2018 3/16 EXシアター六本木 HELLOWEEN“PUMPKINS UNITED WORLD TOUR 2018”




2018 3/16 EXシアター六本木 HELLOWEEN“PUMPKINS UNITED WORLD TOUR 2018”



腐敗の頂点を極めた現体制への怒りの声が日に日に高まる昨今、メタラーとしては
この日はライヴである!近年ベテランバンドのリユニオンがやけに多いんだが、
HELLOWEENもこのタイミングで黄金期のメンバーが揃い、黄金期の楽曲をプレイする
リユニオンツアーを開始、結局日本に来てくれなさそうなRAINBOWと違い、流石は
HELLOWEEN、日本でもガッツリとツアーをしてくれるぜ!このライヴは決して外せないと
考えるオッサンメタラーが一体どこに潜んでいるのか、平日の外タレでありながら
各チケットは即効でソールドアウトし、予想通りの追加公演が組まれ、結局俺が
手にしたチケットは追加公演でありながら来日一発目のこの日である!ハコは
初めて足を運ぶEXシアター六本木、久々の本気のデカバコだな・・・!

時間ピッタリにスタートし、事前情報で判ってはいたが大作“Halloween”で
早速盛り上がりまくる!
現在のメンバーにカイ・ハンセン、マイケル・キスクが
ドッキングするこの光景!
デカバコ故に花道も設けられており、各メンバーが
自由に前に出てきて絡んだり、ソロを弾いたりフォーメーション的な動き
見せたりしており、その一方で バックでは終止映像が流され、曲の合間合間に
コミカルなカートゥーン風の アニメーションが挿入されており、ステージングに
おける情報量の多さに驚かされたな・・・!カートゥーン好きの俺としては
コミカルなアニメはやや間の悪さがありつつもなかなかに 楽しませて貰えたわい(笑)。
またドラムセットが凄まじい事になっており、4バス(?)の上にサイドにも高い位置に
バスドラが左右それぞれ2つセット
されており、こんな我侭なドラムセットは初めて見たな(爆)。

トリプルギターの上にトリプルVoという大所帯だが、流石にデカバコだけあってか
音響は良く聴き易い感じで、演奏は大分リラックスしている印象があり、
そこは流石の ベテランの貫禄である!アンディ・デリスは高音が辛そうだったが、
マイケル・キスクは 安定感があり、まぁ高音とかは全盛期と比べて衰えてはいるんだが、
それでも彼の声は スペシャルな響きがあり凄いな・・・!

一発目の大作“Halloween”に続き“Dr. Stein”、“Rise and Fall”、“March of Time”
名曲を次々と連発、守護神伝2枚アホみたいに 聴きまくっていた過去を思い出し
エモい気分になっちまうな(笑)。“Halloween”ではサウスパーク風のキャラクターが
スクリーンに映されコミカルさを放っていたが、途中マニュピレーターが誤ってマウスを
動かしちまった
か何かで映っちゃいけないウィンドゥとか映ってたのはご愛嬌か!?(笑)
KKKとかヒトラーを模したキャラクターがブラックさを演出する“Rise and Fall”
映像が個人的に 一番気に入ったな(笑)。この映像どこかで公開して欲しいのう・・・!(笑)

初期曲のみならず、カイ脱退以降、デリス加入以降のナンバーも交えており、最近の曲では
“Are You Metal?”が チョイス、こうやって聴くとデリス以降は結構シリアス寄り
印象があるだろうか!? “Perfect Gentleman”ではデリスとキスクが互いにおどけつつ
コール&レスポンス
を繰り広げ、“Forever And One”はツインVoで花道に椅子が置かれ、
ちょいアコースティックセッション風でウェットさを演出、そしてお待ちかねのカイ・ハンセンが
Voを務める最初期曲メドレー
の 時間である!“Starlight”、“Ride The Sky”、“Judas”、
そして“Heavy Metal (Is the Law)”の メドレーで、流石にカイのVoはGAMMA RAYでも
新たに専任シンガーを迎えた程なんで相当に荒く、このセクションは懐メロ感が強烈に
漂っていたんだが、それでも本家の声で本家の曲を聴けるのは素晴らしい体験であったわい!
Heavy Metal (Is the Law)の シンガロングはやはり大盛り上がりだったな・・・!

さらにドラムソロのセクションでは今は亡き名ドラマー、インゴ・シュヴィヒテンバーグ
当時の映像が 流され、映像内のドラムソロに合わせて現ドラマー、ダニ・ルブレがプレイするという
熱いサプライズが 展開、そしてライヴは後半に差し掛かり、“Sole Survivor”、“Power”
デリス以降の キラーチューンも楽しめ、本編ラストはカイも再び リードVoを披露する
超名曲“How Many Tears”
だ! 反戦をテーマにした曲で、 悪の指導者が民衆の
暮らしを脅かす
という点ではまさしく 今の日本にとっても タイムリーなナンバーだろう!
自身のソロプロジェクトでは リードVoをしている サシャ・ゲルストナーによる、やけに 美声な
バッキングVo
隠れた聴き所と言えよう・・・!

そしてアンコールではようやくのお待ちかね、 バンド代表曲にして HM/HRシーンを代表する
超キラーチューン“Eagle Fly Free”
マイケル・キスクのVoで聴ける時がやってきた!
アンディ・デリスもライヴで必ず歌うが、 キー下げる上にVoメロ勝手に変えやがるのに
イラついてきたファンの 溜飲を下げるパフォーマンス、そしてさらにタイトルチューンの
プログレッシヴな大作 “Keeper of the Seven Keys”もキスクのVoで堪能!この場はまさしく
マイケル・キスクの聖域!他の誰も入っては来れない、 彼だけの世界だと声を大にして
言いたくなるな・・・!さらに今回のリユニオンで 特別に作られた新曲“Pumpkins United”
プレイされ、どことなく “Kill The King”なAメロにHELLOWEENらしい キャッチーなサビを堪能、
そしてラストは今現在でも定番の “Future World”、“I Want Out”で閉めとなり、後者では
巨大パンプキン風船が無数に舞い、シリアスなだけでは無い、 コミカルでハッピーな
HM/HRの魅力
というものが存分に伝わって来たわい!


世間は 腐敗政府への怒りで燃え上がっているが、この場にいた 俺達メタラーだけは
非常に ハッピーでポジティヴな気分になれた 好リユニオンライヴであった!
計3時間に及ぶ長丁場で 心地良い疲労感と達成感に満たされまくりじゃ!
勿論 「ただの懐メロ大会じゃねぇか」とか、 「所詮カネ儲けのためだろ」とかの
意見も出てくるだろうし、 それらも間違いでは無いんだが、それでもこういうのは
楽しんだ者勝ちである!実際彼等も いい年だし、 10年後マイケル・キスクが
今みたいなハイトーンで歌えるかどうか
と言ったら判らんぞ!?このリユニオンは
まさしく このタイミングこそ正解だったと言いたいがどうだろうか!?










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