NIGHTWISH






"OCEANBORN"




フィンランド出身のソプラノ女性Vo擁するシンフォニックメタルバンドの2ndアルバム。


今は脱退してしまっているものの本物のソプラノシンガーを擁する
シンフォニックメタルバンドとして非常に有名な、今や大御所と言えそうな
フィンランドのバンドがリリースした名盤と誉れ高い2作目である!

この頃はゴシックメタルだった1stの流れを僅かに引きずっており
楽曲によっては低音男Vo、デス声が使われたものもあるが蛇足にはならず
曲のよさを引き立てているように感じられた。そしてそんな楽曲の
クオリティーだが多くのメタラーが絶賛しているだけあって非常に質が高く
どの曲もクサい、印象的なフックあるメロディーが散りばめられており
捨て曲などあるはずもなく全曲キラーと言い切ってしまってもいいほど!
まぁ日本盤ボートラは彼ららしからぬハードロック調のリフが目立った曲で
イマイチだがそれ以外・・・疾走チューンは勿論、フルートが使われた
シンフォニックなオペラバラード、FINNTROLL 、KORPIKLAANIのような
民謡風のクサクサフレーズが聴けるインスト曲など全編にいたって
一切隙が無い!だがそんな本作にあって個人的に最も気に入ったのが9曲目
“THE PHARAOH SAILS TO ORION”だ!3曲目
“Devil and the Deep Dark Ocean”でも聴けたデス声・・・というか低音男Vo
イントロで聴けその後死ぬほど劇的な展開を見せる!特に後半で聴けるメロディーは
全盛期のDARK MOORにまったく引けをとっていない
至高の泣きメロ!
たまらん!!本作をいまだ破られぬ
NIGHTWISH最高傑作
とする声も多いが十分頷ける超名盤である!


最強時代のDARK MOORに匹敵する女性Voシンフォメタルの
傑作
だ!今後彼等は本作を越えるアルバムを産み出す事が出来るのだろうか!?



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満足度 97% お気に入り曲 ボートラ以外全部







"WISHMASTER"




フィンランド出身のソプラノ女性Vo擁するシンフォニックメタルバンドの3rdアルバム。


元々ゴシックメタル畑のバンドだったのだが前作でメロパワ、
シンフォニックメタルスタイル
を大々的に
取り入れ格段にクオリティアップを果たす事が出来た彼ら。 母国フィンランドでは国民的バンドのようで
常にチャートの上位をチルドレン・オブ・ボドムとともに独占しているらしく、
ゆりかごから墓場まで(!?)彼らの名を知らない者はいないらしい・・・!?
本作はそんな彼らの3作目のアルバムだ。

普通のシンフォメタルと違いゴシック出身ならではのソプラノ女性シンガー
フィーチャーしたスタイルは非常に斬新で彼らの強烈なオリジナリティーと言っていいだろう。
独特の音世界を持っているぞ!

アルバム全体の出来を見てもクオリティーは非常に高く捨て曲は無い。疾走チューンや
バラード等どれをとっても素晴らしい出来だ。
個人的に気に入ったのは主にアップテンポの曲。クワイアが入り一風変わった歌メロで展開していく2、
なかやまきんに君がポテンシャルを発揮するTBSの芸能人スポーツマン
No.1決定戦のマラソン競技でお馴染み
の(!?)6曲目、
そしてワールドプロレスリング略してワープロの放送で
使われていた大作11が特に好きだ!


ゴシックメタルの女性Vo、シンフォさは好きだがもっと疾走して欲しい、もっとクサいメロが
欲しいと言う人におすすめだ!



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満足度 89% お気に入り曲 THE KINSLAYER、WISHMASTER、FANTASMIC







"CENTURY CHILD"




フィンランド出身のソプラノ女性Vo擁するシンフォニックメタルバンドの4thアルバム。


日本ではまだまだ知名度が低いのか来日したもののANGRAの前座という位置に
甘んじていたものの母国フィンランドではもはやシーンのトップを極めた大御所バンドだ!
本作はそんな彼らの4作目にあたるアルバムである。

音的にはストレートな作風で認知された前作とは違い、疾走感が減退し、
やや大人しくなった印象がある。劇的展開、クワイアやオーケストレーションを
大々的に駆使したシンフォアレンジは健在ながらもメロパワ的志向が薄まり、
その結果落ち着きのある、洗練された音に仕上がったというわけだ。
これには賛否両論あるだろうな・・・。俺も個人的にはこれまでのような
分かりやすい疾走チューンが欲しいと思うわい・・・!だがつまらなくなったなどと
いうことは無く、そのドラマティックさはやはり多くのシンフォメタラーを唸らせる事だろう。

今回ベースプレイヤーであるマルコ・ヒエタラのリードヴォーカルが
フィーチャーされている
のも個人的には見逃せないポイントだ!ヴォーカリストとしても
評価の高いアグレッシヴな彼のヴォーカルは俺の好みのスタイルだからな!

個人的に気に入ったのはいままでのスタイルを踏襲した2だろうな・・・!
9は有名なミュージカル“オペラ座の怪人”のカヴァーだ。アイアンメイデンの
カヴァーではない
ので間違えの無い様にな・・・(笑)。
あと中盤で聴けるバラードがなんかタイタニックのテーマ曲みたいで良かった。
セリーヌ・ディオンのアルバム1枚持ってるしな俺・・・(笑)。


何だかんだでクオリティーの高さはあいかわらずだ!彼らのファンなら
聴いて損はないだろう。でもまぁ初めて聴く人は2ndか3rdだな・・・。



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満足度 80% お気に入り曲 END OF ALL HOPE







"ONCE"




フィンランド出身のソプラノ女性Vo擁するシンフォニックメタルバンドの5thアルバム。


ヨーロッパで地位を確立しいまや祖国では国民的バンドにまでのし上がった彼らの
5作目のアルバムだ!

本作の特徴としてはこれまで以上に強調された壮大なシンフォニックサウンドにある!
ラプソディーやセリオンと同じく生のオーケストラを従え奏でられる音世界は
まさに重厚と言えるもので、壮麗なクワイアと相まってまるで映画のサントラのような
スケール感
を描き出す事に成功している!
だがそれだけではなく曲によってはパーカッションを取り入れ民族色を打ち出したり、
はては打ち込みリズムニューウェイヴ風の雰囲気を出している曲もある。
しかしオーケストラのおかげか散漫にはならず全体的に一本芯のある空気を纏っていると思う。

女性シンガー、ターヤのソプラノヴォイスは相変わらず美しく彼ら独特の
雰囲気を醸し出しているがそこに絡む男ヴォーカル、マルコ・ヒエタラの野獣のごとき
荒々しいメタリックシャウト
もたまらなくカッコいいぞ!

しかし本作を最後にターヤはバンドをクビになってしまう・・・!
彼ら独特の音世界を構築する要的な存在だっただけに今後の動向が注目されるな・・・!
普通のメタルヴォーカルを入れられてファルコナーのようにつまらなくなられたら
困るし、
かといって二番煎じ的なソプラノシンガーを入れられても面白くないか!?
まぁ個人的にはいい曲書いてそれをきちんと歌いこなせるシンガーが加入すれば
いいのだが最近どうもシンガーが変わると曲も
つまらなくなるバンドが多い
から心配だ・・・!


彼らのファンはもとより、壮大なシンフォニックメタルが聴きたい人に
おすすめだ!だが疾走系ではないのでそれを求めている人にはおすすめしないが・・・!



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満足度 85% お気に入り曲 DARK CHEST OF WONDERS、WISH I HAD AN ANGEL、 PLANET HELL、ROMANTICIDE







"DARK PASSION PLAY"




フィンランド出身のシンフォニックメタルバンドの6thアルバム。


これまでバンドに特別な個性を与えていた本格的ソプラノを操る
看板女性シンガー、ターヤが解雇され新たにアネット・オルツォンなる
女性シンガーを起用しての最初のアルバムという事になる!
彼らの動向には全世界が注目していたと思われるが気になるアネットの
歌唱スタイルは前任者ほどの本格ソプラノスタイルではなく普遍的な
声質
で癖も無く聴きやすいといえる。

音楽的にはバンド内部のゴタゴタが影響しているのか全体的に
ダークな雰囲気になっている。オーケストレーションのみならず
EVANESCENCE的なインダストリアル系のシンセやリフをも
取り入れられたアレンジは最近の彼らの方向性でありヴォーカルチェンジの影響とは
無関係である。生のオーケストラがもたらすシンフォニーの調べは実に凄まじく
まるで映画のサウンドトラックのようだ・・・!

1曲目の最初でまず聴ける壮麗なオーケストラの調べは過去最高とも言える
本格さ
を持っておりその後のメタルサウンドと映画サントラ的
シンフォニー
はかなり凄まじいな!クワイアとともに盛り上がるサビはたまらんわい!
途中のソプラノパートもオペラ的ではない普遍的フィメールヴォイス
これはこれで悪くないな。その後のオーケストラとギターリフが
緊張感を演出するパートは実に熱い!マルコ・ヒエタラのヴォーカルも熱いぞ!
2曲目はメタル要素の無いシンフォニック曲でバラード風とも言えそうだが
このオーケストラはバラードというよりはやはり映画のサントラみたいな
雰囲気である。5曲目はインダストリアル的なリフが聴けるがその後メロパワ風の
疾走
をしたりと面白い事をしている。リードヴォーカルはマルコがとっているぞ。
バックで効果的に使われたオーケストラやクワイアも熱さを演出しており
従来の彼等とは違うアグレッションを生み出している!
8曲目はノリの良いアップテンポ曲でオーケストラとメタルサウンドが
融合する中ポップス的な歌い方を披露するヴォーカルが前任者とは違う
個性を発揮しなかなかに面白いな。メタル的なアプローチではない効果音風の
ギターソロ
も面白い試みである!11曲目はヴァイオリンとギターが
民謡的なフレーズで絡み合うKORPIKLAANIを思わせるインスト。13曲目は
スローテンポの壮大なシンフォメタルに女性ヴォーカルがR&B的な歌唱をのせるという
今までに無いスタイルである!従来のファンの反感をかなり買いそうだ(爆)。
ボートラの14曲目は曲調的には普通だがメロディーが良いな。

それと初回盤(?)には全曲のカラオケヴァージョンが収録されたCDが
ついてくる2枚組となっている。値段がべらぼうに高くなるわけではないが
正直あまり嬉しくないオマケである(爆)。これはターヤのヴォーカルじゃないと
認めないリスナーに向けた皮肉なんじゃなかろうかと思ってしまうな・・・!


個人的には前任者にもあまりこだわりが無かったのでこの程度の
メンバーチェンジは許容範囲である。むしろ音楽的方向性が変わる事の方が
重大であるが幸いにも楽曲スタイルは従来と大して変わっていないので
問題なく聴けるな。だがターヤが持っていた絶対的個性というものは無くなり
ヴォーカルに関してはWITHIN TEMPTATIONあたりと大差が無くなってしまった
言えなくも無いな・・・!バンドサウンドはNIGHTWISHの個性があるんだがなぁ・・・。
それと1曲目のインパクトが強すぎてそれ以降がどうも微妙に感じるという点が
気になるのう・・・!1曲目並のキラーがもうちょいあれば評価も変わってきたかもな!?



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満足度 76% お気に入り曲 The Poet and the Pendulum、
Master Passion Greed、Whoever Brings the Night







"Imaginaerum"




フィンランド出身のシンフォニックメタルバンドの7thアルバム。


賛否両論真っ二つのヴォーカルチェンジ後2作目となるアルバムである!前作より4年振り
非常に長い期間が開いていたがその間はツアーやらライヴアルバムリリースやらと
精力的に活動しつつも新女性Vo、アネットが産休したりしておりそれでリリースが遅れたようだ。
前作が前任Voに対する怒りが前面に押し出されておりフルオーケストラを大々的に起用しつつ
ダークでアグレッシヴでへヴィなムードが漂っていたが本作も全体的に近い方向性
オーケストラはやはり生となっており映画のサントラに通じる大仰さをこれでもかというほど
放ちいかにも北欧な繊細さ、冷たさ、透明感も強くそれでいてアグレッシヴな部分はより
アグレッシヴになっておりダニー・エルフマン・・・ナイトメア・ビフォア・クリスマス
通じるミュージカル的ゴシカルさもあり実に完成された音を出しておる!

1曲目はオルゴールによる出だしから男Voのマルコが穏やかに歌いストリングス、笛、ピアノも
登場しクサさのある叙情的なミュージカルムードを演出、続く2曲目は緊迫感を感じさせる
ストリングス、バンドサウンドが登場しシンフォニックかつノリの良さを放ち女性Voが
コケティッシュな歌唱を披露、シリアスながらキャッチーさもあるのう・・・!
中盤はフィメールコーラス、冷たいピアノが穏やかさを出しそしてティンパニ、オーケストラ、
クワイアがかなりシンフォニックに盛り上がるぞ!3曲目はまるでVAN HALENのようなギター
幕を開けつつもやはりシンフォニックでヴォーカルが入ると淡々とし始めるがその後
マルコが凶暴な吐き捨てシャウトを披露しアグレッシヴな側面も見せる!中盤以降は
オーケストラ、クワイアが盛り上がりギターリフもノリの良さを放ち児童クワイアも登場だ!
4曲目はピアノにどこかジャジーなベース、ブラシ使用のドラムが聴け淡々としたムード
放たれるオシャレ感もあるスロー曲。中盤でサックスも顔を出しギターソロはクリーン
やはりかなりジャズ的な要素が強いのう・・・!後半でようやくメタルのギターが顔を出すぞ。
5曲目はメタルサウンドにバグパイプが加わり民謡、民族音楽的な雰囲気も醸し出される
軽快なノリの曲。ソロパートなんかまさにフォークメタル以外の何者でもない!
6曲目はダークで荘厳なオーケストレーションが盛り上がり怪しげなゴシカルさを演出、
クワイアも盛り上がりチェンバロも登場、その後はノリの良いちょいモダン寄りのリフが聴け
2分40分を過ぎてようやくヴォーカルが登場、いつになく吐き捨てるようなダーティーな
歌唱
を披露しておりイーヴルなムードが漂っているな・・・!中盤では実に大仰な語りのような
男Vo
が顔を出しミュージカルというかナイトメア・ビフォア・クリスマス的な要素が強いぞ!
7曲目はパーカッション、オーケストラ、バグパイプライクな音がシリアスなムード
演出するサントラ的なインストで実に高度なアレンジ能力に唸らされるわい・・・!
8曲目はアコギ、笛が聴けるこれまた民謡的なムードが漂う穏やかな曲でBLACKMORE'S NIGHT
通じる要素があるぞ。ストリングス、ホーンに笛がまた雄大な大自然の情景を思わせ良いな・・・!
9曲目はどこか憂いを感じさせるギター、冷たいピアノがスローで淡々と顔を出し
男Voがアグレッションを見せつつも穏やかで叙情的なムードもあるな。
後半は児童クワイアも登場しメロウさが強まるのう・・・!10曲目はアコギ、男女ツインVo
穏やかさを見せるバラード的な曲でやはりオーケストラアレンジが美麗だな・・・!
11曲目はアップテンポでへヴィリフ、クワイア、ホーンが派手に鳴り響きヴォーカルはウィスパー
静けさを出すもすぐに再び盛り上がる!サビはピアノも顔を出し民謡、フォーキッシュさのある
キャッチーなムードが放たれるのう・・・!珍しくギターソロも顔を出しハモリで
メロディアスなプレイ
を披露するぞ!12曲目は13分ある大作緊迫感あるストリングスリフ
大仰なクワイアが乗りウィスパーVoからバンドサウンドも聴けこれまた軽快な部分
持ちつつもオーケストラが重厚さを見せサビの盛り上がりが良いのう!その後はへヴィな
要素
を見せつつも冷たいピアノ、叙情性あるヴォーカルメロディアスさもしかとキープし
クワイアが実に迫力あるサウンドを展開、そしてストリングス、ピアノがメロウなムードを醸し出し
語りも登場、演劇的な要素すら感じさせるが人によってはダレを感じるかも知れん!?まぁバックのピアノや
ストリングス、笛類は非常に美しい音を出しているのだが・・・!13曲目はオーケストラが実に
大仰な、まるで映画のサントラホンマモンのクラシックのようなアレンジで顔を出し
バンドサウンド皆無で本作を見事に締めくくる超ドラマティックなインストだ!


生のオーケストラによる壮大かつゴシカルでシリアスな映画音楽的アレンジ
既に完成の域に到達しており大仰な箇所はより大仰になり、ノリの良いリフ、リズムも挟みつつ
民謡、民族音楽的な牧歌的要素も持ち込みさらに新機軸(?)として穏やかでマイルドな
ジャズの要素
を取り入れた曲なんかもあり完成度は恐ろしく高いのだがやはりヴォーカルに
関しては本作でも賛否あるだろうなぁ・・・!前任者のほうがいいという声も多そうだし
別に曲が良ければそれでいいという声もあるだろう。俺も基本的には後者の
意見だが
もしターヤが歌っていたらさらに曲の良さが出ていただろうなぁ・・・!
いくら上手くとも基本がポップス系のアネットはこの大仰極まりないシンフォニックさを持つ
NIGHTWISHにはマッチしておらん
かのう・・・!決して悪くは無いのだが・・・!




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満足度 83% お気に入り曲 Storytime  I Want My Tears Back  Scaretale
Turn Loose The Mermaids  Last Ride Of The Day  Song Of Myself  Imaginaerum







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