KORPIKLAANI






"Spirit of the Forest"




フィンランド産の民謡メタルバンドの1stアルバム。


衝撃のPVであまりにも有名なバンドだ!酔いどれ男達で結成された
彼らコルピクラーニはかつてシャーマンと名乗っており、今よりもずっとマニアックな
スタイルの音楽をやっていたのだがANGRAを抜けたアンドレ・マトスが同名バンドを結成。
知名度の低い彼らは改名を余儀なくされ、
今の名前になったといういきさつがある。

音的にはヴァイキングメタルのスタイルを踏襲していると言えるだろう。デス声・・・というよりは
だみ声で歌うヴォーカル、笛、ヴァイオリン、アコーディオンなどを
取り入れたサウンド
はフィントロール系の雰囲気も感じられなくは無いが
向こうのようなダークさ、不気味さは無くデス系とは言いづらいな。

民謡的フレイバーを大胆に取り入れた楽曲のクオリティーはなかなかに高く、
オリジナリティーも十分に感じさせてくれる
が、アルバム全体を通して
後半にメタル色の薄い短めの民謡チューンが集まっており、
ややだれるかもしれんな・・・。

ちなみに3rdアルバムのリリースと共に2nd以降付けられるようになった
狙いすぎの邦題が付き、さらにPVを新たに収録して再発された。


民謡フレーズが好きなメタラーは聴く価値があると思う。音質や演奏はこの頃からいいぞ!



Amazon.co.jpで見てみる



満足度 85% お気に入り曲 WOODEN PINTS、BEFORE THE MORNING SUN、GOD OF WIND







"VOICE OF WILDERNESS"




フィンランド出身の宴メタルバンドの2ndアルバム。


アルバムが出た当時はあまり目立つ事はなかったがあまりにも異様で面白すぎるPV
効果でみるみるうちに知名度を上げた彼らの2ndアルバムにして出世作だ!

音楽的には前作の流れを汲む民謡メタルだが前作のように後半メタル色が薄くなるなんて言う事は無く、
最初から最後まで突っ走ってくれるぞ!曲のクオリティは当然のように高くどの曲でも
共に酔っ払いながら歌いたくなる酔いどれメロディーが聴ける!
ホント、聴いてて楽しくなるアルバムだ!日常の嫌な出来事を
全て忘れられる
病んだ現代を救うバンドだと言える!(大袈裟)
(この界隈で)有名なヴァイオリニスト、ヒッタヴァイネンのセンスも
かなりのものだ!テクニックも凄い!



日本盤にはネット上を震撼させたPVが2つ収録されている。どっちもネット上で
ダウンロードできるがありがたいボーナスだと言える。邦題はやりすぎだが(笑)。
ヴァイキングメタル、フィントロール好きなら聴く価値はあるぞ!今年のベスト10にランクインは確定だ!



Amazon.co.jpで見てみる



満足度 90% お気に入り曲 全部。特にHunting Song







"TALES ALONG THIS ROAD"




フィンランド出身の旅メタルバンドの3rdアルバム。


衝撃のPVと楽曲のクオリティーの高さで一躍シーンのトップに躍り出たバンドだ!そんな彼らが
新たなお祭りアルバムを引っさげて帰ってきた!
邦題“世にもコルピな物語”と、相変わらずやりすぎ感満載だ!!(笑)

しかし一見能天気に見える彼らも本作を製作するにあたってメンバーが脱退したりと
結構苦労があった
らしいな。だがアルバムの出来は前作と変わらぬテンション、
そしてクオリティーの高さ
で楽しませてくれる。

前作以上に民族楽器を多く導入し、民族色がさらに濃くなった印象を受けた。
大人気ヴァイオリン奏者、ヒッタヴァイネンの活躍の場が
増えたと言う事だな!(笑)
前作の頃は後ろにまだ髪の毛が残っていたが
本作ではバッサリ切り落とし、完全スキンヘッドにイメチェンしたようだ(笑)。

そんな本作も当然のように捨て曲無しだが特に気に入ったのはサビの「はみ出るはみ出る
はみ出る坊さん(空耳)」
が強烈過ぎる1、超ハイテンションインストの5、
イントロから泣きのフレーズを纏って疾走する8だ!
スローテンポの曲もいろいろと飽きさせない趣向が凝らしてあり楽しめるぞ!


前作が気に入った人にも彼らを知らない人にもおすすめできるアルバムだ!
メタルで踊りたきゃ是非!!




Amazon.co.jpで見てみる



満足度 90% お気に入り曲 Happy Little Boozer、Spring Dance、Rise







"Tervaskanto"




フィンランド出身の祭メタルバンドの4thアルバム。


去年のLOUD PARKに参戦がアナウンスされつつも結局キャンセルの憂き目にあった
お祭り民謡メタルバンドKORPIKLAANI。しかし今年に単独での来日公演が決定
多くのお祭り大好き酔いどれクサメタラーをガッツポーズさせたことは記憶に新しい
彼らの新たなるアルバムである!本作もこれまでのアルバムとそう大差なく
アイリッシュでケルティックで民謡的酔いどれパーティ
宴メタル
が堪能できるぞ!

2曲目は正統派メタル的なギターリフがイントロで飛び出したりするも
彼らお得意の疾走クサクサ民謡チューンでたまらんわい!PVにもなった曲で
「アヤーヤ ヤーヤー」「はみでる坊さん」に続く彼らの新たな
アンセム
となるであろうキラーだ!笛がクサッ!(笑)
3曲目はどこか哀愁漂う曲祭りの後の寂しさがよく表されていると思う。
ヒッタヴァイネンの吹く笛の音も彼の髪の毛同様どこか悲しげである(笑)。
アコーディオンもいいな。インストの5曲目もアコーディオンや笛が
クサメロを撒き散らし疾走するぞ!10曲目は珍しく長めの曲で
終始スローテンポのためこれは少々ダレるか!?

ヨンネのヴォーカルもがなり成分が薄れてきておりもはやデス系、暗黒系とは
呼べん
だろう。シリアスさの無い能天気な音世界は硬派なヴァイキングメタラーには
ウケが悪いかもしれんがこういうバンドがいてもいいではないか・・・!


相変わらず質の高いお祭り民謡メタルチューン連発でたまらんわい!まぁ特に
これまでと代わり映えすることのない作風なのだが安定している証拠だ!
いままでの彼らのファンは勿論、これから新たに彼らに触れようという
新規のリスナーにもオススメだ!



Amazon.co.jpで見てみる



満足度 90% お気に入り曲 Tervaskanto (Resinous Stump)、
Viima (Icy Wind)、Veriset Aparat (Bloody Bastards Children)、
Running With Wolves、Liekkion Isku (The Revenge Of Liekkio)、
Palovana (Inner Fire)、Karhunkaatolaulu (Bear Hunting Song)、
Misty Fields







"Korven Kuningas"




フィンランド出身のフォークメタルバンドの5thアルバム。


来日公演も成功させた、森の妖精を自称する酔いどれバンドによる
新たなアルバムである!1年に1枚という異例のハイスペースを
ここまで途切れなく持続させてきた彼らの5作目となる本作、
これまでは邦題を見ても分かるとおりお笑いの雰囲気が強かった
彼らだが本作はどうしたことか妙にシリアスな邦題になっている!
どうやらヨンネ曰く、これまでよりもダークなムードがあるという
事が関係しているのかもしれないが音楽的にはこれまでどおりの
フォーキー極まるノリの良い疾走民謡メタル
をプレイしているぞ!
ただこれまでのアルバムが基本的に40分程度しか収録されて
いなかったのに対し本作はボリュームたっぷりで70分超え
なっている!ダレる可能性もあるこの長さ、はたして吉と出るか
凶と出るか・・・!?


1曲目からさっそく切れのいいリフが登場しお馴染みの
フォーキーなフレーズと共に疾走!2曲目もアコーディオンと
コーラスが妙にキャッチーである!3曲目はスローテンポで
お祭り騒ぎ的なシンガロングが聴けその後はアップテンポで
やはりクッサイメロディーが現れるぞ!ポコポコいうパーカッションも
コミカルで面白いな。5曲目は明るい雰囲気のアコーディオンが
フォーキーな、アイリッシュ的雰囲気を放つインスト。
9曲目もインストだが久々の疾走チューンでこれまた切れのいいリフに乗せて
アコーディオンがヒラヒラと弾き倒すぞ!それに続く10曲目も
疾走チューンで笛の音と琴みたいな音が聴こえるな。12曲目は
疾走するサビが非常に哀愁漂っており良いのう・・・!
15曲目は何と20分超えの大作なのだが・・・インスト
曲自体は5分程度で終わり後はミニマル極まるティンパニが延々と
15分も続くのみ!何だこの嫌がらせは!?(爆)


クオリティーは依然として変わらないが相変わらずのワンパターンな作風
こういう音が今もずっと好きだというメタラーには良いかも知れんが
いい加減多少の飽きを覚え始めたというのもまた事実・・・!
まぁ本作からで始めて彼らを知るというならば十分楽しめるだろうが
それは過去のアルバムでも同じ事!疾走曲も減り、ラストの大作は
蛇足としか言えん!
それと日本盤の値段が2700円と
値上がりしている
のも気になるなぁ・・・!この世知辛い時勢、CDの値段まで
上がり我ら庶民をさらに追い詰める腐れた政策だけはホント、
なんとかならんものかのう・・・!(爆)



Amazon.co.jpで見てみる

タワーレコードで見てみる



満足度 80% お気に入り曲 Tapporauta、
Kantaiso、Suden Joiku







"Karkelo"




フィンランド出身のフォークメタルバンドの6thアルバム。


かつてはヴァイキングメタルの流れを汲んだバンドとして
考えられデス、ブラックのカテゴリーで語られるべき
だったのだが初期の頃から暗黒臭はほぼ皆無で、メタラーは
元よりその人懐っこいメロディーやアレンジのおかげか
非メタラーにまでアピールできる可能性を孕んだフィンランドの
むさ苦しい妖精(爆)達による民謡祭メタル、宴メタルである!
本作で6作目といよいよ中堅所からベテランの域に足を
踏み入れつつありかつてその面白すぎるPVで話題をさらったのも
昔の話、大いなるマンネリに陥って久しいが新譜が出るたび
毎回付き合ってしまう辺りやはり俺も彼等の熱心な
ファン
なのだろう(笑)。来日公演のパフォーマンスも懐かしいわい!

今回も従来のアルバム同様暗黒要素の一切無いお祭り
民謡メタル
でリズムワークなんかどこかダンスミュージック
通じる軽快なノリを放っており母国語で歌われる歌詞が
何とも言えない異国情緒を感じさせアコーディオンの
民族的なフレージングも相変わらずで彼等のファンなら
今まで通り楽しめるだろう!ギターリフがオーソドックス
部分も持ち味である!ヴォーカルもダミ声ながらかなりアクが
抜けてきておりクリーンVoも多くデス、ブラック系のコーナーには
もう置く事は出来ないのう!メロディーの質は相変わらずで
曲によっては土着の民謡クサさが増しているんじゃ
ないかとさえ思えるほどである!2、3曲目なんか特にそんなクサさに
満ちているぞ!そんな中5曲目はどこかアイリッシュ
雰囲気を感じさせただでさえ明るめのキャッチーな民謡メタルが
より明るくポップになっておる!9曲目は非常に珍しい、
民謡要素よりもノーマルなHR/HM色が濃いスローテンポの曲で
70年代ハードロック的な質感を感じさせるが正直面白みは無く
捨て曲と言っていい
だろう(爆)。10曲目はいつも通りの
民謡ミドルテンポ曲だが途中ラップみたいなパートが登場する!
だがダミ声のためどちらかといえばレゲエみたいだ(笑)。


1stから一貫して同じ方向性を貫き安定したクオリティーで
アルバムを届けてくれており上記したよう確かにマンネリなのだが
それでも恒例のインストが無い、アイリッシュ系の雰囲気を持った
曲、オーソドックスなスローテンポHR等新機軸を打ち出してはいるな。
まぁそのためイマイチピンとこない捨て曲もあり後半辺りで
ダレを覚える部分も気になるな・・・!だがこの異様な陽気さ、
ネガティヴさの一切無い
宴メタルは絶望しかない不況の時代には
実に貴重だと言えよう!プロダクションは軽めでギターの音は
メタルというよりはハードロック寄りでドンシャリ感は無くドラムの音が
特にスカスカなのだが基本的に目立つ楽器が
アコーディオンとかなので気になるほどではないか!?




Amazon.co.jpで見てみる




満足度 80% お気に入り曲 Eramaan arjyt、Isku Pitkasta、
Bring Us Pints Of Beer、Vesaisen Sota







"Ukon Wacka"




フィンランド出身のフォークメタルバンドの7thアルバム。


最初期から変わる事の無いフォーキッシュな祭り要素満点の牧歌的HR/HMを展開する
愛すべきフィンランドの酔いどれバンドによる最新アルバムだ!前までは一年に一枚の
ペース
同じような内容のアルバムを連発しておりいささかマンネリ気味に陥っていた事は
否めないが本作は何気に久々(?)と言えるリリースで音楽性自体は過去作と比べて相変わらず
一切の変化が無い
のだが少し待たせた感がありその分マンネリムードは薄れているか!?

1曲目からこれまでと変わらない陽気でノリの良い民謡フォークロア祭りメタル
当たり前のように登場!民謡臭満点の楽器、牧歌的なヴォーカルがいかにもな
メロディーを歌い奏でなんら軸がぶれていない所を主張する!ヴァイオリンソロ、
その後のシンガロングも良いな。2曲目は王道のHR/HMライクなリフを盛り込みつつも
リズム、ノリはやはり北欧土着の民謡要素が濃くアコーディオン、ヴァイオリンの
ソロ
も登場、全体的にキャッチーな印象が強いな。3曲目は民謡クサさ満点のイントロ
始まりギターも登場、ダミ声で声を張るヴォーカル味があって面白くサビがまた
キャッチー民謡要素満点のクサさがありニヤニヤできるな(笑)。後半のライライ言う
コーラス
酔っ払い空気に満ちておりライヴで盛り上がりそうじゃのう・・・!
4曲目はアコギ、ベースギターリフが目立ったイントロからアコーディオン、
ヴァイオリンのユニゾン
がメロディーを奏でる軽快なノリのアップテンポ曲だ。
後半でちょいとリフがへヴィになるパートもありその後は実に珍しい、ビートダウンに
絶叫シャウト
が登場しモダンな空気を醸し出す新機軸(?)が打ち出されるぞ!5曲目は
再び元の民謡メタルになるがパーカッションがポコポコと目立ちヴォーカルがいい意味で
力の抜けた歌唱を披露、全体的にパンクに通じる軽快なムードがあるのう・・・!
6曲目は引き摺るようなドゥーミーなへヴィさのあるバンドサウンドに
アコーディオンが退廃的なフレーズを奏でるスローチューン。ヴォーカルは
民謡的な呟きスタイルで中盤辺りからテンポが上がりヴァイオリンソロも登場!
7曲目は正統派寄りのギターリフがパワフルさを出しつつそこにヴァイオリンが乗り
フガフガいうアコーディオン、吐き捨てつつ声を張るヴォーカルが民謡風味を演出するパワーと
牧歌性を混ぜ合わせた曲
だ。中盤から疾走するぞ!8曲目はアコギで幕を開け
ベース、ドラム民謡楽器フォーク風味を出しつつパーカッション、
これまたパワフルなリフが乗っかるノリの良さを感じさせるミドル曲。笛の音
バックで微かに登場するぞ。9曲目はアコーディオン、ギターリフがアグレッシヴなムードを放つインストの
疾走チューン
でリードメロディーは民謡的かつどこかテクニカルな印象もあるのう・・・!
10曲目は笛の音色で始まりヴァイオリンもユニゾン、ノイジーなギターも徐々にフェードインしていき
パワフルなバンドサウンド民謡楽器が混ざり合いインストと思わせておいてヴォーカルと共に
本作中最速の爆走パートに突入!その後は再びスローテンポで酔いどれフォークムードを醸し出し
ヴォーカルはダミ声で歌い上げるぞ!11曲目はMotorheadのカヴァーで、唸るベースから
比較的ストレートなバンドサウンドで展開するアップテンポ曲となっており一応ヴァイオリンも
バックで聴ける
が意外と原曲に忠実なカヴァーになっているか!?


過去作と比べて変わった点が見られない、一切ブレる事の無いいつものKORPIKLAANI
楽しめる安定の1枚である!まぁそれがマンネリなんだがこれで方向性が変わったりしたら
非難の的になるだろうし彼等はこのスタイルを貫き続けるのが一番なのだろう・・・!
強いて言えば疾走、爆走しまくりのファストチューンが殆ど無くせいぜい軽快なアップテンポ止まり
アレンジ、曲の長さ等全体的にさらにコンパクトになった感があり基本シリアスな姿勢を崩さない
HR/HMというジャンルにおいてパンク、メロコア並に変に考えず、頭を使わず気楽に聴けるのが
強みだろうか!?相変わらず一聴してKORPIKLAANIと判る確固たる個性があるのは良いな!




Amazon.co.jpで見てみる




満足度 79% お気に入り曲 Louhen Yhdeksas Poika、Tuoppi Oltta、Lonkkaluut、
Korvesta Liha、Vaarinpolkka、Surma







もどる


inserted by FC2 system