作となった前作が反響を呼び、一躍有名になった国産バンド。
正統派の雰囲気保ちつつ和のエッセンスをそこに注入。独自の
世界観を持つ彼らのスタイルがメタルシーンに受け入れられたと言うわけだ!
クオリティーの高さから言って当然ではあるがな。そして本作の登場となったわけだが
個人的には悪くは無いが前作のほうが好みという感想だ・・・。

というのも今回やや焦点が絞りきれていない印象がある。前半は
もろジューダスプリーストな正統派メタルチューン
で良いのだが
正統派すぎて彼らの持ち味である和のおどろおどろしさが希薄に
なってしまっていると言う事が挙げられる。中盤はドゥーミーかつプログレッシヴな大作が聴け、
彼ららしさが出ていたのだがややダレなくも無い・・・。後半は妙な曲が続き、最後の曲なんか
わけわからん(笑)。メタルじゃねぇ・・・!

というわけで、決して悪くは無い、そこらのB級バンドに比べたらはるかに良いのだが
どうも煮えきらんな・・・!まぁ、前作が良すぎたってのもあるが。

個人的キラーは8曲目“面影”だ!超劇的でクサいメロディーが堪能できる!
一歩間違えればヴィジュアル系になってしまいそうなメロディーだがこの哀愁は
ただごとではない!泣ける!
もろへリオン〜エレクトリックアイな1〜2曲目の流れも
熱くてたまらん!超絶キーボーディスト、三柴 理がピアノを弾くバラード曲の“月姫”も良い。

演奏は今回良くなってるな。以前はギターにやや難が感じられたが確かな進化はある。男ヴォーカルも
上手くなってきているぞ。女ヴォーカルはもともと凄いが。だが、音質は悪目。
ギターがあまりメタリックじゃないのがあかんな!ヴィジュアル系っぽく感じる。
そして最大の欠点がド腐れCCCDだって事だ!これのせいで音質が悪いのかもな!
音楽の敵め!Fuck the cunt!!


と、まぁいろいろ苦言を述べたが決して悪い出来ではない!彼らのファンなら聴く価値はある!
最近ようやく普通のCDで再発されたらしいからな!



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満足度 80% お気に入り曲 焔之鳥〜鳳翼天翔、面影







"夢幻泡影"




日本の妖怪メタルバンドの5作目。


前作“鳳翼麟瞳”は悪くは無いがややポップ(?)になってしまい賛否両論となった
わけだがその次のアルバムに当たる本作はそんな前作の評判を吹き飛ばす
クオリティーの高いメタルアルバムに回帰し日本のバンドが聴けるメタラーから
喝采を浴びたと聞く。さて一体どのような仕上がりになっているのだろうか!?

実際クオリティーは前作よりも向上しており質の高いメタルチューンが
連発される快作
となっているだろう!1曲目のイントロに続くメロディアスかつアグレッシヴな
疾走メロパワチューンの2曲目“邪魅の抱擁”を筆頭にメイデン風の
ギター
が印象的な3曲目“睡”、ギターの片割れである招鬼がデス声を聴かせ
どこかメロデス風のへヴィリフが斬新さを醸し出す5曲目“舞頚”、プログレメタル的な
変拍子パートがこれまた斬新な6曲目“輪入道”など名曲、佳曲が次々と聴けるぞ!
後半やや弱くなるが良い出来だと言える。

だが“邪魅の抱擁”のヴァースにおける瞬火のヴォーカルスタイルやバッキングの
アレンジなどかなりヴィジュアル系寄りのスタイルになっておりそこで評価が
分かれそうではあるな・・・!メタリックなシャウトもこなし非常に上手いシンガーなのだが
この歌い方をするうちは硬派メタラーからはそっぽを向かれるバンドなのが
勿体無いな・・・!個人的には当然まったく気にならないが(笑)。


日本語詩が聴けるメロディー派のメタラーなら聴いて損は無いアルバムだ!
まぁ本作が普通に聴けるメタラーはV系も十分聴けると言えるのだが
メタラーの鑑賞に堪えうるV系はそう多くないので(爆)、その気があるなら
うちのサイトを参考に根気よく探してくれい・・・!(笑)



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満足度 85% お気に入り曲 邪魅の抱擁、舞頚







"臥龍點睛"




日本の妖怪メタルバンドの6作目。


彼らのアルバムもこれで6枚目。もはや位置付け的には中堅どころだと言えるな。
その活動は精力的の一言で何でも能楽堂でライヴをやったらしいな!彼らが世界初らしい・・・!
ここいらで一発さらなる躍進をとげてもらいたいものだ・・・!かつてのXのように!

そんな彼らの新譜はというと・・・?おや?どういうことだ・・・!?
ぶっちゃけ微妙だ・・・!1曲目からつまらん・・・さっそく捨て曲かよ!これはあかんな!
メタルのアルバムは出だしが肝心だと言うのに!続く2曲目はまあまあ良い。これを1曲目にすれば
良かったのだが・・・!4曲目はいい。イントロから能管が飛び出し、
クサめに進行してゆく!
ちなみになんかのアニメのテーマソングになったらしい。

8は彼らにしては珍しい完全なメロスピ曲。やはりカッコいいな!だがツーバス連打に
スネア裏打ちが彼ららしいかどうかと言えば微妙な気がしなくもないがそんなことは
どうでもいい!名曲の前に言葉は不要なのだ!
9,10,11はシングルで連続リリースされた大作。3曲で1曲のプログレッシヴな楽曲だと言える。
しかし大して面白くない。男女ツインVoによる語りの多さが
同郷のサウンドホライズンみたいだ・・・(笑)。



とまぁこんな感じで彼ららしくないいまいちパッとしないアルバムとなってしまった・・・!
地味な曲が多いのが原因かもな。そろそろ専任キーボーディストを
いれる時期が来たのかもしれん。もしくは和楽器を大量に
投入するとか・・・?
4の能管が思った以上にハマっていたしな。



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満足度 70% お気に入り曲 甲賀忍法帖、蛟龍の巫女







"黒衣の天女"




日本の妖怪メタルバンドのシングル。


良質の楽曲とキャッチーさでメタラー以外からも支持を集める妖怪メタルバンド
新譜に伴うシングルである!4曲入りとシングルにしては曲数が多くしかも
そのうち3曲がアルバムには収録されないので彼らのファンでなくとも
十分買う価値があるだろう!

正統派メタルなリフから始まる1曲目はツインヴォーカルが生きた曲で
ギターソロは久々に和音階が使われたツインリードが聴ける!
曲調は正統派以外の何物でもない。2曲目はブラックサバス的なドゥーミーリフ
聴き手をひきつけるスローでへヴィな楽曲。リフがカッコいいぞ!ベースも激しく
唸りまくる!ベーシストがリーダーのバンドならではの特権だ(笑)。
ヴォーカルメロディーもなんかオジーっぽいと言えなくも無い!?
70年代メタルを知るものにはけっこうグッと来るものがあるのではなかろうか!?
デス声による掛け声も使われており面白いな。3曲目はデリデリいうリフ
ヴォーカルメロディー等つかみ所の無い雰囲気を発している曲でどこか漂うような
雰囲気
があると言えよう。ギターソロはカッコいいな。4曲目は泣きのピアノと
ギター
が聴けるバラードで童謡に通じる穏やかな雰囲気が良い!女性ヴォーカルも
美しいぞ!みとせのりこタイプと言えるかもしれん!?


4曲すべてがまったく違うタイプの楽曲で纏められておりそれでいて
散漫になる事が無いのは凄いな!全て自分達の楽曲として昇華できている!
特別驚くほどの出来ではないが彼らのレベルの高さを示した
良質シングルだと言えるだろう!



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満足度 83% お気に入り曲 黒衣の天女、泥田坊、揺籠の木







"魔王戴天"




日本の妖怪メタルバンドの7thアルバム。


デビュー当時メタル界においてイロモノと評されつつもそれを覆す良質の
楽曲
を生み出し実力で現在の地位に上り詰めたバンド、陰陽座。
本作はそんな彼らの7作目のアルバムで、もはや彼等もベテランと呼べそうな
ランクにのし上がった感があるが前作“臥龍點睛”は彼等らしさが薄れ
個人的に微妙に感じたのだが果たして本作の出来はどうなのだろうか!?

イントロにあたる1曲目は珍しくストリングス系のシンセが使われており
へヴィなパーカッションと相まって重厚な雰囲気を醸し出している。
それに続く2曲目は勇壮なツインリードと荒々しいリズムで攻める
疾走感溢れる正統派メタルだ!!ツインヴォーカルもカッコよく
ソロでは彼らお得意の和音階が使われ非常にドラマティックだ!
後半の泣きのたまらん!その後の能みたいな声も彼等独自の個性である!
さらにデス声も使われ展開も非常に凝っているな!さらに2ndソロに突入し
エモーショナルな泣きのギターが堪能できる!ここのギタリスト2人も
優れたプレイヤーに成長したもんだな・・・!3曲目はシングル曲。
4曲目はなかなかにへヴィなリフに始まり男Voがいつになくアグレッシヴに
歌う。
メロディーのキレはそれほどでもないが正統派メタルとして
悪くは無い。
ギターソロはスウィープに始まりツインリードに終わる
メタルの王道をいくカッコいいものでやはり良い!5曲目も正統派メタルの
息吹をビンビンと感じさせるカッコいい曲だ!メロディーも良く
飛翔系のサビはヴォーカルの声質と相まってヴィジュアル系とメロスピの
合いの子
みたいな雰囲気があって面白い。6曲目はドラムとギターリフが
アグレッションを醸しだすもヴォーカルはどこか飄々としたキャッチーさがある
彼等独特の祭り的雰囲気が感じられる曲。7曲目はへヴィでダークかつ
どこかプログレ的な捻くれ具合が感じられる曲。こういうドゥーミーな楽曲も
彼らの強い持ち味だ!こういう雰囲気に乗るヴォーカルが美しい女性Voなのが
また良い!ギターソロもツインリードでエモーショナルに泣きまくっているぞ!
その後の低音でがなるように歌う男Voもこれまでにない新しい味を出しているな。
8曲目はスラッシュ、メロデス的なリフを纏い疾走を見せる曲だ!デス気味に
がなる
男Vo、掛け声が熱い!!もちろん女性Voはメロディアスに歌うぞ!
9曲目はストリングス系のシンセが聴けるバラード。芳醇なポップさを醸しだす
メロディーがやはり優れている。10曲目はなぜかSUM 41あたりを思わせる
イントロを持つメロコア曲(爆)。だが男ヴォーカルの声質が故にどこか
Dir en greyの“JESSICA”みたいな雰囲気に満ちている(笑)。硬派なメタラーは
当然拒否反応を示すであろう・・・だが俺はこの曲好きだ(爆)。
ヴィジュアル系はおろか最近はパンクも聴くんだよ俺は!!


捨て曲も無くかつての“煌神羅刹”“夢幻泡影”に勝るとも劣らない
良質アルバムである!!前作が気に入らなかったメタラーも本作は
聴く価値が十分にあるといえよう!メロディーのクサさは減退したがその分
正統派メタルのカッコよさに満ちており“クサメロ”以前に“へヴィメタル”が
好きなら楽しめるであろう!
唯一の難点は音質の悪さだろうか・・・!?



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満足度 89% お気に入り曲 全部







"魑魅魍魎"




日本の妖怪メタルバンドの8thアルバム。


ほぼ毎年レベルでアルバムをリリースしており気付けば
本作で8作目と、何気にもうベテラン並みの
キャリア
を持っているバンドとなった陰陽座。初期のころは
それこそルックスやコンセプト、そして男ヴォーカルの印象からか
イロモノバンド、ヴィジュアル系などと呼ばれディスられて
いた事もあったのだが彼らの実力は本物であり、そのため
今日まで消えることなく順調に活動を続ける事が
出来たのだと言えるだろう・・・!

1曲目から何とヘヴィなスローチューンと言うのが実に
いい度胸だな!(爆)普通はキャッチーなアップテンポ曲入れて
リスナーの機嫌を伺うものだが、これも彼らの自信の表れ
なのだろうか!?メロディーは良くドラマティックで
十分出来は良いがな。かつての“臥龍點睛”とは違うぞ!
2曲目はちょいとキャッチーさが出てくるが地味だな。
3曲目は唸るベースとリフが印象的なミドルテンポメタル。
4曲目は何と80年代のアメリカンメタルを思わせる明るい
リフが聴ける意外性のある曲。まぁ面白くは無いが(爆)。
5曲目はちょいとメランコリックな哀愁要素のある落ち着いた
歌謡曲クサさのある曲。ツインリードのソロはクサくて良いな。
タッピングとリードフレーズが対位法っぽい絡みを見せるのも
面白い。6曲目はブルージーな味わいを見せる70年代
ハードロック風のリフが聴けるどこかWHITESNAKEっぽい
雰囲気を持った曲。7曲目は正統派メタルライクなカッコいい
リフが聴けるアップテンポ曲。どこかダーティに歌う瞬火の
ヴォーカルがいいな。サビは歌謡曲ばりのクサメロである!
ツインリードが流麗なギターソロも良い!8曲目は再び明るめの
雰囲気
を持ったポップなハードロックだ。ワウをかませたファンク的な
カッティング
を聴かせるギターはメタル以外の素養を感じさせ
ギターキッズならば学ぶべき箇所だろう。ベースソロもメタルではなく
ファンク、R&B的スタイルである。9曲目はメロデス風だがどこか
IRON MAIDENっぽいリフが聴ける待ってましたの疾走チューンだ!
シンガロング、デス声も登場し本作中最もアグレッシヴだろう!
間奏はドゥーミーになりその後はクリーントーンのギターが聴ける
メロウなパートに突入する。10曲目は10分超えの大作
ドラマティックなイントロに始まりメロウなヴォーカルパートから
だんだんとダーティーになっていきやがてアップテンポになり
テクニカルっぽいリフが出てきたり黒猫の感情込めまくりの
ヴォーカル
が聴けたりと聴き所はあるがプログレッシヴなアレンジは
一切無くメロディーは良いもののちょいとダレを覚えるかも知れんな・・・!?
11曲目はアコギが聴けるどこか民謡っぽい泣きの叙情バラード。
SOUND HORIZONのシンフォバラードを和風にした感じといえば
判りやすいかも知れんな。12曲目は陰陽座得意のアニソン臭い
ポップでキャッチーな曲。今でこそこういうスタイルの曲聴きなれて
何とも思わんがかつて“鳳翼麟瞳”のラスト曲初めて聴いた時はあまりの
こっ恥ずかしさダウナーな気分になったモンだよ(笑)。


ギターリフとかメロディーとか悪くは無いんだがどうも
全体的に地味な印象があるな・・・!あまりメタルらしくない
というか、硬派でへヴィな、メタリックだった前作とは
対照的なアルバムになったと言えるかも知れん・・・!?
メロディアスでキャッチーだが地味で迫力に欠ける
言ったところだろうか。プロダクションがよくなったのは
評価すべき点だな。まぁ特に新機軸があるわけでもなく
メロディーは良いがメタリックさが薄れ全体的には
“臥龍點睛”同様微妙なアルバムになっちまったかな・・・!



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満足度 74% お気に入り曲 酒呑童子、魃、鬼一口







"金剛九尾"




日本の元・妖怪メタルバンドの9thアルバム。


初期の頃こそダークでドロドロした和風妖怪要素
前面に押し出しつつも正統派メタル色濃い王道の
メタルのツボを押さえた作風を持っておりイロモノ扱い
されつつも曲の良さで市民権を得る事に成功した
超実力派バンドだったのだがここ最近はダークな
妖怪要素は元よりメタルとしてのアグレッション
失いつつありポップなハードロックに堕した感があり
多くのメタルファンがそっぽを向きつつある
本作はさらに、これまで以上にメタル要素が減退しており
ハードロックかどうかも怪しいようなスカスカ極まる
軽〜いギターリフ
が全体的に目立ちバンド結成10年目にして
ついにヴィジュアル系ポップバンドにまで
成り下がっちまった感があるのう・・・!

1曲目から瞬火の妖しく濃厚な低音Voが聴けるマイルドな
曲調
でのっけからメタルとは言い難く実に大人しいのう・・・!
2曲目は待ってましたのIRON MAIDEN、JUDAS PRIEST直系の
正統派メタルリフが聴けるもギターの歪みが非常に軽く
メタリックさ、パワフルさ、攻撃性が薄くなっており
実に残念である・・・!ツインリードはドラマティックで良いな。
3曲目の軽いミュートリフはジャーマン風と言えなくも無いが
本作のプロダクションだと非メタルになっちまってて
やはり全体的にHR/HMじゃない空気に満ちているのう・・・!
4曲目もメロウなJ-POP。5曲目はようやくマトモな
アップテンポチューン
となりやはりギターの音はスカスカ
ろくに歪んでいないがまぁかつての彼らに近い曲調だな。
6曲目はリリース前から話題のゲイリー・ムーアみたいな
ブルージーなギターの聴ける曲だが個人的にゲイリーの
アルバムで一番好きなのはアイリッシュ正統派メタルの
“WILD FRONTIER”
なんでなぁ・・・!(爆)V系スタイル
未だに残した瞬火のVoはこういう曲には合わんのう・・・!
泣きのギターソロが聴き所だな。7曲目は日本人バンドらしい
正統派メタルのギターが聴けるも全体的には大人しいV系寄り
キャッチーなアップテンポチューン。8曲目はこれまたギターが泣きの
フレーズ
を奏でるバラードだがHR/HMのドラマティックさよりも
やはりポップス要素が強くなっているな・・・!だがこの曲から
感じ取れるポップさはただの売れ線クソゴミポップスのそれではなく
昔の民謡というか童謡のそれに近いものがあり
こういった部分は流石だと言えるな・・・!9、10、11曲目は彼らお得意の
組曲形式の大作で9曲目は一風変わったキャッチーなギターに続き
歌謡曲っぽさ満点の黒猫のヴォーカルが聴けサビはなぜかダンス風の
雰囲気
を感じさせるがそう思えたのは俺だけか!?(爆)どうも軽薄さ
目立ってならんわい・・・!10曲目は多少のシリアスさ
感じられるがベースやドラムからも重さが伝わってこず
プロダクションで損してる感があるなぁ・・・!楽曲としても
過去のへヴィチューンと比べて明らかに劣っており緊迫感が
無いのう・・・!11曲目はアコギで始まり本作では珍しいまっとうな
メタルらしいギターリフ
が聴ける唯一の疾走チューンだ!
シャウト系シンガロングも聴け音は軽いがようやくマトモな
メタル
が出てきたか!?途中変拍子リズムも登場しプログレメタル的
アレンジ
になりもっとこういう曲やってもらいたいと思えるのう・・・!
12曲目はメジャーキーで書かれた明るめの80年代アメリカンメタル。


泣きのギター、瞬火のヴォーカル等良くなっている箇所
あるがもはや本作は妖怪メタルどころかHR/HMですら
なくなっており
一言で表すならヴィジュアル系ハードポップである!
ドラマーが正式メンバーではなくサポートになったのも
影響したのだろうか!?何だかんだでアルバム出すたび
付き合ってきたがもはやここまでか!?評判の悪い近年の
アルバムでも“魔王戴天”はパワフルで良かったんだがなぁ・・・!
非メタルでもメリーのようなコアでハイクオリティー
バンドがいるのだから彼らにもある種のマニアックさ
残しておいて欲しかったわい!疾走をやめたSONATA ARCTICA、
安易な使いまわしカヴァーで小銭を稼ぐCHILDREN OF BODOM、
そしてメタルをやめ歌謡ポップスと化した陰陽座・・・!
メタルをやめる・・・方向性を変えるのならば捨て去った
かつての持ち味を補って余りある美点が必要なのだ!
ここにきてのセルアウト、真に残念でならないッ!




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満足度 30% お気に入り曲 孔雀忍法帖、組曲「九尾」〜殺生石







"鬼子母神"




日本の和風妖怪正統派メタルバンドの10thアルバム。


純然たるヴィジュアル系でもなく、かといってメタルの世界ではいかにもイロモノ然とした
佇まい
であるにも拘らず純粋に実力のみでのし上がり市民権を勝ち取った稀有なバンドの
通算10作目、節目に当るアルバムである!気付けばキャリアも長く年1枚ペース
アルバムをリリースしてきたわけだが本作は前作より2年以上の期間を開けてのリリースだ!初期の頃はコンセプトに
違わぬダークで独特の重苦しさ、怪しさを内包した妖怪メタル
をプレイしてきたがここ最近は
どうもポップでキャッチーな方向に進みすぎている感じになっており前作“金剛九尾”
ついにHM/HRかどうかも疑わしいV系歌謡ポップスに成り下がってしまいボロクソに酷評した!
まぁそれでもムックに比べれば圧倒的にマシなのだが、続く本作は10作目という事で
何とコンセプトアルバムに手を出してきた!サンホラに通じる日本語語りを初期の頃から
取り入れていたが何気にコンセプト作は初である!同時に小説もリリースしており
本気度が伺える
が果たして肝心の楽曲のほうはいかほどとなっているのだろうか!?
持ち直したのか、それとも・・・!?

1曲目はダークなSEからピアノが登場、バンドサウンドが盛り上がりを見せる
イントロで続く2曲目はストロングさのあるリフで幕を開けノリの良いアップテンポとなり
最初のヴォーカルは瞬火で低音で怪しいV系歌唱を披露、そして黒猫も登場しツインVoとなり
派手さは無いが判り易いキャッチーさのある展開を見せるぞ。ギターソロは
エモーショナルな響き
があるのう・・・!3曲目はへヴィさを感じさせる重々しいリフ
煌くようなオルゴール風の音が聴けミドルテンポでパワフルに展開、
どこか最近話題の嬢メタルというか女性Voモノのラウドロックに通じるモダンなムード
感じさせるな・・・!ギターソロはこれまた泣きのプレイ表現力が増しておるのう!
4曲目もまた重々しいダークなへヴィさを感じさせる重厚なリフが聴けアグレッシヴさを出し
アップテンポで展開、スラッシーというかメタルコアに通じるムードを醸し出しヴォーカルも
デスVoというよりは呟きダミ声で吼え黒猫のクリーンVoも聴けるが全体的にエクストリームな
スタイルに仕上がっているぞ!
ギターソロはさらに疾走し速弾きを見せメタルの勢いを
見せ付けるかのような展開
である!5曲目は祭りムード漂うイントロからへヴィさのあるリフに
ワウをかませたギター
が聴け日本の祭りとモダンメタルを融合したかのような怪しい
ムード
を演出するぞ!少なくともカッコいい曲ではないが(爆)陰陽座らしい個性のある
面白い曲
だと言えよう!6曲目は神秘的なシンセで幕を開けピアノも登場、北欧ライクな
シンフォニックな空気感
を演出し黒猫の切々とした歌唱が堪能できる美麗バラードだ。
7曲目は穏やかなアコギが聴けシンセストリングスも登場、瞬火の完全V系ヴォーカル
怪しいヌメヌメ感を演出し途中から黒猫のヴォーカルと共に軽めのアンサンブルが顔を出す
メロウさ重視のソフトな曲。ベースが結構手数多く目立っておりオシャレ感を醸し出し
アコギソロも聴け新鮮さがあるな・・・!8曲目はストリングスシンセがダークな緊迫感を演出し
そして勢いあるバンドサウンドと共に疾走!メロパワというよりもノリの良い正統派メタル
要素を見せつつもスローパートも多くやはりへヴィで重厚な印象があるのう・・・!サビはコーラスや
シンセ
も聴けテンポアップシンフォニックメタル的な要素も見えるぞ!ギターソロはワウをかけた
エモーショナルなプレイ
でシンセストリングス後はクラシカルさのあるフレーズも聴け構築された
ソロ
を見せておる!9曲目はノリの良いリズムモダンなハードロックと言えそうな
ギターサウンドが聴けるミドル〜アップテンポ曲。10曲目は怪しく重々しくもメロディアスなギターが聴ける
重厚さ漂うスローテンポの劇的な曲だ!瞬火が朗々と歌い上げ途中からテンポアップ
黒猫も登場し男女ツインVoとなり全体的にネオクラ系ではない昔ながらの様式美的なムード
感じさせるドラマティックな仕上がりとなっているぞ!ギターソロも構築された展開を見せ
大きな聴き所である!11曲目は穏やかなムードを漂わせるギター、ソフトなバンドサウンドが聴けるマイルドな
バラード寄りのスロー曲。
ヴォーカルメロディーはかなりポップス寄りだな。12曲目はピアノで幕を開け
キャッチーさのあるバンドサウンドが盛り上がり明るいムードを放ちそして疾走!アップテンポではなく
メロパワ的な疾走感を見せており最後の最後に待ってましたのキラーチューンが登場だ!
まぁ明るい曲なんでメロディーラインはポップス寄りでもうちょいフックが欲しいか・・・!?
ギターソロは勢いある速弾きメインツインリードも飛び出しこれぞメタル!と言いたくなるのう!


コンセプトアルバムという事で世界観に合わせたのか全体的にダークで重々しいムード
包まれており正統派と呼ぶにはへヴィな印象も強いが少なくとも前作のような軟弱歌謡J-POPとは
一線を画した仕上がり
になっておりとりあえずは一安心といった所か・・・!とはいえやはり
初期の頃のようなキャッチーさの中に正統派メタルのストロングさ、メロパワ的な勇壮さ、
ダークで怪しい妖怪ムード
を取り入れたストレートなキラーチューンは無くメロディーにも
あまりフックは感じられず
判り易さはあってもどこかコアで無愛想な印象があるか!?
まぁ良質の楽曲も何曲かあるし前作のガッカリ感拭い去る事が出来たようだな・・・!




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