鼓太蝋







"Karm:d"




日本の宅録ミュージシャンのマキシシングル。


“上海アリス幻楽団”の曲をメタルアレンジするプロジェクト“C-CLAYS”のフルアルバム
“月華繚乱 〜GEKKA RYOURAN〜”と同時期にリリースされたシングルだが
本作はC-CLAYS名義ではなく鼓太蝋なる中心人物のソロ名義で、ここでは
オリジナル曲をプレイしているが5曲中2曲がかつてC-CLAYSのアルバム“東方雪花 〜East dawn〜”に
収録された曲で、今回新たにヴォーカル入りでリレコーディングされている・・・!

バンド(といっても一人だが)名義の時はおもにインスト曲でギターを
プレイしているが本職はヴォーカルらしい。どおりで
ギターが簡単なプレイしかしないわけだ・・・!どうやらインディーズシーンで
活動しているらしい。スタイルからいってヴィジュアル系だろうな・・・。
力量は(V系としては)まぁまぁ。ファルセットで声量が一気に無くなる所などはまだまだだが
変な癖もなく聴きやすいといえば聴きやすいだろう。

本作は5曲入りのマキシで、3曲がオリジナル曲で2曲が上記したよう
過去のアルバムの再録だ。全てヴォーカル入りで音楽的にはバンド名義と同じくメタリックな
ギターによるバッキング、キラキラいう打ち込みシンセが聴けるヴィジュアル系メタル
言えるだろう・・・しかしC-CLAYS名義のアルバムはキラキラメロスピスタイルなのだが
本作で聴けるオリジナル曲はこれといって差しさわりのないポップな
典型的V系ロック
にメタルなリフとキラキラシンセを入れたスタイルで
正直言ってあまり面白くない・・・!いまさらルナシーや
初期黒夢のような曲
聴かされてもねぇ・・・!どうやら本作をメタラーにアピールしたいらしいが
メタラーこれ聴いたら詐欺だと思うだろうなぁ・・・!
それこそファイナルファンタジー買ってきて家帰って
やり始めたらSM調教師 瞳だったってなカンジだ(爆)。


ただ過去の再録である4曲目“Mystic Moon”は様式美色濃いメロスピになっており
メタラーも激しく悶絶できるであろう!まぁヴォーカルはV系なのだが・・・!
まるでメロスピ化したMoi dix Moisというか、
ギターソロの無いHIZAKIのようだ(笑)。
5曲目はバラード風のスローな曲。これはまぁまぁかな。


メタラーにはオススメできないがもしV系が聴けるなら4曲目のためだけに・・・というのもやや微妙だろう。
同時に出た“月華繚乱 〜GEKKA RYOURAN〜”のほうが
オススメだ。
ヴィジュアル系が好きなら聴いてみてもいいかも。






満足度 60% お気に入り曲 Mystic Moon







"〜la'tem〜"




日本のV系寄りメタルミュージシャンのフルアルバム。


イタリアンプログレ、QUELLA VECCHIA LOCANDAの1stアルバムを
思わせるジャケ
が印象的な本作、有難い事にうちのサイトと相互リンクしてくれている
ナイスガイ鼓太蝋氏が新たに発表したフルアルバムで、今回は全て
オリジナル曲で構成されておりこれでようやく彼の真のポテンシャルが
垣間見れる
と言うわけである・・・!

音楽的には前シングルの流れを汲むヴィジュアル系スタイルのメロディアスな
ハードロック
で、こういう音を好むのはメタラーではなくV系の・・・音楽よりも
バンドマンにしか興味を示さないバンギャではなく、ちゃんと音楽を聴いて良し悪しを
判断する音楽ファンだと思う。基本V系ながらメロディー、アレンジ等
しっかりしているぞ!
前シングルよりクオリティーが向上しており
この手のヴォーカル、楽曲が聴ける哀メロ派のメタラーなら楽しめるだろう。
ヴォーカルは弱いものの安定している。どこかあさきっぽいかもしれん!?
プロダクションは悪めだがまぁこれはしょうがない。

だがしかし!俺は何だかんだでメタラー・・・クサメタラーである!そんな俺が
本作で最も気に入ったのは他でもない、2曲目“D.I.S.”、3曲目“GATE V”、そして
9曲目“ペルソナ”だ!これら3曲は彼が参加している別プロジェクト“C-CLAYS”の
流れを汲む様式美悶絶チューンなのである!(笑)
チャーチオルガン、チェンバロ、そして独特のキラキラピアノが乱舞し
クサメロを纏い爆走、RAPHAELやMoi dix Mois、HIZAKI、Jeniva等と言った
ヴォーカルだけV系メロスピ、クサメタルの系譜に位置するキラーチューンで
大満足だ!“D.I.S.”はHIZAKI髣髴のチャーチオルガンがクラシカルさを演出し
透明感のあるピアノ、チェンバロが効果的に使われ泣きのメロディーを放ち疾走!
“GATE V”はイントロから妖しいシンセ、ギターリフがダークさ、アグレッションを増加させ
Moi dix Moisのような雰囲気を放っている!ブラスト直前で突っ走る
アルバム中最速曲と言えるだろう!かなりツボだ!!デス声・・・というかシャウトは
無い
が語尾にそれっぽさが現れるな。“ペルソナ”はメロスピ的な疾走パートこそブリッジのみ
あとはミドル〜アップテンポだがイントロ、アウトロで聴けるチェンバロ等たまらなく
クサくて良い(笑)。
間奏のピアノソロもたまらん!どこか北欧的な透明感、
冷気
も感じさせこれらの曲はV系ヴォーカルが聴けるメタラーなら満足できるであろう!

まぁこれら以外はみんなV系寄りの楽曲なのだがメロディー、アレンジ等上でも書いたが
良い出来でどこか北欧メタルを思わせる透明感を放つシンセが聴ける。
個人的には泣きのギターソロがもっと欲しかったとか思うなぁ・・・。
値段も非常にリーズナブルタイトル曲1曲とそのカラオケ
ヴァージョンしか入っていないシングルにDVDつけて
2000円以上取る多くのV系バンドに見習って欲しいぞ(爆)。

だいたいフルアルバム3500円って何だよ!!(怒)


話がそれたがあくまでHR/HMではなく、メロスピ曲の入ったハードロック寄りの
ヴィジュアル系
と言ったほうが通りが良いアルバムだろう。個人的に次作は
2、3曲目みたいな曲中心で攻めてきたら最高に嬉しいのだが・・・!(笑)



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満足度 79% お気に入り曲 D.I.S.、GATE V、ペルソナ







"闇深祭 〜darkness illusion〜"




日本のメタルミュージシャンの2ndアルバム。


これまでC-CLAYSで上海アリス幻樂団の楽曲をメタルアレンジして
発表してきた鼓太蝋氏だが最近はC-CLAYSにその他ジャンルのミュージシャンが
参加
するようになり結果ソロミュージシャンとしての道を選択、
カヴァーではないオリジナル曲で構成されたアルバムをリリースしたが
2ndフルにあたる今回は原点回帰とでも言わんばかりにオールインスト
上海アリス幻樂団カヴァーで勝負してきたぞ!この手のカヴァーはシーンに腐るほど
溢れかえっている
が彼のアレンジはメタルカヴァーとしてはトップに位置する
クオリティー
を持っている!飽和状態のシーンに
本作で止めを刺せるのか!?
実に見物である・・・!

1曲目は彼お得意のピアノとアコギで始まりシンセとギターが顔を出す
どこかプログレ的な雰囲気を醸し出す曲。やがてツインリードの叙情的な
フレーズ
が入り劇的さが増強されていくぞ。2曲目はプロダクションは軽いものの
へヴィなリフが登場しドリームシアターやシンフォニーXを思わせるプログレメタル的な
展開
を見せる!そして有名な童謡フレーズの後キラキラシンセを纏いメロスピ的に疾走!
ツインリードは滅茶苦茶クサいぞ!たまらんわい!!ハモンドも導入され
プログレ、様式美風味をさらに演出!打ち込みながら躍動感溢れるドラムも流石だ!
3曲目はシンセと唸るベースで始まりこれまたプログレナイズドされた
音作り
である。クラシカルな速弾きピアノソロがカッコいい!
勇壮なツインリードも熱いな!リフが埋もれてしまっている感もあるが
元々リフをガッツリ聴かせるタイプではないのでまぁしょうがない。
4曲目もクラシカルなピアノがイントロで聴け、あのマーク・ボールズや
ボン・ジョヴィもカヴァー
した(!?)日本の有名な“さくらさくら”
フレーズが顔を出しこれまたプログレ的な変拍子リズムが登場、その後は
バラードの雰囲気を出すぞ。5曲目はイントロからシンセが舞い
疾走するもこれまたどこかプログレ的な雰囲気を持った曲だ。
ピアノが主旋律を奏でるアレンジは独特なものだ。6曲目は
アグレッシヴなイントロに始まりキラキラシンセと勇壮なリードギター
登場、やがてピアノのパートになるも再び熱くクサいギターが登場し
曲を盛り上げる!プログレ色濃い本作のなかではストレートな曲だろう。
7曲目はリリカルなピアノで始まりメロスピ的に疾走する曲だ!
ピアノが奏でる中華クサメロがインパクト大である!泣きのギターソロも悪くない。
8曲目はピアノとアコギで始まり叙情的な泣きのギターが聴けるバラード曲。
どこかクラシカルな雰囲気があり良いな。9曲目もクラシカルなピアノに始まり
アップテンポで哀愁漂うギターが聴ける曲。


終始キラキラと舞うピアノがクサメタル心を刺激するも全体的には
プログレメタル的なアレンジが施されておりそっち側のメタラーに受けるだろう。
まぁギター、ベース以外は打ち込みだしギターもテクニカルな事は
一切やっていない
のだがロック、メタルは技巧ではないのだ!
リフが軽くあまり練られていない印象を受けるメタラーもいるだろうが
シンセ、ピアノを目立たせるためあえてそういうアレンジにしているのでは
なかろうか!?彼が1人で参加していた頃のC-CLAYSが好きな人および
メロディー重視のプログレメタル、キラキラ音が好きなクサメタラーに
オススメする!クオリティーは高いぞ!



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満足度 86% お気に入り曲 シンデレラケージ Kagome-Kagome、
永夜の報い imperishable Night、ネクロファンタジア、
千年幻想郷 History of the Moon







"真遠の夜"




日本のメタルミュージシャンの3rdアルバム。


去年の大晦日に催された世間的にはエロまんがまつり、メタラー的には
インディーズロック祭り“コミックマーケット”にて
彼の好意により何と無料で譲って頂けた1枚である!こっちは
買う気マンマンだったが実にあり難い!だがだからといって
贔屓目なレビューはせず普段どおり感じたことを生のままに語りつくそう!
本作は彼の3作目に当たるフルアルバムだが本作も前作同様
上海アリス幻樂団のカヴァーとなっておりカヴァーアルバムとしては
2枚目となる。曲調は従来と変わらずメロスピとプログレメタルを
合わせた
ようなバンドサウンドにキラキラ輝くピアノ、チェンバロなどの
キーボード類が光を放つお馴染みのアレンジとなっており彼のファンなら
本作も迷わず楽しめる1枚となっているぞ!

1曲目のイントロからいきなりキラキラ始まりチャーチオルガン、
お得意のピアノも聴け様式美的雰囲気を放ちシンフォニックに疾走!
プログレ的なリフも顔を出し叙情的なリードギターが聴けるぞ!
プログレッシヴな変拍子リフ後にはピアノ、そして壮麗な
ストリングス
が現れ実に凝ったアレンジが堪能できるぞ!
2曲目もプログレッシヴながら様式美的なシンフォニックさ
持つ疾走曲だ!チェンバロ、ピアノの調べがクサメタラーの
琴線に触れまくるわい!その後の泣きまくりツインリード
ツボだ(笑)。メロスピ的疾走感も良いな!3曲目は琴みたいな
音に始まりX JAPANの“Rusty Nail”みたいな明るめの
アップテンポリフが聴ける曲。やはりキラキラしたシンセ、
曲調の合わせた明るめのリードギターが実に良いのう・・・!
途中やはりRusty Nailみたいなシンフォパートが登場するぞ(笑)。
4、5曲目は繋がっており3曲目とはうってかわってダークな
雰囲気
に満ちたアレンジで始まり様式美的雰囲気と相まって
荘厳かつゴシカルなカンジとなっているがその後すぐに穏やかなギター
聴けるプログレッシヴなパートになるぞ。プログレメタルと言うよりは
70年代プログレ、80年代のポンプロックみたいな要素があると
感じられたのは俺だけだろうか!?6曲目もプログレ色が濃いが
こっちはプログレメタル色が濃いアレンジとなっている。
テクニカルなリフが良いな!その後のピアノ、ギターが叙情性を
引き出す凝ったアレンジも聴き所だぞ!7曲目はポップとも言える
明るさ
があるがそれと同時にメタル的リズムを持っている。
ツインリード、ピアノがやはり魅力的だな!後半は明るく疾走するぞ!
8曲目はピアノとチャーチオルガンに始まる様式美プログレメタルだ!
途中顔を出すピアノ、アコギが実に叙情的である。その後の疾走パートで
聴けるツインリードも熱いぞ!そしてチェンバロとへヴィリフが聴ける
クサモッシュパートも登場!(爆)9曲目は流れるような流麗なピアノに始まり
疾走するピアノメロスピとなる!途中ベースソロも登場しその後のギターソロも
メロディーを丁寧になぞるプレイでリズム、アレンジ面はプログレメタルなれど
技巧をひけらかすシュレッドプレイが無いのは好感が持てるな。
まぁ物足りなさもあるけど(笑)。そしてチャーチオルガンがクラシカルな
メロディー
を奏でる荘厳なパートになって終了する。10曲目はイントロからクサめの
ツインリード
で始まりお馴染みのピアノ、そして叙情的リードギターが聴けるぞ!サビにあたる
メロディーはツインリード大仰かつ上海アリス幻樂団特有のクサメロ
奏でる!途中またピアノとアコギのパートが顔を出し曲は壮大に盛り上がっていく!
ボートラ扱いの11曲目はC-CLAYSの“GROUND ZERO”に提供した曲で
チャーチオルガン、ピアノで始まりキラキラチェンバロと共に叩きつけるような
リフ
が聴けそして疾走するストレートなメロスピとなる!この曲が最も疾走しており
クサメタラーには一番ウケがいいものだと思われる!?ツインリードも熱いぞ!
やっぱ俺はこういう曲調に弱いわ・・・!(笑)途中メロウなパートを挟み
再び疾走!このツインリードはどこかXを思い出すな・・・!

メロスピ的疾走感、様式美シンフォメタルのキラキラ加減、
曲にフックを持たせる適度なプログレ要素が実にセンス良く
機能
しているわい!過去のアルバムと比べてプロダクション等
確実に進化してきているのが見て取れるな。今回リフに力を
入れている
ように感じられたな。プログレメタル曲において
テクニカルなフレージングが多く見受けられたぞ!
だがそれゆえに終始疾走しまくっているわけではなくメロスピ的
疾走パートがあってもその後すぐにテンポチェンジが頻繁に起こるのは
ストレートなメロスピを求めるクサメタラーにとっては意見が
分かれるところ
かもしれんな。個人的にはこの凝りまくったアレンジ
楽曲にあっており十分に楽しめたがな!


シーンに雨後のタケノコの如く溢れ出ている上海アリス幻樂団カヴァー、
玉石混合のバンド群がひしめき合っているが初心者、メタラーが
安心して手を出せるアルバムのうちの1枚だと胸を張って言える
クオリティーがあるぞ!才能の無いバンドは消えるが運命なれど
彼は生き残れるミュージシャンのうちの1人だろう!
だがそろそろ彼のオリジナル曲、ヴォーカルも聴きたいのう・・・!



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満足度 87% お気に入り曲 Bloody Night、Lunatic、
The String of Dolls、Dream War、For dear Moon、
The Elements







"風の音塊 〜道中編〜"




日本のメタルミュージシャンの新たなカヴァーアルバム。


独特の響きを持つピアノが流麗様式美プログレメタル
プレイするミュージシャンの上海アリス幻樂団カヴァーとしては
3作目のアルバムで、音楽的には以前と変わらない時にメロスピ、
特にプログレハード
の様相を醸し出す様式美ピアノメタル
本作も従来どおりクオリティーの高い楽曲を提供、猫も杓子も
カヴァーしまくりですっかりインディーズシーンのバビロンとして
良くも悪くも根付いた感のあるこのジャンルの中でも
頭一つ抜きん出た印象があるな・・・!

クラシカルで叙情的なイントロから期待を煽りそれに続く2曲目は
チェンバロがキラキラいうメロスピである!彼特有の美しい
ピアノの音色
も健在で上海アリス幻樂団カヴァーの中でも一際輝く
その実力のほどがうかがい知れよう・・・!3曲目もサビにあたる
部分など爆走しまくりだがプログレッシヴなパートもある。
ギターのリードソロも良いな。4曲目はピアノやギター等特に
メロディーが重視されたようなアレンジで疾走メロスピではないが
クサメタラーにも受けるだろう。チェンバロとピアノ、チャーチオルガンが
クラシカルに絡むパートは実に様式美的でたまらんのう!5曲目は
ピアノと泣きのギターが印象的なバラード系の曲でメタル要素は
少ないが普通にいい曲だな。6曲目は珍しくハードロック調の
ワイルドなリフ
に華麗なピアノが乗り変拍子に続きダークな雰囲気
共にギターがメロディーを奏でる珍しい曲調だ。7曲目はイントロから
チェンバロとピアノが暴れ疾走!クラシカルなメロディーを奏でる
ピアノ、ツインリードがクサメタラーの琴線に触れること必至
本作中特に光を放つキラーチューンである!そして間奏はいきなり
プログレになるぞ!8曲目は和風かつポップな叙情メロ
上海アリス幻樂団らしい曲。ギターソロでは明るいメロディー
奏でつつも疾走しジャーマンメタルの雰囲気もある。
9曲目は物悲しいピアノオーヴァーダブされたギター
メロウさを放つバラード的な曲。10曲目はチャーチオルガン
トレモロを弾くギターで始まり緊迫した雰囲気で疾走、ピアノと
ギターがプログレッシヴに絡み合い様々なテンポで展開する
ドラマティックな様式美プログレメタルである!


本作以前にも何枚もカヴァーアルバムをリリースしているが
やはり独特の流麗なピアノを聴かせる華麗なメタルは健在で
実に楽しめるがやはり個人的に上海アリス幻樂団カヴァーは
飽きが来てしまっているためにメロディーに関してはもう
お腹いっぱいの感があるな・・・!まぁそんな俺みたいな
リスナーには同時にリリースされた2ndオリジナルアルバム
うってつけなのだが、上海アリス幻樂団を知らない人、もしくは
そのカヴァーを今まさに求めているリスナーにはオススメであると
言えるだろう!流麗極まるアレンジに反してギターリフが弱いという
欠点もあるが音圧的にもそこまで硬派なメタルではなくあくまで
流麗さ、華麗なメロディーを主軸にしたアレンジが特徴なので
個人的にはさほど気になるほどではない。需要過多で玉石混合
シーンだが彼は本物といえるミュージシャンの一人なのだ!



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満足度 85% お気に入り曲 God of Misery、Hide and Seek、
Pray for、Night Festival







"Live in the nightmare"




日本のメタルミュージシャンの2ndオリジナルアルバム。


ヴィジュアル系スタイルの、線が細いながらもエモーショナルな
ヴォーカルスキル
を持ちつつもあえてそれは披露せずこれまでインストの
上海アリス幻樂団カヴァー
を主体とし質の高いメタルサウンド
提供してきた鼓太蝋氏が満を持して放つオリジナルアルバムである!
過去にシングル、フルアルバムそれぞれ1枚ずつオリジナルを
プレイしたことがあるがその頃は良くも悪くもノーマルなV系ロック
スタイルを踏襲しておりメタラーにはあまりウケがよろしくなかった
感があるのだが、本作はそれを踏まえたのかどうかは知らんが
方向性を統一、プログレッシヴな風味を持った様式美V系メタル
なっているぞ!ちなみに本作はコンセプトアルバム扱いである。

雷SEとピアノによるイントロに続く2曲目はチャーチオルガン、チェンバロ、
ストリングス
というクサメタラーが愛してやまねぇクサクサ楽器で始まり
様式美的なヴィジュアル系メタルを展開する!ヴォーカルはパワー的には
弱い
が音を外す事は無く魅力的な歌唱を披露してくれメロディーも良いな。
間奏のシンフォさはMoi dix Moisファンにはたまらんだろう!そのまま
繋がる3曲目はフルート風のシンセ重ね録りギターで始まるどこか
プログレッシヴな質感を持った様式美V系ハードロックでJanne Da Arc
近い雰囲気があるな。途中でチャーチオルガンをバックに疾走し
サビはピアノと共にクサメロを放つぞ!ソロパートのプログレ要素
Janne Da Arc的といえるだろう。変拍子に乗るシンセソロは完全に
プログレメタルである!4曲目はリリカルなシンセに始まり幾分ダークな
印象
を放つプログレ的なアレンジのインスト小曲でそのままチャーチオルガンと
ストリングスで繋がる5曲目は静かな出だしだがこれまた様式美的雰囲気
厳粛かつホーリーな雰囲気を演出するスローチューン。鐘の音と
オーバーダブされたギターも印象的である。ピアノが舞う間奏はやはり
様式美プログレってな感じだ。6曲目はピアノが印象的なバラード。
ヴォーカルが魅力的だから曲も映えるな・・・!7曲目は様式美的に
疾走
しつつもプログレッシヴな雰囲気が印象的なイントロに始まり
ジャーマン的な明るさ、メロが聴けるメロスピとなる!サビはかなり
クサく満足だ!
8曲目はクラシカルなストリングスが聴ける
インスト。ギターもネオクラシカルなフレーズを聴かせてくれるぞ!
9曲目はピアノによる繋ぎ的インストで10曲目もピアノで始まり
どこかキャッチーで物悲しいフレーズを奏でシンセ、ギターが
プログレ的雰囲気を醸し出しそして疾走!チャーチオルガンが
アグレッシヴに舞い踊りMoi dix Moisを思わせるがブラックメタル的と
いうわけではない。ギターソロはAIONの名曲“愛音 〜AION〜”
思い出すな。後半のオルゴール音は面白いがやや長く蛇足かもしれん・・・!?
11曲目はアコギとハープ音によるクラシカルなバラード。ヴォーカルが
クサいメロを歌いシンフォニックに盛り上がりバンドサウンドも登場、
メロディー自体はXの“Love Replica”風ありがちだがそこが良い(笑)。
そして途中で疾走しギターソロが聴けるぞ!そしてその後は再び
ハープ音になり急に明るく開けた雰囲気になるのがいかにも
コンセプトアルバム
って感じだ。MARGE LITCHもこんなんだったな確か(笑)。
実にシアトリカルである!


これまでの上海アリス幻樂団カヴァーと比べて意外とアレンジが
地味に感じられてしまう
箇所もあったのだが得意のピアノと
バンドサウンドの絡み
や様式美サウンド、クサクサフレーズに
エモーショナルなヴォーカルは非常に良く十分以上に楽しめたぞ!
待ってましたのオリジナルアルバムである!個人的に
上海アリス幻樂団カヴァーに飽きてしまっている俺としては
これからはオリジナルを中心にしてもらいたいと思ってしまうが
どうだろうか!?Moi dix Mois、RAPHAEL、VERSAILLES等といった
ヴィジュアル系クサメタルが好きなメタラーにオススメの1枚だ!



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満足度 88% お気に入り曲 eyes of glass、curse of blood、
Demon's tear、Ten、nightmare







"風の音塊 〜ボス編〜"




日本のメタルミュージシャンの4作目に当たるカヴァーアルバム。


上海アリス幻樂団カヴァーを基本としつつもオリジナル曲
統一されたアルバムもリリースし独特のピアノプログレ様式美
メタルサウンド
が高い評価を得る鼓太蝋氏の新たなアルバムは
再び上海アリス幻樂団カヴァーに立ち戻り得意の煌びやかで流麗な
プログレメロスピ
を聴かせてくれるぞ!

1曲目から早速ハモンドと得意の光り輝くシンセ、そして
プログレッシヴなアレンジが施されたしなやかなバンドサウンドが
登場する!途中ドラマティックなシンセが複雑に絡み合い
リードギターも叙情的なフレーズを聴かせてくれるぞ。
2曲目はメロスピ的な疾走感を持ちピアノもバックでキラキラ舞い
勇壮なリードギター、プログレッシヴなハモンドが複雑な
フレージング
を奏でピアノもクサいメロディーをプレイする!
途中のベースソロも面白いな。3曲目もどプログレなイントロ
始まりつつもシリアスな雰囲気で疾走する!他の曲よりも
プログレ要素が濃いな。4曲目はシャッフルリズムでピアノが舞うも
そこまでジャジーな雰囲気がないのはアレンジの妙だろうか!?
フレージング回しはそれっぽいが・・・。5曲目はシンフォニックさ
放ちドラマティックに疾走するメロスピ寄りの曲だ!ギターも
劇的なフレーズを弾きプログレッシヴな雰囲気を出しつつも
クサメタラー向けである!6曲目は様式美臭ムンムンのクッサイ
チャーチオルガンが聴ける繋ぎの小曲で7曲目は様式美プログレ
様相を醸し出し疾走開始!途中オルガンがプログレッシヴな
フレーズを見せドラムも暴れ倒すぞ!8曲目はしなやかなで流麗な
アレンジがメロディー重視のプログレハードを思わせてくれるな。
カオティックなオルガン、複雑なドラムに美しいメロディーを奏でる
ピアノ、アコギも登場し叙情派プログレと呼ばれるスタイルの中でも
特に日本人好みの曲調であろう!ちなみに6、7、8曲目は組曲形式
なっている。9曲目はピアノがキャッチーなフレーズを聴かせてくれる
わりかし判りやすいプログレハードだ。


これまでになくテクニカルなアレンジが施され独特のピアノプログレ
様式美メタル
として完成の域に到達してきた感があるな!
ピアノやシンセの複雑な絡みはコンポーザー、アレンジャーから
見ても興味深いかも知れん・・・!まぁやはり俺はオリジナル
アルバムの方が魅力的に感じるんだがキャリアもこのシーンの
ミュージシャンとしてはなかなか長く上海アリス幻樂団カヴァーの
中では高品質の部類である!



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満足度 84% お気に入り曲 Dark side of Light、Sin、
Introductory chapter、Agency of Providence、Dimension interstice







"Birth of Fire"




日本のメタルミュージシャンの過去の曲をヴォーカル入りでリレコーディングしたベストアルバム。


かつてC-CLAYSにて上海アリス幻樂団カヴァー曲をプレイし
今はソロ名義でカヴァーとオリジナル双方で実力を発揮、
キャリアも長くベテランの域に足を踏み入れつつある鼓太蝋氏だが
本作はC-CLAYS時代のカヴァー曲を集めたベスト盤で、しかも
全曲リレコーディング、リアレンジされその上ヴォーカル入り
なっておりピアノやチェンバロ等といったシンセが煌びやかさ
演出する疾走チューンからハモンドやタイトなバンドサウンドが
聴けるプログレッシヴな感性を纏ったダークな曲まで彼の持ち味が
フルに発揮されたアルバムとなっているぞ!クサメタラーのみならず
V系スタイルのヴォーカルなのでそっち側のファンも楽しめよう!

1曲目から早速クサさを感じさせるツインリードにハモンドが登場し
疾走開始!どこか様式美的な雰囲気を感じさせピアノやチェンバロ系の
キラキラしたシンセも舞い踊り間奏はプログレ的なアレンジになるぞ!
2曲目はベースが唸りプログレッシヴさ満点のイントロで幕を開け
ダークでテクニカルな印象を感じさせそれなりにモダンさもあるな。
3曲目はギターとシンセが派手に飛び交いオルガン音とともに疾走する
シンフォニックな様式美メロパワ系の曲でやはりソロパートは
プログレ要素が前面に押し出されるがその後のピアノ、泣きのギターは
一転して実にエモーショナルである!4曲目はバラード的な雰囲気漂う
スローチューンだがバックのアレンジからはやはりプログレ要素が
感じられるのう・・・!5曲目は再び登場の疾走メロスピチューン
派手に暴れるシンセ、叙情的なツインリードがクサメタラーの
ガッツポーズを誘い
リフもキッチリ練られておりアレンジも多少の
プログレさを取り入れソロパートはもろだがクサメタラーを
ダレさせない程よい長さでフックとなっているな。6曲目は
ヴォーカルパートで楽器が引っ込みどちらかといえばV系寄りの
アレンジ
が目立つ曲でギターよりもシンセが目立っている感じだ。
7曲目もV系に近いがバンドサウンドはプログレの雰囲気を持ち
ハモンドが舞うブリッジ、サビは実にクサいぞ!8曲目は
まさに平安京メタルと形容したくなるサビで始まるヴォーカルの流麗さ
インパクトを放つもAメロは若干地味でブリッジはバックのギターが
印象的でそしてサビは疾走!ギターソロはこれまでのようなプログレさが
無くストレートにクサいフレーズを聴かせてくれるぞ!
9曲目はピアノのアルペジオがクラシカルさを感じさせる
物静かな叙情性を持ったバラード系のアレンジとなり
アコギも登場する。メロディーはやはりクサく切々と歌い上げるヴォーカルも良い!


かつては煌びやかで壮麗なシンセアレンジとは裏腹にリフの
弱さ
が指摘されてきたりもしていたがそれも今や過去の話と
一蹴できる
タイトなバンドサウンドが楽しめるぞ!間奏で顔を出す
適度な長さのプログレアレンジも曲を引き立てる効果を
持っており聴き手を惹きつけるフックとして機能している!
V系ヴォーカルは声量こそ弱いものの味があり華麗さを放つ楽曲に
マッチしており声を張り上げるメタルシンガーだとこの繊細さを
壊してしまいそう
な雰囲気を持っているな。上海アリス幻樂団カヴァーのみならず
様式美メタルスタイルのヴィジュアル系として聴いても
やはり質の高い1枚である!今後もヴォーカル曲を
主体にしてもらいたい
ものじゃ!




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満足度 86% お気に入り曲 亡き王女の為のセプテット、
向こう側の月、シンデレラケージ 〜Kagome-Kagome、
天狗が見ている 〜 Black Eyes、風神少女







"Gohst dignity"




日本のメタルミュージシャンの最新ミニアルバム。


シンガーでありながらその喉を披露することはあまり無く
もっぱらインストプログレッシヴな感性を持った
しなやかなHR/HMを聴かせてくれる鼓太蝋氏による新たな
ミニアルバムである!ごくたまにオリジナルも発表し
俺みたいなリスナーを喜ばせてくれるが基本はやはり
上海アリス幻樂団カヴァー、所謂東方アレンジが主体で
本作も例に漏れず最近の上海アリス幻樂団チューン
取り扱ったインストとなっているぞ。

ミステリアスなシンセで始まる1曲目はピアノやハモンドも
登場し妖しい雰囲気を保ったプログレメタル系のアレンジで
ピアノ、アコギの音色も印象的だがイントロ扱いなのか
長くは無く続く2曲目はピアノ、重ねられたギターが
叙情的な雰囲気を放ちハモンドと共に疾走、リフはどこか
Xっぽいがシンセワークは彼独特のものだ。そしてギターが
オールドスクール歌謡曲風ダサくもクサいフレーズを
奏で最近の国産オルタナ勢と同じようなフィーリングを
感じさせるのう・・・!リードソロ、アコギとピアノの
パートも印象的だな。3曲目は最近よく聴くようになった
クラシカルな感性を持ったクサメロを聴かせる様式美メタル
勇壮なギターも登場、ハモンド、ピアノ、チェンバロも
華麗に舞いプログレでありつつメロスピ的な質感
持ち合わせているぞ!4、5曲目は過去曲のリメイク
ようで前者はプログレハード風味が前面に押し出されているが
曲展開自体はシンプルで特に複雑な変拍子は無いな。
後者はいかにも和なクサフレーズがピアノで奏でられる
上海アリス幻樂団らしい曲である!


キーボード多様で煌びやかさを感じさせる、曲展開に凝った
それほど技巧には走っていないプログレメタルを基本とし
そこに上海アリス幻樂団特有のクサメロ、メロスピ的な
疾走感
を感じさせるアレンジはやはりセンス良く
曲数の少ないミニとはいえ彼のファンなら十分満足できる
仕上がりになっているのう・・・!アレンジ能力も向上して
いるようだし、またそろそろ彼のオリジナルが聴いてみたい
思っているのは俺だけでは無かろう!




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満足度 80% お気に入り曲 暗闇の風穴、少女さとり 〜3rd eye







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