片霧 烈火







"みんのうた。"




日本の女性シンガーのメジャーアルバム。


何このたわけたジャケ(爆)。うちは一応
自称メタルサイトなのにこんなゆるジャケ載せていいんだろうか・・・!?(笑)
まぁそれは置いといて、ここで紹介する片霧 烈火(カッコいい名前)はうちで
レビューしている民謡系プロジェクトMaple Leaf、その中心人物の
霜月はるかとよくコラボってるミュージシャンのようだ。
そしてどうやらALI PROJECT等と同じようにアニメソング略してアニソン曲
多く提供しているようだ・・・。俺はアニメは全く詳しくない・・・せいぜいドラえもんが
声変わりした
事ぐらいしか知らん(笑)。それ以外だと“マリア様がみてる”とか言う
アニメの会報かなんかになぜかマーティ・フリードマンの
インタビューが載っていた
ということくらいしか知らん!(爆)

当然“マリア様がみてる”自体は知らん(笑)。そんな俺が本作を知ったのはきちんと理由がある!
本作の8曲目“深淵舞踏”がMALICE MIZER、Moi dix Moisに通じる劇クサ
シンフォニックゴシックチューン
だとの情報をメタルサイトで
仕入れたから
なのだ!

アルバム全体の印象は民謡ありバラードありポップスありとけっこうバラエティに
富んでいてワンパターンを嫌うリスナーには好印象であろう・・・。
だが個人的には捨て曲があったのも確かだ。ポップ曲はアニメに提供してるだけあって
聴くに堪えない(クオリティーが低いと言うわけではない!)、つまりノンケ野郎が聴くには
とても恥ずかしい代物
なのだ!だがまぁ1曲目の民謡曲はなかなか良かったな。Maple Leafに似た
スタイルなのだが最後になぜかメタリックなギターソロが入ってて思わずニヤけてしまう(笑)。

だがやはり白眉なのは“深淵舞踏”だろう!シンフォサウンドこそ打ち込みでしかも
1st〜2ndの頃のMoi dix Moisなみにチープなmidiサウンドだが
そこで聴けるメロディーは日本人の琴線に触れるクサクラシカルゴシカルなもので
MALICE MIZER、Moi dix Mois、ALI PROJECTに通じる要素がかなり濃い!サビがなんかX・・・
というかhideの“Love Replica”みたいだ(爆)。さらにメタリックな
ギターがタイトなリフを刻み
もはやシンフォ、フィメール系ゴシックメタル
呼んでしまっていいほど!ラストにストリングスソロ、そしてギターがネオクラシカルな
ソロを弾く
のも良い!まさにクサメタル!この曲はクサメタラーに
オススメ出来るキラーチューン
だと十分言えよう!あとはボートラが
ポップ曲ながらメロディーが良かったな・・・。


しかしメタラーが気に入るのは“深淵舞踏”のみだろう・・・!これ1曲のためだけに
2800円(高い!)を出すのは疑問符が付くな・・・!この曲のシングルは出ていないのだろうか・・・!?



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満足度 67% お気に入り曲 ふたりの場所、深淵舞踏、カヨワキボクラ short ver.







"空の軋みと歪める世界の無き、声"




日本の女性シンガーのアルバム。


かつてのザバダックを始祖としALI PROJECT等の流れを汲む売れ線ではない、
音楽的に優れたアーティスティックな女性ミュージシャンの一人として
片霧 烈火は有名だろう。同系列のミュージシャンに志方あきこ、霜月はるか等が
いるが前者が壮大な民族的世界観を追及し聴き手を圧倒させ、後者が優しく
包み込むような穏やかさを醸し出し聴き手に安らぎを与える
音楽性を
持っているならば片霧 烈火の特徴は絶望や死、人間の暗黒面等我々の身近に
存在するリアリティーある題材を用いることだと思う。それだけではなく普通の
ポップスや穏やかな民謡曲もプレイする
がやはり彼女の持ち味は
ダークサイドにこそある・・・
と思うぞ(笑)。

本作はそんな片霧 烈火の持ち味が十二分に発揮されたアルバムで“みんのうた。”のような
たわけた雰囲気は廃されシリアスな楽曲に満たされており上記した
女性ミュージシャンのファン、ダークな、退廃した世界観が好きなリスナーなら
十分気に入りそうな、そんなアルバムだ!

楽曲はダークなゴシックチューン、民謡系、アコースティックバラード、
デジポップ、スウィングジャズ、インダストリアルメタル

暗黒シンフォニーまで(!?)実に幅広くヴォーカルも楽曲に合わせて
歌い分けられている。hideの"HIDE YOUR FACE"並に
バラけた曲調はやや散漫に感じられなくも無いが質は高いぞ!メロディーが良く
個人的にはhideよりも好みだ。

2曲目の“のこされた希望”から早速ダーク極まるゴシックチューンが聴け
ポジパン好きにアピールするかのようだ・・・!ヴォーカルの透明感、バックの
シンフォニックサウンドが実にセンス良く聴かせてくれるぞ!
3曲目“軋地を渡れ祝福の祝詞”は志方あきこと霜月はるかを合わせたかのような
民謡色濃い曲。フックあるキャッチーなメロディーは霜月はるかに負けていないぞ!
4曲目“みちあふるままに”はヴァイオリンやピアニカ(鍵盤ハーモニカ・・・
ダイバスターがジュース飲めるかどうか実験してたアレ)
フィーチャーされたこれまた民謡風の静かな楽曲。やはりメロディーが良いな!
5曲目“とどきますように”はプログレで聴けるような音色のシンセが目立つ
メロハー曲。これもメロディーが良くクサメタラーなら聴けそうな雰囲気があると思う。
あとはへヴィなインダストリアルメタルの“界繋呪”、打ち込みながらELENDばりの
オーケストレーション、クワイアが聴ける
シンフォブラックに通じる
暗黒シンフォニー“無くなるものへの鎮魂歌”が特に気に入った曲だ!

だが8曲目“るまー・るまー”だけはシリアスな本作で唯一浮いた
打ち込みポップチューン
でズッコケさせてくれる・・・!まさにブラックジャックで
例えるならピノコの如き存在だと言えるだろう!(爆)

あと11曲目“のこされた罪悪”は曲調こそダークでクラシカルなスローゴシック
チューン
で良い出来なのだがヴォーカルが“るまー・るまー”と同じ
掠れロリータヴォイスで歌っており最初聴いた時はそこがちょいと
微妙に感じられたのだが聴いてるうちにこれはこれでエモーショナルで良い
思えるようになったな(笑)。物悲しい曲調に実にマッチしているのだ!


初めて片霧 烈火に触れるなら本作がベストだと言えるだろう!
普通の女性ヴォーカルに飽き足らない人、ダークサウンド好き、
シンフォゴサー、前衛変態ブラックメタラーも聴けそう・・・
というのは言い過ぎか!?



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満足度 85% お気に入り曲 のこされた希望、
軋地を渡れ祝福の祝詞、みちあふるままに、とどきますように、
界繋呪、のこされた罪悪、無くなるものへの鎮魂歌







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