FORGOTTEN TALES






"THE PROMISE"




カナダ出身のシンフォニックメタルバンドの1stアルバム。


カナダのバンドと言えば言わずと知れた3ピースのプログレバンド、ラッシュや
メロハーバンド、ハーレムスキャーレム等を思い出すがメロパワ、メロスピ系は見当たらなかった。
しかしここに来てようやく有望なバンドが出てきたと言える!

彼らは女性ヴォーカルを抱える5人組でこのバンドを結成するまではフランス語で歌うハードロックバンドを
組んでいたとの事。そしてなにげにメンバー全員が音楽教育を受けている。

そんな彼らの音楽性はシンフォニックメタルだと言えるのだがラプソ系のような大仰さは無く、
また女性シンガーもナイトウィッシュのようなスタイルではなくパワフルな歌唱を持ち味としているため
かつてのダークムーアのような雰囲気を感じられるぞ!とはいってもまだ
あそこまで豪華ではなく大人しめの印象がある。クワイアどころかコーラスもほとんど入っていないため
クワイアフェチの俺としてはそこに物足りなさを覚えたのも確か。
さすがに音楽教育を受けたいるだけあってヴォーカル、演奏共に問題は無く聴かせてくれる。
それだけにプログレに走られないで良かった・・・!(笑)

とはいえ曲は悪くなく、シンフォニックと上記したがそれよりはどちらかといったら
キーボード入りメロパワといえるスタイル
は俺の琴線に触れるものなのだ!
アルバム全体としては前半にいい曲が集中しているな。


後半やや緊張感が途切れなくも無いが悪くないアルバムと言える。
個人的にはもっと派手にして欲しいが・・・!



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満足度 78% お気に入り曲 WORD OF TRUTH、GATES BEYOND REALITY







"ALL THE SINNERS"




カナダ出身のシンフォニックメタルバンドの2ndアルバム。


前作に当たる1stの"THE PROMISE"は元は自主制作のアルバムだったが
そのクオリティーの高さが認められここ日本でも輸入盤が流通され、
やがてキャプテンレーベルから国内盤がリリースされる事になり知名度を上げることに
成功したと思う。本作はそんな彼らの2作目のアルバムだ!

音楽性は前作の流れを汲む女性ヴォーカルがキャッチーなメロディーを歌う
シンフォニック色のあるメロパワサウンド
だが今回シンフォさが増強され、
アルバム全体を通してもかなりクオリティーが上がったように感じたぞ!

全体的に配されたシンセがシンフォニックさを演出し、演奏陣、特にギターが
かなりテクニカルなプレイを魅せ安定した女性ヴォーカルが曲の魅力を
さらに引き立てる!前作はほぼ皆無だったバックコーラスも増え
より初期DARK MOORやNIGHTWISHに近づいたと言えるだろう。
楽曲のクオリティーも高いぞ!欠点は前作と大して変わらない薄っぺらい
音質
だが個人的には許容範囲だ。


エリサ在籍時のDARK MOORやNIGHTWISHが好きなら聴いて損は無いぞ!
良質のシンフォメタルが聴きたい人にもおすすめ。



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満足度 86% お気に入り曲 Lady Of The Forest、All The Sinners、
The Message、March For Freedom、Three Wishes、Fairytales







"We Shall See the Light"




カナダ出身の女性ヴォーカルを擁するシンフォニックメタルバンドの3rdアルバム。


メロスピ、クサメタル全盛期に頭角を現しなかなかに話題になった女性シンガー
フロントに据えたシンフォニックメタルバンドの久々にリリースされた3作目の
アルバムである!
ここ数年でかつてあれほどの隆盛を誇っていたクサメタルシーン
まるで嘘のように賑わいを失い愛すべきクサメタラー達は皆去っていったり、あるいは
他ジャンルに活路を見出しそのまま非メタルクサくないメタルも聴けるようになり
雑食性を遺憾なく発揮する方向にシフト、それがまさしく今日の我々だったりするわけだが(笑)、
2010年はいつになくシンフォニックメタルが異様に活気付いていた年だと言える!
国内外ベテラン中堅新人問わずありとあらゆる所からシンフォ系バンドがアルバムを
リリースしそのいずれもが少なくともハズレとは言えないクオリティーを保っており
シンフォメタラーとしては非常に頼もしい1年間であったが彼等FORGOTTEN TALES
そんな流れで6年振りにアルバムをリリースしてきたぞ!

1曲目はストリングスリフ、バンドサウンドが淡々としたスローテンポで展開し
エキゾチックなムードを放ちハイトーンVoが炸裂するかつてのシンフォニックな
メロスピ
とは異なるムード肩透かしを覚えるのう・・・!だが2曲目は早速の
疾走
を見せストリングスフレーズも目立ち期待を煽るもヴォーカルが入ると
テンポが落ちサビでも結局疾走しないが(爆)ギターソロで再びテンポアップだ!
3曲目はプログレメタル的なムードを醸し出すリフが聴けストリングスはこれまた
どこかエキゾチックさがあり元々テクはなかなかにあったバンドだけにこういう
スタイルもこなせるのだろうが彼等に求めるサウンドではないなぁ・・・!4曲目は
アップテンポ寄りだが疾走では無くギターリフが目立ちストリングスのオブリも印象的で
メロディーはなかなかにキャッチーな曲だ。中盤でなぜかビートダウン風のパートが
顔を出しキラキラしたチェンバロ系シンセも聴けストリングスの後でギターソロになるぞ。
5曲目はここにきてようやく聴ける待ってましたのメロスピチューンでストリングスも
オブリを放り込みヴォーカルメロディーもクサさを発揮!こういうバンドにはこういう曲を
求めているのだ我々は!(爆)
まぁ中盤でスローになるが概ね疾走しておりギターソロも
ツインリードがクサさ、勢いを放つ良曲である!6曲目は再びスローチューン
ギターリフ、ストリングスがやはり中心となりヴォーカルが入ると穏やかなバラード風のムードを放ち
ベースラインが妙に目立っておりこの辺がプログレメタル風である。7曲目はキラキラしたシンセ、
引っ掛けるようなギターリフが期待を煽るアップテンポチューン軽快なノリを出し
そして疾走開始!メロディーもなかなかに良くサビは飛翔系のムードがあり往年の
メロスピ、クサメタル的ムード満点
である!サビ後のチェンバロも印象的で珍しくシンセソロ
顔を出しギターとソロバトルを開始するぞ!8曲目はストリングスがクラシカルで優雅なムードを放つ
様式美的な空気を纏ったスローチューンでテンポはダラダラしているがストリングスフレーズは
なかなかにクサくスローだからと捨てきれない良さがあるな・・・!中盤のストリングスがまたクラシカルである!
9曲目はイントロからバンドサウンド、ストリングスが劇的な大仰さを放ち明るくキャッチーなギターと共に
いかにもメロスピな疾走感を放つ曲だ!ブリッジでは珍しくクワイアも登場、サビもクワイアと共に
まさにお約束と言うべき飛翔系の明るいポジティヴなクサさが発散されるぞ!ギターソロでは
チェンバロもバックで聴けクラシカルなムードの中でクサいメロディーを弾いておるのう・・・!


かつてのアルバムと比べて妙に疾走感が減りストリングスやキラキラしたシンセ等
シンフォニックさは残っているが全体的にバンドサウンドが主体となっており
クサさも減退、時にプログレ、時にエキゾチックなミドル、スローチューン多めで
方向性が変わってしまっており非常にガッカリである・・・!かつて垢抜けなくも
たたひたすらに疾走しクサかった愛すべきB級メロスピ、クサメタルバンドがアルバムを
重ねる度に技巧不足なのに妙にプログレメタル化したり疾走をやめたり洗練と共に
クサさが失せたりして多くのクサメタラーを激しくガッカリさせ結果シーンの衰退に
繋がった
わけだが数年遅れで彼等もまたその道を歩んでしまっておる!方向性の変化以上に
メロディーそのものがあまり面白くなく単純に曲がつまらなくなったのが最大の問題じゃ!
まだ数曲に光がありその点で救われているがまったくなぜこうなってしまうのかねぇ・・・!




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満足度 70% お気に入り曲 Diviner、Howling at the moon、Angel eyes







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