ENSIFERUM







"IRON"




フィンランド出身のヴァイキングメタルバンドの2ndアルバム。


まだヴァイキングメタルが世に定着する以前に登場したバンドで当初は
CHILDREN OF BODOMタイプのバンドだと思われていたようだ。彼らのリリースした
1stはクサメタラーの間でなかなかに話題になっておりチルボドタイプの
クサクサメロデスとして人気を博していた。本作はそんな彼らの2ndである。

横ノリが基本となっている普通のヴァイキングメタルと違って彼らは
スラッシュメタルに通じる疾走感キレのあるリフを持っており
クサメタラーのみならず正統派等を愛するメタラーにも十分受けるであろう
音楽性を持っている。演奏技術も高くネオクラシカルスタイルのギターもこなす
シンガーが高いポテンシャルを誇っておりデス声からクリーンVo、
ハイトーンシャウト
まで自在に操る実力派として知られている。サウンドプロダクションも
良好だと言えるな・・・!

楽曲の質も高く捨て曲は少ない。個人的に気にいったのは2、3、7、9曲目だ。
それと日本盤ボーナスの11曲目は何とMETALLICAの言わずと知れた代表曲
“BATTERY”
である!ヴォーカルも含めてTRIVIUMのお株を奪うかの如く
見事に完コピ
しているが2回目のサビ?の部分をデス声で
咆哮しており
このヴァージョン聴いて以来俺もカラオケでBATTERY歌う時はこの部分
マネしてデス声で唸ってしまう(爆)。



ヴァイキング好き、クサメタラーは当然、正統派好き、スラッシャーにも
オススメできそうなクオリティーがあると言える!



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満足度 89% お気に入り曲 IRON、SWORD CHANT、
SLAYER OF LIGHT、LAI LAI HEI、BATTERY







"VICTORY SONGS"




フィンランド出身のペイガンバトルメタルバンドの3rdアルバム。


前作“IRON”リリース後にヴォーカル、ギターを担当していたヤリ・マーエンパーが
自身のプロジェクトWINTERSUNに専念するため脱退しバンドは新たにシンガーとして
NORTHERのペトリ・リンドロスを迎えリリースされたのが本作である。そして気になるアルバムの
出来だがこれがまた凄まじいクオリティーを有しているのである!
とにかく全編通してクサい!クサすぎる!こんな
クサいアルバム久々だ!

メロディー、アレンジ全てが凄まじくハイクオリティーな上にクサクサ!
クオリティーの高い、フックあるメロディーを書くミュージシャンは
数あれどここまで徹底したクサメロは最近お目にかかれなかっただけに
非常に嬉しいわい・・・!捨て曲など一切無く全曲名曲クラスの
堂々たる出来栄え
である!

勇壮かつ哀愁に満ちたイントロの1曲目に続き爆走しまくる2曲目から
早速のキラー!民謡クサくそれでいて勇敢なメロディーに乗せて
疾走する様は悶絶以外の何物でもなく漢達の熱きコーラスも魂を激しく揺さぶる!
リフもカッコいいな!3曲目はいきなりハイトーンシャウトが聴け印象的な
クサリフ
で疾走する楽曲でこれも文句無しのキラーチューンだ!熱きコーラス、デス声と
クリーンヴォイスがユニゾン
しクサいメロディーを歌い上げる!!4曲目も
死ぬほどクサい民謡メロディーを連発しながら爆走しまくるぞ!!クサメロを
増強するアコーディオン、マンドリン風の音がたまらん!っていうかこの曲
滅茶苦茶クセェェ!!(爆)最後のテンションは異常と言うほか無い!!
ミドル、スローテンポの6曲目も漢コーラスや笛などが使われ非常にクサい
メロディーを奏でる楽曲で十分名曲である!高品質な80年代正統派メタルみたいに
スローである事の意味が感じられるというわけだ!


クオリティーの高かった前作を遥かに上回る名盤だ!最近クサいメタルが無いと
嘆いてるクサメタラーに本作を捧げよう・・・!



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満足度 96% お気に入り曲 全部







"From Afar"




フィンランド出身のヴァイキング/フォークメタルバンドの4thアルバム。


超高品質のフィンランド産ヴァイキングメタルバンドの
4作目のアルバムである!前作の段階でメンバーチェンジ
あったもののそれを感じさせないクオリティーの高さ
我らクサメタラーを悶絶させてくれたわけだが本作は
若干テイストが変わってきておりホーンやストリングスやら
大仰なオーケストレーションが取り入れられヴァイキング
いうよりはフォーク的な要素を感じさせつつ終始クッサイ
メロディー
をバンバン放ち疾走している!

アコギ、笛の音色が実に民謡ライクな妙に長いイントロに続く
2曲目は唐突にシンフォニックな疾走ヴァイキングメタルと化す!
実に勇壮なオーケストレーション、野郎シンガロングが何とも
クサいのう・・・!3曲目はギターが主体となりクサメロを
聴かせてくれリフもかなり練られており相当なクサさ
放っているのう・・・!このいい意味でベタなクサメロ
たまらんわい!中盤の女性Voが出てくるパートも実に美しく
ヴァイキングというか民謡寄りのシンフォニックメタル
言えそうな雰囲気を放っているな。その後はハモンド
出てくるぞ!4曲目は早くも10分を超える大作
ミドルテンポで展開していきオーケストレーション、
リフがカッコよく男の哀愁を若干感じさせ中盤のアコギ、
ストリングスのメロウなパート、その後の野郎コーラス
聴き所だろう!バグパイプのようにも聴こえる泣きの
ギター
も良くその後クワイアを挟みごくノーマルな
ギターソロになりその後はタイトなリフで疾走開始!
ラストは実に壮大なオーケストレーションで幕を下ろし
ミドルテンポ始まりの大作だが曲展開が練りこまれており
ダレを感じさせない
のは流石としか言えん!この曲が
ラストでもよかったんじゃなかろうか!?5曲目は
民謡的なクサメロを放ち疾走!笛、オーケストレーションも
聴けるがギターも目立っておりクサクサフレーズを放ちまくる!
6曲目も変わらず民謡ライクだが妙な明るさを放っており
クサさと共にコミカルさも感じさせるがシリアスな
シンフォサウンドも勿論ある!途中何故かヴァイキングと
いうよりは西部劇っぽい口笛が始まり驚かされるがそこに
アコギやクワイアが重なっていきシンフォニックさが
演出
されそしてピアノが異様なコミカルさを演出!後半では
バンジョーらしき音も聴けギターのタッピングソロも登場!
かなり変わった雰囲気を持った曲でこれも長く7分以上あるぞ!
7曲目はアコギが民謡的な雰囲気を放ち野郎シンガロング、
バンドサウンド
も登場する哀愁のミドル曲。
ジャーマンメタル風のミュートリフも聴けるぞ。8曲目は実に怪しい儀式的な
野郎クワイア
が聴ける短い繋ぎで続く9曲目はスローなバンドサウンドが
登場しへヴィというよりは重厚で壮大な雰囲気を感じさせてくれる。
オーケストレーションもまるで映画のサントラのようなアレンジが
施されており中世の戦争モノの空気がプンプンである!まさにバトルメタルだ!
ラストに相応しい大作で4曲目に引けをとらない大仰シンフォサウンド、
練りこまれた展開、クサさ
がありスロー、ミドルテンポである必然性
感じられるがゆえダレを覚える事は無い!


ヴァイキングメタル的な暗黒要素はかなり薄れており
せいぜいヴォーカルのデス声程度で全体的にはシンフォニックな
民謡メタル
と言ってしまってもいいかもしれんな・・・!デスメタルの
アグレッション
を彼等に求めると肩透かしだろうが民謡
シンフォメタルとして聴くとやはり恐ろしく高いクオリティー
誇っておりプロダクションこそ若干軽めだがそれを感じさせない
超良質のクサさがあるぞ!良くあるメロスピ勢と違いリフも
かなり練られており聴かせ所が多い
のも武器である!長い曲、
スローな曲も多く
超名盤だった前作と比べるとやはり劣るのは仕方ない
それでもシンフォニックメタルとして非常に質が高いのは確かである!




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満足度 89% お気に入り曲 From Afar、Twilight Tavern、
Heathen Throne、Elusive Reaches、Longest Journey (Heathen Throne Part II)







"Unsung Heroes"




フィンランド出身のヴァイキング/フォークメタルバンドの5thアルバム。


ヴァイキングメタル、フォークメタルの中でもコア過ぎず聴き易いスタイルを持った
バンドの3年振りにリリースされた通算5作目のアルバムである!元々デスメタルが
ルーツのヴァイキングメタル
だが彼らはどちらかと言ったらスラッシュメタルや
正統派メタル
に近く疾走感を見せつつも決してエクストリームメタル寄りに
なり過ぎる事は無く
それが聴き易さに繋がっているのだが本作もご多分に漏れず
ヴァイキングメタルの基本
をしかと踏襲しつつもある意味正統派ライクなムード
放っており、その分かつてのような疾走感は減退しているのだがメロディーの
フォーキッシュなクサさ
しかと健在である!

1曲目は民謡的な哀愁を漂わせるメロウなハープ系の音色穏やかさを見せる
シンセオーケストレーション
が聴けるイントロで、続く2曲目は意外と淡々とした
リフ
で幕を開け勇壮なフレーズも聴けヴォーカルもダミ声寄りのデスVoだが
アグレッシヴさは無いな・・・!サビはクリーンVo、シンガロングも顔を出し
いかにもヴァイキングなクサさを放ちその後はフィメールスキャットも登場!
ギターソロもメロディアスだな。
後半オルガンをバックに聴けるギターがまた
クサくて良いのう!3曲目はスローテンポマイルドさを見せつつもメロディーは
また男の哀愁が漂っており実にクサいなぁ・・・!途中バグパイプのような音色
顔を出しサビはクリーンVoに加えシンガロング、さらにはソプラノVoによるクワイアまで登場だ!
中盤は民謡色濃い笛による叙情パートになり壮麗なオーケストレーションも登場、
雄大さがありこれまた良いのう・・・!4曲目はこれまた民謡ライクなアコギで幕を開けリズムは
どこかノリの良さを見せるもリードギターはフォーキッシュな叙情味がしかとあり
生楽器も多用されフォーク、民謡要素が強いぞ。メタル要素の薄い曲だがヴォーカルは
基本吐き捨てデスVoでサビは定番のクリーンVoだ。中盤以降は祈祷のようなコーラス
顔を出し儀式的なムードを放っているな。その後はギターソロに加えベースも一瞬目立つぞ!
5曲目はアコギフィメールVoが乗りメロウさを演出する穏やかかつ
民謡ライク
フォーキッシュさの強い叙情バラード系。途中で笛のソロも聴けるのう・・・!
6曲目はここに来て初のまっとうな疾走チューンでギターリフは正統派ライクな刻み
見せ勢いを放ちつつバックでストリングスも顔を出しシンフォニックさも放つぞ!基本は
デスVoだが中盤でクリーンVoも聴け珍しくシンセソロも登場しギターソロは
スリリングさ
を見せておるのう・・・!7曲目は穏やかなアコギで幕を開け男のやるせなさを
強烈に漂わせるギター
が聴けヴォーカルも低音クリーンヴァイキング的な哀愁
放ちまくる漢バラードと言えそうなスローチューンだ!8曲目はちょいアップテンポで
軽快なヴァイキングノリ
を放ちつつもオーケストラがやはり壮大だな・・・!ヘヴィではないが
途中疾走感も放たれブラストにジャーマン的16分刻みのリフも聴け
ファストな勢いを見せさらに大仰なクワイアも顔を出し実に男臭いのう!
9曲目はアコギ酒臭さも漂う男臭いクリーンVoが乗る哀愁漢フォークも聴けるぞ。
10曲目は何と17分に渡る大作SEに始まり重厚さ漂うスローなリフ、
オーケストレーション
が顔を出し次第に盛り上がりを見せ始めつつ基本はスロー
ヴァイキング的な男クリーンVoも登場、次第にテンポが上がり疾走する上に
プログレッシヴなリズム、シュレッドギターまで炸裂!その後はフィメールVoを挟みつつ
プログレ的要素疾走感、大仰なオーケストラも顔を出すぞ!まるで70年代辺りの
プログレみたいなシンセ
かなり浮いているが(爆)新鮮と言えば新鮮か!?
9分以降で聴けるギターソロは何故かネオクラシカル要素漂うフレーズだ!後半のクワイアがまた
荘厳かつ壮麗勇壮ながら神聖なムードを漂わせているのう・・・!そして11曲目は何と
Gipsy Kingsのカヴァーでアコギフレーズはそのままにそれ以外は何故かMETALLICAみたいな
スラッシュメタル
と化しておりスラッシーに爆走!ヴォーカルも一部を除いて
デスVoでまくし立て
見事に原曲をブッ壊しておる!(爆)まぁネタカヴァーだな(笑)。


過去作と比べると明らかに疾走感が無くなっており大半がミドル、スロー曲ばかりで
吐き捨てデスVoを除いてエクストリームメタル要素の欠片も無いのだが
それでもメロディーにはヴァイキング、フォークらしいクサさがしかとあり
彼らに民謡メロディーを求めるリスナーであれば満足出来るだろう!ただやはりファストな
疾走チューンがもっと欲しかった
なぁ・・・!この手のメタルらしからぬ音の軽さも気になるか!?




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満足度 86% お気に入り曲 In My Sword I Trust  Unsung Heroes  Retribution Shall Be Mine
Pohjola  Passion Proof Power  Bamboleo







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