KAMELOT







"KARMA"




アメリカはフロリダ出身のシンフォニックメタルバンドの5thアルバム。


アメリカ出身のバンドでありながらヨーロッパ的な、叙情的で湿った空気を演出する
ドラマティックなシンフォメタルをプレイする彼らKAMELOTの代表作と言えそうな
アルバムである。これまではまだ地味な存在だったのだが本作で一気にクオリティーを
向上させ多くのメタラーにその存在を知らしめたというわけだ。

生の弦楽器を使用したどこか暗く悲しげなシンフォニックアレンジ、高度な
演奏技術、良質のプロダクション、そして情念込めまくりのエモーショナルな
ヴォーカルスタイルと実に強力な要素がふんだんに詰まっており劇的なメタルを
愛する者ならば必ずやその期待に答えてくれるであろう!

特に気に入ったのは荘厳なイントロからクラシックフレーズを纏い疾走する
2曲目“Forever”、どこか中近東的なイントロに導かれてシンフォニックかつ
ドラマティックな展開を見せるタイトルチューンの6曲目“Karma”、そして
あのCRADLE OF FILTHやXもモチーフにしたエリザベス・バソリーの
伝説
を取り上げた3曲からなる大作のうちのラストにあたる12曲目“Fall From Grace”だ!
他にもいい曲は多く、ボートラもなかなかの佳曲だぞ!


RHAPSODYのような勇壮系とはまた一味違うシンフォニックメタルの良盤!
劇的なメタル、ダークなシンフォ系が好きなら一聴をおすすめする!



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満足度 86% お気に入り曲 Forever、Karma、Fall From Grace







"EPICA"




フロリダ出身のシンフォニックメタルバンドの6thアルバム。


前作“KARMA”においてシンフォニックで大仰、かつ洗練された
完成度の高さを示し多くのメタラーを悶絶させた彼らKAMELOTの6作目のアルバムは
何とコンセプトアルバムという方向性で攻めてきたぞ!

元々RHAPSODY等とは一味違うオペラティックさを持つシンフォメタルを
自己のスタイルとしてきたKAMELOTであるからしてコンセプトアルバムを
創りあげる可能性は十分あったわけだが満を持して6作目でようやく
繰り出してきたといったところか・・・まぁ個人的にコンセプト云々は
あんま興味ないのだが・・・!?(爆)

音楽的には前作の延長線上にあるスタイルだが流石にコンセプトアルバム
だけに以前以上に大仰さ、劇的さ、シンフォニックさが増強された感がある。
オーケストラは勿論生で、今回更に女性ソプラノVoやクワイアまでも挿入、
KAMELOT流シンフォニックメタルの完成形といえそうな1枚に仕上がったぞ!

ちなみに8曲目“DESCENT OF THE ARCHANGEL”のギターソロで
RHAPSODYのルカ・トゥリッリがゲスト参加している。ルカらしい
スウィープ連発ソロで楽しませてくれるぞ。他にもゲストミュージシャンが数人参加している。


楽曲の質も高くこれといった捨て曲は存在しない。シンフォニックメタル好き、
壮大なコンセプトアルバム好きにおすすめのアルバムだといえる!



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満足度 87% お気に入り曲 CENTER OF THE UNIVERSE、
FAREWELL、THE EDGE OF PARADISE、
DESCENT OF THE ARCHANGEL、LOST & DAMNED







"The Black Halo"




フロリダ出身のシンフォニックメタルバンドによる7thアルバム。


大仰さ、クサさ以上に崇高さ、ドラマティックさを優先する、大人のシンフォニックメタルを
高いレベルでプレイする実力派バンド
による通産7作目のアルバムである!どうやら前作の
続き
となっているコンセプトアルバムらしく、本作もまたダークでミステリアスかつ壮麗な
オーケストレーション
を大々的に配したしなやかで劇的なシンフォニックメタル
プレイしておりハイレベルな仕上がりを見せているな・・・!ゲストも多数顔を揃えており、
変わった所ではDIMMU BORGIRのシャグラットグロウルを披露する他、キーボードで
イェンス・ヨハンソンも参加しているぞ。


1曲目は早速のオーケストラに続き淡々とマイルドに展開、バンドサウンドはパワフル
何とグロウルまで顔を出すがやはり基本はしなやかで、どこかエキゾチックな印象もあるな・・・!
2曲目はシンフォニックなしなやかさをキープしつつも疾走するドラマティックな曲である!
サビがまた劇的さを醸し出しており良いのう・・・!3曲目は怪しげなシンセが聴ける
淡々とした薄暗い曲
で、リフ等も結構ヘヴィな印象があるな。4曲目もまた怪しげな空気が放たれるも
穏やかなマイルドさも見られ、デジタル系のシンセ、リズムも顔を出すがドラマティックな
アップテンポパート
は実にカッコいいぞ!5曲目はアカペラVoによる繋ぎで、6曲目はメロウなピアノ、
チェロの音色
ソプラノVoも聴けるバラードだ。後半で盛り上がりを見せるのう・・・!7曲目は泣きのギター
始まりその後はヘヴィな印象のあるミドルテンポのプログレメタルとなるぞ。8曲目は怪しげな
無機質さ
が見られつつ穏やかなパートもあり、ヴォーカルラインはドラマティックさがあるな。
9曲目はアコーディオン、ピアノ、女性Voジプシー的な寂れた空気を演出する短い繋ぎで、
10曲目はストリングス、バンドサウンド重厚な盛り上がりを見せつつテクニカルで
タイトなアンサンブル
が光り、プログレメタル的な趣も感じさせてくれるがサビ等実に劇的である!
11曲目は細かいギターの刻み、ストリングスがこれまたドラマティックさを放ちまくる
しなやかな楽曲となるぞ。12曲目はエモーショナルさ満点のVoピアノ、ストリングス等が聴ける
シンフォニックでメロウな出だしに続き、ヘヴィな盛り上がりも見られる9分近くある大作である!
中盤以降はデスVo女性Voも交えギターソロも聴けるのう・・・!13曲目はテープ逆回転からSEになる
繋ぎ
サンホラを思い出すな(爆)。14曲目は劇的かつキャッチーな印象
ありつつやはりしなやかな曲調で、ドラマティックさのあるアップテンポで展開するぞ!
15、16曲目は日本盤ボーナスで、前者はロイ・カーンの激濡れエモーショナルVo美麗なアコギ、ピアノ
メランコリックさを放ちまくる高品質バラードとなり、後者は4曲目の別ヴァージョンである。


前作の流れを汲んだダークでミステリアスな雰囲気を放つ1枚で、シンセやヘヴィリフ等
結構モダンな印象もあるが
あくまでも基本は壮麗さ、崇高なしなやかさを持った上質な
大人のシンフォニックメタル
となっているな・・・!ロイ・カーンのVoも相変わらず湿り気タップリの
エモーション
を放っており男女問わず濡れるであろう(爆)。即効性は弱く聴き込みを擁するし、
疾走チューンはほぼ皆無大半がミドル、スローテンポなんで判り易いクサメタルが
好きなメロスパー
からは敬遠されるだろうが、ただテクニカルなインタープレイを
垂れ流すだけのオナニープログレメタル
よりも遥かに価値のあるバンドである!
これもまたある意味プログレッシヴメタルだろうか!?




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満足度 83% お気に入り曲 When The Lights Are Down  Soul Society
The Black Halo  Nothing Ever Dies  Serenade







"Ghost Opera"




フロリダ出身のシンフォニックメタルバンドによる8thアルバム。


アメリカのバンドとは思えぬ位の欧州風味漂う湿り気、叙情性を持った実力派による
通産8作目のアルバムである!
最初期はまだまだB級な色合いのメロパワ、メロスピ、
クサメタル系
だったのだがアルバムを重ねる毎に進化しまくっていき、今や生の
オーケストラ
を従え優雅で格調高い洗練された大人のシンフォニックメタル
プレイする程に成長!本作も生のオーケストラと競演したメランコリックでマイルドな
音作り
を見せており、それでいてどこか随所でエキゾチックな要素も見られるだろうか!?

1曲目は生のヴァイオリン優雅さを放つイントロで、続く2曲目はこれまた優雅な中に
マイルドな色香
を漂わせつつヘヴィな印象も見られるドラマティックなミドル曲である!
どこかエキゾチックなフレーズも顔を出すのう・・・!3曲目は劇的なストリングス
共にパワフルさを放つアップテンポチューンとなり、オーケストラアレンジにどこか
エスニックな色合いも見られるだろうか!?4曲目はうって変わってインダストリアルな
無機質さ、ヘヴィさ
を醸し出しているが、美麗なピアノ等も顔を出しメランコリックさを
忘れる事は無いな・・・!
5曲目は再び優雅なストリングスやホーン等が聴けつつも
一部でデジタル加工があり、サビは女性Voも顔を出しミステリアスかつしなやかな空気もあるな。
6曲目はどこか和な印象がありつつ大人しく淡々と展開、男女ツインVo体制で途中から盛り上がるぞ。
ギターソロは泣きのエモーショナルなプレイである。7曲目は重厚なオーケストラ、
バンドサウンド
シリアスな荘厳さを演出しており、8曲目はグレゴリオ聖歌に始まり
壮麗なオーケストラ、淡々としつつそこそこヘヴィなリフが聴け、デジタル要素
見られつつ基本はシリアスだな。9曲目はしなやかな印象がありつつサビでは珍しい
疾走感
も見られ、細かいリフの刻みも勢いを感じさせるぞ。10曲目はピアノ、オーケストラに
ロイ・カーンのVo
実にエモーショナルな美麗バラード。後半のオーケストラの
盛り上がり
がたまらんなぁ・・・!11曲目は重厚さと共にドラマティックな盛り上がりも見られる
大仰なシンフォニックメタルで、Aメロ部分でエキゾチックさもあるだろうか!?
12曲目は日本盤ボーナスで、穏やかな落ち着きを見せる淡々としたバラードとなるが
ストリングス、バンドサウンドが盛り上がりも見せているのう・・・!


ここ数作の流れを汲んだ、生のオーケストラと競演しメランコリックさ、ドラマティックさを
前面に押し出しつつも
決して疾走しまくるような事は無い、マイルドかつ洗練された
落ち着きあるシンフォニックメタル
となっておる!まぁ相変わらず疾走感は無く、
さらにメロディーラインにもあまりフック、キャッチーさが感じられず雰囲気モノになっている感が
無きにしも非ずだが、それでも雰囲気そのものを楽しめる位には高い完成度を誇っておる!
彼らのアルバムにしては収録時間が短めで50分に満たない程度なんだが、こういう方向性だからこそ
逆に長過ぎずダレが出てこない適度な長さだと言えるのう・・・!




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満足度 82% お気に入り曲 Ghost Opera  Silence Of The Darkness
Anthem  EdenEcho







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