MANIGANCE






"ANGE OU DEMON"




フランス出身のメロパワバンドの1stアルバム。


かつてはメタル不毛の地とされてきたフランスだがここ最近は有望なバンドが多く現れ、
マニア注目の地の一つに挙げられるまでになった感がある。
そしてそんなフランスから現れた新進気鋭のバンドである彼等だが、メンバーはド新人ではなく、
それなりのキャリアを積んできている
ようだ。

そんな彼らの大きな特徴としては母国語であるフランス語で歌う事であり、スパニッシュメタルと並んで
独特の雰囲気を醸し出しているといえる。あそこまで濃いクサさは当然無いが、
しなやかな感じでなかなか面白い。英語詩と比べても意外と違和感は無いぞ!
音楽性はスペイシーなシンセやテクニカルなインタープレイを特徴としており、
どこかプログレメタル的な雰囲気を醸し出しているものの基本はメロパワスタイルである。
しかし彼らの音はそれのみならず、アメリカンロック風の明るい曲などもあったりする。
個人的にアメリカンな曲はいらん(笑)。

キャリアを積んでいるだけに曲のアレンジ、演奏はかなりのものでまさに洗練されていると言う
表現が相応しい出来だ!クオリティーは高い!

キラーは多くのメタラーが絶賛するタイトルチューンの5だ!洗練されたメロスピでそのカッコよさたるや
半端じゃない!「たまには出せたぁ〜(空耳)」とシャウトするサビがたまらん!
ソロも良い!悶絶!!あとは12、ボートラの13が同じタイプのキラーだった!良い!!


いわゆるクサメタルではないが、このクオリティーの高さはメロパワ、メロスピ好きにも
十分アピールできると思う!またスゲェ新人が出てきたもんだ!



満足度 84% お気に入り曲 ANGE OU DEMON、MESSAGER、BELIEVER







"D'un Autre Sang"




フランスのパワーメタルバンドの2ndアルバム。


フランスから突如として現れ、洗練されたメロパワサウンドで我々を魅了したマニガンスが
帰ってきたぞ!本作はそんな彼らの2ndにあたるアルバムだ!

本作の方向性は前作と変わらず、どこかプログレ風味漂う洗練されたメロパワなのだが、
本作の傾向として前作にあったアメリカンロック系の明るい曲が無くなり、
方向性が統一された
ように感じた。これはいい事だと思うぞ!個人的にスカッと爽やか
アメリカンロック
は嫌いなのでな(笑)。やはりメタルは
緊張感が無いと!
またこれにより前作以上にプログレ色が濃くなったと思う。
とはいえ複雑な変拍子や長きに渡って繰り広げられるインタープレイというのは無く、
キーボードの音色等あくまで雰囲気がそうなっただけだが。個人的には分かりやすいメロパワチューンが
欲しいがまぁこれはこれでアリだろう。

本作にも疾走キラーチューンはあるが前作の超キラー“ANGE OU DEMON”ほどではないのが残念。
曲単位だと前作、アルバム単位だと本作に軍配が上がるな。


洗練されたメロパワ、プログレ寄りのメタルが聴きたい人におすすめ。クオリティーは相変わらず高い!



満足度 84% お気に入り曲 EMPIRE VIRTUEL、D'un Autre Sang







"Recidive"




フランス出身のプログレッシヴ/パワーメタルバンドの4thアルバム。


日本盤ボートラ等を除き全ての歌詞を母国語であるフランス語で歌い個性を発揮する
プログレッシヴ要素を携えたテクニカルなパワーメタルバンドの4作目のアルバムである!
プログレメタル然とした技巧的な部分をそこかしこで発揮しつつも決してテクのみに
溺れて冗長になる事は無く
あくまでも正統派パワーメタルとしての曲の良さ、コンパクトさを
重視したスタイル
は本作でも特に変わる事は無く安定のクオリティーを保っているのう・・・!

1曲目はスペイシーかつシンフォニックストリングス系シンセによるイントロで
続く2曲目は早速タイトなバンドサウンド、リードギターが聴ける正統派色濃い
ミドル/アップテンポのパワーメタル
でヴォーカルは相変わらずフランス語で
独特の憂いを帯びた歌唱
を披露しておるのう・・・!ギターソロも実に流麗である!
3曲目はシンセで幕を開け若干だがモダンな部分のあるパワフルなリフが登場し
シリアスなムードを醸し出すアップテンポ曲でギターソロはどこかネオクラ要素を
感じさせる速弾き
で切り込みこれまた実にレガートなプレイを披露しているぞ!4曲目は
これまたシリアスな空気を放つクリーンギターで始まりシンセもバックで白玉コードのバッキングを入れ
ミドル、スローテンポで緊迫感を放ちサビでテンポアップするぞ。ギターソロもやはり
滑らかな速弾きである。5曲目はどこか機械的(?)なギターにシンセが乗りちょい大仰さを出しつつも
ヴォーカルが入るとどこか愁いを帯びたムードを醸し出す若干メロハー寄りの雰囲気を感じさせる曲。
6曲目はほの暗さを感じさせつつもヴォーカルはちょいとロックンロール風味を出しておりノリの良さ
微かに放ちパワフルなリフも顔を出す曲。ダラダラした曲調ではあるが後半で変拍子が顔を出し
ギターソロもテクニカルな速弾きを披露するぞ!7曲目はスペイシーなシンセタッピングをするギターが乗り
スローテンポプログレメタル然としたテクニカルなアンサンブルを聴かせる曲。
8曲目は何といきなりのチェンバロ系キラキラフレーズ、ネオクラシカル風味を放つギターがユニゾンし
メロパワ、メロスピ的な疾走を開始!サビもメロディーにそこまでのキャッチーさは無い
なかなかに盛り上がりギターソロもネオクラ系でシンセとユニゾンするぞ!“ANGE OU DEMON”以来の
キラーチューン
の登場か!?もっとこういう曲を彼らにはやって頂きたいモンじゃて・・・!
9曲目はストリングスシンセで始まりピアノも顔を出しギターも珍しいボリューム奏法を聴かせるスロー曲。
メロディーはなかなかに哀愁がありメロハーに近い部分もあるな。ギターソロも速弾きを聴かせつついつになくエモーショナルだ。
10曲目は煌びやかでスペイシーなシンセ、ノリの良いギター軽快さを出すちょい明るめのアップテンポ曲。
ソロパートにちょいとプログレ的な要素もあるな。11曲目は若干のモダンさを醸し出すパワフルな
ギターリフ
にシンセがバックに乗りドラムもツーバス連打しそしてギターが速弾きを開始、キラキラした
チェンバロ系シンセ
も顔を出すテクニカルかつシリアスなインストだ!プログレ色も濃く後半ではベースも目立つぞ。
12曲目はブルージーとも言えそうな渋みを醸し出すイントロに始まりこれまたプログレメタル的なムードを放つ
緊迫感あるミドル曲だがサビはコーラスで始まりメロハー的な爽やかさがあるな。
13曲目はモダンなパワフルさを持ったタイトなリフ、シンセが聴けるもヴォーカルが登場すると重さは失せ
プログレメタル的な空気
が醸し出されこれまたメロハー寄りの明るさも感じさせるのう・・・!
ギターソロも実に流麗でテクニカルである!14曲目は本格的にモダンな要素を醸し出す
へヴィリフ
がのっけから登場しギターは速弾きを早速披露、ヴォーカルが登場すると重さは失せるシリアスさは
残り
サビはやはりメロハー系だな。ギターソロはアコギメロウなムードを醸し出し
なかなかに珍しい空気が放たれておるな・・・!その後は通常のギターで流麗なプレイだ。
15曲目はアコギが聴けヴォーカルが愁いを帯びた声で切々と歌う哀愁漂うバラード曲だがサビは
やはり明るくアメリカンなメロハーのムードを醸し出すのう・・・!日本盤ボーナスの16曲目は
ミドルテンポでプログレメタル的風味を醸し出したかと思えばブリッジでメロパワ的な疾走感を見せ
サビはいつものようにメロハー風になるぞ。


極めて流麗なギターソロやオブリのフレージング、スペイシーなシリアスさのあるシンセがプログレメタル的な
ムード
を放ちつつも変態的な変拍子がバンバン入るような事も長いソロパートが延々と続くような事も無く
1曲1曲がコンパクトに纏められた正統派メタルに仕上がっておりガチのプログレッシャーからしてみれば
物足りないかも知れんがメタラーとしてはこれくらいが丁度良く聴き易い音に仕上がっていると言えるだろう!
長々とした変態プログレも俺は好きだが技巧に走りすぎて肝心の曲がつまらないのはアカンからな・・・!
フランス語ヴォーカル独特の憂いを帯びていて良いがメロディーにはあまりフックが無いんでもうちょい
キャッチーでも良かった
だろうし捨て曲もあるが8曲目のようなネオクラ要素入りの疾走キラーチューンもしかとあるぞ!




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満足度 80% お気に入り曲 Larme de l'univers、Dernier allie、Recidiviste、
Sentier de la peur、Vertiges







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