2011 12/3 高田馬場CLUB PHASE Aristocracy Renaissance Vol.2 Lacroix Despheres / Sito Magus / ANCIENT MYTH / CROSS VEIN / MARIO'†CHILD




2011 12/3 高田馬場CLUB PHASE Aristocracy Renaissance Vol.2 
Lacroix Despheres / Sito Magus / ANCIENT MYTH / CROSS VEIN / MARIO'†CHILD



この世の地獄をまざまざと見せ付けられた暗黒の2011年もようやく今月でラスト、
もしかしたら今回が個人的に本年度ラストになるかも知れんライヴである!
来年もライヴやイベントの予定はガッツリ決まっているがそれはまだ先の話よ・・・!
さて今回はV系シンフォニックメタルオペラの要素を持ち込みクサメタラーの間でも
話題沸騰中の新世代ヴィジュアルクサメタルプロジェクト、Lacroix Despheres
ゴシックというスタイルで共通するヴィジュアル系バンドメタルバンド垣根を
取り払う目的
で(?)双方のバンドを集めた企画ライヴイベントとなっており
他の出演バンドもなかなかに興味深い顔触れとなっているのう・・・!個人的にはうちでも
アルバムをレビューしたMARIO'†CHILDが激しく気になるわい!Lacroix Despheresは
サンホラ同様演劇的な要素もある模様・・・!果たして一体どんなライヴになるのであろうか!?

そんなわけで生憎の雨模様・・・ではなく既に雨も止んで久しい頃ハコに到着、
1組目はMARIO'†CHILDでかつてアルバムを聴いた時は低音がクールな男Voが歌っていたが
今はメンバーチェンジしアーティスト写真は完全に男にしか見えない女性Voが参加している。
前任者も朗々とした低音が非常にカッコよくV系シンガーとしてかなりいい感じだったので
全く違うタイプのシンガーが加入した事になったが・・・この女性シンガーがまぁ上手い事上手い事!
本格的なオペラ、声楽の素養
があるようでホンマモンのオペラヴォーカルで見事に歌い上げておる!
ソプラノではあるが終止高音ではなく基本は地声系の低音で朗々と歌いここぞと言う所で美しい高音を
張り上げる
のもまた単調、一本調子にならずメリハリが効いてて良いのう・・・!ただバンドに
関してはギター、それとゲストのヴァイオリン奏者のみでベース、ドラムにシンセはテープを
流している状態
でアルバムでもそうだったが非常に薄っぺらくギターもソロは無くリフも
ただバッキングやコードを弾いているだけ
と言った感じでメタラー的には非常に物足りない
印象
だったな・・・!今のままではヴォーカルだけのバンド、ユニットになってしまいそうなんで
そこを強化すればかなりいい線行くだろうな!このヴォーカルは実に見事である!彼女がゲストの
ヴァイオリン奏者とやってる別ユニットAmbrosiaのミニアルバム終演後に買ってしまったわい!

2組目はこれまた女性シンガーをフロントに擁したバンドCROSS VEINでこっちはバリバリの
メタル、メロスピ
である!様式美的なフレーズをふんだんに盛り込みシンセ奏者もしかと在籍、
シンフォニックな彩りを見せる疾走チューンの連発でギターはツイン、ベースもドラムも
サポートメンバーのようだったが勿論生でメタルの、バンドサウンドの真髄を見せ付ける!
べらぼうにテクがあるわけではない印象だったが部分部分でプログレ的なリズムチェンジ
アクセントに交えギターソロはネオクラシカルな部分がありパガニーニか何かの拝借ソロ
プレイし女性シンガーはオペラ歌唱のMARIO'†CHILDとは異なるアニソン、J-POP的なスタイル
これまた上手く説得力がありこれまではまだ空いていた会場も次第にオーディエンスが増え始める!
女性シンガーによるMCが他のバンドとは異なりまるでバスガイドというかエレベーターガール
ような上品なアナウンスだったのがまた面白かったな・・・!間奏的な音を出しながらの
MCで雰囲気を出しており日本のメタルバンドにありがちなグダグダ感が無く、告知関係も
ライヴ終了後に録音されたものを流すというのも演奏時間を無駄にしない
いい意味でセコい(爆)したたかな戦略で好感が持てたな・・・!(笑)まだフルアルバムは
出していないようだが今後が楽しみになってくる将来性あるバンドであった!

3組目はヴィジュアル系からの刺客、Sito Magusだ!どうやらずっと活動を休止しており
本日が2年半振りのライヴ、活動再会だったようで(メタラー的に)知名度は最も低い
バンド
であったがうちには大分前にタレコミが来て一応は知っておったわい!
音楽的には様式美でシンフォニックな要素を持ったMoi dix Moisタイプと言える
バンドなのだが・・・!とにかくスロー曲ばっかし!(爆)ミドルテンポすら無く
終止遅い曲ばかりでかといってバンドサウンドもモダンなへヴィさ、グルーヴィーさ
あるという事も無くメタリックさも薄めで後半唯一の疾走チューンをプレイしたが
これもメタルではなく90年代の耽美ポジパンビートロックの流れを汲んだスタイルで
メタラー的には非常に物足りない感じだったな・・・!演奏スキルもそれほどではなく
ギターも単調でシンセは音源だったがアレンジも隙間がありまだまだ未熟な感が
強かった
のは否めんのう!ヴォーカルはV系スタイルのクリーンのみでデスVoは無く
こういうスローなスタイルで今後もやるならそれこそ本場海外のモダンへヴィネス系
匹敵するようなへヴィさ、グルーヴ感を身に付けヴォーカルもデスVo、ガテラルを
バンバン取り入れたほうが良い
だろうな・・・!

4組目は再びメタル畑からANCIENT MYTHの登場だ!去年にKNIGHTS OF ROUND、AZRAEL
ライヴで一度見ているがやはりメタルはタイトで良いのう・・・!(爆)CROSS VEIN
近いタイプのシンフォニックなシンセが目立ったゴシカルな要素もあるメロディックメタル
向こうがアニソン歌唱なのに対しこっちは張りのあるメタル歌唱で個人的に好みなのは
こっちのほう
だがここに来てヴォーカルの低音やギターが少し埋もれ気味になってきた
感じになりこれまでは良く聴こえていただけにそこが惜しかったな・・・!まぁ俺の
位置が変わり右のスピーカーの目の前になったからかも知れんが・・・。ヴォーカルは
前半ちょいと調子悪そうに感じたが高音の伸びはありギターはこれまでのバンドの中で
最もレガートなプレイを披露しておったのう・・・!

そして本日トリを飾るラストは主催のLacroix Despheresだ!前にアルバムを通販
買ってから毎年年賀状をくれる非常に律儀なバンドであるが、その音楽性もまた
ヴィジュアル系でありつつ十分にメタリックシンフォニック&オペラティック!
ベース、ドラムはおらずMARIO'†CHILD同様音源だったフルート、オーボエ奏者がおり
しかもドラムが無いのを逆手に取り(?)ステージを広く使い演劇・・・オペラ、
ミュージカル的演出
を見せる!アルバムもコンセプト作なので本日はまさに2ndアルバム
“Dernier Paradis act2”完全再現
といった形で各メンバーも豪華な衣装に身を包みダンサーや
アクター
を配し男女二人のヴォーカルも演技をしながら歌う!これは相当に大変なのでは
ないだろうか!?
気になる演出のほうも所々でスクリーンを使いまぁまだ荒削りな部分、
実験的な部分
も強かったが非常に「魅せる」ライヴを展開しておりドラムが無いのが
気にならなくなるエンターテイメント振り
を見せ付けてくれたわい!アルバムの流れを
そのまま崩さず途中余計なMCが一切無いのもサンホラと違って好感が持てたな。
演奏面もギターが引っ込み気味ながらこれまたタイトでヴォーカルは特に女性シンガーの
ほうが上手かった
のう・・・!高音のソプラノが見事であったわい!そして本編終了後に
長くユルいMCになり、そして最後は本日Lacroix Despheresの所で先行予約した者のみ
ゲットできる過去のキラーチューン“古の刻より舞い降りし者たち”のリメイクを披露!
曲名も“天啓の瞳”と変わっているがやはりこの曲はたまらんなぁ・・・!音源のほうも
聴いたがオーケストレーションがさらに派手になっており実に素晴らしい仕上がりであった!


そして終演後はMARIO'†CHILDの女性シンガーMicaiah嬢超からまれ我々全員
威圧されまくりつつLacroix Despheresの中心人物である男性シンガー翔氏にも
挨拶し退散、低価格で個性的なバンドを数多く観れて非常に良きライヴであったわい!
ヴィジュアル系とメタルの垣根を取り払うというコンセプトで開催された本公演であったが
蓋を開けてみれば正直な所V系とメタルの実力差をまざまざと見せ付けられるような形になり
V系側が気の毒になってくる感じになっちまっていたが・・・まぁそこはLacroix Despheresが
最後に全部持っていってくれた
のでプラスマイナスゼロって事で(笑)。こういう演劇的な
演出を施すライヴ
を見せるバンドはそう多くは無くまだまだ研究の余地があるだろうが
今後も可能な限り続けて洗練させていくと共にこういうコンセプトに囚われない
純粋なライヴ
もやって頂きたいものである!







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