FREEDOM CALL






"CRYSTAL EMPIRE"




ドイツ出身のメロパワバンドの2ndアルバム。


ハロウィン登場以前と以降で2つに分けられるといっても過言ではないドイツのメタルシーン。
ここに紹介するフリーダムコールはそんなハロウィンの影響を受け継ぐ
ジャーマンメタル
だが、彼等には馬力で押す典型的ジャーマンメロパワスタイルとは
一線を画した個性があるといえる!

その劇メロ、疾走感こそジャーマンのそれであるが、彼等はその上に分厚いクワイアを乗せ、
メロディーも普通のジャーマンよりもより一層明るい雰囲気を出し、プロダクションもそれに合わせて
かなりソフトな感触に仕上げている!なかなか個性的なスタイルだと思うぞ!

音楽的にもクオリティは非常に高く、どの曲のどこを切ってもクサく、
劇的でなおかつポジティヴなメロディーが溢れるように
飛び出してくる!
この手のバンドの鬼門であるスローテンポの曲もメロディーが良く、
分厚いクワイアも伴い出来は良い。捨て曲は無いぞ!

本作でギターを弾いているのはローランドの後任としてハロウィンに加入したサシャ・ゲルストナーだ。
彼が加入してハロウィンのクオリティーが向上したことが示すとおり演奏、センスともに非凡なものを持っている!


このキャッチーなメロディー、クワイアはハロウィンよりはへヴンリーのファンに訴えかけるものだと思う。
そんなわけでへヴンリーのファン、明るくクサい
超ポジティヴキャッチーメロ
が好きな人は是非。



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満足度 88% お気に入り曲 全部







"The Circle of Life"




ドイツ出身のメロパワバンドの2005年リリースの新譜。


独自のスタイルを持ちつつもハロウィン、ガンマレイに続いてジャーマンメタルの王道を貫く
稀有なバンドの新譜だ!彼らの持ち味はジャーマン的な疾走感、キャッチーなメロディー、
そして分厚いコーラスだといえるが今回彼等はこれまでとはやや方向性を
変えてきた
ようだ。

というのも彼らの生命線の一つといえるであろう、疾走感を大幅に落とし、
その代わりややへヴィなリフを持ってくるスタイルになった。
これは思い切った冒険だと思うぞ・・・!彼らの持ち味であるコーラス、メロディーは
ジャーマン的な疾走感に乗るからこそいいと思ってきたファンは
ガッカリしてしまうだろうなぁ・・・。俺も彼等には疾走してもらいたかったわい・・・。彼等にへヴィさは
求めていない
からな・・・。メロディー、コーラスはこれまでと変わらず充実している。

後半になるとかつてのような疾走曲がちらほら出始め安心して聴けるようになるが
やはりこれまでのアルバムと比べると評価は下がるな・・・。
ただ疾走曲が減っただけでクオリティーが低下したという
わけではない
と思うが、長所を一つ失った変わりにそれを補える何かが
手に入ったわけではないのでな・・・。


まぁ、今作の方向性が一過性のものであることを祈る!彼等を始めて聴く人には
過去のアルバムをおすすめする。



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満足度 74% お気に入り曲 King & Queens、High Enough、Starchild







"DIMENSIONS"




ドイツ出身のメロパワバンドの5thアルバム。


キャッチーかつ明るくポジティヴでクサいメロディーを歌う分厚い
クワイア
が持ち味の良質ジャーマンメロパワバンドとして鳴らしていた彼らだが
前作はなぜかモダンでへヴィな要素を取り入れ持ち味が殺がれてしまい
多くのクサメタラーを困惑させた彼ら。しかし本作は己の持ち味を取り戻し
その上へヴィ路線をも己の血肉として吸収しさらにパワーアップ!
彼らお得意のキャッチークサクサクワイア、それに対局するアグレッション、
へヴィさ
を同居させまさしくラオウの剛の拳を身につけたトキとでもいうべき
凄まじい出来となっているぞ!

デジタル風の音に続いてシンフォニックに盛り上がるイントロが期待感を煽り
それに続く2曲目は切れのいいリフに始まりストリングス音、そしてクワイアが
劇的に盛り上がる疾走メロパワだ!のっけから凄いぞ!!たまらん!!
ブリッジ付近で前作で聴けたダークさも持たせつつサビでは彼らお得意の
明るいポジティヴキャッチークワイアだ!!3曲目も勇壮なリードギター
導かれる疾走チューンでクサい!サビは分厚いクワイアでやはりクサクサ!
素晴らしいぞ!俺たちクサメタラーは彼らにこういう音を
求めていたのだァァ!!
中盤のクイーン的コーラス、展開もヤバイ!
4曲目はちょいと雰囲気が変わりポップでキャッチーな要素を持つ曲。だがクワイアは
やはり熱い!5曲目はヴァイキングメタルに通じるケルティックな民謡フレーズ
イントロで登場しその後は前作の流れを汲むスローでへヴィな展開に持っていくも
ブリッジでクワイアとクサメロが登場しテンポが上がりサビはお約束のクサクサ
キャッチークワイア
だ!前作のへヴィ路線も上手いこと昇華し曲のよさを引き出す
要素として身につけることに成功したようだ!彼らは只者ではないな!
こういう曲が出来るのであれば前作の路線も無駄ではなかったという事だ!
6曲目はどこかスペイシーといえなくもないシンセが聴けクイーン的な
ミステリアスかつドラマティックな展開になる!ダークなタンゴ風の
雰囲気
に乗る重厚なクワイアは俺のツボだ!!凄いぞ!サビは勿論お約束のクサクワイアである!
シンフォニックなシンセも実に美味しいアレンジだ!7曲目はクリーントーンのギターと
ピアノによるバラード。哀愁ただよう雰囲気シンフォニックなアレンジ
実に映える!ラストの壮大さは実に素晴らしい!8曲目は電子音や変わった音の
ギターが聴けつつもピアノがメランコリックな味付けを施しておりクワイアが
やはり美味しい所を持っていく!本作では地味なほうだがクワイア、オーケストレーションは
健在である。9曲目は4曲目と同じ方向性を持った、最近のストラトヴァリウス的
シンセが聴けるポップよりの曲だがメロディーはクラシカル系のクサさを放っており
ツボである!10曲目は明るくも壮大なイントロを持つ疾走メロパワだ!
これもまたブリッジで聴ける絶妙なクワイア、そしてサビのポジティヴキャッチー
クワイアがたまらない仕上がりとなっている!間奏では実に壮大なオーケストレーション
聴かせてくれるぞ!11曲目はチャーチオルガン風の音がイントロで聴けシンセが
壮大さをかもし出しその後はシャッフルのリズムで展開する彼らにしては変わった
タイプの曲だ。12曲目はイントロでバグパイプが登場しケルティックな雰囲気
かもし出しつつもデジタル的なシンセが目立つ曲。リフがアンドリューW.Kっぽく
感じたのは俺だけだろうか!?サビもクワイアが分厚いもののやはりアンドリュー兄貴を
思わせる。
そこにバグパイプが乗るのが物凄く新鮮ではあるが(笑)。
日本盤ボートラの13曲目は過去の曲をアンプラグドにアレンジしたもの。


壮麗なクワイア、シンセととにかく明るくキャッチーなクサメロが全体に
塗されてはいるが決して軟弱にはならずキレのいいリフや前作の流れを汲む
ダークさ、アグレッションもありストロング重視の硬派メタラーに
ナメられることも無かろう!
理想のバランスである!本年度ベストアルバムの
上位に食い込む事必死の悶絶クサシンフォメロパワだ!やはり俺は
こういう音に弱いのだなぁ・・・!



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満足度 93% お気に入り曲 全部







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