Krik/Krak







"SETTE COLORI"




日本の初期Sound Horizonフォロワーによるフルアルバム。


これまた普段から参考にしているレビューサイトで絶賛されていたので
もれなくゲットした一品だ!どうやらAramary在籍時のSound Horizonから
絶大な影響を受けているようでAramary脱退以降のサンホラは認めず、
もはやあの頃の楽曲を聴く事が出来ないというのならば自分達で
生み出そう
DIY精神を発揮して結成したらしい!初期CARCASS
再現するために結成された医学者集団The County Medical Examiners
同質の精神性を持っているのだろうか!?(爆)たしかに今のサンホラは
初期の頃にあった退廃したゴシカルさ、神秘的な雰囲気
無くなっている(セルアウトしたとも言う)からなぁ・・・!

基本は民謡的サウンドでメタル、ロック色は無い。向こうにある
メタル、プログレの要素は持ち込まなかったのかどうかは知らんが
その分霜月はるかに近いスタイルを持っているといえるだろう。ヴォーカルは
女性によるツインで技術的にはまだアマっぽさがありつつも聴き易く健闘しているな。
もちろんメロディーはもの凄くクサくバックのアレンジもしっかりしているぞ!
お約束の語りもある!リリックもサンホラを思わせる言い回しだ。
バックで鳴るストリングスが良いな!コーラスも牧歌的雰囲気
出しているぞ。4曲目は電子音、打ち込みリズムに始まりサビは
メロスピ的疾走に合わせてクサメロを歌い上げる!メタルではないが
この曲はかなりクサメタラーにアピールするであろう!たまらんわい!
曲構成、フレージングからは強烈なサンホラ臭が漂ってくるな・・・!
6曲目もツインリードで始まる本作中数少ないロック色を醸し出した曲。
バックで聴けるピアノも良い!民謡調のメロディはやはりクサく
サビは強烈
だ!ギター、ドラムは打ち込みでアレンジ面も1曲目などのような
民謡曲と違って隙間がありチープさを感じさせるかもしれないが
このクサさは評価できる!!8曲目はうってかわってジャジーな雰囲気
感じられる洒落た曲だ。もちろんこういったスタイルもサンホラは
こなしているのでその影響だろう。9曲目もサンホラっぽさを出しつつも
優美なストリングス、ソプラノVo、透明感あるフレージングが確かな
実力を物語っているな。10曲目はライトでポップな曲調でフレーズの
所々に“<ハジマリ>のクロニクル”インスパイアと思しき
箇所があるのだが気のせいではないだろう(笑)。最後の語りも
そのまんまだな。だが曲のよさは負けていない!

ちなみに本作は2枚組となっているが2枚目のCDはPCで見る
おまけディスクとなっている。様々な要素がこれでもかというほど
詰め込まれており実にサービス満点じゃのう・・・!


メロディーセンス、民謡曲の出来は文句無しだ!ヴォーカルの弱さも
個人的には全然気にならない!当面の課題はロックチューンのアレンジ面だろう。
サンホラだけでなく、サンホラが影響を受けたメタルバンド・・・
RHAPSODYNIGHTWISH等も聴き込んでそこからロック、メタルのアレンジを
学べば無敵になれるポテンシャルを感じさせてくれるぞ!
もろサンホラだ、オリジナリティーが無いという意見も勿論あるだろうが
これは本人達が意図してやってるから問題無しか!?(爆)
バンド結成の経緯をネガティヴなモチベーションであると本人達は言うが
聴くべき音楽が無いならば自分達で産み出そうというDIY精神
まさしくロック、パンクの初期衝動に他ならない!!
六弦アリスがオリジナリティーを出し孤高のクオリティーを手に入れた今、
少女病の“偽典セクサリス”と並んでサンホラフォロワー最右翼
言えるだろう!捨て曲は無く向こうと同様クオリティーは高いぞ!!



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満足度 87% お気に入り曲 目覚める夢の物語 〜Sette Colori〜、
豊饒の酔夢 〜Rosso〜、人魚姫の憂鬱 〜Arancio〜、
万華鏡の悪夢 〜Giallo〜、月下の騎士 〜Azzurro〜、
一番星は孤独に輝く 〜Violetto〜







"Nursery Reymes"




日本のクサクサ民謡プログレユニットのミニアルバム。


先日催されたComic Marketにおける感動的な邂逅(?)も記憶に新しい
女性ヴォーカル2名による国産インディーズユニットの新たなる
ミニアルバムである!初期の、インディーズ時代・・・というか
Aramary在籍時のSound Horizonをこよなく愛していたものの脱退により
微妙に軸がぶれた現在のサンホラのスタイルに納得がいかず、自分たちが
聴くべき音楽が無いのならば自分たちで産み出そう
というDIY精神
最大のモチベーションとなっているためその音楽性は限りなく初期の
サンホラに近いスタイル
を持っており正直言ってフォロワーである。
だがだからといって切り捨てるのは余りにも早計であると言いたくなる、
かなり優れたメロディー構築能力を持っているのだ!

1曲目はリリカルなオルゴール、アコーディオン音が強烈な初期サンホラ臭を
放ちツインVoが登場し叙情性溢れるフレーズを歌いヴァイオリンも聴け
そしてブリッジ、サビのメロディーが実にクサく美しい!そしてお約束の
語り
も登場!やはりAramaryそっくりだな・・・!バックで聴けるコーラスも良いな。
ラストで半音上がるのもクサメタラーのお約束的ツボを突いておりたまらんのう(笑)。
テンポも上がるぞ。ヴォーカルはまだ多少不安定だがメロディーの良さで個人的には目を潰れるレベルだ。
2曲目もオルゴール音、ヴォーカルがクサさを放ちその後のストリングス、
シンセが恐ろしくクサい!このメロディーは若干アレンジされているものの
かの有名クラシック“HALL OF THE MOUNTAIN KING”ではないか!
リッチー・ブラックモアカイ・ハンセンも、APOCALYPTICAもプレイした
フレーズでヴォーカルメロディーもクラシカルでヤバイほどにクサい!
クサすぎるぞ!!こういうタイプのクラシカルさはサンホラには無い
オリジナリティー
だろう。ソプラノで歌い上げるツインVoも上手くなっているな。というか普通の
パートよりもソプラノのほうが安定しているように感じられるのは気のせいだろうか!?
語りのバックはチャーチオルガン風でやはりクサいのう・・・!メタル色は無いが
クサメタラー、ネオクラシカル者が思わず卒倒してしまうほどの
破壊力を秘めたキラーチューンだぞ!3曲目はこれまたサンホラライクな
語りで始まり曲調は穏やかな初期サンホラ風民謡タンゴ(?)である。
もう本家にこういう音は期待できないのでオリジナリティー云々は言わず
素直に楽しもう(笑)。メロディーセンスは確かだからな!フルートソロも良い。
4曲目はソプラノVoが聴けるホーリーな雰囲気を持った聖歌風の曲。
チェンバロ、ストリングス、フィメールクワイアが実に美しい旋律
聴かせてくれるな・・・!語り後の後半に聴けるクワイアが素晴らしいのう・・・!
そしてシークレットトラックでSEに乗せてアカペラ(?)が聴ける。
音を外しているのは意図的だと思われる。


前作“SETTE COLORI”よりもヴォーカル、作曲能力共に成長した
姿を見せてくれる力作である!彼女等のメロディーセンス、決してあの頃の
サンホラに劣っていない!かなりの実力を感じさせる優れたメロディメイカーで
あると言えよう!同じフォロワーの少女病と比べるとレコーディングに費やした
バジェットとかの差で地味に感じられるかも知れぬが実力的には決して引けを
とってはいない!
特に2曲目は全クサメタラーに聴いてもらいたいぞ!



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満足度 84% お気に入り曲 全部。特に“真夜中の紅薔薇”、
“Layon”







"黒い森"




日本のシンフォニック民謡プログレユニットの2ndアルバム。


Aramary在籍時のSound Horizonに激しく影響を受けており
もうあの頃の音が聴けないのならば自分達でやればいいという
強烈なDIY精神で活動する女性シンガー/コンポーザー2人による
ユニットの2ndアルバムである!デビュー作となった1st
“SETTE COLORI”の時点でまだ未熟ながらも大器の片鱗
感じさせるメロディーセンスを披露し続くミニアルバム
“Nursery Reymes”クラシカルな様式美エッセンス
取り入れた超絶クサクサキラーチューンを生み出し我々の
期待値は自然と高まっていったわけだが最新2ndアルバムの
本作はそんな期待を裏切る事は無く初期サンホラの影響
残しつつ恐ろしくクサいメロディー、向上したアレンジ能力
発揮しておりヴォーカルの歌唱力、プロダクションもさらに
クオリティーアップ!
時に民謡、時にプログレ、時に
ミュージカル調、そして時にアップテンポなクサクサチューン
聴け様々なタイプの楽曲が収録されており、またさらに今回
ギターが生となっておりメタル寄りの楽曲における説得力が
増しているぞ!
メタリックな曲は少なく大半が穏やかな
民謡調
なのだが全ての曲が恐ろしくクサい!クサすぎる!

語りとSEのみによるイントロに続く2曲目は壮麗なコーラス
プログレ的なシンセ、バンドサウンド、ヴァイオリンが
シンフォニックに盛り上がるサンホラ直系のクッサイアップテンポ
チューン
でヴォーカルメロディー等凄まじくクサい!コーラスや
バックのアレンジ等打ち込みっぽさは残っているがかなり
向上しており様々な音色が矢継ぎ早に登場相当な練りこみ
感じさせてくれる!3曲目は民謡アレンジが施されセリフも聴ける
穏やかで牧歌的な曲。霜月はるかの流れを汲んだスタイルだな。
ヴォーカルが上手くなっているので説得力もあるわい!4曲目は
アコーディオンの音色語りが半分を占めるバラード系
短い繋ぎ的な曲。やはりメロディーは良く哀愁漂いまくりで
良いな。5曲目はヴァイオリン、語りで始まり勇壮なフレーズ
聴け低音でハスキーに歌う女性Voが珍しくツインVoの様相を
醸し出すミュージカル色濃い曲だ。ラストのコーラスも美しいのう・・・!
6曲目はリリカルさを演出するオルゴール、ピチカート音が聴ける
ファンタジックで穏やかな曲。そしてヴァイオリンが登場し
パッヘルベルのカノンみたいなフレーズを紡ぎ出す!この曲も
明るいながら実にクサいのう・・・!クラシカルなメロディーが
強烈だ!中盤のセリフのバックのアレンジはかなり壮大でその後
チェンバロも登場しこの様式美要素はサンホラにはあんま無いか!?
バンドサウンドも登場し後半はメタリックに疾走我々好みの
曲調となるぞ!
7曲目はヴァイオリン、コーラスがこれまた
クラシカルでクサいメロディーを披露するメロウな
バラード系の穏やかな曲。コーラス、ヴォーカル、後半のストリングスアレンジ等
もう全てがクサすぎるわい!8曲目は待ってましたのメタル要素
感じられるアップテンポ曲でフィメールクワイアがクサさを放ち
メロディー、アレンジからはかつてのサンホラのキラー
“エルの楽園[→side:E→]”
を思わせるがあっちに決して引けを
とってはいない!
クサすぎるメロディー、アレンジの連発だ!
中盤から後半にかけてのコーラスワークのクサさは本作・・・いや
本年度最強レベルの瞬間風速でバックのアレンジもサンホラに負けない
練りこみを発揮、ラストのクワイア、速弾きギターは全てのクサメタラーが
ひれ伏す神懸り的なオーラ
を放っているぞ!9曲目は語りと
アコーディオン
が聴けるインディーズ時代のサンホラ
知る人ぞ知るトラウマソング“永遠の少年”を思わせる
タンゴ風のアレンジにこれまた昔のサンホラの廃盤アルバム
“Thanatos”
を思わせるメロディーが聴けるクッサイ曲。インスパイア元が
何ともマニアックで良い(笑)。10曲目はまるで加工された
バグパイプ
のような音色で始まりハンドクラップ、アコギが聴ける
これまたサンホラの“Yield”に似た穏やかで牧歌的なヨーロッパの田舎町
思わせるアレンジだがコーラスが壮大に盛り上がりやはりクサさ満点
良質極まるメロディーが登場!高音ヴォーカルも過去と比べて上手くなって
いるのが見て取れ
安心して聴けるレベルになっているぞ。
そして無音トラックを挟み12曲目はやはり語りが主体
アコーディオンが聴ける曲。後半美麗コーラスが聴けさらに
オーケストレーションが盛り上がりを見せる!他にも
ボートラがオフィシャルで公開されているので興味が
あれば見てみようではないか!



全体的に語りが多く穏やかで物静かな曲が中心なのだが
全ての楽曲で恐ろしくクサいメロディーがこれでもかというほど
登場し改めてその恐るべきメロディーメイカー振りに脱帽である!
もしこれで全編疾走クサメタルなんかやったとしたら他のどの
バンドも叶わない
んじゃなかろうかと思えるほどのクサメロの洪水!
製作者が女性なのでダークながらどこかメルヘンな雰囲気あるのも個性か!?
語り、メルヘン要素、穏やかな民謡系がOKなクサメタラーならば
悶絶窒息間違い無しと言えそうなクオリティーが詰め込まれた
クサメロ充実アルバムである!まぁバラード、静かな曲が
多く
個人的にはもうちょいアップテンポ曲が欲しかったのだがその辺は
次以降に期待か!?疾走感、ロック要素ならば少女病だが
メロディーセンス、シンフォニック民謡要素ならばこっちが上手だ!




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満足度 87% お気に入り曲 黒い森 (連動のSchalter《A》、彼方にて幕は閉じ)、 魔女の家 V (嚥下する獣の食卓)、黒い森の御伽話 (Marchenkonigin)







"Nursery Rhymes2 たそがれ道化師"




日本のシンフォニック民謡プログレユニットの3rdアルバム。


サンホラフォロワー色濃くもアルバム重ねるたびに成長を見せ、前作2ndでの
急成長振りは目を見張るものがあり我々を驚かせまくったシンフォニック
ファンタジックユニットKrik/Krak
による最新作である!本作は以前
オフィシャルサイトで無料公開されていた音源を発展させフルレンスアルバムとして
完成させた1枚で、普通のCDケースではなく小説と言うか本にCDが
付属している
ような形になっておりこの拘り様はやはりメジャー配給ではない
インディーズならではのスタイルだろう・・・!音楽的には従来通りの
方向性を踏襲しておりサンホラ色濃い語り多用でバンドサウンドに様々な
シンセ
を駆使し恐ろしくクサいメロディーを聴かせるスタイルは普遍、
アルバムリリースペースが異様に早いシーンにおいてまだ作品数は多くは無い
早くもシーントップクラスのメロディーセンスを見せつけ、完全実力主義の
この界隈
においてすでに頭角を現してきた感があるのう・・・!

語り、ハープによるイントロに続く2曲目はアコーディオン、フィメールクワイアが
神秘的なオーラを放ちピアノからバンドサウンドが登場し実にクサい
アコーディオン
と共に疾走開始!傑作の2ndと比べなぜかプロダクションは
悪くなっている
がヴォーカルはファルセットを駆使し高音で歌い上げ
メロディーはかなりクサく強烈じゃのう・・・!曲展開が凝っている訳ではないが
意外と長めで6分くらいはあるぞ。3曲目はどこかヴィジュアル系バンド
やりそうなポップで煌びやかな雰囲気を持った曲でやはりメロディーが良いな・・・!
語りのバックで聴けるフレーズ、アレンジも穏やかかつメランコリックな空気
漂っており日本人の琴線に触れるのう・・・!4曲目はフガフガしたアコーディオン
かつてのFINNTROLL的な雰囲気を放つも当然メタルではないが緊迫感はありそして
メロディーは当たり前のようにクサすぎる!5曲目は久々に語りが聴けその後は木琴の
音色とヴォーカルが乗りアコギも登場、民謡的な雰囲気が前面に押し出された穏やかで
牧歌的なバラード曲。
6曲目は語り、オルゴール音、クワイア、ピアノが聴ける
メランコリックな繋ぎの曲で続く7曲目はピアノ、ベース、ドラムがどこか小洒落た
雰囲気
を出すもその後アップテンポとなりストリングスも登場、スカのリズム
昭和歌謡ジャズ要素を少し匂わせつつもやはりメロディーが鬼のようにクサい!
ラストで雰囲気が変わりピアノがダークさを放つアレンジになるぞ。8曲目は
ストリングスというかというか、そんな感じのシンセとコーラスで始まり
ピアノ、メランコリックなヴォーカルが塗れたような質感を放つバラード系の曲。
やはりメロディーやアレンジが実に美しいのう・・・!9曲目は笛、木琴に語りが乗り
ストリングスが鋭く切り込みメタリックさを期待させるも実際はポップかつメロウな
アップテンポチューン
でキャッチーなメロディー、ストリングスのオブリが印象的だな。
語り後に雰囲気が変わり新たなメロディーに行く手法はまるでギターソロ後に
Cメロ以降を聴かせるGAMMA RAY
みたいだ(笑)。さながら語りはギターソロのような役割なのか!?
10曲目はメランコリックなピアノにツイン女性Voが聴け穏やかなベース、ドラムも聴ける
メロウかつポジティヴさも併せ持った民謡系の曲。後半のアカペラで
コーラスが重なり合うパート
なんか特にそうだがやはりメロディーが強烈すぎるのう!


傑作の2nd“黒い森”と比べて決して多くないバンドサウンドのプロダクションが
悪い
のはやはり2nd以前に発表されたWeb音源のリメイクだからかどうかは知らんが、
楽曲、メロディーのクオリティーは前作と比べて劣る事は無く豊潤極まる叙情
ファンタジッククサメロの洪水
を聴かせてくれるぞ!アコーディオンが結構多用され
民謡要素が増えその分様式美、クラシカルさが減退した感があり、さらに2ndの
反動かノリの良いアップテンポ曲が増えまた何気に語り、台詞が減っており
音楽派のメタラー、プログレッシャーには有難い事だろう!
色々意見はあるだろうが
やはり我々は音楽に集中したいのでな・・・!前作にあった超絶キラーは無い
どの曲もクサいメロディーてんこ盛りでノリも良くサクサク聴き通せ、初めて彼女らに
触れるリスナーにもオススメできるクサメロ大サービスのファンタジックメルヘン
童謡系シンフォニック劇メロアルバム
である!バラードの出来が良いのも
信用できるバンド、ミュージシャンの証だな。メロディー派、クサメタラーで
Krik/Krakを知らないなんてありえないだろ!(爆)





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満足度 87% お気に入り曲 冬の第八十五日 〜たそがれ道化師の自嘲〜、オフィーリアの涙 〜たそがれ道化師の哀愁〜、 妖精狩りの皇帝 〜たそがれ道化師の奮闘〜、赤い靴 〜たそがれ道化師の驚嘆〜、たそがれ道化師 〜たそがれ道化師の帰還〜







"アーキタイプの井戸の怪物"




日本のシンフォニック民謡プログレユニットのシングル。


デビュー当時こそ初期Sound Horizonフォロワーとして言葉は悪いが
ちょいとガゼット気味の姿を披露していたが(爆)、アルバムを重ねるごとに
秘めたる天性の素質が開花していきあっという間にシーン屈指の
メロディーメイカー
として恐るべき完成度を持ったクサメロ、
アレンジセンス
を披露するに至った女性コンポーザー件シンガー2名による
ユニットの最新3曲入りシングルである!往年のプログレバンドを思わせる
CDケース、ブックレットへの拘りも持ち味で今回は小冊子形式となっているな。
音楽的には従来と変わらず全パートキラーメロディーと言うべき恐るべき
美メロ
が自己主張しまくるファンタジックでコケティッシュかつ
クサメタリックさも内包したキラーチューン揃いでたまらんわい!

1曲目は早速神秘的なフィメールクワイアで幕を開けバンドサウンド、
ストリングス
が登場しアップテンポになり相変わらずの強烈な
クサクサメロディー
が炸裂!やはり初期サンホラっぽさを感じさせつつ
それに勝るとも劣らない豊潤すぎるメロディーライン!たまらんのう・・・!
中盤以降出てくるキラキラチェンバロもまたツボを突いてくるぞ!
語り以降のコーラス、ピアノがまたクサすぎる!ラストはサビが半音上がる
お約束のクサメタル的展開
ベタだがやっぱたまらんなぁ・・・!(笑)
ヴァイオリンソロも聴けるぞ。2曲目はオルゴール風の音色に始まり
ソフトなヴォーカルも登場、どこか童話的な雰囲気がありお城系プログレ
通じる要素も感じさせるクサさがあるな・・・!ヴァイオリンも美味しい
オブリで目立ち
コーラス、ヴォーカルが絡み合いアレンジもなかなか緻密に
練られている
のう・・・!3曲目は鐘の音色、コーラス、アコーディオン風シンセ、
台詞が登場しタンゴというかポルカ風のクッサイ雰囲気をプンプン放ち
コーラスも実にクサいメロディーラインをスキャットする!まるでメタルじゃ
なくなったTURISAS
みたいだ(爆)。これまたコーラス、ヴォーカル、バックの
楽器の絡みが対位法的な複雑さを見せているぞ!そしてシークレットトラックとして
ピアノ、異国語ヴォーカルが聴け次のアルバムへの予告をしており
この辺はまぁサンホラライクじゃのう・・・!(爆)


相変わらずの強烈極まるメロディーセンスは当然健在でさらに
コーラスや楽器陣が複雑に絡むアレンジコンポーザーとしての
成長振り
も見て取れ、ソプラノ系のコーラスも本格というわけでは
ないが初期の頃と比べると随分と歌唱力が向上した感がありプレイヤー、
シンガーとしてもさらに磨きが増しておるのう・・・!あとはバンドサウンドの
軽さ
が改善点だろうがそこまでメタルで売ってるユニットじゃないからなぁ・・・!
サウンドが良くとも曲がつまらんアルバムよりも、そういった点で
劣っていても曲が良いアルバムのほうが何倍も価値があるのじゃ!!




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満足度 80% お気に入り曲 全部







"リプレイ月紅レコード"




日本のシンフォニック民謡プログレユニットの4thアルバム。


初期サンホラ要素を色濃く残しつつもそれをさらにメロディアスさに特化させたような
恐るべき超絶クサクサ美旋律を誇る女性メンバー二人によるユニットの4作目の
フルレンスアルバム
である!音楽的には大きく変わる事の無いファンタジックで
キャッチー極まりないスタイル
を踏襲しておりシーン屈指のメロディーセンスも当然健在、
ヴォーカルの力量も上がっておりコーラスを多用高音の説得力が増しておるのう!
コンセプト的には前シングルの続きと言う立ち位置のようで生ギターを始め
ゲストメンバーが数名参加しているようだ・・・!

1曲目は笛、ハープに語りが聴けダンサブルな打ち込みリズムにギター、HEAVENLYばりの
クサいコーラス
が登場する淡々としつつも相変わらずの強烈極まる美メロがたまらんミドル曲だ!
ストリングスのオブリ、大半がコーラスで成立した高音ヴォーカルが良いのう!
2曲目はやはり語りで始まりこれまた凄まじくクサいメロディーを歌うヴォーカルが聴け
メタルというよりは歪みの強いオルタナ系と言えそうな引っ掛けるようなギターリフ、
ストリングスも登場、全体的にポップな印象があるがヴォーカルメロの湿った叙情性
そんじょそこらのエモには無いクサさがあるぞ!中盤の語りのバックで聴けるヴァイオリンソロ、
その後のメロ、展開
もまたたまらんのう・・・!3曲目は語りのみのトラックで続く4曲目と
セット扱いのようで4曲目はスキャットコーラスに始まりストリングス、アコギ、やけに幼い
子供風ヴォーカル
が聴ける穏やかで叙情的な曲。ポップス一歩手前の雰囲気があるがメロディー、
ストリングス、アコギアレンジが崇高さを残しており久石譲の楽曲に通じるものがあるか!?
語り、台詞後のヴォーカルメロがまたクサいのう・・・!5曲目はこれまた台詞オンリー
続く6曲目はやはり語りで始まりアコーディオン、コーラス、ストリングス、アコギが
民謡に通じる穏やかな雰囲気を醸し出すメロウなバラードナンバー。語りトラックの7曲目に
続く8曲目はコーラス、ヴァイオリンで始まり疾走する本作中数少ないメタル要素の強い曲だ!
こういう曲調になるとやはりサンホラっぽさが濃くなるもやはりこの手の曲はたまらんのう!
Aメロになるとテンポが落ちギターが消えるもサビで再び疾走しストリングスもオブリを放り込む
定番のアレンジだな。語り後はドラムがちょいプログレ風味を出しつつもポップス風の展開を見せ
そしてクサメロと共にまた疾走するぞ!9曲目は台詞、コーラスで始まりネオクラシカルなギター、
キラキラシンセ
がユニゾンし恐るべき様式美クサメロが炸裂する疾走メタルチューンだ!
メタラーとしてはギターリフの弱さが勿体無く感じるがメロディーはやはりたまらんのう・・・!
キラキラチェンバロ、過去作でも聴けたような強烈極まるクサメロが聴けるサビが凄まじくその後は
ビートダウン風に感じられなくもないリフ、語り、タッピングを駆使するギターソロが登場するぞ。
その後のコーラス、チェンバロも実にドラマティックでクサメタラーなら卒倒モノのキラー振りを
発揮している!ラストのドラムはブラスト風(?)の表打ち連打だ!10曲目は笛、ストリングスが
叙情性を演出する穏やかなバラード。11曲目は無音のトラック
12曲目はアコーディオン、コーラスをバックで流しつつ台詞で占められたボートラ的な扱いの曲(?)。


全体的に淡々としたポップス寄りのスタイルになっており大仰に盛り上がるメタルサウンドも
シンフォさも薄いがメロディー、アレンジのセンスの良さは健在なので過去作が好きなら楽しめよう!
しかしこのメロの充実振りは以前からそうだが相変わらずただ事ではない!アルバム後半では
待ってましたのネオクラシカル疾走メロスピチューンも飛び出しメタラーも満足できるだろう!
どのアルバムも同じような評価になってしまうがそれは安定のクオリティーがあるという事じゃ!




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満足度 87% お気に入り曲 リプレイ月紅レコード、幽閉カレイドスコープ、
双色ダンス・マカーブル、アンジェリカ・ムーンウォーカー







"Epitaph"




日本のシンフォニック民謡プログレユニットの企画アルバム。


インディーズ時代ゴシカル要素を強く内包していた頃のSound Horizonをルーツとした
ユニットによる企画盤で、過去曲を主体にをインストのオルゴールサウンド
アレンジしており新たに書かれた新曲も何曲か収録されヴォーカル入りの新曲
1曲収められた変則的なアルバムで売り上げは寄付に回されるとの事である。

そんなわけでイントロの1曲目とアウトロの13曲目は定番と言える語りが聴けるも
その他はオルゴールのリリカルな音色のみによるインストになっているが元々の
メロディーセンスが圧倒的に優れているのでこういうアレンジが施されてもメロディアスさ、
クサさは不変
である!これが大してメロディーの面白くないバンドだとダレまくりで
自己満足で終わってしまう
んだがKrik/Krakがそうなるハズも無く美メロをこれでもかというほど
堪能出来るのう・・・!
新たに書き下ろされた新曲はオルゴールアレンジ向けに構成された曲
思える感じなんだがメロディアスさのみならず曲展開も凝った過去曲がまたオルゴール化しても実に強烈な
キラーチューン
として存在感を放っており特に3、5、7曲目が持ち前のクサメロセンスを
存分すぎるほどに発揮しており
5曲目なんてオルゴールアレンジにあるまじき10分くらいある
大作(!?)
で原曲の曲構成をそのままオルゴールに落とし込んでおり、まるでかつての伝説的
B級クサメタルバンドSKYLARK
がアルバム最後のボーナストラックでキラーチューンをシンセストリングス
アレンジし収録していた
がそれを思い出させるムードを放っておる!7曲目はちょいとほの暗いダークな
ムード
でこれまたオルゴール系らしからぬ疾走感がありメロディーも当然のようにクサいぞ!
書き下ろしの9曲目もアップテンポで煌びやかなオルゴールの音色が美しさを放ちメロディーも
やはり良いのう・・・!
10曲目もファンタジックなアルペジオがまるでジブリのような(?)ムードを醸し出す!
まぁジブリ知らんけど(笑)。12曲目はヴォーカル入りの新曲ピアノ、アコギ、ストリングスが聴け
コーラスも美しく絡み合う極めて美麗な楽曲である!メロディーも当然のように素晴らしく
シンフォニックな盛り上がり
もたまらんのう・・・!後半はオルガンも顔を出すぞ。


過去曲のオルゴールインストアレンジという事で完全にファン向けのアルバムなんだが
上記のようにメロディーセンスが優れているんでファンタジックでファンシーな美メロが
楽しめるオルゴールのイージーリスニングアルバム
としても十分に機能しておる!
Krik/Krakを知らずともこういうヒーリングミュージックで癒されたいリスナーならば
手に取る価値は十分にあると言えよう!値段も安いしな・・・!




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満足度 78% お気に入り曲 真夜中の紅薔薇、魔女の家、井中贋作工房、凍て付く湖の上を、Epitaph







"EpitaphU"




日本のシンフォニック民謡プログレユニットの最新企画アルバム。


ゴシカルで病んでいた、退廃的ムードを内包していた初期Sound Horizonに激しく傾倒するあまり
今の大衆ポップ化した(?)サンホラに納得がいかず、自分達で聴きたい音楽を生み出すために
活動を始めた真の意味でDIYなプロジェクトで、その高度な音楽性、豊潤極まりないクサメロ
数多くのクサメタラー及びファンタジックプログレ好きを興奮させて来た超実力派である!
そのクオリティーの高さは滅多に人を褒めないDragon Guardianの勇者アーサー氏でさえも
高く評価する程だが、どうやら体調を崩していたらしくしばらく活動を休止しており
我々クサメタラー達をやきもきさせていた・・・!
だが暫しの充電期間を経てようやく
動きを見せ、本作でもって群雄割拠のシーン攻撃再開の意志を表明したのだ!

とは言え本作は待ってましたの待望のフルアルバムでは無く、活動休止前にリリースされた
オルゴールアルバム“Epitaph”の続編と言うべき立ち位置で、過去曲がオルゴールアレンジされ
纏めて収録されており、そこに新曲を2曲追加した企画盤となっておりある意味リハビリのような1枚だが
それでも非凡なメロディー、アレンジセンスを持つKrik/Krakが復活しただけでもデカイ収穫なのだ!
気になる新曲は頭の1曲目とラストの13曲目で、前者はオルゴールアルバムらしくそういった
音色が聴けるも同時にストリングスやベース、ドラムも登場、穏やかな女性Vo、美麗なコーラス
顔を出しバラード的なマイルドさを放つもファンタジックな壮麗さがしかとあり、アコギと言うか
ハープ、マンドリンのような音色のソロも聴けるのう・・・!後半のメロディーに民謡的なクサさがあり良いな。
後者は穏やかなピアノ、オルゴール系の音色ウィスパー系女性Voが乗る
さらに穏やかなバラード系の楽曲である。


まぁ基本的には過去曲のオルゴールアレンジなんで、メロディーは良いが前作同様完全に
ファン向けの1枚なんだが、
アレンジがアレンジだけに胎教音楽とか、就寝前に聴くには
うってつけのアルバム
だと言えるだろうか・・・!?勿論メタラーにはまったくもって
オススメ出来ない
が、イージーリスニング好きには嬉しい1枚だろうな。
あとはかつてのような大仰でクサく、シンフォニックでファンタジックなフルアルバム
時間かけてもいいのでガッツリと気合入れて作って頂きたいモンじゃて・・・!




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満足度 70% お気に入り曲 Epitaph II







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