IN THIS MOMENT







"Beautiful Tragedy"




カリフォルニア出身の女性ヴォーカルを擁するメタルコア/スクリーモバンドの1stアルバム。


今アメリカでメインストリームにのし上がったメタルコア。北欧メロデスと
ハードコアをあわせた音楽性と人は言うが個人的にはスクリーモの派生系のようにも
感じられる。実際そんな雰囲気のバンドは多くここに紹介するIN THIS MOMENT
スクリーモ要素の濃いメタルコアバンドだ!ちなみに俺が買ったのは輸入盤で
国内盤とはジャケが違う。

そんな彼らの最大の特徴といえばやはり女性ヴォーカルをフロントに据えているという
事だろう!女性らしさを感じさせるクリーンVo、そして地声を残したスクリーモスタイルの
シャウト
はARCH ENEMYのアンジェラみたいな完全なデス声ではなくどちらかといえば
ケバいビッチシャウトである(笑)。

2曲目はキレのいいメタリックなリフに続き女性ヴォーカルのシャウトが木霊し
その後はメタルコアとスクリーモの中間的なアレンジで展開し
女性ヴォーカルが時にシャウトし時にクリーンVoで歌い上げる!
曲調は初期のFUNERAL FOR A FRIENDを女性ヴォーカルにしたような
雰囲気である。短いながらブラストも使われておりアグレッションの向上に
一役買っているといえるだろう!3曲目はエモ的なメランコリックさがあるな。
ギターはやはりメタルコア的だ。4曲目はスクリーモシャウトとメロウな
クリーンVo、メタルコア的叙情リフが混ざり合い劇的さを放っているぞ!
中盤のアコースティックなパートも美しい!5曲目もメタルコア的リフで
疾走するぞ!ワウを効かせたギターソロも聴き所だ!その後ツインリードも聴ける。
6曲目なんかシンフォニックなアレンジが施されておりその様相たるやまるで
WITHIN TEMPTATIONの如き壮大さである!ゴシック風味も効いてて美味しいのう!
8曲目はへヴィなリフで疾走するAS I LAY DYING辺りを思わせるメタルコアチューンだ!
ヴォーカルが入るとテンポが落ちて単音リフの刻みになるのもメタルコア的である(笑)。


女性ヴォーカルということでイロモノを見るような視線で見られるかもしれんが
個性があるのはいい事である!楽曲の質も新人バンドとしては悪くなく
へヴィな曲からメランコリックさを全面に出した曲もあり幅広いといえるだろう。
スクリーモ寄りのメタルコアが聴きたい人にオススメだ。



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満足度 82% お気に入り曲 Prayers、Ashes、
Daddy's Falling Angel、Next Life







"The Dream"




カリフォルニア出身の女性ヴォーカルを擁するメタルコア/スクリーモバンドの2ndアルバム。


女性ヴォーカルをフロントに携え時にWITHIN TEMPTATION的な
フィメールシンフォゴシック
の色合いをも演出するメタルコアバンド
IN THIS MOMENTの2作目のアルバムである!ショボイパフォーマンス
だったらしいが来日公演も行いいささかハイプ気味の人気があるが、
そんな彼等の新譜となる本作、デス声というかシャウトが頻繁に
聴けた前作とは違いそういうメタルコア要素が何と減退し
ノーマルな女性ヴォーカルモノ
になっちまった感があるのう・・・!
いや音楽性としてはただのガールズロックではなく十分にメタリック
なのだが、どちらかといえばメランコリックゴシック系に接近した
ような印象がある。ノリが良くロックンロール的アップテンポリズムに
どこか叙情性を湛えた憂いあるキャッチーなメロディーを乗せる
スタイルだ。まぁ元々シャウトも上手くなく無理してる感バリバリ
だったのでこの辺は妥当な変化なのかも知れんがそれでもメタルコア的な
慟哭系のリフワークは可能だろう!?その点がちょいと残念だったな・・・。
まぁ曲自体は普通に悪くなく十分聴けるのだが・・・。3曲目は
ギターがIRON MAIDENっぽいリフやリードギター
披露し面白いな。5曲目はちょいとアグレッシヴな面も顔を出すぞ。
メロディーはキャッチーだな。6曲目はモダンなへヴィさを持ったリフが
聴けるダークで重い曲だがいかんせんプロダクションの悪さのせいで
軽く聴こえるのが欠点だ・・・!途中数少ない咆哮も聴けるぞ!
9曲目はツーバスドコドコ絶叫シャウトも飛び出し疾走する
前作の流れを汲んだ数少ない(唯一の)メタルコアチューンだ!
音が軽かろうとやはりこういう方向性のほうが好みだな俺は・・・!


脱スクリーモ、メタルコアし方向性としては肩透かしとなって
しまったのだが音楽性自体は決して悪くなってはおらずむしろ
ヴォーカルに関しては本作のほうが自然な歌唱を聴かせており
本来の実力が発揮できているな。プロダクションは悪く特に
ギターの音が軽くドラムも打ち込みみたいなチープさがあるのが
残念だがまぁ仕方ない。このままこういうスタイルでさらに
クオリティーを上げていくのが彼等がのし上がっていく
近道と言えるだろう・・・!



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満足度 78% お気に入り曲 Forever Infinity: All for You、
Standing in the Rain: Mechanical Love、
Empires Fall and Rise Again: The Great Divide







"Star-Crossed Wasteland"




カリフォルニア出身の女性ヴォーカルを擁するメタルコア/スクリーモバンドの3rdアルバム。


メタルコアWITHIN TEMPTATION的なフィメールシンフォゴシック要素
導入したデビュー作が話題となり来日公演を果たすも続く2ndで方向性が
変わり
絶叫シャウトが消滅、さらにメタルコア要素も著しく減退
どちらかと言えばメランコリックゴシック的な世界観に接近しまぁそこまで
悪くは無かったがガッカリさせられたのもまた事実・・・!そして続く
3作目にあたる本作は前作の反動なのか反省なのかは知らんが再び
アグレッシヴなエクストリームメタル要素が帰ってきておりヴォーカルは
かなり説得力ある絶叫シャウトを連発しまくりバンドサウンドもメタリック
時にドゥーミーささえ感じさせるほどの極悪なへヴィさを見せているぞ!

1曲目はSEから不穏なギターが聴けヴォーカルはかなりアグレッシヴな
絶叫
を披露しスローテンポながら早速エクストリームな音像を披露する!
後半で疾走を開始し実に極悪じゃのう・・・!2曲目はノリの良さ
発揮しキャッチーなサビも聴けるがヴォーカルは基本絶叫でやはり
アグレッシヴだな。ギターソロは短いながらもシュレッドを披露する!
3曲目はメロウなバラード風の出だしからミドルテンポのキャッチーな
バンドサウンド
になり男Voも登場、アトモスフェリックなシンセが冷気を放ち
北欧っぽい雰囲気もあるのう・・・!4曲目はメタルコアライクな出だしで
ヴォーカルが入るとノリの良いアップテンポになりギター等そこまで
メロデス風ではないがサビはテンポダウンする王道のメタルコア
ブラストも聴け後半はストリングスも登場しメロウさが演出されるぞ。
5曲目はピアノが聴ける叙情的なバラードでシンセ、バンドサウンドは
インダストリアルな質感もあるな。6曲目はモダンさを感じさせる
バンドサウンドがアップテンポでノリの良さを放ちヴォーカルも絶叫、
ギターソロは速弾きを交えメタリックさを演出するぞ!7曲目はメロウさ、
メランコリックさを残しつつアップテンポで展開しエモ的な湿り気を帯びつつ
ダンサブルな雰囲気もあるな・・・!8曲目はモダンなギターリフで幕を開け
絶叫シャウトと共にこれまたダンサブルな雰囲気を感じさせるアップテンポになり
後半ではストリングスも登場するがどちらかと言えば機械的なインダストリアル要素
強くなるのう・・・!9曲目は湿った叙情性を演出するバンドサウンドがエモく
やはりへヴィな音を放ちスクリーモ的な雰囲気にキャッチーな女性ヴォーカルモノ
ようなメロを乗せたスロー曲。後半の重なり合うギターが良いな。
10曲目はピアノ、アトモスフェリックな打ち込みが聴けるバラード。
ヴォーカルはかなりパワフルで声量もあり実に上手くエモーショナルだな・・・!


バンドサウンドは全体的にキャッチーさ、軽快さを残しているものの
十分にメタリックで部分的にかなりアグレッシヴな要素もあり
スクリーモをメタル化したかのような音作りが印象的だが何より
ヴォーカルの急成長振りには驚かされたわい!1stの頃は絶叫シャウトは
まだ無理している感があったものの本作ではかなりのブチ切れっぷり
発揮しており女性らしさを残しつつも説得力十分である!クリーンVoも
普通にかなり上手く表現力もあり女性シンガーとしてこの手のシーンの
中では頭一つ抜きん出た印象があるな・・・!まぁ曲としてはそこまで
メロディーにフックがあるわけではなく悪くは無いがもう一息
言った所なれど質は高く2ndで失望したリスナーにもオススメできるのう!




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満足度 82% お気に入り曲 Just Drive、Blazin'







"Blood"




カリフォルニア出身の女性ヴォーカルを擁するメタルコア/スクリーモバンドの4thアルバム。


フィメールシンフォゴシック要素を取り入れた女性Voメタルコアとしてシーンで
話題を博したバンドの通算4作目のアルバムである!2作目でデスVoを封印し何故か
ただのガールズメタル風になってしまうものの3作目でヘヴィさ、アグレッション
取り戻しストロングなスクリーモ/メタルコアに戻ってくれたわけだが続く4作目の
本作は何とさらに方向性が変わりインダストリアルな要素を大胆に導入!モダンさのある
ヘヴィサウンド、絶叫シャウト
は健在だが音作りやノリ、曲調等が見事なまでに
インダストリアルメタル化しており
これは賛否分かれるだろうな・・・!

1曲目はリリカルなムード漂うシンセがアトモスフェリックさを演出しつつ
重厚なティンパニ気だるさを見せるヴォーカルも登場、続く2曲目はデジタル音に
女性Vo
が顔を出しモダンなバンドサウンドも登場しヘヴィさを見せるがそれ以上に
かなりインダストリアルな方向性に接近したムードがありリズムやヴォーカルも
そんな感じである!
ギターソロはメロディー重視だがメタル的ではなくやはりオルタナや
インダストリアル系の流れを汲んだプレイ
だな。3曲目はメタリックなイントロ
幕を開けるもその後は気だるいスローテンポのインダストリアルメタルとなり重苦しくも
ダラダラ展開
するが後半はノリが変わりテンポアップアジテーションのようなシャウト
野郎シンガロングが顔を出すぞ!4曲目はマイルドで淡々としつつもやはり無機質な
機械的ムード漂う音作り
で展開、ヴォーカルは荒々しいシャウトを交えつつ説得力ある
外人らしいハスキー歌唱
を披露しており上手さを感じさせるな・・・!5曲目は緊迫感漂う加工気味の
ギター
素早い刻みを見せ叩きつけるリズムも登場、インダストリアル色濃い
ヘヴィさ
を見せヴォーカルも実にアグレッシヴなシャウトを披露!かなりパワフルで熱く
メタル的な速弾きギターソロ
も顔を出すぞ!6曲目は語りだけの繋ぎで7曲目は
冷たいピアノメランコリックなムードを演出、ゴリゴリなヘヴィさのある
バンドサウンド
も聴けサビは盛り上がるが基本はメロウさメインのバラード系だな。
8曲目はアコギの刻み暗いムードを醸し出しエモーショナルなクリーンVoも登場、
メタルではなくニューウェイヴ、ポジパン的な雰囲気を漂わせた風変わりな曲になるが
サビ辺りはやはりハードな盛り上がりを見せるのう・・・!ギターソロがある辺りはやはり
メタルバンドらしい所だろうか!?9曲目はこれまた語りのみのトラックで続く10曲目は
バンドサウンドデジタル的な加工が施されガールズポップロック風の
フィーリング
を見せるがギターリフはゴリゴリのモダンヘヴィネス系である!
11曲目は気だるいヴォーカル淡々としつつも怪し気なノリを見せる音作りで展開、
女性Voポップス系に近い雰囲気があるがヘヴィリフ絶叫シャウトがあくまでもメタルで
ある事を主張している
かのようだ・・・!12曲目はダークで怪し気かつどこかダンサブルな
インダストリアルメタル
と化すMARILYN MANSONに近いタイプのヘヴィチューンである!
中盤以降の怪し気な低音コーラスも印象的だな。13曲目は淡々としたデジタル音、シンセ
メインのアトモスフェリック寄りなスタイルの曲。


メンバーのルックスのイメチェンと共に音楽性も大幅に変わり女性Voモノのメタルコア、
スクリーモ
でもなければフィメールシンフォニックゴシックでも無くなり見事なまでに
インダストリアルメタル化しておりこれなら2ndのほうが良かったと思うメタラーも
多そうだな(爆)。まぁパワフルさ、アグレッションは過去作と比べて増している印象があるし
ヴォーカルのブチ切れっぷりも相当なものだがやはり個人的にはインダストリアルよりも
メタルコア、モダンヘヴィネス・・・メタル的な人間味のある音作りの方が好みだな。




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満足度 73% お気に入り曲 You're Gonna' Listen  Comanche







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