KYRIE ELEISON







"...IN THE ARMS OF DECADENCE"




アルゼンチン出身のシンフォニックメタルバンドの1stアルバム。


かつてメタルシーンにおいて隆盛を極めし一大サブジャンル、クサメタル!
ツーバス連打の疾走に乗せクサメロが日本人の最も弱い部分ケンシロウの
北斗百裂拳
の如く執拗なまでに突き、時に大仰なツインリード、
そして時にキラキラ舞うシンセが心の琴線を南斗聖拳の如く切り裂く
垢抜けなくもマニアにはたまらない魅力を放っていたメタルスタイル・・・!
しかし時は流れ往年の名バンド達が次々と洗練され方向転換
クサさが消滅!シーンは過疎の一途を辿るハメになってしまった・・・!
それに伴ってかどうかは知らんがシーンを賑わす貢献を果たしたネット上の
クサメタラー達も一人、また一人と姿を消し気付けばかつての賑わいは
嘘のように消え失せてしまった・・・!しかしメロスピ、シンフォ、クサメタルは
まだ死んではいなかった!!日本のバンドは今なお頑張っているし海外からだって
かつての盛り上がりは無いがまだまだメロスピバンドは出てきている!
そして今回アルゼンチンより新たに登場したKYRIE ELEISONはまさしく我等が
待ち望んでいたシンフォニッククサメタル!やりすぎなまでにクサくクラシカルな
様式美メロディー
キラキラしたシンフォアレンジ、それでいてどこか
プログレッシヴとさえ言えそうな大袈裟な展開と、かつてクサメタルを愛聴していた
クサメタラー達が蒼き涙を流して悶絶しまくるポテンシャルを
内に秘めていると言えるだろう!

シンセの音色は前時代的なチープさが残るがイントロにあたる
1曲目からクサさが溢れ期待感を煽りそれに続く2曲目は
のっけからネオクラシカルなクサクサギターが登場!
ヴォーカルはこの手のバンドお約束の弱さがあるものの
かつてのメロスパーなら気にならん程度だ。疾走しまくりではないが
シンフォニックでキラキラしててクサい!久々にこういう
クサメタル聴いたわい!ギターソロも実にネオクラシカルである!
ストリングス系シンセは昔のANGRAを思い出すな。
3曲目はナレーションに始まり壮大さを醸し出すイントロに変な
うめき声が聴こえその後ギターが大仰なフレーズを奏でる!
チェンバロとストリングスがクラシカルさを演出する
シンフォパートもヤバイくらいクサい!ヴォーカルのバックで重なる
チープさ満点のクワイアもたまらんわい!後半のシンセとユニゾンする
ギターソロ
がまた強烈だ!7分くらいある大作だが次から次へと
クサいパートが飛び出し
ダレを覚える事は無い!4曲目はお城系プログレ
如き劇クサシンフォ小曲でそれに続く5曲目は呟くようなヴォーカルから
始まるミドル、スロー曲だがそれでもクサさが薄れない!
やがてテンポアップしソロはシンセとギターがバトルするお約束的展開!
だが最近はこういうメタルをやるバンド自体いないため一周して
逆に新鮮
とすら言えそうか!?バックのフィメールクワイアも滅茶苦茶クサいぞ!
6曲目は壮大さが全面に出たへヴィなスローチューンだがやはりシンフォさ、
クラシカルさは健在でモダン系のへヴィさではなく大仰さを演出するための
アレンジ
である!途中のシンフォアレンジも実にクサい!RHAPSODYのような
パワフルな、剣魔法ドラゴン系マイティスタイルではなく様式美、煌びやかさ
重視
の初期DARK MOORに近い繊細なアレンジで実に俺好みである!
7曲目も大仰なキラキラシンフォで始まる重厚なミドル、スローパートに始まり
途中疾走するぞ!途中ソロパートでHELLOWEENの“EAGLE FLY FREE”
思わせるベースソロもあり面白いな。クワイアもクサすぎる!
8曲目はパガニーニ的クラシックフレーズをギターとヴァイオリンが
ユニゾンして奏でるインストの小曲。こういう曲もたまらんわい!
9曲目はバラードで泣きのフレーズをエモーショナルに奏でる
ギターが良いな。10曲目はシンフォニックだが変拍子がプログレメタル的
要素を醸し出し
クワイアが曲を盛り上げる!その後笛によるリリカルな
パート
に突入しギターが哀愁を放つ!目くるめく展開は本作中最もプログレッシヴだと
言えるが基本は大仰シンフォクサメタル!次から次へとクサいアレンジが飛び出すぞ!
2ndの頃のHEAVENLYをも思い起こさせるな・・・!
11曲目はヴァイオリンとピアノによるチェンバー系クラシックチューン
このヴァイオリンは生だ。実に本格的な室内楽クラシックである!
そしてラストの12曲目はQUEENの最後の名曲“THE SHOW MUST GO ON”
カヴァーだ!勿論ヴォーカルはフレディには敵わないが悪くは無い。アレンジはオリジナルを
大事にしつつもギターやシンセが上手くクラシカルなオブリを放り込んでおりこのアレンジも良いな!


思ったほど疾走曲が無くスローチューン主体とさえ言えそうなアルバム構成なのだが
中心人物がクラシックを学んできた人間のようで疾走に頼らずとも
クサいメロ、アレンジが全体的に乱舞しており捨て曲は無い!シンセや
ヴォーカルが典型的B級クサメタルのため垢抜けないバンドかと思いきや
実は高いレベルを持っていると言えるだろう!もしこれで全曲疾走していたら
メロスパーの評価はさらに鰻登り
なのだろうなぁ・・・!
しかし今の時代ここまでコテコテでクサいメタルは実に貴重だ!
メロスピを卒業し、ついでに童貞も卒業したかつてのクサメタラー達!
本作を聴いて昔を思い出そうではないか!
オナニーの回数減らしてまでCDをトレイに乗せていた、
古きよきメロスピ黄金時代を・・・!(爆)




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