MORS PRINCIPIUM EST







"INHUMANITY"




フィンランド出身のメロデスバンドの1stアルバム。


CHILDREN OF BODOMとは似て非なる北欧メロディック・
デスラッシュ
をプレイする高品質メロデスバンドのデビュー作である!
この頃からセンスのいいシンセを配した慟哭系メロデスをプレイしていたが
現時点では後のアルバムほどのクオリティーは無くプロダクションも
軽め
で特にヴォーカルがかなり弱い・・・!次作でかなりの成長を
遂げたのであろう。

だが楽曲の方に目を向けてみるとこの時点でなかなかに悪くない
ドラマティックなメロデスをクリエイトしている事に気付く!
ギターもなかなか頑張ってテクニカルに弾いているぞ!
現代のプロダクション、演奏技術でレコーディングし直せば
かなり化けそうなアルバムだと言えよう!これといった曲こそ無いが
どの曲も質は高い!


彼等を始めて知るなら後のアルバムがオススメだが北欧メロデスが
好きでヴォーカルの弱さ、音の軽さにガマンできるなら本作も手にとって
損は無いぞ!最近珍しい慟哭系メロデスの流れを踏襲したバンドである!



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満足度 83% お気に入り曲 全部







"THE UNBORN"




フィンランド出身のメロデスバンドの2ndアルバム。


フィンランド出身という事とシンセが使われたメロデスということで
CHILDREN OF BODOMと比較される事の多いバンドだが実際の音楽性は
それとは異なる要素持っているぞ!過剰なまでの様式美ではなく
どちらかといえば北欧メロデス黎明期の慟哭系スタイルを踏襲し
デスラッシュ的な切れのいいアグレッシヴなリフ、そして要所要所で
センス良く切り込んでくるシンセなどは彼らの美点であろう。
演奏テクニックも高いぞ!

そして本作は前作と違いデス声がかなりパワーアップし弱かった前作とは
比べ物にならないほど凶悪になっている!聴き手の喉笛に喰らい付かんかの如き
荒々しさがたまらん!メンバーチェンジがあった訳ではなく
シンガーの見違える成長の結果だといえよう・・・!

楽曲の出来もはるかにパワーアップしており捨て曲も無い!
ストリングス系の音を使ったかと思えば次にはテクノ系
音を出すシンセも見事な働きっぷりだ!プロダクションも向上しデスメタルならではのへヴィさ、
アグレッション
の演出に成功しているといえるだろう!ただギターソロの音量が
小さい
点だけはやや気になったな・・・そこさえ何とかなれば文句無しだろう!


質の高いメロデス、デスラッシュが聴きたい人に激しくオススメする!
もっと知名度が上がっても良いバンドだ!



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満足度 87% お気に入り曲 全部







"LIBERATION = TERMINATION"




フィンランド出身のメロデスバンドの3rdアルバム。


目立ちこそしないものの良質のメロデスバンドとして支持される
フィンランド出身のMORS PRINCIPIUM ESTの3作目のアルバムである
40分に満たない収録時間は今どき珍しいがその分中身の濃い
アルバムとなっているぞ!

ノイジーなイントロに続く2曲目は王道メロデス的なリフに導かれ
アグレッシヴかつテクニカルに展開していく曲でサビのバックで
聴けるリードギター、そしてギターとキーボードのバトルで盛り上がる
ソロパートなど非常にツボを突いた展開が堪能できる!劇的だ!
3曲目はトランス的なシンセと女性ヴォーカルによるイントロ
面食らうがリフが入ってくるとアグレシッヴなメロデスとなる!
スペイシーなシンセの使い方が面白い。メロディアスかつテクニカルな
ギターソロもたまらん!4曲目もイエテボリ系慟哭スタイルを踏襲する
良質の疾走メロデスでワウを効かせたソロもやはり良いのう!
5曲目はイントロでマシンガンのようなビートを叩き出しギターと
キーボードが劇的さを演出!6曲目はギターがフィーチャーされた
短いインストでそれに続く7曲目はストリングス系のシンセがオブリを
入れる疾走メロデスだ!途中のヤスリの如きリフに乗るピアノも面白いな。
8曲目もシンセがセンス良く組み込まれたサウンドでミドル、スローテンポの
曲調と相まって壮大な雰囲気が上手いこと滲み出されている。中音域から
低音域を駆使して噛み付くような暴虐さを演出するヴォーカルも良い!
テクよりメロを重視した泣かせるギターソロも聴き所だ!
そして9曲目はまってましたの爆走メロデスだ!!ギターが唸りまくり
鋭いオブリを刻み込みドラムもバスを踏みまくる!そしてギターが
泣いた後はスローになるも再び疾走しテクニカルかつメロディアスな
ギターソロ
が聴ける!ラストにはシンセも出てくるぞ!10曲目も
アグレッシヴな疾走曲だ!文句なしにカッコいいぞ!スペイシーなシンセが
登場した後のマシンガンビート、その後の泣きのギターも良い!
11曲目は重ねられたギターが退廃的な雰囲気を演出するインスト。
テクノ、トランス系のうねるシンセの後に聴けるワウを使ったギターソロが聴き所か?


古き良き慟哭メロデスにチルボド以降のシンセサウンドを適度にブレンドし
非常に良質なメロディックデスをプレイするバンドだ!この手のデスメタルが
好きなら満足できる事請け合いのナイスアルバムである!



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満足度 87% お気に入り曲 全部







"…And Death Said Live"




フィンランド出身のメロデスバンドの4thアルバム。


王道ながらも極めて質の高いメロディック・デスラッシュサウンドで話題を呼んだバンドである!
だが3作目リリース後は中心人物であったギタリスト脱退したりやら何やらで消息が途絶え、
忘れられた頃に久々にリリースされた
のが通算4作目の本作である!音楽的にはシンセ
ほんの僅かにイマドキっぽいモダン要素を見せているが、根底にあるのは北欧らしさ満点の
慟哭型メロディックデスメタル
となっており、アメリカのメタルコア勢とは異なる
本格的な本場の劇的さ、激情を見せつけているのう・・・!

1曲目はシンフォニックなシンセサウンドによるイントロで、続く2曲目はそのままシンセ
バックに従えつつちょいモダン風味のメロデスとなり吐き捨てデスVoと共に疾走開始!
ギターソロのメロディアスな泣きっぷり
いかにもメロデスで嬉しくなるのう・・・!
その後のピアノがまた北欧らしいメランコリックさを纏っておるわい!3曲目はこれまた
リフが北欧メロデスらしいドラマティックな慟哭を見せており、アメリカのメタルコア勢とは
異なる本場のサウンド
を見せつけ疾走!トレモロ系のリフもまた劇的な事この上無くサビの
付近もドラマティックじゃのう・・・!ギターソロも流麗なプレイを披露しておる!
4曲目も強力な疾走チューンでリフがいちいちカッコよく、高音で喚くシャウトタイプの
デスVo
も顔を出しこの辺はちょいとブラックメタル風か!?途中デジタル系のシンセ
顔を出しモダンな側面を見せておるな・・・。ギターソロがやはり聴き所である!
5曲目もイマドキっぽいシンセが顔を出すもそれ以外は北欧メロデス以外の何者でも無く、
リフがまたいちいちカッコよく疾走するファストチューンになるぞ!中盤のトレモロギターがまた
相当に慟哭しており
こういうフレーズはやはりアメリカのバンドには出来んだろうなぁ・・・!
唐突に疾走するギターソロもたまらんわい!6曲目は叙情的なギターで幕を開けこれまた
劇的かつパワフルさも内包したリフ、リズムが顔を出しやはり疾走!ギターソロがまた
メロディアスで良いのう・・・!後半のドラムの爆走っぷりも強烈だな。7曲目はシンセに
穏やかなクリーンギター、泣きのギターソロ
が乗る繋ぎのインストで、8曲目はこれまた叙情性満点の
シンセ、ピアノ
で幕を開けストロングかつ劇的に疾走!ギターソロも構築美溢れるプレイを披露するぞ!
9曲目は叙情リフと共に軽快さを放つストロングかつドラマティックなアップテンポ曲。
中盤で唐突に北欧らしいドラマティックさ満点のリフ、ブラスト疾走するぞ!
その後のギターソロもまた構築美を感じさせるな・・・!10曲目はストリングス系の
シンセ
をバックにギターがリフやらソロやら強烈に劇的なフレーズを連発するも
その後は珍しくミドルテンポで展開、いちいちギターがフックあるプレイを披露しており
非疾走でも非常にドラマティックである!11曲目も大仰なシンセピロピロ舞うギターが聴け
モダンなパワフルさも見せつつオブリが鋭いミドル曲だ。


シンセ等で部分的にモダンな味付けが施されているが、基本は北欧慟哭メロデスで
リフやソロ等の劇的な構築美
はやはり北欧ならではの音作りとなっており、デスVoは弱いが
総じてギターが大きな聴き所である!どの曲も質が高いコレと言った
キラーチューン
が無く、似たタイプの曲が並んでいると言えなくも無いがこの手のメタルは
これで良いんじゃ!(爆)
本場北欧の慟哭を愛するメロデスリスナー全てにオススメの1枚である!




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満足度 87% お気に入り曲 全部







"Dawn of the 5th Era"




フィンランド出身のメロディックデスメタルバンドによる5thアルバム。


デスラッシュ要素を内包しつつ王道の慟哭叙情派メロディックデスメタルバンドとして
高い質を誇るバンドである!一時期消息が途絶える再び復活し今は順調なペース
アルバムをリリース、世のメロデスバンドがモダン化していく中慟哭フェチを喜ばせてくれる希少な存在で、
本作は彼等の通産5作目に当たるアルバムとなっており、音楽的にはやはり過去作同様デスラッシュ要素
内包しつつドラマティックで叙情的な慟哭を見せる王道メロディックデスを今に踏襲しておる!

1曲目はオルゴール、オーケストレーションに続きバンドサウンドミステリアスさを
演出するイントロ
で、続く2曲目はスラッシーかつメロデス的なリフと共に疾走開始!
結構エキゾチックな要素もあり途中ブラストビートも顔を出し、ツインギターによる掛け合いを
見せるソロ
がまたメロディアスで良いな・・・!3曲目はアグレッシヴな勢いを見せつつも
メロデスらしいドラマ性を内包し疾走!これまたリードギター、ソロが相当に叙情的な
泣き
を見せるエモーショナルなプレイである!4曲目はシンセに始まり切れのあるギターが登場、
これまたデスラッシュ的なタイトさを見せているが、バックのピアノが実に北欧的な
冷たさ
を放ち細かいリフも聴け、ギターソロがまた相当にエモーショナルな泣き
披露しておりたまらんのう・・・!5曲目は叙情リフと共に疾走する王道メロディックデスで、
北欧らしい冷たさのあるシンセも聴けつつこの曲もまたギターソロが相当にメロディアスである!
6曲目はドラマティックな勇壮さを放つツインリードに始まり叙情オブリを入れつつも
リフ、リズムは意外と正統派寄りだろうか!?中盤でまた相当に劇的な叙情性を放っているぞ!
7曲目はシンフォニックさのあるシンセと共にドラマティックなギターが登場し疾走開始!
この曲は結構シンセが目立っているが、北欧らしい冷たさがあり今風のエレクトロニカ系では無いのが嬉しいのう!
8曲目はピアノ、ストリングスシンセ北欧らしい冷たい美麗さを放ち、叙情的な泣きの
ハモリギター
も顔を出すメロウさ満点のインスト。どことなく演歌と言うか歌謡曲的な
雰囲気
も感じられるだろうか!?9曲目は細かいピロピロギターに始まりメロデスラッシュ的な
疾走感
を見せるファストチューンである!10曲目はブラックメタルに通じる禍々しさを放つ
ギター
が聴けるミドルチューンで、後半はブラストビートも顔を出しさらにブラックメタル寄りになるのう・・・!
11曲目はこれまたメロウなピアノ、シンセが顔を出し壮麗さを演出、その後はメロデスラッシュ的に疾走
ギターもやはり細かさの中にメロディアスさがしかとあるぞ!


本作もまた過去作の流れを汲んだ叙情メロデスを踏襲しており、デスラッシュ的な切れ味
見せつつ疾走もするが、そこまで派手さ、勢いがある訳では無くある意味無難な印象が
無いとも言い切れない面があるだろうか!?
まぁそれでもギターは相当に泣いており
エモーショナルな構築美
を感じさせるメロディー重視のソロパート最大の聴き所だと
言えそうだな・・・!モダンなメタルコアには無い慟哭叙情メロデス要素を好む
メタラー
であれば本作も聴いて損は無い1枚である!




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満足度 84% お気に入り曲 Leader of the Titans  Innocence Lost  I Am War
Monster in Me  Apricity  Wrath of Indra  The Forsaken







"Embers Of A Dying World"




フィンランド出身のメロディックデスメタルバンドによる6thアルバム。


一時期消息不明になった時期もあるが、今は普通に活動を続けている中堅所で、
本作は2年振りにリリースされた通産6作目のアルバムとなっており、方向性としては
基本的には過去作を踏襲した、王道路線の北欧メロディックデスなんだが、
デジタル的なシンセと共に大仰さ漂うオーケストレーションを大々的に導入しており、
シンフォニックメロデスとすら言えそうな方向性にシフト、そのせいか過去作で
見られたデスラッシュ的な鋭い切れ味、勢いが減退しており疾走感も減り、
チャラい方面に向かったわけでも無いのに賛否両論となっているようだ・・・!

1曲目はデジタル要素シンフォニックさを混ぜ合わせたイントロで、
2曲目はこれまたシンフォニックさの見られるアップテンポのメロデスとなり、
ギターソロは短いがメロディアスだな。3曲目はデジタルリズムも見られつつ
どこかエキゾチックな怪しさが漂うメロデスで、4曲目は再びシンフォニックさを放ち
疾走感もあるが、中盤以降はダラけたミドルテンポで展開しちまうのう・・・!
5曲目はクリーンギター、女性Voが聴けるバラード的な曲だが、途中で盛り上がり
スローテンポの叙情メロデスになるぞ。6曲目はピアノに始まるミドルテンポのメロデスで、
勢いは皆無だがメロディーは良いな。7曲目は本作初の突進力ある疾走メロデスだが、
途中でシンフォニックなミドルテンポになるのう・・・!8曲目はクワイア、オーケストラに
泣きのギターが聴ける短いインストで、9曲目も勢いある疾走メロデスとなり、個性は無いんだが
こういうリフはやはり好きだな(笑)。10曲目は大仰なオーケストレーションが聴け、
リフはソリッドさがあるが全体的に単調なスロー、ミドル曲だ。


シンフォニックなシンセの増強で大仰さ、壮大さは増した印象があるものの、
そのせいか肝心のバンドサウンドが丸くなったというか、ユルめになってしまった
印象があり、かつてのデスラッシュ的な勢い、突進力は見る影も無く疾走感も減退、
ミドルテンポ主体で彼等に疾走感を求めていると確かに厳しい仕上がりだろうな・・・!
まぁそれでも半端にチャラいイマドキ系エレクトロニカ要素が目立ったり、大して
巧くも無い適当なクリーンVo
放り込むようなグルーヴ重視の近代メタルコア、
ポストハードコア勢
よりは遥かに聴ける出来ではあるのだが・・・!




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満足度 80% お気に入り曲 Reclaim the Sun  Into the Dark
In Torment  The Colours of the Cosmos







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