JOY DIVISION







"CLOSER"




マンチェスター出身のニューウェイヴ、ポストパンクバンドの2ndアルバム。


カリスマ的存在感を放っていたシンガー、イアン・カーティス率いる
ニューウェイヴ系のバンドで本作リリース時には既にイアンは
自殺した後であったが残されたメンバーは活動を継続しそのまま
NEW ORDERと名を変えキャリアを重ねていく事となる。そんなイアンの
生涯を描いた映画が最近上映される事になり話題を集めている感があるが、
とにかくそんな経歴を持つバンドだけに音楽性は打ち込みを多用したデジタル系の
ニューウェイヴスタイル
なのだがとにかく暗くジメジメとしており
ポジパン、ゴシックロック特有の沈み込むようなダークさ
これでもかというほど放たれまくっており聴き手によっては
これ聴いた後は何もやる気が起きなくなりそうだ(爆)。

パーカッシヴなドラムにノイジーなギターが聴けニューウェイヴ的な
内に迫る暗さを見せる1曲目からさっそく暗く妖しげな音世界を提示するが
2曲目はスペイシーなシンセ打ち込みドラムテクノ的な電子音
聴かせるスタイルとなる。この辺がニューウェイヴ的だな。
3曲目もそんな感じなのだがとにかく暗くそれでいてミニマル的な
反復要素
がさらにジメジメ感を引き立てており独自の音世界を
作り上げているな・・・!4曲目はけっこう歪んだノイジーな
ギターリフ
が聴けるぞ。7曲目は淡々としたベースが終始鳴り響くも
意外と勢いが感じられる曲。8曲目はこれまで以上に暗く絶望的ながら
差し込むピアノが叙情性を演出する曲。9曲目はスペイシーな
シンセが目立つもやはり暗すぎる曲で後半のシンセが
シンフォニックを醸し出しておりダークながらもホーリーな雰囲気
演出しておりこれら8、9曲目が特に高い評価を
受けている
ようだがそれも頷ける凄みがあるぞ!


メタル者がその耳で聴くと演奏は下手だしアレンジはチープ、
音楽的にとても優れているとは言えないのだがこの何とも言えない
独自の暗さ、退廃的エモーションは半端ではなくやはり音楽は、
芸術は技巧や知識ではないのだという事を改めて思い知らされるのう・・・!
本作はニューウェイヴ、そしてその後のオルタナ者達にとっては
名盤という扱いなのだがメタラー的にはピンと来ないアルバムだろう。
だが思うに本作・・・いやパンク、オルタナ系のリスナーは
音楽のみではなくミュージシャンの言動や人間性、時代背景、文化、
アルバム製作時の状況
などを全て踏まえたうえでアルバムを評価する
タイプのリスナーだからこそこういった音楽性よりも人間性が前面に出た
アルバムが高い評価を受けるのであろう・・・!メタラーはどちらかといえば
音楽、楽曲のみを評価するタイプのリスナーなのでこういうアルバムを
聴かされても評価には困ってしまうな(爆)。だが俺は最近パンク畑に
かなり踏み込んでいる
ので本作のようなアルバムが高く評価されている
理由もなんとなく判ったりするわい・・・!狙って出せるものではない
情念
がここにはあるのだ!これがパンクというジャンルである!



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満足度 72% お気に入り曲 Atrocity Exhibition、
Colony、Twenty Four Hours、Eternal、Decades







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