Karma-Shenjing
"流転輪廻"
日本のヴィジュアル系バンドの1stアルバム。
ジャケやメンバーのルックス等コンセプト的には中華風の民族音楽スタイルを
踏襲しており関西をベースに活動するバンドらしい・・・。音楽的にも
中華風なシンセを纏い疾走するスタイルでヴォーカルはやはりナヨナヨした
弱めの声質で稚拙だがメロディーはなかなかにクサくスタイル的には
上海アリス幻樂団にかなり近いタイプなのではなかろうか!?中華風クサメロ、
シンセの音色、疾走感・・・もろである!音質は軽いがあっちと違い人間が演奏している。
ドラムは打ち込みだろうが・・・。シンセはギターよりも全面に出ておりシンフォ色は
濃いぞ!プロダクションの雰囲気は紫苑が一番近いと思う。
1曲目は上海アリス幻樂団タイプの中華クサメロを放ちメロスピ的に
疾走する曲で中々に面白いな!ヴォーカルが入っているのが向こうとの違いだ。
3曲目は繋ぎのインストでそれに続く4曲目も中華シンセを主体に疾走する!
音は軽いがギターのバッキングもV系によくあるクリーントーンのアルペジオではなく
メタル的なディストーションを聴かせてくれるぞ!サビはもろメロスピ系疾走だ!
この曲もかなり上海アリス幻樂団っぽいなぁ・・・!ギターソロもメタル的な
ピロピロ速弾きだ!面白い!!7曲目は本作の中でも特に激しくダークな曲で
へヴィさは無いがブラストばりに爆走、加工されたシャウトもバックで聴こえ
タイプ的にはこの手のバンドが必ずやらなくてはならないと
ヴィジュアル系憲法第69条で定められている(笑)
黒夢の“親愛なるデスマスク”タイプの曲だが
サビはやはりメロディアスになるぞ!ラストの12曲目は明るい雰囲気と
シンフォニックなシンセを纏い疾走する曲で上海アリス幻樂団タイプの
メロと相まってかなりのクサさを放っている!
上海アリス幻樂団とKarma-Shenjingどっちが先にデビューしたかは判らんし
どっちかがパクった等と言う気も毛頭無いがスタイル的にはかなり近い事を
やっていると言える!そんなわけで上海アリス幻樂団が好きな人にオススメだ!
まぁ上海アリスを知るほどのリスナーは相当マニアックだろうからKarma-Shenjingなんざ
とっくのとうに知ってるかもしれんがもしあっちが好きでこっちを知らないのであれば
是非とも一聴してみることを強くオススメする!
あっちは東方アレンジと称して多くのバンド、ミュージシャンが様々なスタイルで
もってカヴァーしている・・・。そういった音源を聴くのも良い!しかし俺はやはり
こういったオリジナル曲をプレイしているミュージシャンの方を
推したいと思うのだがどうだろうか!?
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満足度 78% お気に入り曲 四季楽踊、麗蛾、地獄変相図、天狼星
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