FREEDOM CALL






"Stairway to Fairyland"




ドイツ出身のメロディックパワーメタルバンドによる1stアルバム。


正統派に通じる質実剛健、剛直なパワフルさを持ち味とするジャーマンメタルにあって
シンフォニックメタル的とも言えるソフトなファンタジックさが持ち味の実力派による
デビューアルバムである!90年代後半にデビューしたのでジャーマンメタルとしては
遅咲きなバンドながら、何だかんだでファンタジックなサウンドを徹底しており
それが今日まで生き残ってこれた要因だろうが、そんな音作りは1stの本作の時点で
既に完成されており、流石にVoはやや頼り無いハイトーン系なれど、楽曲、演奏自体は
既にハイクオリティーで、BLIND GUARDIANとはまた異なる、ソフトでライトで
ポジティヴなファンタジックさ
を放つジャーマンメタルを聴かせてくれるぞ!

1曲目はオルガンホーリーなムードを放ち、バンドサウンドは意外とシリアスな
疾走感
を漂わせつつクワイア的なコーラスも聴けるぞ。2曲目もジャーマン的な
疾走感
を見せつつ分厚いクワイアが登場、中盤以降なかなかストロングになるのう・・・!
3曲目はシリアスなスローテンポで重厚さが見られ、部分的にテンポアップしクワイアや
ギター等十分にドラマティックである!4曲目は泣きのギター、ピアノが聴けつつ、
分厚いクワイアに続いてシンフォニックなメロパワとなるぞ!後半のQUEEN的
クワイア
もまた良いのう・・・!5曲目もやけにクサいギターに始まる疾走曲で、
6曲目は分厚いクワイア入りのマーチング風スロー曲。7曲目は重厚な印象のスロー曲で、
エピック的なホーン系シンセが勇壮さを演出、サビはポジティヴに盛り上がるぞ。
8曲目はスラッシーな勢いを放つ疾走曲だが、サビはやはり分厚いクワイアが顔を出し
まんまGAMMA RAYな所があるな(笑)。9曲目は意外にもワイルドなノリの良さを放つ
ギターが正統派な疾走曲。後半はクワイア、ストリングスシンセ等がホーリーで
ファンタジックなシンフォニックさ
を漂わせるぞ!10曲目は叙情的なギター、ピアノに始まり
意外とヘヴィでストロングなリフが聴け、最初はミドルテンポだがその後は疾走しておる!


ジャーマンメタル的な勢いを残しつつもよりファンタジックでライトなクサさ
存分に発散するメロパワサウンドは本作の時点で既に完成されており、同系統の
BLIND GUARDIAN骨太で男臭いのに対し、こっちはあくまでもフワフワした、
いい意味で軟弱な(?)シンフォニックメタル
となっており、暑苦しいのも俺は
大好きだがたまにはこういうソフトタッチのクサいメロパワも良いな(笑)。
デビュー作にして既に楽曲のクオリティーが高く、ミドル、スロー曲が
捨て曲になっていないのも好印象である!キャリア、実力の割にはいつまで経っても
中堅所な印象があるんだが、
これはちょい前にRHAPSODYが出て来て
話題を一気に掻っ攫っちまった
からだろうなぁ・・・!




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満足度 88% お気に入り曲 Over The Rainbow  Tears Falling
Shine On  We Are One  Holy Knight  Another Day







"CRYSTAL EMPIRE"




ドイツ出身のメロディックパワーメタルバンドによる2ndアルバム。


ハロウィン登場以前と以降で2つに分けられるといっても過言ではないドイツのメタルシーン。
ここに紹介するフリーダムコールはそんなハロウィンの影響を受け継ぐ
ジャーマンメタル
だが、彼等には馬力で押す典型的ジャーマンメロパワスタイルとは
一線を画した個性があるといえる!

その劇メロ、疾走感こそジャーマンのそれであるが、彼等はその上に分厚いクワイアを乗せ、
メロディーも普通のジャーマンよりもより一層明るい雰囲気を出し、プロダクションもそれに合わせて
かなりソフトな感触に仕上げている!なかなか個性的なスタイルだと思うぞ!

音楽的にもクオリティは非常に高く、どの曲のどこを切ってもクサく、
劇的でなおかつポジティヴなメロディーが溢れるように
飛び出してくる!
この手のバンドの鬼門であるスローテンポの曲もメロディーが良く、
分厚いクワイアも伴い出来は良い。捨て曲は無いぞ!

本作でギターを弾いているのはローランドの後任としてハロウィンに加入したサシャ・ゲルストナーだ。
彼が加入してハロウィンのクオリティーが向上したことが示すとおり演奏、センスともに非凡なものを持っている!


このキャッチーなメロディー、クワイアはハロウィンよりはへヴンリーのファンに訴えかけるものだと思う。
そんなわけでへヴンリーのファン、明るくクサい
超ポジティヴキャッチーメロ
が好きな人は是非。



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満足度 88% お気に入り曲 全部







"Eternity"




ドイツ出身のメロディックパワーメタルバンドによる3rdアルバム。


MOON'DOCのギターヴォーカル、クリス・ベイがGAMMA RAYのドラマー、ダン・ツィマーマンと
組んで結成されたバンドで、現HELLOWEENのサシャ・ゲルストナーが参加している事で
それなりに知られてはいるものの、ジャーマンメタルの大御所バンドと比べるとどうにも
知名度の面で水を空けられている感のあるバンドである・・・!本作は彼らの通産3作目で、
世間一般的に名盤とされているんだが、何故か日本盤が出ておらずHM/HR不景気はこの頃から
顕著に現れていたのだろうか!?そんなわけで音楽的には過去2作を踏襲した、ひたすらに
明るくファンタジックでフワフワした多幸感溢れまくるシンフォニックなメロパワで、
ジャーマンメタルの突進力に分厚いクワイア、シンセがナード、ギーク系クサメタラー
股間に触れる、まさしく童貞殺しのHM/HRと言いたくなる1枚である!

1曲目は早速のホーリーなクワイア、オルガンシンフォニックメタル感を演出、
ギターもクサさを放ちストロングに疾走するぞ!2曲目はジャーマンらしい勢い、
パワフルさ
と共にポジティヴさを放つ疾走曲で、サビはこれまた分厚いクワイア、
ホーン
が聴けるぞ。3曲目もジャーマンメタル要素にシンフォニックさを導入しており、
途中のピアノパート以降がまたかなりクサく、さらにグロウルも顔を出すのう・・・!
4曲目は怪しく重厚な短い繋ぎで、5曲目はファンタジックでエピックなホーンが聴けるも、
穏やかなピアノバラードの体を成し、穏やかなアコギソロも挿入されギターソロも
ソフトな泣きのプレイである。6曲目は明るくファンタジックなクワイアに始まる
意外とストロングで軽快なアップテンポ曲。7曲目もまた明るいホーンが顔を出し疾走する
ポジティヴなジャーマンメタルだ!8曲目はミステリアスかつやはり明るい
スロー曲。
この曲もクワイアがクサいな・・・!9曲目も意外と淡々とした面があり、
琴っぽい音色も顔を出すぞ。10曲目は定番の分厚いクワイア、クサいギター、シンセ
明るく疾走するFREEDOM CALLらしい曲だ!11曲目はフォーク的な憂いを漂わせた
アコギ、クワイアが聴けるクサいバラードとなるぞ。


やはり本作もやけに明るくポジティヴでファンタジックなクサさ、
シンフォニックさ
を存分に発散しまくるジャーマン系のメロパワとなっており、
持ち味の分厚いクワイア、やけにハッピーなホーンがかなりのクサさを見せており、
名盤とされるのもよく理解出来る1枚である!ただ全体的に明る過ぎるんで
哀愁や憂い、暗さを好むリスナーにはダサく映ってしまうという欠点もあるだろうか!?
まぁそれでもクサい事に変わりは無く、明るいHM/HRが苦手で無ければ十分以上に
楽しめるであろう力作だな・・・!





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満足度 90% お気に入り曲 Metal Invasion  Flying High
Ages Of Power  Warriors  The Eyes Of The world  Island Of Dreams







"The Circle of Life"




ドイツ出身のメロディックパワーメタルバンドによる4thアルバム。


独自のスタイルを持ちつつもハロウィン、ガンマレイに続いてジャーマンメタルの王道を貫く
稀有なバンドの新譜だ!彼らの持ち味はジャーマン的な疾走感、キャッチーなメロディー、
そして分厚いコーラスだといえるが今回彼等はこれまでとはやや方向性を
変えてきた
ようだ。

というのも彼らの生命線の一つといえるであろう、疾走感を大幅に落とし、
その代わりややへヴィなリフを持ってくるスタイルになった。
これは思い切った冒険だと思うぞ・・・!彼らの持ち味であるコーラス、メロディーは
ジャーマン的な疾走感に乗るからこそいいと思ってきたファンは
ガッカリしてしまうだろうなぁ・・・。俺も彼等には疾走してもらいたかったわい・・・。彼等にへヴィさは
求めていない
からな・・・。メロディー、コーラスはこれまでと変わらず充実している。

後半になるとかつてのような疾走曲がちらほら出始め安心して聴けるようになるが
やはりこれまでのアルバムと比べると評価は下がるな・・・。
ただ疾走曲が減っただけでクオリティーが低下したという
わけではない
と思うが、長所を一つ失った変わりにそれを補える何かが
手に入ったわけではないのでな・・・。


まぁ、今作の方向性が一過性のものであることを祈る!彼等を始めて聴く人には
過去のアルバムをおすすめする。



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満足度 74% お気に入り曲 King & Queens、High Enough、Starchild







"DIMENSIONS"




ドイツ出身のメロディックパワーメタルバンドによる5thアルバム。


キャッチーかつ明るくポジティヴでクサいメロディーを歌う分厚い
クワイア
が持ち味の良質ジャーマンメロパワバンドとして鳴らしていた彼らだが
前作はなぜかモダンでへヴィな要素を取り入れ持ち味が殺がれてしまい
多くのクサメタラーを困惑させた彼ら。しかし本作は己の持ち味を取り戻し
その上へヴィ路線をも己の血肉として吸収しさらにパワーアップ!
彼らお得意のキャッチークサクサクワイア、それに対局するアグレッション、
へヴィさ
を同居させまさしくラオウの剛の拳を身につけたトキとでもいうべき
凄まじい出来となっているぞ!

デジタル風の音に続いてシンフォニックに盛り上がるイントロが期待感を煽り
それに続く2曲目は切れのいいリフに始まりストリングス音、そしてクワイアが
劇的に盛り上がる疾走メロパワだ!のっけから凄いぞ!!たまらん!!
ブリッジ付近で前作で聴けたダークさも持たせつつサビでは彼らお得意の
明るいポジティヴキャッチークワイアだ!!3曲目も勇壮なリードギター
導かれる疾走チューンでクサい!サビは分厚いクワイアでやはりクサクサ!
素晴らしいぞ!俺たちクサメタラーは彼らにこういう音を
求めていたのだァァ!!
中盤のクイーン的コーラス、展開もヤバイ!
4曲目はちょいと雰囲気が変わりポップでキャッチーな要素を持つ曲。だがクワイアは
やはり熱い!5曲目はヴァイキングメタルに通じるケルティックな民謡フレーズ
イントロで登場しその後は前作の流れを汲むスローでへヴィな展開に持っていくも
ブリッジでクワイアとクサメロが登場しテンポが上がりサビはお約束のクサクサ
キャッチークワイア
だ!前作のへヴィ路線も上手いこと昇華し曲のよさを引き出す
要素として身につけることに成功したようだ!彼らは只者ではないな!
こういう曲が出来るのであれば前作の路線も無駄ではなかったという事だ!
6曲目はどこかスペイシーといえなくもないシンセが聴けクイーン的な
ミステリアスかつドラマティックな展開になる!ダークなタンゴ風の
雰囲気
に乗る重厚なクワイアは俺のツボだ!!凄いぞ!サビは勿論お約束のクサクワイアである!
シンフォニックなシンセも実に美味しいアレンジだ!7曲目はクリーントーンのギターと
ピアノによるバラード。哀愁ただよう雰囲気シンフォニックなアレンジ
実に映える!ラストの壮大さは実に素晴らしい!8曲目は電子音や変わった音の
ギターが聴けつつもピアノがメランコリックな味付けを施しておりクワイアが
やはり美味しい所を持っていく!本作では地味なほうだがクワイア、オーケストレーションは
健在である。9曲目は4曲目と同じ方向性を持った、最近のストラトヴァリウス的
シンセが聴けるポップよりの曲だがメロディーはクラシカル系のクサさを放っており
ツボである!10曲目は明るくも壮大なイントロを持つ疾走メロパワだ!
これもまたブリッジで聴ける絶妙なクワイア、そしてサビのポジティヴキャッチー
クワイアがたまらない仕上がりとなっている!間奏では実に壮大なオーケストレーション
聴かせてくれるぞ!11曲目はチャーチオルガン風の音がイントロで聴けシンセが
壮大さをかもし出しその後はシャッフルのリズムで展開する彼らにしては変わった
タイプの曲だ。12曲目はイントロでバグパイプが登場しケルティックな雰囲気
かもし出しつつもデジタル的なシンセが目立つ曲。リフがアンドリューW.Kっぽく
感じたのは俺だけだろうか!?サビもクワイアが分厚いもののやはりアンドリュー兄貴を
思わせる。
そこにバグパイプが乗るのが物凄く新鮮ではあるが(笑)。
日本盤ボートラの13曲目は過去の曲をアンプラグドにアレンジしたもの。


壮麗なクワイア、シンセととにかく明るくキャッチーなクサメロが全体に
塗されてはいるが決して軟弱にはならずキレのいいリフや前作の流れを汲む
ダークさ、アグレッションもありストロング重視の硬派メタラーに
ナメられることも無かろう!
理想のバランスである!本年度ベストアルバムの
上位に食い込む事必死の悶絶クサシンフォメロパワだ!やはり俺は
こういう音に弱いのだなぁ・・・!



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満足度 93% お気に入り曲 全部







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