重鉄労働者党
"重鉄の凱歌"
日本の漢メタルバンドによる1stミニアルバム。
北海道釧路市を拠点に活動するバンドらしく、本作は何と11年振りに再結成して
リリースされたミニアルバムなんだが、どうやらこれが1stらしく音源はあまり世に
出ていないバンドのようだ・・・!どこまで本気か判らんが、一見してこのご時勢に
おいて結構ヤバそうな空気をプンプン放っているが(爆)音楽的には正統派HM/HRを
主軸とした硬派で無骨な漢メタルとなっており、その雰囲気たるや伝説の漢メタル、
凱旋MARCHを髣髴とさせるのう・・・!
1曲目から早速マーチング調のギターが顔を出しストロングに展開、上記したよう
凱旋MARCHを思わせるんだがヴォーカルは意外と爽やかな感じで(?)あっちのような
濃厚な男臭さは薄いだろうか!?中盤以降はテンポアップしIRON MAIDENを思わせる
展開になり、さらに後半はRHAPSODYもやったドヴォルザークの“新世界”のフレーズが
出てくるぞ!2曲目は軽快なノリの良さを見せつつもやはり無骨な正統派HM/HRで、
ギターソロも勢いの良さを見せつつクサいツインリードも炸裂!その後は凱旋MARCHに
かなり近い軍歌風になるぞ。3曲目はRIOTみたいなギターと共に疾走しするが、やはり日本の
硬派さが強くそれでいてドラマティックでもあるな・・・!ギターソロもまた相当にクサく
ベースもスラップでソロを披露、後半はかつてRAPHAELもやった“ハンガリー舞曲”の
フレーズも顔を出しクサいぞ!4曲目はパーカッションやホーン系シンセと共に
リードギターが勇壮さを演出する、軍歌メタルと言えそうなインストで
5、6曲目は2、3曲目の2004年ヴァージョンとなっているぞ。
11年振りに活動再開したバンドだが、そのサウンドたるや凱旋MARCHを髣髴とさせる
男臭さ満点の軍歌メタル以外の何者でも無く、本作が何故M3に委託されていたのか不明だし
ジャパンギークにはまったくもって受け入れられない世界観だろうが、凱旋MARCHが
大好きだった俺みたいな硬派メタラーにはたまらないバンドである!まぁあっちと
比べるとまだまだプロダクションは軽く、ヴォーカルもよく歌えてはいるが
凱旋MARCHみたいな濃厚な男臭さ、軍歌ライクなフィーリングは無くそこで
物足り無さを覚えたりするんだが、彼等には今後もバンバン活動し第二の
凱旋MARCHになって頂きたいモンじゃて・・・!
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