ムック







"痛絶"




日本のヴィジュアル系バンドの1stアルバム。


リアリティーを持つ強烈な歌詞、ハイクオリティーな楽曲で今や大物と
呼べるであろうバンドの1stだ!その壮絶な歌詞、へヴィーかつメランコリックなフックある
メロディー
を持つ彼ら独自のスタイルはこの頃より既に完成されており、
音質こそのちのアルバムに劣るものの楽曲的には何ら劣る事は無い!
いやむしろこの頃の方が今よりクサい!クサメタラーに十分オススメできる
クサい曲が収められているぞ!
マジで!!

収録時間は45分と少なめだが楽曲のクオリティーは既に高く捨て曲はない!どの曲も
今と変わらぬ心に残るフックあるメロディーに満ちている!
そしてクサい(笑)。
たまらんわぁ・・・!

さっきからクサクサ言いやがって一体どの曲がそんなにクサいんだいオイ!
お思いのクサメタラーもいるだろう。そう、8曲目“背徳のヒト”と9曲目“娼婦”が
激クサチューンなのだ!
ともに滅茶苦茶クサいギターが舞い、疾走する!
どっちかと言えばヴァイキングメタル系のクサクサギターだと言える!
“背徳のヒト”はソロでクッサイギターがツインリードでユニゾンする!
歌メロももちろんクサい!“娼婦”に至ってはもう
スネア裏打ちで疾走しもはやメロスピと呼んでも差し支えない
ほど!!
ソロなんかモルダウの“スメタナ”を想起させる
激クサフレーズ
が惜しみなく飛び出す!いやぁムックが
こんなにクサいだなんて思ってもみなかったよ(笑)。

この2曲は同じ日本の“Raphael”を思わせるタイプの楽曲だと言えるな!
これ以降は洗練されたのかフックあるメロディーはバンバン出てきてもここまでコテコテな
クサメロは出てこない!やはりクサさは洗練と共に姿を消すものなのか・・・!

・・・なんて書いたが実はモルダウの“スメタナ”じゃなくてスメタナという
作曲家の“モルダウ”という曲
だったようだ(爆)。あぁなんてマヌケな
ミス
しちまったんだ俺!!まさにバカ丸出しだ(笑)。
でもこういうミスよくあるよな!なっ!?(弁解)


そんなわけで本作はメロスパー、ヴァイキングメタラー問わずクサけりゃ何でもいいんだよ!っていう
ハードコアなクサメタラーにおすすめする!この2曲以外にもピンときたら
他のアルバム買っても後悔しない
ぞ!ちなみに歌詞は日本語。



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満足度 93% お気に入り曲 全部。特に“背徳のヒト”、“娼婦”







"葬ラ謳"




日本のヴィジュアル系バンドの2ndアルバム。


ヴィジュアル系バンドの中でも多くの人に高評価されているバンドだ!
彼らの持ち味として多くの人々の心を捉えているのは歌詞だろうな!
絶望、孤独などを実にリアルに歌いあげているのだが
その世界観はさすがに多くの人間が絶賛しているだけあってかなり強烈な物でたしかなポテンシャルを
感じさせてくれる。しかし俺が音楽に求めているのは何よりも曲の良さ。これがないとどんなバンドでも
俺は認めないのだがこのバンドは凄い!曲のクオリティーも実に高いのだ!

音楽的には7弦ギターと5弦ベースによるモダンへヴィネスばりの
超へヴィサウンド
に昔のフォークソングの影響を受けているらしい、
実にフックあるメロディーが乗るというもの。
インディーズ盤だが音質も良く、演奏技術もなかなかのものだ!
世間的にはヴィジュアル系バンドと認識されているが、メンバーのメイクもよくあるオカマ系ではなく
白塗りに黒の超濃いアイシャドウと、北欧ブラックメタルばりのメイク
好感が持てる(笑)。
もう普通にメタルバンドとして見てもいいんじゃない?

曲調も疾走チューン、へヴィなスローチューン、フォーク調バラード、
どこかジャジーかつ懐かしい雰囲気の曲
などけっこうバラエティーに富んでいるが
どの曲にもフックある独特のメロディーが配されており、捨て曲は
無いと言える!高品質だ!!

激しくもサビでメロディアスになる
歌詞が強烈な2、センスのいい歌詞で
人間に捨てられるペットの気持ちを描いた疾走チューン6、日本人なら誰もが知ってあるであろう
有名曲“およげ!たいやきくん”をへヴィにカヴァーした9、
最初ラップ風に激しくまくしたてるもサビでメロディアスになる11、
これまた強烈な歌詞で激しく聴かせる12が特に気に入ってる。

苦しみを歌った歌詞とへヴィサウンドから一部で日本のKORNなどと言われているらしい。
たしかにそんな要素を感じるが個人的には彼らの方が好きだ。メロディーが
日本人好みだから
だろうな。


ヴィジュアル系を代表する高品質バンドの一つといっていいだろう!
こういうバンドが多ければこのシーンもバカにされる事はあるまいて・・・。



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満足度 93% お気に入り曲 全部。







"是空"




日本のリアルな絶望を歌うメランコリックへヴィロックバンドの3rdアルバム。


いちおうヴィジュアル系のカテゴリーで語られているバンドだがもはや
そんな狭い次元で評価されるバンドでは無いと思う。音的にももはやそれっぽさは感じられないしな。

彼らの大きな武器である強烈な歌詞は以前に比べるとやや遠まわしな言い方になり、
その点がやや微妙に感じたな。前作の“絶望”のような一切偽らないストレートな
言い回し
が気に入ってたのでな・・・!だが曲の出来は相変わらず素晴らしい。
どの曲も超がつくほどへヴィながら独特のフックに満ち溢れた
哀愁バリバリの激メロ
がこれでもかというほど放たれる!たまらんわい!!
曲調も超へヴィチューンからパンキッシュな疾走曲、
どこかジャジーな雰囲気を持つ洒落た曲、フォーク色濃いアコースティックバラード等楽しませてくれる。
何故かインダストリアルなスローチューンの7以外は捨て曲無し。特に気に入ったのはスネア裏打ちで爆走するも
メロスピではなく哀愁メロコア系と言える4、そして最初こそへヴィなものの
サビでこれ以上無いほどクサく、劇的なメロディーを撒き散らし
疾走する
12だな。それ以外の曲も全て素晴らしい!演奏技術も高く、
プログレの様な技巧のひけらかしはしないが終始安定したプレイを聴かせてくれる。
部分部分で出てくる変拍子も難なくこなすぞ!


ムッカー(ムックのファン)の間ではそれほど評価は高くないアルバムだが、俺としては他のアルバムに
劣らず素晴らしい名曲の揃ったアルバムだ!



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満足度 90% お気に入り曲 茫然自失、商業思想狂時代考偲曲(平成版)、蘭鋳







"朽木の灯"




日本の絶望メランコリックバンドの4作目。


本作は多くのファンから名作と呼ばれているアルバムで、楽曲や歌詞などこれまで以上に
へヴィなスタイルを前面に押し出してきた
意欲作だといえるだろう。
前作はやや精彩を欠いていた歌詞も本作は“葬ラ謳”と同等かそれ以上の重さ、
リアルさを放っており
そのクオリティーたるや凄まじいものがある。

楽曲面もさらにへヴィになりつつも相変わらず充実したメロディーが
冴え渡る出来
で素晴らしい。本作も捨て曲無しだ!スローな曲もメロディーが良く、
鬼気迫るヴォーカル、強烈なへヴィさと相まって聴いていて引き込まれるぞ!
ラストの大作“朽木の塔”は様式美ドゥームメタルの傑作だと
思うのは俺だけだろうか!?

演奏技術はあいかわらず難しいことはしてないものの高く、特に今回ドラムの良さが
前面に出てて
いい感じだ。ヴォーカルのシャウトはV系というよりは
パンクに近いスタイル
だといえるが、それが楽曲に非常にマッチしており
心を熱くさせてくれる。エモーションが凄まじいのだ!まさに魂の歌唱といえるだろう!!

しかし相変わらず心に響く歌詞を書くなぁ・・・!3曲目“遺書”の歌詞に
共感できない人間がこの国にはたしているのだろうか!?(笑)



彼らのファンならマストアイテムだと思うし、彼らを知らない人にもオススメできる一枚だ!
ムックを初めて聴くなら本作か“葬ラ謳”だな!



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満足度 96% お気に入り曲 全部







"朽木の灯 ライヴ アット 六本木"




日本の高品質へヴィロックバンドのライヴアルバム。


最高傑作と言える名盤“朽木の灯”をライヴで再現するという趣旨の元行われた
六本木公演を収録したアルバムで“朽木の灯”に収録された曲は当然全て演奏され、
曲順もアルバム通りだ。そしてさらにボーナス扱いで過去の名曲“蘭鋳”、“ママ”の
2曲も最後に収録されている。

曲の出来は当然最高だし、演奏面もなんら問題は無い。ギターがあまりにもへヴィすぎて
音が潰れている
のは賛否あるかもしれないがライヴならではだとも言える。
ヴォーカルの表現力もバッチリだ!世界観にマッチしている淡々としたMCは彼らならではだろう。
ただスタジオでいじったのであろう、歓声がほとんど無く客のノリがかなり悪く
感じる
というのはライヴアルバムとしては問題点だろうな・・・。


2000円ちょっととコストパフォーマンスは良好だ!音質、演奏も良いので
彼らを知るにもいいかもな!?



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満足度 96% お気に入り曲 全部







"鵬翼"




日本の高品質へヴィロックバンドの2005年リリースの新譜。


ポテンシャルの高さが認められメタルの聖地ヴァッケンでプレイする名誉を受け、
いまや日本を代表するへヴィロックバンドとして確固たる地位を築いた感のある彼ら。
そんな彼らがメジャーであるユニバーサルから新譜をリリースしたぞ!

最高傑作と言える前作“朽木の灯”の持つ雰囲気が徹底的にダークでへヴィだったからか
本作はどうやらこれまでの方向性とは微妙に違うようだ。
一言でいうなら丸くなったということだ。音質が軽めになりこれまでのようなメタラーが
聴いてて心地よい乾いたへヴィサウンド
ではなくなりどこか湿った感じになり、
また歌詞もこれまでのような胸に突き刺さる超ネガティヴなものではなく、
やはり丸くなったという表現が相応しい世界観になってしまったと言う事だ・・・。
まぁ、数曲でまだ強烈な歌詞はあったが。メンバーフォトを見る限り、気合の入ったメイクもしておらず
そこらの普通の兄ちゃんって感じになってしまい残念だ・・・!
俺はこれまでの音、歌詞が好きだった・・・!

しかし、曲はいい!あいかわらずフックに満ちたメロディーがそこかしこで
息づいており、その点においては何の心配も無かったな。

疾走するリズムに相変わらずのフックあるメロディーが乗りイヤでも熱くなる男Voのみの
陰陽座
って感じのメタルチューンの2、ジャンヌダルクの“月光花”と同じタイプの
弦楽入り劇泣き壮大ロックバラード
のシングル曲8が特にキラーだ!この2曲は
2005年に聴いた曲の中ではダントツに気に入ってる!

ただ、それ以外の曲はいい曲もあるがパッとしない曲もあると感じたのも確か。アルバム単位なら“葬ラ歌”、
曲単位なら本作ってのが俺の個人的な感想だ。

ちなみに本作は2種類の初回限定版があり一つは前述したヴァッケンの映像が収録されたDVD、
もう一つはボーナス曲2曲が入った2枚組。俺が買ったのは後者のほう。これに収録された
“遮断”はかつての彼らを思わせる俺の大好きな乾いたへヴィサウンドで、イントロから
プログレメタル風かつメロデスっぽい切れのあるリフが聴ける
メタルチューン
で満足。もう1曲は本編に入ってる曲のフォーク風ヴァージョン。


曲自体はいいが音質、歌詞は昔のほうが好みだな・・・。メジャーで牙をもがれて
凄みが消滅してしまうのだけは勘弁な・・・!




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満足度 86% お気に入り曲 サル、雨のオーケストラ、遮断







"ガーベラ"




日本の超高品質へヴィロックバンドの2006年リリースのシングル第一弾。


前作にあたるフルアルバム“鵬翼”リリースからまだ3ヶ月程度しか経っていないのに
早くもリリースされたシングルだ。

タイトルチューンの“ガーベラ”はミドルテンポのメロディアスな曲。バラードに近いと言えるが、
やはりそれなりにへヴィさがあるのが特徴。そのメロディーはやはり彼ららしく
実に優れたもの
で独特のフックに満ちた旋律が耳に纏わりつくぞ!
音質は前作に近く、曲調に合っていると思う。

カップリング曲はどこか軽快な雰囲気を持つ曲。この曲の持ち味は達瑯の
鬼気迫るヴォーカルだ!
ラストでパンク寄りと言える絶唱
聴かせるのだがこのエモーションは半端ではない!
魂を抉り獲られそうになるな!彼は所謂“上手い”シンガーではないがここまでの表現力を
持っていると言うのは実に大きな武器だと言えよう!歌詞も彼ららしくて良い。

俺が買ったのは“ガーベラ”のプロモとメイキングが収められたDVD付きのものだが
そうではないヴァージョンには彼らがライヴで1回のみプレイした幻の曲が入っている。
クソッ、それを知っていたらそっちを買ったのに・・・!(嘆)


彼らのファンにおすすめする。プロモはどうせグーグルヴィデオ、You Tubeとかで見れるようになるんだし、
いまから買うなら通常版をすすめる!



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満足度 78% お気に入り曲 ガーベラ







"6"




日本の超高品質へヴィロックバンドの2006年リリースのミニアルバム。


シングル“ガーベラ”からまだ3ヶ月程度しか経っていないのに今度は
ミニアルバムがリリースされた
ぞ!しかもこの後1ヶ月程度でまた新たに
シングルをリリース
する事が決まっており、前のフルアルバムから半年も経たないうちに
アルバム1枚リリースするくらいのペース
で曲を書き続けているな・・・!
しかしだからといってやっつけ仕事には決してならず、相変わらずの
高いクオリティーを保っている
のだからホント恐れ入る!
ちなみにアルバムタイトルは“シックス”ではなく日本語で“ロク”と読む。

前回の作風、音質がやや湿った感じで本来のへヴィさが削がれておりそこが不満だったのだが
今作は彼ら本来の乾いたへヴィさが戻ってきており実に心地よい音だといえる。
ゴリゴリいうリフに唸りまくるベースはやはり俺好みだなぁ・・・!(笑)
前のフルアルバム“鵬翼”の所でメジャーに行って牙がもがれてしまうのは勘弁みたいな事を書いたが、
その心配は本作を聴く限りではどうやら無用のようだな・・・!

本作も捨て曲は無くどの曲もいい出来だ!個人的には5曲目以降が
疾走チューン連発
でいいな。2曲目の神秘的なAメロも素晴らしいし、
歌詞も曲調も彼ららしくないライトな疾走曲の8も良い。
今回曲調が全体的にパンキッシュになったように感じたな。
歌詞のキレも相変わらずの凄まじさで特に2曲目の孤独さを歌った歌詞は
曲調と相まってまた多くの共感を呼ぶであろう・・・!
他にもニート問題を歌った4、戦争を題材にした6、宗教にハマって旧友を
勧誘しようとする昔のダチ
を歌った7など実に面白い。


彼らのファンなら手にしておきたいマストアイテムだと言えよう!



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満足度 85% お気に入り曲 全部







"流星"




国産の超高品質へヴィロックバンドの2006年リリースのシングル第2弾。


2006年に入ってシングル、ミニアルバム、またシングルと、半年でかなりの量の
マテリアルを我々に提供してくれ、またそれでいてクオリティーを落とす事は決して無く
良質の曲を次々とリリースする
彼らの才能にただただ脱帽である。
本作もやはり良い曲が入っているぞ!

タイトルチューンの“流星”はイントロからベースとエレアコが流れるような
美しい雰囲気を演出
し、どこかラップ風のヴォーカルが乗りアップテンポで駆け、
その後彼ららしい歌謡曲的なメロディー
聴ける、タイトルどおりの神秘的かつ美しい曲だ!やはりイイなぁ・・・!

カップリングはどこかへヴィな雰囲気を持ちつつもかつてのような重苦しさは無い
スローチューン。どちらかといったらヴォーカルの表現力に唸る1曲だろう。

本作もDVD付きの限定版とそうでない通常版の2種類ある。通常版にはボーナストラックとして
かつてシングルかなんかに収録されていた曲“大嫌い”のリメイク版が入っている。
「嫌い嫌い嫌い嫌い・・・!」と繰り返される彼らには珍しい爆走チューン
歌詞の内容と相まって問答無用で暴れたくなるコアな曲だが
それでもメロディーは決して忘れない!
最後の「死んでくれェェ」がイイ(笑)。
死ぬほど嫌いな奴がいる者全てのアンセムと言えよう!


本作もやはり彼らのファンなら押さえておきたい1枚だろうな!



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満足度 78% お気に入り曲 流星、大嫌い2006







"謡声"




国産の超高品質へヴィロックバンドの2006年リリースのシングル第3弾。


武道館公演を成功させ精力的にツアーを行いついにはLOUD PARKにまで出演し、
日本が誇るへヴィロックバンドに成長したムックの夏にリリースされた
新たなシングル
だ!

タイトルチューン“謡声”は俺も観に行った武道館公演の最後の最後に演奏された新曲で、
メンバー曰く、夏をイメージしたとの事だがたしかに夏を思わせる明るさ、爽やかさ
感じさせる曲に仕上がっている。以前の彼らのようなへヴィさは皆無で、そこで評価が
大きく分かれそうだが疾走感はありメロディーも彼ららしいフックに満ちており
クオリティーが落ちたような事は全く無い。

2曲目“どしゃぶりの勝者”はミドル〜アップテンポで展開していく
これまた彼ららしい哀愁漂うフックあるいいメロディーが聴ける曲だ。
ラストのサビでさらに疾走し始めるのも良い!しかしこの曲もへヴィさは無い。当然悪くは無いが。

3曲目“五月雨”は本作の中では最もへヴィさが感じられる曲だな。
それでも以前ほどではないが。だが疾走感は抜群でメロディーも素晴らしく
悲しく泣ける歌詞と相まって聴けるその熱い展開は俺の心を鷲掴みにして
離さない!名曲だぞ!!本シングルにもやはりDVD付きのものとそうでないものがあり、
DVDが無いほうにしかこの曲は入っていないのでやはり買うなら
DVD無しのほうが断然オススメだ!!


実際へヴィさが無いこの方向性で1枚アルバムをつくっても
クオリティの高いものが出来るだろう。独特のフックに満ちた
哀愁のメロディーは健在だからな・・・!だがやはりかつての“葬ラ謳”や“朽木の灯”に
心底シビれた俺としては以前のようなへヴィさが欲しい所だ・・・!



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満足度 78% お気に入り曲 全部







"ホリゾント"




国産の超高品質へヴィロックバンドの2006年リリースのシングル第4弾。


12月リリースのフルアルバムを前にして最後のシングルだ!この1年間で
シングルだけで4枚もリリースミニアルバムもリリース、フルアルバムが
もう一枚つくれそうなほどのマテリアルを提供してくれたわけだが
そんな彼らの新たなシングルは季節どおり秋から冬にかけてのメランコリックな
情景
を思い起こさせる極上の一品に仕上がったと言えるぞ!

タイトル曲“ホリゾント”は珍しく(初!?)フルートを導入した
もの悲しい雰囲気に満ちた泣きの1曲だ!バラードっぽいが
バラードではない。ここ数作の方向性に従ったへヴィさの無い
音作り
だが個人的には4枚リリースされたシングルの中で一番好きだ!
メロディーも当然のように胸に突き刺さる!歌詞も泣ける!
やはり彼らは素晴らしいバンドだ!

カップリング曲“心色”はジャジーな雰囲気を放つ彼らにしては珍しい
曲調だがもともとこういう素養もあるバンドなので違和感はありそうで
それほど無いが、この曲調は少し前に対バンした椿屋四重奏の影響を
うけたんじゃなかろうか!?
雰囲気に通じるものがあると感じられたぞ!
歌い方も心なしかそれっぽいしな。

そしてお約束の通常盤オンリーのボートラはなんと俺が1stアルバム“痛絶”
レビューでクサいクサいと大プッシュしてた超キラーチューン“娼婦”
リレコーディングヴァージョンなのだ!!アレンジは変わっていないので
現在のプロダクション、演奏であのメロスピ、クサメタルに通じる爆走劇的クサメロ
悶絶チューンが今再び蘇る!!
たまらん!サイコーだ!!
疾走開始と共にギターが死ぬほどクサいメロディーを奏でる!ソロは
モルダウの“スメタナ”・・・じゃなくてスメタナの“交響詩「我が祖国」より
モルダウ”を拝借
したフレーズだ!(笑)俺もコピーしたわい!!
クサい!カッコいい!!素晴らしい!!!


これはもう通常盤以外の選択肢はなかろう(爆)。ムックを知らないクサメタラーにも
激しくオススメ出来るナイスシングルだ!!



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満足度 85% お気に入り曲 ホリゾント、娼婦







"極彩"




国産の超高品質へヴィロックバンドの6枚目のフルアルバム。


2006年に入り自ら“デビリッシュ・イヤー”などと称し4枚のシングル
1枚のミニアルバム、そして武道館公演に海外、国内ツアー、そしてさらに
LOUD PARKにまで出演と、この一年でかなりのハードスケジュールを消化してきた
彼らが年の暮れに新たに放つニューアルバムだ!本作のリリースは6月の武道館公演で
すでに発表されており、今月の下旬にはその武道館公演を収めた
DVD
のリリースも決定している。

ミニアルバム“6”こそ従来どおりのへヴィな路線だったものの前作に当たる“鵬翼”、
そして4枚のシングルどれもがへヴィさを廃した方向性だったため本作に対し
多かれ少なかれ多くのファンが不安を抱えていたものだと思う。かくいう俺も本作には
期待より不安のほうが大きかったわけだが、果たしてそんな本作の出来はというと・・・!?

アコギとコーラスワークの聴けるイントロの1曲目に続くタイトルチューン
“極彩”は従来のムックスタイルを踏襲するへヴィな曲だ!しかもLOUD PARK出演の
影響があるのかギターリフ等どこかメロデス・・・いやメタルコアっぽいぞ!
3曲目“嘆きの鐘”メタルコア風だ!どこかスリップノットっぽいぞ!
メロディーこそ彼らにしては弱いがシングルとは明らかに違う作風に
メタラーとしては胸を撫で下ろす出来だ!ああ良かった(笑)。

だが中盤からやや微妙な楽曲が増えていくな・・・!6曲目“パノラマ”
彼らにしては珍しいどうでもいい捨て曲だし(爆)、8曲目“リスキードライブ”
変拍子入りのテクニカル&へヴィなギターリフこそ良いがこれまた珍しい
メロディーの存在しない曲である・・・!そして10曲目“ディーオージー”に到っては
彼らの曲でおそらく初のアプローチであろう、なぜかアメリカンな雰囲気に満ちた
LAメタルだ!!(爆)
メタルの中で最もつまらないポーザーメタル、
ヘアメタル
蔑まれて久しいこんなスタイル誰も彼らに求めていねぇ!
個人的にもLAメタル、アメリカンロックは嫌いだしな・・・!

だが11曲目“25時の憂鬱”はイントロこそスローなインダストリアルアレンジ
かつての“是空”に収録されていた唯一の捨て曲“双心の声”を思わせ不安になるが
メロディーは良い!しかも最初のサビのあとにギターが入り疾走し始める!
まるでMALICE MIZERというか、SOUND HORIZONみたいな
メロディー
だ・・・!

ちなみにシングルの4曲も全部収録されている。基本的にはシングルヴァージョンと
変わっていないが“ガーベラ”のイントロや“流星”の最後がフェードアウトじゃ
なくなっていたりと多少は違う部分がある。

ちなみに本作もDVD付きの初回盤2種類と、ボーナス2曲が
収録されたCD付きの通常盤がある。俺は何の迷いも無く通常盤を入手したぞ。
ボーナスの1曲目“G.M.C”は彼らの曲の中でも最もコアなものだと思われる
完全メタルコアスタイルへヴィリフ、ツーバスが爆走しヴォーカルも
ほぼデス声風だ!LOUD PARKの影響が最も濃い楽曲といえるだろう。Dir en greyも
ちょい前にシングルでこういうアプローチの曲をプレイしたが個人的にはこっちのほうが
好み
だな。ギターが前に出ているのも良いしソロでモロメタルな速弾きが飛び出すぞ!!
もう1曲は“ガーベラ”のヴァージョン違い。電子音は無いがどこかインダストリアル的な
雰囲気を放ちテンポが速くなっている。


最初アルバム前半聴いたときは「もしかして“朽木の灯”以来の
名盤か!?」
などと期待できたんだが聴き進めるうちに捨て曲が目立って
きてしまい
結果として彼らのアルバムの中でも特にイマイチに感じてしまった・・・!
全体的にメロディーが弱くなっているんだよなぁ・・・!
これならソフト路線でもいいからメロディーの
強烈なアルバムのほうが良かった・・・!

・・・などと言いつつもなんだかんだでヘビーローテーションしまくっている
ここ最近・・・!(爆)前作と比べて音質がよくなったのも好印象だ!
曲調が幅広くたしかに捨て曲はあるが良い曲はあいかわらず良く、あくまでムックとしては
それほどでもない
アルバムなだけだ!他のそこらのバンドと比べたらクオリティーは高い。



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満足度 80% お気に入り曲 極彩、嘆きの鐘、25時の憂鬱、
シングル4曲、G.M.C







"WORST OF MUCC"




日本のヴィジュアル系出身へヴィロックバンドの企画アルバム。


ベストアルバムの逆としてワーストアルバムとは彼ららしい
ネーミングだが、本作は同時にリリースされたベスト盤と対を成す
アルバムでメジャーデビュー以降のシングル曲とインディーズ時代に
リリースされた、今ではもう入手困難な音源
集めた所謂裏ベスト的な内容だと言えるであろう!
アルバム収録曲も多いが別テイクだったりして非常に興味深いな。
ブックレットは新聞っぽいデザインになっており昔の彼らの姿
拝めたりと中々に凝った、面白いつくりとなっているぞ。

ムック最初期に産み出された1曲目はミドルテンポ曲
へヴィさは無いが北欧慟哭系のメロデスに通じるものがある
退廃したメランコリックなリフが印象的な楽曲だ。
4曲目はライヴで観た楽曲で哀愁どころの騒ぎではなく
凄まじいまでに胸を掻き毟る激情が感じられる楽曲だ!
ドゥーミーさすらあるスローチューンだからこそ感じられる
重み、説得力がしかと存在している!もう今の彼らにはこういう音
出せないのかねぇ・・・!?5曲目はどこかメリーに通じる
歌謡ジャジーさが感じられるアレンジが印象的なアップテンポ曲だ。
もちろんメロディーのクサさ、哀愁はバリバリ漂いまくりで
サビは完全にメロスピ、クサメタル!!Raphaelを思わせるクサさだ!
8曲目も歌謡曲的なクサメロが聴けるアップテンポ曲だがどこか
全体的にシニカルな雰囲気が漂っているように感じられるな・・・!
意図的にテンションを低めにしているところがこの曲の個性か!?
9曲目はもの悲しいアコギが聴ける歌謡バラード。
12曲目はリフが独特の疾走チューンで初期の楽曲だけに
ヴィジュアル系寄りの雰囲気ではあるがやはり哀愁は
漂いまくっているな!ギターソロもユニゾンでクサメロを奏でるぞ!
ちなみにレアトラックとされる14曲目“試験管ベイビー”
朽木の灯に収録された“ガロ”の歌詞違いである。
・・・と思ってたらタレコミのメールが来て正しくは“嘆き鳥と道化人”の
歌詞違い
だった(爆)。我ながらマヌケなミス犯したのう!
一足早い正月ボケじゃ!!(笑)


最近の彼らはセルアウトしたのかまず歌詞の牙がもがれ
大人しくなってしまい楽曲も初期の頃のようなへヴィさ、
鬼気迫る迫力が無くなってしまっているため
初期の楽曲中心で構成された本作は非常に胸を撫で下ろす
1枚と相成ったわい!頼むムック!この頃に戻ってくれい!
伝説的名盤“朽木の灯”以前に戻ってくれ!!




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満足度 87% お気に入り曲 全部







"WORLD TOUR FINAL NIPPON BUDOKAN 666"




日本の超高品質へヴィロックバンドの武道館公演を収めたDVD。


2006年6月6日に日本武道館で行われたワールドツアーファイナル公演だ!
俺も参戦しており
ここにそのレポートを記しているので書くことはあまり無い・・・!?
というのは無責任なのできちんとレビューしよう(笑)。

本作は2枚組になっておりおよそ3時間にも渡る武道館公演をノーカットで全て
収録しておりメンバーのMCもドラムソロも全て収められている!
アンコール前のベーシストYUKKEによるほのぼのMC勿論ノーカットである(笑)。
そして特典映像などといったおまけ要素もなし、
ただただ武道館ライヴのみを克明に収めた実に硬派なDVDである!
まぁスタッフロール時にちょこっとワールドツアーの様子が観れるのだが・・・。

だが厳密には完全にノーカットというわけではなくアンコールも全て終わってモニターに
今後の予定が映し出され、その後客電がついたあとメンバーが出てきて最後の最後にプレイしてくれた
この時は曲名が分からなかった新曲“謡声”イントロのみでフェードアウト
全ては観れないがまぁこれはおまけ中のおまけ当日
観にいった者のみの特権だ。


演奏は特に破綻はせずむしろ部分部分で即興的な要素も見せつけポテンシャルの高さを
知らしめてくれる。俺が観にいった時は演奏がズレていた曲もあったが
オーバーダブしたのか俺の聴き間違いだったのかは知らんが本作では問題無し。
プロダクションも良く、“朽木の灯”以前のへヴィさで“鵬翼”の曲が
聴ける
のもポイント高しだ(笑)。そして選曲も良し!文句の無いライヴDVDだ!

俺は2階席の後ろだったためメンバーの姿が豆粒程度にしか確認できなかったのだが
こんな事しながら演奏してたんだな・・・。なるほど(笑)。最近はメイクをしなくなった
ムックだがここでは目の周りを真っ黒に塗っている。


ライヴに参加した者にとっては一生の記念に、そうでない者も
ある意味ベスト的な収録曲なので満足できるであろう!



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満足度 98% お気に入り曲 全部







"志恩"




日本のへヴィロックバンドの7thアルバム。


五臓六腑に染み渡るへヴィサウンドと日本人の琴線に触れまくる
叙情クサメロ、そしてこの世の絶望を一身に受けたかのような、
迫害され居場所を失った現代人の心情をそのまま
吐き散らすかのごとき壮絶なるリアルさを持った歌詞が
バンギャのみならず音楽派のリスナーをも魅了した超高品質
叙情へヴィロックバンド、ムック・・・!
初期の彼らは
まさしく神バンドであった・・・!モッシュを誘発してならない
ゴリゴリのへヴィさに乗っかる歌謡曲要素を惜しげなく取り入れ
まくったクサすぎる哀愁メロディーに俺は激しく悶絶し感動、
ライヴにも足を運ばせてもらった・・・!だが彼らとの蜜月にも
やがて終わりが訪れる時が来る!“鵬翼”あたりからだんだんと
雲行きが怪しくなっていきまず歌詞が骨抜きになってしまい、
彼らにしか歌えないリアルな絶望からそこいらの一束いくらの
J−POPバンド
でも歌えるようなどうでもいい内容になってしまい、
それに伴い楽曲の質も見る見るうちに低下し、そして前作“極彩”
見せた散漫な内容・・・!もちろんキラーはあるがアルバムトータルで
圧倒的な世界を提示してきた以前には遠く及ばずそれ以降の
シングルは完全にスルー。雑誌のインタビューでもダンサブル要素、
打ち込みリズム
を取り入れたなどとの発言を見て失望し次第に
過去のバンドになっていき新譜である本作のリリースも
実は全然知らんかった・・・!そんなわけで今更ながらの
セルアウト街道爆進中
“元・神バンド”、ムック・・・!
まったく期待していなかった本作の出来はいかほどのものなのか!?

パーカッションとシンフォサウンド、さらに打ち込みリズム
ムックらしからぬイントロに続く2曲目はどこか中東っぽい
ギター
と新機軸といえる打ち込みリズムが使われた実に
ムックらしくない曲だ!もはや過去のスタイルは夢まぼろしなのか!?
こんなスタイル彼らに求めてはいないッ!!ヴォーカルメロディーは
まだかろうじて彼ららしさが残っておりよくよく聴くと曲の
骨格そのものは確かにムック
である・・・だがこのダンサブルな
打ち込みは多くの古くからのファンが拒絶反応を示すだろうなぁ・・・!
3曲目は初期の名曲“絶望”みたいなリフに始まるへヴィな曲
この曲は待ってましたのムックらしいスタイルを持っているが
加工されたヴォーカルはやはりどこかあの頃とは違うな・・・!
だがサビはメロスピ的に疾走広がりのあるクサメロを放つ!
これだ!こういう曲を彼らに求めていたのだ俺は!リフは
メタルコアモッシュパートあり、ギターソロは北欧メロデス、
ジャーマン風
の泣きとクサさを放つメタル仕様だ!ラストの
ギターソロはRAPHAELが如きクラシカルでクサいフレーズを奏でるぞ!
だが4曲目は再びトランス系のリズムが使われた曲でやはり
ムックらしくは無いのう・・・!いつからダンスバンド
なっちまったんだオイ!ギターはへヴィでインダストリアル要素
感じさせるが和の叙情性を持つムックがやると流石に違和感が
激しい
な・・・!5曲目は叙情性を前面に出した曲でまぁメロディー、
雰囲気は確かにムックらしいがどこかポストロック的な冗長さがあり
やはりかつてには及ばない・・・!6曲目はメロコア的な雰囲気を持った
明るい曲。こういうスタイルの曲は実は初期の頃からやってきたのだが
それはあくまでもアルバム全体がダークで壮絶だからこそある種の
息抜き的な曲
として普通に楽しめたが最近の彼らのアルバムに
納められているとどうにもセルアウト青春パンク的なネガティヴさ
感じさせどうにも微妙である・・・!やはり信用は大事だな(笑)。
まぁバックのストリングスアレンジ、ギターソロは良い。
打ち込みは嫌だがストリングスはアリってのはいかにもメタラーらしい
感想
だな(笑)。7曲目は思い切りトランス系の打ち込みリズム
目だった曲でダメだ(爆)。4曲目同様メロディーが和風だからよけいに違和感を
感じさせてしまうのだ!8曲目はメランコリックなバラード。
この曲はまだ初期らしさを感じさせるな。ストリングスも使われており
ダークな和の要素を持っているぞ!途中からバンドサウンドが入り
オーケストラとへヴィロック要素が融合し盛り上がりを見せるぞ!
9曲目もデリデリした叙情リフがストレートなもの悲しさを演出する
彼ららしい曲で良いな。和風クサエモコアといった所か!?
メロディーはやはり良いな。10曲目はへヴィリフが聴け久々に
デス声も登場するがメロディーはかなり和風である!琉球か
平安京か!?
そんな感じのメロディーだがその後のリフはメタルコア風
サビも沖縄っぽいな。へヴィさは初期っぽいがメロディーは
彼ららしからぬつまらなさだ・・・!途中かなりダレるのう!
11曲目はストリングスとダンス系のリズムが聴ける曲。
まぁメロディーは悪くは無いしストリングスは面白いが
やはり彼らに求めている音とは違うな・・・!12曲目はなぜか
インペリテリみたいなリフに始まり確実にメタルを意識した
ハイトーンシャウト
が登場するもその後はストリングスが登場し
明るくキャッチーに疾走するアレンジとなる。
13曲目はダークで怪しいラップ風スキャットが聴けるがサビは
壮大かつメロディアスになるライヴでも聴いたシングル曲。
この暗さは彼ららしいがスキャットは微妙だな・・・!


俺みたいな初期の音楽性を愛するのファンは確実に不満を覚える
アルバムだろう!彼らのダンス要素を喜ぶファンは果たして
いるのだろうか!?
3曲目がキラーであとは8、9曲目が聴き所だが
捨て曲も多いのう・・・!前作“極彩”のような散漫さは無い
それでも俺は前作のほうがまだ聴けるなぁ・・・!捨て曲もあるし
いつから彼らの才能は枯れてしまったんだろうか・・・!?
メロディー、叙情性の2つだけがまだかろうじて残っている
それ以外の良さ、持ち味全てが失われた彼ら。代わりに得たものも
あるだろうが失ったモノの大きさは計り知れないのう・・・!
本当に彼らはこんな方向性が所望だったのだろうか!?
伝説の名盤“朽木の灯”で全ての絶望を吐き出しそれ以降は普遍的な
方向性
へと歩を進めた彼らだがこんな事になるくらいならいっその事
朽木の灯で解散したほうが良かったんじゃなかろうか!?
かつて愛したバンドが本分を見失い路頭に迷う姿を見るのは
実に忍びないのう・・・!



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満足度 69% お気に入り曲 塗り潰すなら臙脂、
小さな窓、蝉時雨







"球体"




日本のへヴィロックバンドの8thアルバム。


海外での活動も活発になって久しくしのぎを削る相手が
国内のV系バンドではなく海外のメタルコア勢となった彼らの
通産8作目のアルバムである!本作の音楽性は初期の歌謡曲クサさ
プンプンのモダンへヴィネススタイル
とはかなりかけ離れつつも
さらにメタルコアに接近した感がありダンサブルな打ち込みを
導入し散漫になり思いっきりズッコケた前作とは異なりメタル色が
かなり濃くなり、初期とは違う雰囲気ながらもこれはこれで
有り
だと思える仕上がりになったと言えるだろう!

イントロに導かれる2曲目はもろにメタルコアなリフで疾走し
TASTE OF CHAOS等で競演してきたバンド勢の影響を露骨に
感じさせる曲だ!野郎コーラスはパンク、メロコア的
サビはムックらしい歌謡クサメロが残っているな。ギターソロも
メタルコア然としたツインリードに速弾きを見せる!3曲目は
叙情的に重ねられたリードギターで幕を開けモダンなへヴィリフ
登場するシングル曲。ヴォーカルもデス声ではないパートから
すでに攻撃的で途中トランス的なパートもあるがまぁこれくらいなら
許容範囲と言えるか!?4曲目はへヴィなバンドサウンドも健在だが
これまた電子音が目立ちもう初期の頃・・・自分達のバンドサウンドのみで
世界観を表現するムックの面影は無いな。だが鮮やかなコーラス
フックがありギターソロも非常に叙情的で泣いており良いのう!5曲目も
哀愁漂うギターが聴けるミドル曲でへヴィではないが初期の頃のような
雰囲気が残っているな。6曲目はキレのあるリフにメロパワ、メロスピと
呼べそうな疾走感
を持ったファストチューンでメロディーはムックらしい
日本人好みの歌謡フレーズなのがたまらんのう!ムック流メロスピ、
クサメタル
と言えるかも知れん!?(笑)サビでまたクサクサに
疾走
するのが熱い!後半アコギが一瞬出てくるのもまたニクい所だ。
7曲目は70年代ハードロックのようなアシッド感漂うリフが聴けるも
スペイシーなシンセ、加工されたヴォーカルに一瞬出てくるラップっぽい
歌いまわし
は多くのファンが拒否反応を覚えそうな、駄作だった前作に
近い捨て曲の見本みたいな曲である(爆)。8曲目は速いテンポの滑らかな
アコギで幕を開ける大人しいラウンジ風の雰囲気が漂うこれまた微妙な曲。
9曲目は叙情的なクリーンギターが聴けるバラード系の曲でファルセットで
歌うサビにバンドサウンドが登場する盛り上がりはなかなかに良いな。
メランコリックな雰囲気は昔に近いと言えよう!後半ではクワイアっぽい
コーラスも登場するがよりによってあのムックがクリスチャンメタルみたいな
歌詞歌ってんじゃねぇ!(爆)
10曲目も物悲しく始まるがその後は
久々にメタリックなバンドサウンドが登場!だがこの初音ミクみたいな
ヴォーカルエフェクト
何なんだコラッ!流行りか!?
流行っているのか!?(爆)
だがサビはムックらしくて良いな。デス声も
エフェクトがかけられ今更弱さを誤魔化しているのだろうか!?
ギターソロはタッピングに始まりいかにもメタルなプレイで悪くない。
11曲目はアカペラで始まりエレピが聴けやがてストリングスなども
挿入されるバラード。だが途中でハードロック系のギターリフが登場し展開が変わるぞ。


まぁまだ捨て曲もあるがそれでも前作よりメタルに接近し
クサいメロディーも残っており
メタラーでもまだ聴けるくらいの
アルバムには仕上がっていると思う。だがやはり最高だった頃の
初期とはまったくの別物であの頃のクオリティーを求めるのは
酷だろうな・・・。ヴォーカルは昔から表現力は凄かったがデス声が
致命的に弱く
今もそれは変わらないのだが本作ではデス声がかなり
減っておりやはり弱点として自覚はあったのだろう・・・!
前作でガッカリした人も本作は楽しめるだろうが初期の、全ての曲が
キラーだった
あの頃のクオリティーはまだ取り戻せていないのう・・・!



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満足度 82% お気に入り曲 咆哮、アゲハ、レミング、空と糸







"カップリング・ワースト"




日本のV系出身の歌謡へヴィロックバンドの企画アルバム。


かつてリリースされた2枚のベスト盤の続編的な立ち位置で、
これまでリリースしてきたシングルのカップリング曲
集めた企画盤だが本作はそのうちのワーストのほう(爆)で、
入手困難となって久しいインディーズ時代の曲を多く
収録しておりよりマニアックでコアなファンが喜ぶ
仕様
となっているぞ!最近はすっかり方向性を変え
最大の持ち味の一つであった強烈極まるドス黒い歌詞
消滅しどうでもいいような内容に成り下がり曲のほうも
歌謡メロディーは健在ながらダンス、打ち込み要素
取り入れたりメタルコアになってみたりと軸が
ぶれ始めてきており歌謡クサメロに極へヴィサウンドという
我々が愛してやまなかったスタイルから脱却してしまい
どうにも微妙なのだが本作はそんな俺らみたいな昔の
ムックを愛するオールドファンこそ楽しめる1枚に
なっているのではなかろうか!?

ライトな印象を感じさせる1曲目は意外な雰囲気だが2曲目は
初期の彼ららしい歌謡的な叙情クサメロダークで怪しい
要素
が篭っており激しさはあまり無いがこういう曲がかつての
彼らの持ち味であったな・・・!3曲目は叙情性に満ちた
静けさに始まりバンドサウンドも聴けるがやはりメランコリックさ
前面に押し出されている。4曲目はゴリゴリに唸りを挙げる
ベースで幕を開けモダンなへヴィサウンドが全開になるぞ!
最近の彼らには無いダークでドロドロした重苦しさがあるが
ライトなクリーンギターのパートもあり対比的なアレンジ
見せており面白いな。基本はドゥーミーでスローだが
疾走パートもあるぞ!5曲目もモダンさ全開のへヴィさが
発揮されるアップテンポチューンでこの最近のムックには無い
重苦しさ満点のバンドサウンドがたまらんのう!それでいて
メロディーも良いのが彼ららしい美点である!まぁヴォーカルは
バンドサウンドに完全に負けてて奥に埋もれているのだが・・・!
7曲目はかつてのパンキッシュな疾走キラー“商業思想狂時代考偲曲”
アレンジ違いで昔の怪しい場末フォーク調に仕上がっている。
まぁ勿論元のアレンジのほうが好みなのは言うまでもなかろう(笑)。
8曲目はモダンなギターだがどこか軽めのリフワークが聴け
ベースもスラップで自己主張する地味めのミドル曲。インストパートは
変拍子が使われプログレ的な感性も感じさせるな。
10曲目はかつてシングルで既に聴いていた曲でアップテンポでデリデリとした
ギターリフが聴けるアレンジはシンプルだがドラマティックな
クサいメロディー
を持ったキラーである!13曲目は“葬ラ謳”
収録されていたポエトリーリーディングが聴ける
アップテンポのアグレッシヴな曲。5曲目は
ハーモニクスを響かせるデリデリ質感のリフと共に疾走する
怪しげな雰囲気のクサメロチューンだ!


メロディーはかつてのムックらしい歌謡曲的な叙情性
満ちており良いがアレンジ面では激しさ、へヴィさが
意外と無く
その点がいかにもまだスタイルを模索していた
最初期
を思わせ微笑ましくなるではないか・・・!
だが全体的に地味な印象が強い曲が多く初心者が聴くには
適さないアルバム
と言えなくも無いだろうな・・・!




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満足度 80% お気に入り曲 死生、命あり、ぬけがら、
夢死、五月雨、黒煙、焼け跡







"カルマ"




日本のV系出身へヴィロックバンドの9thアルバム。


かつてはKORN直系のモダンヘヴィサウンドに日本人の・・・クサメタラーの琴線
ゴリゴリにかきむしる歌謡曲然とした強烈極まりないクサメロを放ちメタラーの
鑑賞に堪えうる高品質V系
の一つとして重宝されてきた・・・。しかしアルバムを重ね
5作目“鵬翼”以降は歌謡メロディーを残しつつも多様性を打ち出す方向性
変化していきクサメタラー的には望まぬ道に進んでしまった・・・!前作では
AVENGED SEVENFOLDのリフをモロパクリするメタルコア的な素養も垣間見せ
まぁ捨て曲もある事はあったが近年の彼らとしてはまだマシなほうであった・・・!
そして続く最新アルバムの本作、ミヤのギターが7弦ではなく6弦になっていたりと
前評判から既に地雷の予感がしていたが実際どうなのかと言うと・・・!

正直前評判通り地雷どころかナパーム弾、核弾頭レベルの世紀の
ガッカリアルバム
だろう!(爆)メタリックさもアグレッションも、ヘヴィさも
クサさも無い!ここにあるのはピコピコした打ち込みシンセが主体の
みんなで楽しく踊れるポップで愉快なダンスサウンド!!一体どうしちまったと
いうんだムック!?まるでバリバリ体育会系の硬派だったクラスメートと
同窓会で再会したらニューハーフになってた並の変貌振りである!
ヘイ、ムック!お前はそうやって大衆におべっかを使って媚を売るような
軟弱者
じゃあなかったハズだ!一体何がお前をここまで変えちまったと
言うんだ!?
セックスを知らない童貞の官能小説家妄想だけで仕事して
絶賛され、
金が入っていざホンモノの女を味わったらこれまでの妄想が
木っ端微塵に砕け散り超つまんなくなったという話を聞いたことがあるが
まさにそれに通じる堕落振りよ・・・!悲しいのう・・・!


一応は美点もあり非モダンの正統派HR/HMライクなギターリフ、ソロが聴ける箇所も
僅かではあるが残っておりヴォーカルもファルセットが妙に上手くなっていたり
聴き所もあるっちゃああるが正直曲が輪をかけてつまらなくなっており
メロディーも大したことはなく
メタルどころかロックですらないような曲も目立ち
何も知らないリスナーが本作で初めて彼らに触れ「何だ大した事無いよくある
売れ線ポップバンドか」
と勘違いしてしてしまう姿が容易に想像できるのう・・・!
かつてのファンもこれでゴッソリ離れてしまうだろうしなぁ・・・!これに危機感を
覚え
かつてのスタイルに戻ってくれれば良いのだがこのスタイルで突き進むなら
もう俺も彼らを見限る時じゃな・・・。同じく世界で活躍するバンドでも何で
DIR EN GREYと比べて差がついちまったかなぁ・・・!
2010年最ガッカリアルバムと言い切ってしまっても良かろう!




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満足度 6% お気に入り曲 特に無し







"哀愁のアンティーク"




日本の元クサメロへヴィロックバンドの過去曲を集めた企画アルバム。


かつてV系出身ながらゴリゴリのモダンヘヴィネス要素歌謡曲然とした
芳醇極まりない激クサメロディー
を取り入れ、さらにシーン最高峰と謳われた超シリアスで
共感持てまくりのダークな歌詞
を武器としヴィジュアルシーンを超越、メタラーの間でも
DIR EN GREYと並んで一目置かれる存在だった超実力派バンドがいた!その名はムック!
そのクオリティーの高さは言うまでもなく、V系シーン通り越してジャパニーズロック史に
その名を刻む名盤中の名盤“朽木の灯”
を生み出すもその後の活動は行き詰まり
武道館ライヴ
を最後に惜しまれつつ解散をしたわけだが・・・ん?何だって!?
ええいツッコミなど受け付けんぞ!我らの愛した
ムックは死んだのだ!
死んだのだ!!(爆)

もっとも今じゃ名前とメンバーが同じなだけ“MUCC”などとぬかす
チャラチャラしたゴミクズピコピコセルアウトポップバンド
いるらしいが詳しい事なぞ知らん!知らん!!(爆)
そんなわけで本作、我らが愛した今は亡きムックが幕張メッセのライヴ会場限定で
販売されたインディーズ時代のレア音源のようで、会場限定だったものが
店頭販売されるようになったものらしく若かりし日々の彼らの楽曲が収録されているのだが
何曲かは以前にリリースされたレア音源のベスト盤“WORST OF MUCC”と被っており
有り難みが薄れている
本作でしか聴けない曲もありまだ価値はあるだろう・・・!


この病んだ暗さ、歌謡曲クサさこそまさしくムックよ!まぁ勿論インディーズ時代の
初期音源
なんで絶頂期と比べるとプロダクションやらパフォーマンス楽曲の
練り込み
クオリティー面では確かに劣っているし上記したよう以前の
ベスト盤との曲被り
もあるしその割に値段も高く問題点も多々あるが“MUCC”なんざとは比べ物にならん!
まぁマジな話ここに来てこんな企画盤出すくらいだから彼ら自身も判っているのかも
知れないな・・・!
いま自分達が犯している過ちというものを・・・!




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満足度 66% お気に入り曲 翼を下さい  焼け跡  花  九日







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