ELUVEITIE






"SPIRIT"




スイス出身のヴァイキングメタルバンドの1stアルバム。


スイス出身のバンドと言えば一般的にはメロハー系の大物GOTTHARDが有名だろうが
実際はあまりメタルとは馴染みの無い国だというイメージがある。
だがここに現れた彼らELUVEITIEはそんなスイス出身の、
何とヴァイキングメタルバンドなのだ!

バンドのラインナップはメタルサウンドを出すプレイヤーの他に民族楽器
操るメンバーが多く含まれており総勢8〜9人と、メタルバンドとしては
大所帯だといえるだろう。シンセに頼る事はせず生の音にこだわる姿勢は良い!
ハーディ・ガーディやアイリッシュフルート、ティン・ロウ・ホイッスル等
全て生で前面に渡ってフィーチャーされているがそれによって肝心の
メタルサウンドが引っ込んでしまうといった事は無くきっちりへヴィなサウンドを
バランスよく出している
のは新人としては凄いな!音質も悪くないぞ!

音楽的にはヴァイキングスタイルなれど中心人物がDARK TRANQUILITYやAT THE GATES等に
影響を受けており所々でデスラッシュ的なギターリフ、ブラストまで飛び出す!
そこが他のヴァイキング勢と彼らの違いだろう。個人的にはこういうアレンジが
されているとダレず聴きとおせて良いな。クオリティーは高いぞ!


新人としてはハイレベルなバンドだと言えるだろう。個人的にはもっと
メロディーがクサいほうが好みだが気に入ったぜ!



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満足度 85% お気に入り曲 THE SONG OF LIFE







"Slania"




スイス出身のヴァイキングメタルバンドの2ndアルバム。


デビュー作の時点でハイレベルなヴァイキング、フォークメタル
提示してきた大所帯バンドELUVEITIEの2作目のアルバムは
ヴァイキングメタル的な要素を保ちつつもメロデスの流れを汲む
叙情慟哭リフを纏い疾走するようになり、一部では民謡の要素を組む
DARK TRANQUILLITY等と呼ばれるようになったがたしかにそんな感じの
音作りが施されていると言えるだろう!KORPIKLAANIなんかがそうだが
最近のヴァイキング、フォークメタル勢が脱暗黒系に走っている
自分たちのルーツがデスメタルであると言うことを激しく主張
しているかのような彼らの方向性はある意味貴重と言えるかもしれない!?

笛とバグパイプっぽい音が壮大さを演出するイントロに始まり
2曲目はメロデス風の叙情リフを纏って疾走する!クワイア
登場し民族楽器も勿論使われているがやはりギターはメロデスである!
3曲目はミドル〜スローテンポだが民族楽器をバックに咆哮しまくる
デス声が滅茶苦茶アグレッシヴで実に熱い!サビはデス声コーラスが聴け
漢メタル的な雰囲気もかもし出すぞ!4曲目はイントロから笛がピーヒャラいい
疾走!その後はへヴィなミドルテンポになりサビはやはり熱い漢コーラスだ!
途中で笛、バグパイプなどが乱舞し爆走するパートも劇的だな!
5曲目は民族楽器によるインストで6曲目はもろメロデスなリフで爆走!
その後は笛なども顔を出すが基本はメロデススタイルである!実に熱いぞ!
7曲目は民族楽器がシンフォさを出すもリフの質感が最近のIN FLAMES
思わせる雰囲気があるな・・・!だが疾走パートはやはり慟哭系メロデスのそれだ!
8曲目はスローチューンで笛が哀愁を放ち女性ヴォーカルが登場!
フォークロワ的雰囲気プンプンエモーショナルな楽曲でメロディーも良い!
デス声、漢コーラスも彩を添えているな。9曲目は笛の音色で始まる
これまた民謡インスト。それに続く10曲目はやはりメロデス色濃い
疾走チューン
で笛がクサメロを奏でデス声が入るとテンポダウンし
これまた最近のIN FLAMESっぽい雰囲気が放たれるがやはり笛のクサい
フレーズ
が民謡色を全開にするな(笑)。11曲目も笛が目立った
モダンなメロデスチューン。12曲目は野郎コーラスが聴け
ギターが泣くアルバムのラストを飾るスロー曲だ。日本盤ボーナスの
13曲目は1曲目のアコースティックヴァージョン。


民謡ヴァイキングメタルとメロデスサウンドを融合させたサウンドは
数あるヴァイキング、フォークメタル勢の中でも特にアグレッシヴ
ものでデス声の迫力も文句無く演奏、プロダクションも高品質である!
フォークメタル好きのみならずメロデス、メタルコアのファンにも
オススメできそうな一枚だと言えよう!国内盤はボートラがショボく
値段も高い
ので輸入盤を買おう!



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満足度 87% お気に入り曲 Primordial Breath、
Gray Sublime Archon、Bloodstained Ground、Somber Lay、
Tarvos、Calling the Rain







"Evocation I: The Arcane Dominion"




スイス出身のヴァイキングメタルバンドのアコースティックアルバム。


あまりメタルのイメージが無い中立国スイスからやってきた
大所帯良質ヴァイキングメタルバンド、ELUVEITIE。
他のクサクサヴァイキング勢とは異なりオーセンティックな
メロデスの影響下にあり前作はまさに民謡要素を取り入れた
DARK TRANQUILLITY
と呼べる音作りを行い話題を呼んだわけだが
そんな彼等の新作は何とメタルではなく土着の民謡、
民族音楽要素
を前面に押し出したアコースティックな
アルバム
である!企画盤ではなくれっきとした
新作3rdアルバムと言う立ち位置らしい・・・!

マンドリンやヴァイオリン、笛、パーカッション、
アコーディオンやアコギ、そして女性ヴォーカルが
聴ける完全にフォークスタイルの楽曲が揃うが
それでもちゃんとドラムが出てきたり野郎デスヴォイス
僅かに聴こえ部分的に打ち込みリズムを使用したりと
ただの民謡アルバムでは無い所も見え隠れしトラディショナルさと
近代音楽の双方が融合したような箇所もあり
一部のパートではバンドサウンドが無いだけでメタルで
あることを伺わせる
勢いあるアレンジも飛び出すぞ!
基本は牧歌的でのどかだが6曲目は笛やアコギ、マンドリン、
パーカッションが暴れシャウト、呟きデスヴォイスも登場し
短いながら結構アグレッシヴだぞ!8曲目もアコースティック
なのだが曲調はロック要素が濃くドラムはメタルである(笑)。
民謡と言うよりどこかポップス寄りの雰囲気があるな。
10曲目はパーカッション、女性ヴォーカルが呪詛的な雰囲気を
放つダークな曲
だ。13曲目はさらにバンドサウンド寄り
なっておりバグパイプ、アコギ、笛のバックでベースとドラムが
目立っている
な。アコースティックとしては異例の、
我々にとって馴染み深いやかましさである(笑)。
16曲目は前作のタイトルチューンのアコースティックヴァージョンで
本作のどの曲よりもメロディーが良いのはどういう事か!?(爆)
17曲目は本作8曲目の、何と本職となったメタルヴァージョンである!
とはいえ元々トラッドさよりロック色が濃い曲だったのでギターが
加わっただけ
のようなもので大して変化は無いな。


元々持っているフォーク、トラッドの素養が前面に
押し出されたアルバムで確かに面白い試みだが
個人的にはやはりメタルのアグレッションが恋しく
なってしまうのう・・・!メロデス要素があるから
トラッド要素がより引き立つだけになぁ・・・!
意外とメロディーが弱いのも気になりこういう曲調で
勝負するならもっとフックを持たせてもらいたいのう!
まぁこの手のアコースティックアルバムとして決して
質が低いわけではないのでBLACKMORE'S NIGHTとかが
好きなら聴いてみる価値はあるだろう!




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満足度 72% お気に入り曲 Cauldron of Renascence、
Dessumiis Luge、Slania [Folk Medley]







"Everything Remains: As It Never Was"




スイス出身の民謡メロディックデスメタルバンドの4thアルバム。


民謡サウンドにアグレッシヴ極まりないメロデス、デスラッシュを
融合
させデビュー当時から一目置かれる存在だったELUVEITIE
通産4作目のアルバムである!1st、2ndと質の高いアルバム
リリースしメタラーを喜ばせてきたわけだが前作はなぜか
メタル要素を廃した民謡スタイルになっておりメロディーの
弱さ
もあって個人的にはどうにもイマイチであった・・・!だが4thアルバムの本作は再び
メタル、メロデスと民謡の融合が果たされ我々が
待ち望んでいたELUVEITIEが帰ってきたぞ!


ナレーション、バグパイプに映画のサントラを思わせる重厚な
オーケストレーション
が聴けるイントロに続く2曲目は笛の音色が
民謡クサさを出しつつ
もバンドサウンドはバリバリのアグレッシヴな
メロデス
アコースティック系だった前作とは異なるちゃんとした
メタルサウンド
が聴けるぞ!ブラストも飛び出し女性Voを交えつつ
噛み付くようなデスVoがカッコいいのう・・・!3曲目はヘヴィな
ミドルテンポ
民族楽器が乗っかった曲で4曲目は笛が舞いつつ
アグレッシヴに疾走する民謡メロディックデスとなりリフがカッコよく
民族サウンド以前にメタル、メロデスとして質の高い曲である!
5曲目はミドル、アップテンポノリの良さを見せリフがやはりカッコよく
SOILWORK辺りを思わせ、ダミ声寄りのクリーンVoにヴァイキング風の
シンガロング、コーラス
も登場し男臭い哀愁を感じさせるのう・・・!
6曲目はアコギ、笛が聴ける繋ぎのインストで続く7曲目はこれまた
攻撃的極まる爆走メロディック・デスラッシュとなっておりヴォーカルも
噛み付くような咆哮を吐き散らし民謡的な笛も聴けるがやはりメロデスとして
十分にカッコいい仕上がり
になっておる!8曲目はミドル曲で笛、ヴァイオリンの音色に
ギターが絡み女性Voも目立ち、バグパイプの音色が哀愁を感じさせるのう・・・!
9曲目は歪みの深いリフで爆走しつつもヴァイオリン等民謡楽器が登場し
その後はヘヴィなスローパートに突入、何とも重苦しいモダンなメロデスとなるぞ!
10曲目は笛、バグパイプが実に民謡クサい、何とも聴き覚えのあるフレーズを披露する繋ぎのインスト。
そして11曲目はバグパイプ、笛、マンドリン、ヴァイオリン等民謡楽器で幕を開け
メロデス色濃い慟哭ハモリリフで疾走!テンポが落ちるパートも多いがバンドサウンドと
民族楽器の絡み
が実にオイシイ仕上がりとなっているな・・・!12曲目は女性Vo、
吐き捨てデスVoに民族楽器が牧歌的な雰囲気を出す民謡色濃いスロー、ミドル曲。
珍しくギターソロも聴けメロディアスなプレイを披露しているぞ。
13曲目は民族楽器によるアウトロ的終曲。


民謡とメタルを組み合わせたスタイルは数あれど彼らの場合は
メタルサウンドのほうが徹頭徹尾アグレッシヴなメロデス、
デスラッシュを追求しており
もし仮に民謡要素、民族楽器が
無くなったとしても普通にメロデスとしてカッコよくメタルとしての
基礎がしっかり出来ているが故のクオリティーの高さ、説得力
感じられるな・・・!疾走チューンとミドル曲が交互に顔を出す曲順で非疾走曲も
十分にカッコいいがやはり高品質なメロデス要素の濃いファストチューン
好みだな(笑)。笛のソロは多いがギターソロが殆ど無いのは惜しい気もするのう・・・。
ヴァイキングメタルというよりはやはり民謡メロデスと呼んだほうがしっくり来るわい!




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満足度 86% お気に入り曲 Everything Remains As It Never Was、
Nil、Kingdom Come Undone、(Do)Minion、Sempiternal Embers







"Helvetios"




スイス出身の民謡メロディックデスメタルバンドの5thアルバム。


多種多様な民族楽器を導入した民謡系ヴァイキング、フォークメタルでありながらも
牧歌的になり過ぎずメロディックデスとしてのアグレッション、叙情性
しかと携えたスイス産の実力派民謡デスメタルバンドの最新作である!どうやら本作は
コンセプトアルバムとなっているようでローマ時代のガリア戦争をテーマにしているが
音楽性が変化する事は無く民族楽器を大々的に取り入れつつもバンドサウンドは
アグレッシヴさとドラマ性を感じさせる王道のメロデススタイルを貫いておる!

語りとSEによるイントロの1曲目に続く2曲目はモダンさのある重厚なバンドサウンドに
ストリングス、
さらにデジタル風味漂うシンセも顔を出しそして笛等の民族楽器に
フィメールスキャット
が登場、今風のムードを取り入れたフォークメタルだが
疾走パートはやはりメロデス要素が強いな。軽やかに舞うヴァイオリンがやはり
民謡ライクだがそこ以外はアグレッシヴじゃのう・・・!3曲目はこれまたSE
怪しくも淡々とした民族楽器が顔を出しミドルテンポで牧歌的な空気を醸し出す
ほのぼのした曲。4曲目もまたハーディーガーディー等の音色が民謡ムードを
強烈に醸し出す
がその後は勢い良く疾走するメロデスと化すがバックでは
漂うような民族楽器が彩りを添え後半の民謡パートも面白いのう・・・!5曲目は
妙にノリの良い軽快さを放ちつつメロディーが相当に民謡的なクサさを放ちまくる
フォーキッシュな事この上無い曲
だがヴォーカルと共にヘヴィさのあるスローテンポになり
ヴァイオリンというかフィドル牧歌的ムードを放つが同時に男臭さもあるぞ。
6曲目は民族音楽的な歌唱を見せるクリーンな男Voが聴けるバンドサウンド、メタル要素の無い
純然たる民族音楽
と言えそうな曲。後半で笛のソロも顔を出すぞ。そして7曲目は
うって変わってかなりアグレッシヴな勢いを見せるメロデス然とした疾走チューン
民族楽器やアコギ(マンドリン)も顔を出すがかなりメタリックな曲に仕上がっておる!
途中では何と女性Voによる絶叫シャウトも登場するぞ!8曲目はヘヴィかつノリの良い
バンドサウンドに笛が乗るアップテンポチューン
でサビのダミ声Voかなりの
クサさ
を放っているのう・・・!ヴァイオリンソロもまた民謡的でクサいぞ!
9曲目は民族楽器モダンかつ男らしい空気を放つメタルサウンドが重厚なスロー曲だが
フィメールVo、打ち込みデジタルビートも顔を出し淡々とした中に
メロディアスさ
を感じさせるな。女性Voの声質が今風じゃのう・・・!後半付近のリフと
民族楽器の絡み
も聴き所である。10曲目はヴァイオリンが軽快に舞い笛も絡みつつ
パワフルなバンドサウンド
と共に勢い良く疾走するアグレッシヴな民謡メロデスだ!
11曲目もまたイントロから疾走するメロデス民謡スタイルが融合した勢いの良い
ファストチューン
笛の音が印象的じゃのう・・・!中盤はムードが変わり
怪しい空気を放つスローパート
になりヘヴィリフ、語りに民族楽器が顔を出すぞ。
12曲目は笛、ハーディーガーディーが民謡ムードを放ちアコギ(マンドリン)も
途中から登場する繋ぎのインストで13曲目は本作中特にブルータルな勢いを放ち
デスVoも珍しくブラックメタルばりのしわがれた高音絶叫を披露するファストチューンだが
やはりフィドル等民族楽器も使用され中盤はデジタルリズムと共にフィドルのソロも聴けるぞ!
14曲目はストリングス、ピチカートフィメールVoが聴けクラシカルなムード
醸し出すもやはり民謡要素もありバンドサウンドはミドルテンポヘヴィかつ
淡々とした雰囲気
を放つのう・・・!女性Voの声質がソプラノでもウィスパーでもなく
ハキハキしたポップス系
なのが特徴的だな。中盤以降は疾走しさらに民謡化、
そしてメロウな叙情パートも聴けラストは聖歌のようなクワイアで締めだ。15曲目は
SE、女の語り、琴のような音色による繋ぎで16曲目は笛が民謡ムードを放ちつつ
ヘヴィさのあるパワフルなバンドサウンド
も聴けミドルテンポと思わせておいて疾走開始!
この曲もやはりメロデスと民謡を融合させたかのようなスタイルである!17曲目はSEと語りが聴け
笛、ストリングスパーカッシヴなデジタルリズムが顔を出すアウトロ。


本作もまた過去作同様安定のクオリティーを誇っておりヴァイキング、フォークメタルと
言うよりは民謡要素を取り入れたメロディックデスメタルとして完成の域に到達しており
アグレッシヴさ、無骨さ牧歌的ムードが上手く入り混じり過去作が好きなら
本作も満足出来る仕上がりになっているぞ!1stの頃からそうだが民族楽器が
全て生
なのもバンドが本格志向である事を表しており好印象である!流石に17曲は多く
冗長さはある
がそれでも楽曲の粒は揃っている辺り流石じゃのう・・・!




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満足度 86% お気に入り曲 Helvetios  Home  Meet The Enemy
   Neverland  Havoc  The Uprising  The Siege  Alesia  Uxellodunon







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