LOUDNESS






"THE BIRTHDAY EVE"




日本の元祖正統派メタルバンドの1stアルバム。


世間一般的には超有名アニメ“ドラゴンボール”の主題歌で知られる
影山ヒロノブが在籍していた事で知られるバンド“LAZY”
にいた
ギターの高崎晃とドラムの樋口宗孝が元EARTHSHAKERのシンガー、二井原実、
ベースの山下昌良と共に結成したバンドで、本アルバムの登場により
日本のHR/HMシーンは幕を開けたといっても過言ではない
と言えるだろう。

音的にはテクニカルなギターを配した正統派のメタルで、のちに聴ける名盤と比較すると
やはりまだまだ未熟な印象があるが、それでもギター、ドラム等のテクニックは高いものがあるし、
所々でプログレ風になったりギターがどこか様式美メタルに通じる
メロディアスなフレーズを弾いていたり
と聴き所はある。
音質は悪いが時代を考えれば仕方ない。

個人的に気に入ったのはラストの“ROCK SHOCK(MORE AND MORE)”だ。アルバム中
最も疾走しており、ギターソロでメロディアスなフレーズが聴けるのがいいな。


彼らのファンなら抑えておきたいアルバムだといえる。初めて聴く人はこのあと紹介する名盤
“撃剣霊化”をおすすめする!



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満足度 73% お気に入り曲 ROCK SHOCK(MORE AND MORE)







"DISILLUSION"




日本の正統派メタルバンドの4thアルバム。


邦題“撃剣霊化”で知られるアルバムで、多くのメタラーがラウドネス最高傑作、
メタル史に残る名盤
と褒め称える一枚だ!俺も全く同じ意見で、
本作は捨て曲無しの超名盤だと思う!
日本のメタル云々ではなく、世界的に見ても名盤だと思うのだがどうだろう!?
ちなみに本作は初の海外レコーディングを試みたアルバムで、音質も以前より良くなっている。

1曲目の“クレイジー・ドクター”は彼らを代表する一曲で、ミドルテンポながらノリのいい曲。
リフがとにかくカッコいい!この曲の聴き所はメロディアスかつドラマティックな、
どこか様式美の雰囲気を持つギターソロだ!!

2曲目“エスパー”はスラッシュメタルを先取りしたかのような疾走感に満ちた一曲!
これで頭を振らないメタラーはいないだろう!!ヴォーカルがカッコいい!そしてやはりギターが凄まじい!!
テクニカルながらメロディーを決して疎かにしないのがいい!
そしてラストでギター、ベース、ドラムが暴れまくるぞ!!

3曲目“魔性の女”はスローな曲。中盤を過ぎた辺りから急にプログレ的展開になる!
ギター、ベース、ドラムが変拍子をバリバリ決めまくり暴れまわる!特にドラムが気に入った!

4曲目“啓示”はシャッフルのリズムでヴォーカルがノリのいい
フックあるメロディーを聴かせてくれる。


5曲目“エクスプローダー”はインスト。高崎のギターのみで構成されており、
エディー・ヴァンへイレンとイングヴェイを合わせたかのような
テクニカルかつドラマティックなフレーズがこれでもかというほど炸裂する
至高のインスト!たまらん!

そしてインストからなだれ込むように6曲目“夢・ファンタジー”に移行する!
邦題はダサい事この上ない曲は最高!
疾走するリフからたまらん!ヴォーカルメロディーも良い!そしてソロはテクニカルかつ
ドラマティックなフレーズが連発され悶絶できる!


7曲目“ミルキー・ウェイ”はメインリフがなんかレインボーの
“オールナイトロング”っぽく聴こえる(笑)。

ソロはやはりテクニカルなプレイが堪能できる。

8曲目“サティスファクション・ギャランティード”はこれまたノリのいい曲。リフがいいな。
ギターがハーモニクスを入れつつ弾くどこかクラシカルなフレーズが面白い。のちにレーサーXが
影響を受けたかのようなフレーズを弾いているな・・・。


9曲目“アレスの嘆き”はアルバム中唯一のバラード。日本人ならではのセンスと言うか、どこか演歌に
通じるメロディーが聴ける名曲だ!泣ける!!



思わず全曲レビューしちまったが、正統派メタルが好きな人なら
きっと気に入るであろう曲、フレーズ満載で大満足
であった!当時のラウドネスは
こういう方向性だったのだが最近は変にモダンになってしまって
こういう曲、フレーズが聴けなくなってしまい残念だ・・・!
のちにヴォーカルが全部英語のヴァージョンが出るので
日本語詩が苦手な人にはそっちをおすすめする!名盤だ!!



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満足度 90% お気に入り曲 全部







"ON THE PROWL"




日本の正統派メタルバンドがヴォーカルを新たに過去の曲をリレコーディングした企画盤。


オリジナルメンバーだった二井原が脱退し、新たにシンガーとしてのちにイングヴェイのもとにいき
カミさんを寝取ることで有名な(笑)マイク・ヴェセーラが加入してのアルバムだ。

新曲と過去の曲の新録で構成されている。ヴォーカルは当然全て英語なので
日本語詩が嫌いなメタラーでも安心して聴けるだろう。ヴォーカルの声質もどこかクセのあった
前任者と比べてクセは無く、普通に上手く歌いこなせているのでラウドネス初心者向きの
アルバム
といえるかもしれん。

個人的に気に入ったのは多くのメタラーがラウドネスの代表曲の一つに挙げる、“IN THE MIRROR”だ!
ヴォーカルが英語なのはやはりいいなぁ(笑)。まぁ俺も今となっては
日本語詩も普通に聴けるが昔は苦手だったからなぁ・・・。高崎のギターは相変わらず
超テクニカルで楽しませてくれる。彼独特のボスハンドタッピングが
まるで泡のような音で迫ってくるぞ!(笑)

あとイントロでフュージョン的と言えるテクニカルなレガートプレイを聴かせた後
またしてもレインボーのオールナイトロングっぽい
リフで押してくる
6曲目が面白いな。


日本語詩が苦手なメタラーにおすすめするアルバムだ。中古で意外と安く落ちているので
“IN THE MIRROR”のために買うのもありかもしれん(笑)。



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満足度 74% お気に入り曲 IN THE MIRROR







"LOUDNESS"




日本の正統派メタルバンドがメンバーチェンジをしてリリースしたアルバム。


新たにシンガーとして山田雅樹、そしてベースに元XのTAIJIこと沢田泰司
迎え造られたアルバムで、このラインナップで造られた
唯一のアルバム
と言う事になる。

方向性としてはこれまでの雰囲気を保ちつつもどこかへヴィな音を追求してきたと言える。
実にパワーのある、男のメタルと呼べそうな雰囲気があるな・・・!

泰司のベーステクは流石にXでその技巧、センスを遺憾なく発揮してきただけあって
あの世界の高崎相手に一歩も引けを取る事の無い
堂々としたプレイを聴かせてくれるぞ!

もちろん高崎の世界を制したボスハンドタッピングは本作でも冴え渡っている!
まるで泡が増えていくような音だ(笑)。

歌詞は7曲目と10曲目以外全て英語だ。しかし日本語入りのこの2曲がアルバム中最高の
キラーチューン
なので日本語詩が苦手なメタラーには頑張って克服してとしか
言えない・・・(笑)。10曲目はラウドネス最速曲とか言われているらしい。“撃剣霊化”にも
これくらいのテンポの曲が普通にあったような気がするが・・・?


個人的には“撃剣霊化”のようなヨーロピアン様式美メタルが好きだがこれはこれで
好きだと言う人もいるだろうな・・・。



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満足度 76% お気に入り曲 HELL BITES、FIRESTORM







"BREAKING THE TABOO"




日本の大御所正統派メタルバンドの25thアルバム。


ベテラン中のベテランバンドと言える彼らLOUDNESSの、
何と通産25作目のアルバムである!紆余曲折ありまくりで
バンドを支えた名ドラマー樋口氏が肝細胞癌によりこの世を
去ってしまったりとバッドな状況が訪れるも不屈の魂で
活動を続けるわけだが音楽的には以前からずっと低迷しており、
かつては日本人らしさを残しつつも本格的な、様式美的雰囲気
感じさせる正統派メタルをプレイしていたのだがここ数年は
モダンへヴィネスに目覚めダウンチューニングでへヴィリフを
弾きリズムもグルーヴ重視となり、その上悪名高き
インド要素
を取り入れちまったりして往年のファンの多くが難色を
示している・・・!
本作もやはり方向性はモダンな要素
かなり濃くヴォーカルも引っ込み気味の上加工が目立ち
アメリカナイズドされた音となっているが2曲目なんかは
モダンさを残しつつもJUDAS PRIESTを思わせる曲調で
ギターソロの切れ味も凄まじく良いな。5曲目は本作としては珍しくモダンさの
無い正統派寄りのキャッチーなアメリカンメタルだ。
6曲目はブルージーでエモーショナルな雰囲気を持った
バラード系の曲でこの叙情性は日本人ならではのものだろう。
7曲目もモダンだが展開がドラマティックでギターもメロディアスに
弾いているぞ!9曲目は待ってましたの疾走チューンで相変わらず
リフはモダンだがこういう曲はやはりカッコいいのう・・・!


部分部分でJUDAS PRIEST的な雰囲気が感じられその点が
正統派メタルとしての最後の矜持(?)だがそれ以外の
部分は思い切りラウドロック、モダンへヴィネス
傾いており個人的にそういう音は嫌いじゃ無いんだが
LOUDNESSには求めていないのう・・・!モダンに傾倒する
あまりメロディーは弱くプロダクションもミックスも悪く
ヴォーカルが奥に引っ込みまくっているのが納得いかんわい!




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満足度 60% お気に入り曲 BRUTAL TORTURE、
A MOMENT OF REVELATION、RISK TAKER







"METAL MAD"




日本の大御所正統派メタルバンドの26thアルバム。


様式美要素も感じさせるドラマティックな正統派メタルに
始まるも途中でモダンに変化しさらにインド音楽
傾倒し始めたりと迷走する時期も多かったベテランバンドによる
通産26作目のアルバムで、今作も音楽的には最近の
モダンへヴィネススタイルを主体とした重苦しい
サウンド
だがミックスはヴォーカルが奥に引っ込んでいた
前作よりはマシになっているな。まぁそれでも決して
良いとは言えずむしろ悪めなのだが・・・(爆)。

1曲目はイントロだが途中からいきなり爆走し期待を
煽るも続く2曲目はどちらかと言えば昔のハードロック風
曲調だな。3曲目はモダンだが疾走曲でゴリゴリしたリフが
かなりカッコいいパワフルなメタルである!ギターソロは
ワウを効かせたブルージーなフレージングでその後
パーカッションとクリーンギター、呪詛のような呟きVoが
登場し何とも怪しい雰囲気を醸し出すぞ!そして4曲目以降
グルーヴィーなモダンチューンが続くが6曲目は疾走曲である!
ギターリフが何とも荒々しく暴虐じゃのう!(爆)正統派メタルの
要素は無くヴォーカルメロディーも含めてメタルコア登場以前の
アメリカのラウドロックバンドのような雰囲気に満ちているな・・・!
8曲目はノリの良いアップテンポチューンでやけにピコピコした
電子音
っぽい音も登場する。9曲目は何とも怪しい逆回転ギター
音色が聴けるもその後はひたすらへヴィなスローテンポになり
ヴォーカルが登場するとクリーンギターとなりメランコリックな
叙情バラード風
の雰囲気になるぞ。モダンになるサビは
ニューメタルライクでその辺がイマイチだな・・・!


本作も相変わらずラウドロック、モダンへヴィネスの方向に
傾いているが前作よりは疾走チューンが増えておりヴォーカルも
奥に引っ込んでいる訳ではない。結果的に本作がひぐっつぁんの
遺作
という事になってしまったわけだがまさか本人も
レコーディングしている時こんな事になるとは思っても
みなかった
だろう・・・!惜しい人物を亡くしたものだ・・・R.I.P




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満足度 67% お気に入り曲 HIGH FLYER、BLACK AND WHITE







"THE EVERLASTING -魂宗久遠-"




日本の大御所正統派メタルバンドの27thアルバム。


今は亡き樋口氏・・・通称ひぐっつぁんの追悼盤という
立ち居地で語られるアルバムでひぐっつぁんが最後に
残したドラムのテイクを切り貼りしてつくられたとの事で
多少の違和感があるかと思ったが聴いてみるとそういった
引っかかりは無く自然に録られているな・・・!
音楽的にはここ最近のLOUDNESSの流れを汲むゴリゴリした
モダンへヴィネス
の雰囲気を出しつつもノリの良い
ロックンロール要素
を感じさせリフワークは部分部分で
原点回帰の兆候が感じ取れるのう・・・!

1曲目からロックンロール的なノリの良さとモダンへヴィネスの
リフ、加工気味の荒々しいヴォーカルが聴けそして疾走!
シンガロングも熱いぞ!2曲目もロックンロールのノリを見せる
シャッフル曲でギターソロがいつになく練られており得意の
ボスハンドタッピングも登場する!3曲目は脱モダンし80年代の
正統派メタル
の流れを汲むミドル〜スロー曲となるぞ!4曲目は
ダークなクリーンギターに始まりミドルでへヴィな雰囲気
放つ曲だがここでヴォーカルをとっているのは何とタッカンである!
ロブ・ハルフォードみたいなメタルシャウトを終始聴かせており
単調ではあるが歌うギタリストの中ではマトモにリードVo出来る
ほう
だという事を証明するかのようだ・・・!(笑)ギターソロは
泣きが重視されエモーショナルなプレイを披露している!
6曲目もモダンさのないアメリカン寄りのメタルだな。
9曲目は程よくラウドなリフがカッコいいミドル〜アップテンポ曲で
やはり曲調としてはアメリカンなノリが感じられるのう・・・!
10曲目は前半こそモダンへヴィネス系のスロー曲だが中盤から後半に
かけて疾走を開始する!11曲目は珍しい、ファンク系の
カッティング
が聴ける異色のイントロでこういうプレイもこなせる懐の広さ
感じさせるがその後は気だるいブルージーなハードロックと化すぞ。


最近のLOUDNESSは初期の楽曲限定ライヴを行うなど
原点回帰を謳っている節が見受けられ本作は前2作と比べて
モダン色が若干減退し昔の、80年代のアメリカン
メタル
っぽい曲調が増えているのが大きな特徴である!評判が非常によく
近年のLOUDNESSのアルバムでは最高傑作との声も高いが
個人的にはまだ捨て曲、ダレるパートもあり良作とは
言いがたいのう・・・。メロディーがつまらないのも
相変わらずだな・・・!(爆)このまま本格的に初期の頃に立ち返り
俺好みの様式美、ヨーロピアンメタル要素
大胆に導入した、かつての名盤“撃剣霊化”みたいな方向性に
戻ってもらいたいものじゃ・・・!




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満足度 67% お気に入り曲 HIT THE RAILS、FLAME OF ROCK







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