IN FLAMES







"Lunar Strain"




スウェーデン出身のメロデスバンドの1stアルバム。


今や北欧メタル、メロデスシーンを代表する大物バンドにまで
のし上がりアメリカのシーンにも大きな影響を及ぼすまでになった
スウェーデン出身のメロデスバンドの記念すべき1stアルバムである!
今現在でこそ洗練されたエクストリームメタルとしてアメリカでも
リスペクトされ数多くのフォロワーを生み出し続けている彼らではあるが
本作リリース時はまだマイナーな一介のデスメタルバンドであった・・・!
プロダクションも演奏も垢抜けない事この上ないのだがこの頃聴けた
北欧のバンドならではの極端なまでの慟哭は今ではお目にかかれないものであり
この頃の彼らを未だに愛するメタラーが多いのも道理であろう!

1曲目は個人的にも大好きな初期の名曲“Behind Space”だ!
まだまだ軽い音質にハシり気味の演奏と垢抜けない部分も多いが
この曲の慟哭疾走振りには全てのマイナス要素がかすんで見える!
ラストのメランコリックなアコギも良い!
タイトルチューンである3曲目の途中で聴ける慟哭リフ
叙情リードギターも実に素晴らしい!4曲目のイントロで登場する
いかにも北欧土着ってな雰囲気プンプンのヴァイオリンもたまらんわい!
その後ブラストで爆走するのも熱いな!ラストではタッピングソロも聴けるぞ。
8曲目もヴァイオリンが登場しギターとユニゾンし滅茶苦茶牧歌的な
民謡クサメロ
を聴かせてくれる!もう今の彼らにこういう音は望めないのだ!
クサい!実にクサい!!10曲目も慟哭を撒き散らし疾走するぞ!


モダンなグルーヴ、へヴィさ、洗練された音作りと引き換えに失われた
ストリングス、アコギ、女性ヴォーカルによる北欧土着のクサメロ!
まさしく失われた北欧幻想がここにある!!イマジネーションをかき立てる
美旋律の連続だ!まぁぶっちゃけ今の俺はモダンなへヴィサウンドも
大好きになっちまった
のだがこの頃の彼等をこよなく愛しアメリカン
モダンスタイルを忌み嫌う根っからのヨーロピアンメタラーには今の
IN FLAMESの方向性は受け入れたくないものなのだろうなぁ・・・!



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満足度 87% お気に入り曲 Behind Space、Starforsaken、
Upon an Oaken Throne







"SUBTERRANEAN"




スウェーデン出身のメロデスバンドのミニアルバム。


1stと2ndの間にリリースされたミニアルバムでかつて1stの日本盤には
ボーナス扱いで全曲収録されていたのだがのちのリマスター盤にて
分けられ本作ミニには未発表曲を新たに追加してリリースされる
運びとなったようだ。未発表音源は2ndのデモとアイアンメイデンのカヴァーである。

ピアノによるメランコリックなイントロから凄まじいまでの叙情性、
慟哭
を放つリフが登場しリードギターも滅茶苦茶クサいフレーズを弾く
初期の彼等を代表する激情慟哭メロデスの名曲“STAND ABLAZE”
わざわざここで記すまでも無く素晴らしいがそれ以外の楽曲も
強烈
である!今の彼らには無い北欧メロデスならではの慟哭に満ちた
エモーショナルな楽曲群は我ら日本人の琴線を激しく刺激してやまない!
アコースティックギターの使い方も相変わらず上手いな!
あとメタリカのカヴァー“EYE OF THE BEHOLDER”はクリーンVo
驚いたがどうやらこの曲はゲストシンガーが歌っているらしい。


ARCH ENEMYに“SILVERWING”が、DARK TRANQUILLITYに
“PUNISH MY HEAVEN”があるならば彼らIN FLAMESには
“STAND ABLAZE”がある!
初期メロデスを代表するキラーが存在する
本ミニアルバム、北欧メロデスを愛するならば是非とも手元に置いておきたい
マストアイテムだと言えるだろう!



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満足度 88% お気に入り曲 全部。特に“STAND ABLAZE”







"THE JESTER RACE"




スウェーデン出身のメロデスバンドの2ndアルバム。


最近こそ脱メロデスモダンなメタルコア要素を取り入れるようになった
彼らだがこの頃は泣きと慟哭、激情に満ちた北欧スタイルの王道メロデス
プレイしていた。速い曲も勿論あるが疾走感には頼らずあくまでも
慟哭のフレーズを強調しミドル〜スローテンポが主体となっている。
疾走しない必然性が楽曲にしかと込められているのだ!

日本盤と輸入盤で曲順が違うようで、俺の手元にあるのは輸入盤なので
それに準じて書いていくと、アコギによる叙情的なイントロで始まり
スローテンポで愁いを帯びたメロデスとなる1曲目に始まり、
2曲目がなぜか短いインストでクリーントーンのギターによる
アルペジオで幕を開け淡々とした曲調ながらもツインリードが
非常に叙情的な雰囲気をかもし出す!そして3曲目がアップテンポの
慟哭系メロデス
で途中から疾走し凄まじいまでに劇的なギターが登場する!
やはりこの頃の彼らが一番良いのう!そして4曲目は疾走チューンで
やはりギターが実に素晴らしい!途中テンポが落ちるもそれがドラマ性を
高めている
な!6曲目はイントロからブラストで疾走しその後のツインリードも
また熱く叙情的だがその後思い切りテンポダウンしこれまた凄まじい泣き、
慟哭
を魅せるツインリードが聴け再び疾走!後半はちょいとダレるか!?
8曲目はイントロでブラストトレモロリフが聴ける爆走メロデスだ!
その後のツインリードはどこか勇壮さすら漂っているな・・・!
9曲目はインストでどこかプログレメタル的な雰囲気を持ったリフ、展開があるぞ。
10曲目は慟哭のリフが聴ける王道の疾走メロデスだ!
中盤のどこかワルツを思わせるギターが実に素晴らしい!


“LUNAR STRAIN”“SUBTERRANEAN”のようなこれといった
キラーこそ無い
ものの総じて高いレベルにあるアルバムである!やはり時代が
時代だけに音は軽いがそれすらも古き良き慟哭叙情メロデスの味だと思えるな(笑)。
最近の彼らには無い、このやりすぎなまでに悲しく身悶えしそうなほどの
泣き、垢抜けなさが魅力
だと言えよう!



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満足度 84% お気に入り曲 Artifacts Of The Black Rain、
Graveland、December Flower、Dead God In Me







"Whoracle"




スウェーデン出身のメロデスバンドの3rdアルバム。


数多くの名曲を生み出したメロデス時代のIN FLAMESとしては
若干地味な位置付けにあるアルバムだと言えるだろう。
1stと次回作が名盤なのでその間に挟まれてしまっているという
不幸が大きく影響しているだろうし、クオリティー自体もやはり
名盤群に比べると劣っている箇所はあるもののやはりそこは
IN FLAMES、並みのバンドよりは高いレベルにあると言えるだろう!
慟哭のリフが聴ける1、ギターソロがとにかく劇的な5、唯一の
疾走チューン
である7が特に気に入っている。基本はミドル〜スロー
疾走曲は非常に数少なく、演奏面でもまったく難しいことは
やっていないのだが早さ、テクに頼らずとも良質の楽曲を
産み出せる
真に優れた才能があるのだ!


本作製作時にメンバーチェンジが起こったりといろいろ
ドタバタしていた時期に作られたアルバムだけにやはり上記したとおり
他の名盤には劣るもののそれでも十分以上に質は高いぞ!
彼らのファン、慟哭系メロデスが好きなら本作も押さえておこう!



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満足度 83% お気に入り曲 JOTUN、THE HIVE、
MORPHING INTO PRIMAL







"Colony"




スウェーデン出身のメロデスバンドの4thアルバム。


世間一般的に名盤と呼ばれているアルバムで、本作が彼らの最高傑作だと
公言して憚る事を知らぬ剛のメロデス者も数多い!
流石にそう言われるだけのことはあり実にクオリティーの高い
慟哭叙情泣きメロデス
が詰め込まれた1枚である!

方向性的には従来のアルバムのスタイルを消化した音なのだが
そこに70年代ハードロック・・・というかDEEP PURPLEみたいな
ハモンドが使われたブルージーさすらかもし出す曲やどこか
ニューウェイヴ系の雰囲気を持った曲などこれまでには
あまり見られなかったアプローチを積極的に取り入れたりしている。
だがやはり彼ら・・・北欧慟哭メロデス特有の激情のリフ、ソロ
相変わらず健在である!最近の彼らには求めるべくも無い北欧臭
いくら新たなスタイルを取り入れようとも本作からはカイオウの魔闘気が如く
あふれ出してくるのだ!!(爆)見よ!この北欧臭の憤りを!!

ちなみに9曲目と日本盤ボーナスの12曲目は過去の楽曲の
リレコーディングヴァージョン
で9曲目はかの名曲“Behind Space”である!
また7曲目には元EUROPEのギター、キー・マルセロがゲストで参加し
見事なギターソロを披露しているぞ!


個人的には1stのほうが好きだったりするのだがプロダクション、
演奏等をトータルで含めるとより洗練された本作のほうが
高品質であろう!この頃の彼らは凄まじかったわい・・・!
俺はモダンなメタルも好きだがIN FLAMESにああいうスタイルは合わぬ!
本作のような方向性が所望じゃ!!




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満足度 85% お気に入り曲 Embody The Invisible、
Scorn、Coerced Existence、Behind Space '99







"CLAYMAN"




スウェーデン出身のメロデスバンドの5thアルバム。


CHILDREN OF BODOM登場以前に幅を利かせていたメロディックデスメタルスタイルを
踏襲するバンドでシンセが全面に出る事は無くミドル〜アップテンポで叙情的な、
慟哭のリフを奏で泣きのギターソロを聴かせるのが基本的な曲構成で
特に彼らIN FLAMESはアコースティックギターブツブツ呟くような
低音クリーンVo
の使い方が上手くそれがデスメタルサウンドと絡み合う事により
ダイナミックさを演出していると言える。演奏技術を見せ付けるようなプレイは一切無く
完全にメロディー重視なのも良いところだ。ピロピロいう速弾きは
ほぼ皆無
と言ってよかろう!

本作は有名な前作“COLONY”の次と言う事でいくぶん地味に感じられる
アルバムだがクオリティーは高く大物バンドの名に恥じない出来だと思うぞ!
またもともと薄かったデス色もさらに薄れヴォーカル以外は
ほぼ正統派メタルってな雰囲気で、他にもメジャーキーを大胆に導入した
楽曲も多くそれがよりデス色を無くしている要因だろう。これを良しとしないデスメタラーも多いとは思うが
個人的には曲のクオリティーが高ければこういう変化はアリだ。

インペリテリがパクってた(笑)リフに乗る叙情メロディー、サビで明るく(?)なる
展開など聴き所満載の疾走チューンである2曲目“Pinball MAP”、ヴォーカルがデス声なのを覗けば
もはやメロパワと呼んでしまってもいいほどの疾走チューンであるアルバムタイトルチューンの
6曲目“Clay Man”、クリストファー・アモットがギターソロで
ゲスト参加
した泣きのギターがこれでもかと言うほど詰まったミドルテンポ曲の
10曲目“Suburban Me”が特に気に入っている。日本盤ボートラの12曲目“Strong And Smart”も
ノリの良いメロディアスなアップテンポ曲でクオリティーは高い!
どうやらメロコア曲のカヴァーらしいな!


IN FLAMESのアルバムの中では地味なほうに位置づけられているが
クオリティーが低いと言うわけではないので明るいメロデス(!?)が
聴きたい人、IN FLAMESファンは聴いて損は無かろう!



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満足度 84% お気に入り曲 Pinball Map、Clay Man、
Suburban Me、Strong And Smart







"REROUTE TO REMAIN"




スウェーデン出身のメロデスバンドの6thアルバム。


北欧特有のメランコリズムを前面に押し出した慟哭のメロデス
一時代を築き上げた大物バンド、IN FLAMES・・・!
アルバムを重ねるたびに認知度が上昇しSLIPKNOTに実力を認められ
ツアーに同行しこれまでメロデス・・・というかメロディアスな
メタル不毛の地とされてきたアメリカで人気を獲得、それに気を
良くしたのかどうかは知らんが本作6thアルバムは一気に
アメリカナイズドされたモダンなスタイルにシフトチェンジ、
これまでの北欧メロデスサウンドを愛してきた従来のファンにとって
賛否両論のアルバムに仕上がったのである!

本作リリース時にモダンになったとの前情報があったわけだが
実際に聴いてみるとたしかにそんな感じはあるものの
かつてのメロデス要素もキッチリ残っていると言えるだろう。
だがクリーンヴォイス気味の歌唱でスローになり広がりを見せる
サビなどは確かにモダンメタル、ニューメタル的だ。
リフのゴリゴリした音色もそれっぽいな。2曲目はメロデス要素ある
リフを若干残しつつもかなりザクザクした音が聴ける
疾走モダンサウンドだ!だがサビあたりはやはりスローになるが・・・!
インダストリアルメタルを思わせる音作りだな。ベタなメロデス風味は
消えうせたがこの壮大さはこれでまた良い。3曲目もゴリゴリした
メロデス的リフで疾走するぞ!6曲目はSLIPKNOTの影響が感じられる
モダンなリフが登場するアグレッシヴな曲だ。8曲目はゴリゴリしつつも
メロデス要素の残ったリフでアグレッシヴに爆走するぞ!北欧メロデスの
流れを受けつどドラマティックなリフ、ソロが聴ける9曲目は本作中
最も過去の彼らに近いだろう。10曲目、12曲目もメロデス的リフが登用するぞ!


個人的にはモダンへヴィネスも嫌いじゃないがIN FLAMESに
こういう音を出してもらいたくは無いというのが本音だ。
せめてモダンさとかつての北欧メロディーを上手いこと融合し、
アメリカのバンドには無い北欧ならではのモダンメタル
昇華させてもらいたかったわい・・・!



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満足度 77% お気に入り曲 System、Drifter、
Egonomic、Minus







"SOUNDTRACK TO YOUR ESCAPE"




スウェーデン出身のメロデスバンドの7thアルバム。


慟哭のリフとソロを携えこの上ないメランコリズムを体現する
北欧が生んだメロデスの至宝IN FLAMES・・・!しかし前作
“REROUTE TO REMAIN”において大胆にもモダンへヴィネス、
インダストリアル
の手法を取り入れアメリカ進出を狙い始め
初期の北欧慟哭サウンドを愛するファンは面を食らった・・・!
この方向性の変化のおかげでアメリカでも成功し多くのフォロワーが
登場、それはメタルコアと呼ばれる一派となりひいてはギターソロ復興という
めでたき現象も巻き起こるのだがそのためにIN FLAMES達北欧メロデスバンドが
払った代償は余りにも大きく多くのファンはアメリカナイズドされた
言い捨て絶望に明け暮れた・・・!

そしてリリースされた本作、ここで聴ける音楽性はモダンへヴィネス、
インダストリアルメタルの影響をモロに受けたアメリカンラウドロックが
8の割合
に対してかつての北欧メロデス要素が2割程度しか残っていないという
状態で往年のファンは離れていき入れ替わりでアメリカンなストリートキッズが
多くファンになった
ものと思われる!?ただアメリカナイズドされただけに
やはり演奏、プロダクションは一流極まりないものでアンダースのヴォーカルは
クリーン、シャウト共に実に上手くカッコいいぞ!
クリーンVoはどこかニューウェイヴの影響がありそうだな。

初期のファンが待ち望んだIN FLAMESとはとても呼べない音楽性ではあるが
2曲目の幽玄なサビ等これはこれでまだ聴ける・・・!
なんて思えるのは俺がモダンなメタルも好きだからだろう(爆)。
3曲目はインダストリアル系のアグレッションに若干メロデス色のある
リフ
を足した疾走チューンで良い。8曲目もブルータリティーと
メロデス寄りのリフ
が堪能できる爆走チューンだ!


リフの音色、質感がモダンなのはいいがギターソロらしいソロも
ほとんど無く
慟哭リフも殆ど消滅してしまっているのが残念である!
モダンへヴィネス、インダストリアルも俺は好きだが彼らにこういう音は
求めていない
のでな・・・!



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満足度 73% お気に入り曲 Dead Alone、In Search For I







"COME CLARITY"




スウェーデン出身のメロデスバンドの8thアルバム。


叙情リフと慟哭のギターソロを武器にシーンのトップに上り詰めたメロデスの
大御所バンドで最近は他のバンド同様ややアメリカナイズドされる傾向にあったものの
本作は初期のスタイルとモダンな要素が上手くかみ合ったアルバムとして
かなり評判が高かったようである。

1曲目からいきなり叙情的なリフを湛え爆走する王道メロデスが聴ける!
クリーンVoもメロウさを湛えデスヴォイスもアグレッシヴでたまらん!
2曲目は電子音が導入されたミドルテンポ曲だがやはり叙情性あるメロディーが聴け
ギターソロも良い!4曲目はイントロからアグレッシヴなリフとまるで低音で
呻くかのようなベース
が熱いアップテンポ曲だ!いきなり女性ヴォーカルが使われ
その後デス声が登場する!ギターソロもたまらんぞ!!5曲目もへヴィなリフと
唸るベース
が聴けその後爆走!喚き散らすデス声、そしてシンガロングが熱い!
熱すぎる!!6曲目はイントロのアコギが美しいデスバラード(!?)。そして
7曲目はこれまたアグレッシヴに疾走する曲だ!IN FLAMESはそれほど疾走しないバンドだと
思っていたが本作は速い曲が多いな!やはりリフ、そしてベースがカッコいいぞ!
シンセのピチカート音が使われたソロ前が面白い。勿論ギターソロもそそるわい!
10曲目も激しく爆走する慟哭メロデスでリードギターが叙情性を演出、そして
サビのコーラスもやはり熱い!そして12曲目はイントロから超熱いツインリード
登場!ブリッジのミュート気味リフも印象的である!そして壮大に広がるかのような
サビ
も強烈だ!メロデス特有の身を焼かれるかのような感覚がたまらんわい・・・!


プロダクションも当然良いがドラムの音がいかにも80年代的シンセドラムってな
感じだな・・・。まぁ個人的には気にならないが。ベースが唸りまくっているのは良い!
捨て曲も無く非常にアグレッシヴかつメロウなデスメタルが堪能できるぞ!
初期のファンにもオススメできるであろう!



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満足度 86% お気に入り曲 Take This Life、Dead End、
Scream、Vacuum、Versus Terminus、Vanishing Light







"A Sense of Purpose"




スウェーデン出身のメロデスバンドの9thアルバム。


初期の面影はどこへやら、もろスクリーモ、メタルコア風アメリカナイズド
されまくったジャケ
が、個人的には嫌いじゃない・・・むしろ好きな雰囲気
ものの初期からのメロデスファン、メタルファンからは受けが悪そう
IN FLAMESの9作目となる本作、Aメロ〜ヴァースまでがスクリームでサビは
スローになりクリーンVoで朗々と歌うお決まりのメタルコアスタイル
嫌気が差しデス声でメロディーを歌うという荒行に挑戦したらしく、
たしかに1曲目などサビはデス声でメロディーを歌うメロディック・
デスヴォイス
を披露してたりするのだが曲構成はよくあるメタルコア系と
何ら変わらん
よなぁ・・・!サビで開けた感じのスローテンポ
なるのはまんまである。2曲目は慟哭のリフを纏い疾走するが
サビはやはりメタルコア風アレンジでメロディーを歌うシャウトが
聴けるぞ。3曲目なんかメタルコアというよりは以前のニューメタル風の
雰囲気
があったりしてIN FLAMESとしてはどうも微妙な感じがするなぁ・・・!
だがそれでもニューメタルには存在し得なかったエモーショナル極まる
泣きのギターソロ
はやはり良いな!4曲目も全体的には脱メロデスした
モダンメタル
なのだがか細いリードギターの泣きフレーズ、中盤のアコギが
初期の面影を残しているな。5曲目はAメロ、ブリッジはスローだがサビで
メロスピ的な疾走を見せるという、メタルコアの対極に位置するアレンジが
施されておりこれは面白いな!まるでSOUND HORIZON以降の
同人クサメタル系
である(爆)。“澪音の世界”みたいだ(笑)。8曲目は本作としては
珍しいクリーンヴォイスが前編に渡ってフィーチャーされたダークなバラード風の曲。
そして9曲目は本作中最もメロデス要素が濃い待ってましたの疾走チューンだ!
12曲目もイントロでメロデス疾走を魅せるぞ!それ以降はメタルコア、
ラウドロック風
なのだが・・・!13曲目以降は日本盤ボーナス
本編を食うほどのクオリティーがあるぞ!


前作“COME CLARITY”は初期メロデス要素と近代メタルコアが上手い具合に
噛み合った力作
だったんだが本作は再び“SOUNDTRACK TO YOUR
ESCAPE”
辺りのモダンなスタイルに戻ってしまったようだ・・・!メロディーを歌うシャウトも
特に真新しいスタイルではなくだから何?ってなレベルである!
これなら彼らが否定した在り来たりなメタルコアを聴いていたほうが
よほど楽しめるかも知れん・・・!



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満足度 75% お気に入り曲 Sleepless Again、
Delight and Angers、Condemned、Eraser







"Sounds of a Playground Fading"




スウェーデン出身の超大物メロディックデスメタルバンドの10thアルバム。


初期の頃こそクサさすら漂わす北欧情緒に満ち溢れまくった慟哭しまくりの叙情メロデス
プレイし日本人の琴線に触れまくる美メロをこれでもかというほど聴かせてくれたが
アルバムを重ねる毎にモダン化というかアメリカナイズドされていってしまい洗練は
された
がそれ故に叙情味、クサさ、慟哭、北欧情緒といった我々が愛して止まない要素が
減退しまくってしまった・・・!
そして本作、何と中心人物であったギタリストの
イエスパー脱退
というかつて無い状況の変化に見舞われたが音楽的には前作の延長線上
あると言える、メロデスと言うよりはモダンなメタルコアというかスクリーモに近い
作風でイマドキのキッズには喜ばれるんだろうが初期からのファンには相変わらず厳しそうだ・・・!
ツインリードのギターソロとかは北欧メロデスらしいクサい叙情性があるんだが・・・!

1曲目はベースが哀愁漂う穏やかなムードを醸し出すイントロに始まりバンドサウンドが登場、
なかなかに初期の頃っぽいハモリギターを聴かせるもその後はすぐにモダンなへヴィリフが
顔を出し
ヴォーカルもやはり今風のダミ声系でバッキングのチャカチャカしたギター
スクリーモ風だしサビはキャッチーでどこかダンサブルですらあるがギターソロは叙情性のある
泣きのフレーズ
タッピングが絡む対位法っぽい構成である!2曲目は電子音が聴けつつリフは
メロデス系のハモリを見せミドル、スローで淡々と展開、サビはやはり今風のムードプンプンだな。
ギターソロは速弾きで始まりツインリードは流石に北欧メロデス的なクサい叙情性を放つが
それだけでは物足りんわい!3曲目はこれまたクリーンなベース(?)で始まりモダンな壮大さを
感じさせるへヴィサウンド
が登場、これまたスローで淡々と展開しヴォーカルもシャウトしながら
メロディーを歌う
感じでデスVoと言うよりはダミ声だな。後半はギターが実にメランコリックな
叙情性
を醸し出しこのパートは良いのう・・・!4曲目は待ってましたのモダンでアグレッシヴな
疾走チューン
でメロデス要素は無くラウド寄りの音作りとなっておりサビも今風なリズミカルさがあるが
ギターソロだけは北欧メロデス直系の慟哭叙情クサメロで後半もメロウな展開である!5曲目は
シンセも目立ったモダンなミドル曲となるがリードギターはメロデスらしい叙情フレーズを弾いている。
ギター以外は総じて今風な感じでサビなんかピコピコしたシンセダンサブルさを出しておるわい!
ただギターソロはやはり良いな。6曲目はインダストリアルなムード漂う電子音が顔を出す
へヴィで淡々としたミドル曲。サビはエモいムードがありキャッチーさも感じさせ悪くは無いな。
7曲目はクリーンギターがブルージーな(?)哀愁を漂わせヴォーカルもいつになくソフトな歌唱を披露する
穏やかなバラード風で8曲目はゴリゴリにへヴィなモダンさを放ち吐き捨てヴォーカルも荒々しい
ラウドロック系の曲調だがリフにメロデス、メタルコアの面影がありサビは冷たいピアノ
顔を出しエモーショナルなキャッチーさを感じさせメロディアスなギターソロも良いな。
9曲目は叙情的なギターに始まり淡々としたマイルドなムードで展開、ヴォーカルも味のある
クリーン
で歌いギターソロは泣きメロではないノリの良いプレイでこれまた良いぞ!
その後のメロウなパートも良く曲展開もよく出来ておるわい!10曲目はこれまたゴリゴリの
モダンへヴィネス
叙情的なリフを聴かせたかと思えば突如アグレッシヴに爆走!
中盤はビートダウンになりその後はワウを絡ませたエモーショナルなギターソロ
顔を出しよく泣いておるのう・・・!11曲目はSEに始まりハーモニカみたいな音色、
語りのような呟き
が聴ける曲とは言い難いトラックだが後半でデジタルリズムが顔を出す。
12曲目は昔の彼らを彷彿とさせる叙情的なハモリリフが聴けるもその後は淡々とした
モダンなムードを放つミドル曲
になりサビはシンセと共に今風ながら壮大に盛り上がるぞ!
中盤ではクリーンギターに加えヴァイオリンも顔を出しメロウな繊細さを放ちその後ヴァイオリンと
共に聴けるワウをかませた泣きのギターソロも実にエモーショナルで良いな・・・!
13曲目はマイルドで味のあるクリーンVoミュート気味のクリーンギターが聴け淡々とした
リズム
で展開するバラードと言うかいい意味で(暗めの)ポップスに接近した感すらある曲。ギターソロは
やはりワウをかましたメロウでエモいプレイを見せており他の曲同様良いぞ!


全体的にやはりモダンメタルコアというかスクリーモにも近い音作りに仕上がっており
パートによってはダンサブルですらあるが一部のギターフレーズやソロは初期の頃の面影があり
クサさすら漂わす北欧情緒溢れる叙情慟哭泣きメロを披露している!個人的にはモダンな
メタルコアやスクリーモも好き
なんだがやはり初期の頃の彼らを知っているとここ最近の
作風では満足出来ない
所があるのう・・・!ただ今回作風的にヴォーカル寄りになった感があり
クサくは無いエモいキャッチーさが感じられアルバム前半は掴みが弱いが後半になって
アレンジ、曲構成の上手さが生きてくるな。IN FLAMESだと思わずアメリカの最近の
メタルコアバンド
だと思って聴けば極めて高水準の1枚だと言えよう!




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満足度 80% お気に入り曲 The Puzzle、Fear Is The Weakness、Darker Times、
Ropes、Enter Tragedy、A New Dawn、







"Siren Charms"




スウェーデン出身の超大物メロディックデスメタルバンドの11thアルバム。


初期の頃はいかにも北欧らしい、寒々しくもクサく慟哭する高水準の叙情メロディックデス
プレイし日本人の琴線に触れまくる美メロの数々を提供してくれた実力派のビッグネームだったが、
次第にアメリカナイズドされていきそういった叙情性は減退、今やすっかりラウド、メタルコア、
ポストハードコア的な音作り
になってしまったベテランバンドである!前作でついに中心人物の
イエスパーが脱退する
と言う憂き目に合うも、それ以前から既に脱北欧メロデスしており本作は
前評判からやれ「メタルですら無くなった」だの「オルタナになった」だのと散々な言われようで
一切期待が出来ない
んだがどうした事だろうか(爆)。

1曲目は早速のアメリカナイズドされた今風な音叙情的なツインリードが乗り、淡々とした
マイルドな気だるい音作りクリーンVoも登場、もはやオルタナと言いたくなる曲調なんだが
一応サビはシャウトも登場しつつメロディーをなぞっているぞ。2曲目はアグレッシヴに疾走し
モダンなムードを演出、
当然メロデスでは無くヴォーカルはまるでマリリン・マンソンのような
怪しさを放っているのう・・・!
ギターソロのハモリだけはまだ叙情性があるな。3曲目は淡々としつつも叙情的な
ギター
で幕を開けミドルテンポで展開、デジタル系シンセも聴けやはり今風だな・・・!ギターソロは
メロディアスさがあり
良いのだが・・・!4曲目はまた怪しくも淡々とした曲調で、サビは盛り上がり
今風のシンセも聴けるぞ。
5曲目は泣きのギターで幕を開け穏やかな中にメロウな叙情性を演出、
メランコリックゴシック要素が強く何だかんだでこういうムードを出せるのはやはり北欧のバンドならではだな・・・!
6曲目もかなりマイルドで淡々とした曲調で、サビで盛り上がるメタリックさよりもオルタナ的な
ノリ
が強く気だるさが目立っているなぁ・・・!7曲目は久々に絶叫シャウトが聴けるヘヴィチューンだが
疾走感は無くグルーヴィーなミドル、スローチューンである。途中でシンセに女性Voも顔を出すぞ。
8曲目はヘヴィリフ早速のギターソロが聴けるもその後はやはり淡々とした感じだな。気だるく怪しげな
シンガロング
も顔を出すぞ。9曲目もかなり気だるいオルタナ系スロー曲だが、ギターだけはそこそこ
メロデス風の叙情性
を放っているな・・・!10曲目はモダンと言うかインダストリアル的な質感を放つ
数少ないアグレッシヴな曲だが、勿論疾走はせずミドルテンポグルーヴィーかつ気だるい
空気
も漂っているなぁ・・・!11曲目もまた怪しく気だるいヘヴィチューンだが、ギターリフだけは半端に
メロデスっぽさ
が残っておりどっちつかずの印象も強いのう・・・!


前評判通りオルタナに接近したムードがあり、数少ないアグレッシヴな曲も当然のように
メロデス要素は皆無モダンさが目立っておりかろうじてギターソロ、ツインリードで
叙情フレーズ
が顔を出すも、そういった要素を求めて聴いてはいけないアルバムだな・・・!
美点としてはシャウトからクリーンまで声色を使い分けるアンダースの歌唱振りだが、
基本的にクリーンVoメインでシャウトが殆ど見られないのもまた非デスメタルな空気を
増している要因
だな・・・!一応はメランコリックなムードがあるも、やはりメロデス好きより
今風のオルタナメタル、ポストハードコア系が好きなリスナー向けだろう・・・!




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満足度 69% お気に入り曲 With Eyes Wide Open







"Battles"




スウェーデン出身の元メロデス、現オルタナバンドによる12thアルバム。


「オルタナティヴ」という単語がこれほど間違った意味で
浸透している
のはミュージックシーン以外に無いだろう!
本来オルタナティヴとは「非主流、非メインストリーム」という
意味なんだが、音楽好きで正しい意味を知っている者など最早おらず
軽いノリの「売れ線、流行り」という認識なんじゃなかろうか!?

そんなわけで近年物議を醸しまくりの路線を突っ走るIN FLAMES、
メロディックデスメタル黎明期
より活動するベテランで、この手のジャンルを
生み出した功労者のうちの一組で、それこそ最初期は北欧情緒を存分に
導入したハイレベルな激泣き慟哭叙情メロデスで数多くのメタラーを
喜ばせてきた・・・!だが次第にアメリカナイズドされていき、半端に
ラウドロックやメタルコア要素
が顔を出し始めグルーヴィーになり、
最終的にはスクリーモ、ポストハードコアからオルタナ化してしまい
初期からのファンを激しく嘆かせた・・・!本作はオルタナ路線に
舵を切った問題作の前作に続く通産12作目で、方向性はやはり
前作を踏襲したオルタナで、クリーンVoが多用されておりリズムも
グルーヴィーで淡々とした退廃ムードがあるんだが、それでも前作よりは
グロウルメロデス風の叙情ギターフレーズが顔を出すのう・・・!

1曲目から早速気だるいオルタナ感があるも、メタリックな叙情リフや
グロウル、疾走パート
も微かに顔を出し、2曲目はグルーヴィーながら
そこそこ叙情的な面があり、サビはなかなかにキャッチーだな。
3曲目は淡々とした穏やかさのあるほの暗いバラード風で、
4曲目はデジタル音ヘヴィリフが聴ける淡々としたタルい曲だが、
ツインリードは叙情性があり、オルタナ好きにしてみれば「ダサい
ヘビメタだよォ〜」
なのかも知れんが、俺等にとっては大好物だ!
失せろオルタナ小僧ども!(爆)5曲目もそんなHM/HR然とした
ギター
が顔を出すが、やはり基本は淡々とした気だるいスローテンポだな。
ギターソロは構築されており、テンポアップもするぞ。6曲目は女性Voコーラス
顔を出す淡々とした曲で、7曲目はここに来ての疾走&慟哭リフ、グロウルが登場!
メロデス要素がそこそこ戻って来ており、8曲目はヘヴィ寄りのリフが聴けつつ
これまた淡々としているな。9曲目もかなり穏やかで、10曲目はメロデス寄りの
叙情リフ
に始まるも、やはりマッタリ気味じゃのう・・・!11曲目はヘヴィリフが聴け、
退廃的な空気を醸し出すスローテンポで、後半のリードギターはかなり
物悲しく、
こういうセンスはやはり北欧のバンドらしい美点である!
12曲目は淡々とした中にグロウルが聴け、サビはクリーンになるポストハードコアに
近いタイプの曲
だな。それでもハモリギターはメロディアスさがあるのだが・・・!
13曲目もポストハードコア的なノリの曲調で、パンク的なコーラスも顔を出し
14曲目は軽快なキャッチーさを放ち、その後は勢い良く疾走するぞ!
こういう部分が「オルタナバンド」では無く「メタルバンド」なのだろう・・・!
まぁノリ的にはどちらかと言ったらパンク寄りメタルコアなんだが(爆)。


メタラーが最も好むスタイルからメタラーが最も嫌うスタイルへの
転進という事で、近年の彼等はチャラ系キッズを喜ばせる変わりに
過去のファン、メタルファンを完全に切り捨てる意向が見られるんだが、
それでもアメリカのバンドとは異なる湿ったほの暗さが漂っており、
キャッチーなクリーンVoもチャラさは見られずメロウさがある辺り北欧という
出自
はかなり滲み出ているな・・・!そこいらのくだらない売れ線
ゴミバンド
なんざ聴くよりも遥かに有意義な音楽体験が出来るが、
それでもメタラー視点だと半端にメロデス要素が残っており
もどかしさ
を感じるかも知れんな。




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満足度 70% お気に入り曲 The End  Like Sand  Through My Eyes







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