DARK TRANQUILLITY







"SKYDANCER"




スウェーデン出身のメロディックデスメタルバンドの1stアルバム。


北欧メロデスを代表するバンドの1つ、DARK TRANQUILLITYの記念すべき
1作目である!演奏もそれなり、サウンドプロダクションはスカスカで時代と当時の彼らの環境を
考えさせられる代物なれど楽曲は叙情性と適度なブルータリティ、そして北欧メロデス
特有の寒々しさが感じられるクオリティーがあり決してチープでは無い!リアルタイムで
本作に接したメタラーにとってはこういう音がまだ一般的ではなかったのも含めて
ある種の衝撃だったのだろう・・・!

慟哭メロデスではあるが曲によっては女性ヴォーカルを導入してゴシックっぽく
攻めてみたり叙情性を保ちつつもプログレ的急展開があったりとこの頃から
素養を感じさせてくれるぞ!


DARK TRANQUILLITYを初めて聴こうとする人が最初に聴くには適さないかもしれんが
ファンなら聴いて損無しのアルバムである!現在はのちにリリースされた
ミニアルバム収録曲が入ったジャケ違いのアルバムが出回っているため
どうせ聴くならそっちをオススメする!



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満足度 82% お気に入り曲 Crimson Winds、In Tears Bereaved、
Of Chaos and Eternal Night







"THE GALLERY"




スウェーデン出身のメロディックデスメタルバンドの2ndアルバム。


メロディックデスメタル創世記に姿を現し今やベテランバンドの
風格
を携えたDARK TRANQUILLITYの2作目にして代表作の1枚
数えられる誉れ高きアルバムである!

音楽的には慟哭とも言うべき泣き、叙情性を湛えつつも邪悪さを感じさせる
リフを纏い時にブラストで爆走、時にクールダウンしもの悲しさを演出、
そこに乗るヴォーカルは咆哮と言うべきデスヴォイスと、王道のメロデス
踏襲しているのだが曲によってはどこか70年代プログレというか、ユーロ叙情プログレ
流れを汲む展開、雰囲気を持ったものもあり一筋縄ではいかない音楽性を持っているといえる。

だが何を隠そう本作には彼らを・・・いや、北欧メロデスを代表するキラーチューン
存在しているのだ!それが1曲目“PUNISH MY HEAVEN”だ!イントロのドラムに続き
いきなり超劇的悶絶ギターが飛び出しブラストで爆走!その後も展開を次々と変え
複雑ながらも泣き、哀愁を忘れない曲構成は凄まじいの一言である!
他にもいい曲はあるが本作のキラーはコレだろう!


メロデスの教科書的アルバムだといえる一枚だ!初心者も上級者も唸らせる
基本にして王道、まさしくジャイアント馬場のようなアルバムだ!!(意味不明)



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満足度 86% お気に入り曲 PUNISH MY HEAVEN







"CHARACTER"




スウェーデン出身のメロディックデスメタルバンドの7thアルバム。


現代モダンメタルのへヴィさ、ザクザク感と古き良きメロデスの叙情リフやソロを
兼ね備えた北欧メロデス最後の砦DARK TRANQUILLITYの7作目である!
進化の過程でゴシック寄りになりつつも王道メロデススタイルを踏襲、
他のメロデスバンドがだんだんモダン化していく中で彼らの存在は重要だと言えるだろう!
DARK TRANQUILLITYにアメリカナイズと言う言葉は無縁である!

ブラスト入りの疾走チューンからミドルテンポ曲までそろっているが
どの曲でも胸を焦がす慟哭の叙情リフが聴け古典的メロデスの魅力
これでもかというほど伝わってくるな!最近は猫も杓子もキラキラ系か
モダンサウンド
になっているがこういうメロデスも忘れてはならんのだ!
時折挿入されるピアノやシンセもセンスよく使われているぞ。


ここにきてDARK TRANQUILLITY最高傑作との呼び声も高い本作、これを書いている
時点で彼らのアルバム全ては聴いていないがそう言われるのも頷けるクオリティーを持った
アルバムだと言えるだろう・・・!古きよき慟哭のメロデスを聴きたい人にオススメだ!



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満足度 86% お気に入り曲 The New Build、
Through Smudged Lenses、Lost To Apathy、One Thought







"FICTION"




スウェーデン出身のメロディックデスメタルバンドの8thアルバム。


北欧メロデス黎明期に姿を現し今や大御所と化した彼ら
DARK TRANQUILLITYの8作目である!途中ゴシックメタル寄り
なりつつもそれを見事に己の血肉とし更なる高みに上ったバンドが放つ本作は王道の
疾走メロデス
ありミドルテンポのへヴィな曲あり女性ヴォーカル入りの
ゴシカルな曲
ありと何気に様々なタイプの曲が聴けるがどの曲もリフが
ザクザクしており
散漫さは無いな。へヴィながらどこかマイルドな味わいのある
プロダクションも悪くない。決して多用されるわけではないが部分部分で
ギラリと光るシンセ
も良いぞ!

4曲目はブラストも入るアグレッシヴな疾走チューンでたまらん!シンセが
壮大さを醸し出す
サビもいいぞ!7曲目もブラストで爆走しシンセが重厚さ、
劇的さ
を演出、途中スローになりピアノがリリカルさを出し再び爆走!!
リフも王道メロデス的でたまらんわい!やはりこういう曲が俺のツボである!
他にもストレートな疾走メロデスの1、9曲目もカッコいい。


個人的にはもっとパンチが欲しいと感じるが総じてクオリティーは高いと言える。
良質のメロデス、ザクザクしたリフを聴きたい人にオススメだ!



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満足度 84% お気に入り曲 Nothing To No One、
Blind At Heart、Empty Me、Focus Shift







"We Are the Void"




スウェーデン出身のメロディックデスメタルバンドの9thアルバム。


北欧メロディックデスの大御所として黎明期より活動を続ける
大物バンドの最新作である!アルバムを重ねる中かつては
ゴシック化した時期があったものの今は再びメロデスに回帰
同時期に活動してきたバンドがモダン化していく中慟哭の
メロデススタイルを崩さず我が道を突き進むバンドとして
信頼が厚く、それなりに新要素を取り入れていたりはするが
基本はギターが泣き慟哭する王道の叙情メロデスを追求しており
昔からこういったメロデスを愛聴しているリスナーなら本作もまた
その欲求を満たしてくれる
だろう!

1曲目からベース、打ち込みっぽいデジタルシンセ音が聴け
いきなりの雰囲気の違いに面食らうがその後はちゃんと
従来どおりのメロデスになり勢い良く疾走するぞ!
リフはどこかデスラッシュ風でサビ(?)になるとまた怪しい
シンセ
が出てくる。2曲目は大仰なシンセが聴けつつもリフは
かなりモダンでへヴィさを重視したスローチューンだ。
うねるシンセも聴けこの辺も妙に今風じゃのう・・・!
だが泣きの慟哭ギターも登場しそこは流石に北欧のバンドだな!
3曲目は冷たいピアノに始まりこれまたモダン寄りのリフが聴け
スローかと思いきや疾走開始!慟哭するリードギターも登場し
まさに彼等の王道を行くかのような曲調である!テンポが落ちる
パートのバックで聴けるピアノもまた良い!4曲目もまた彼等の
持ち味が出た爆走叙情メロデスだがスローパートは北欧らしさを
出しつつもモダンさを上手い事取り込んでいるぞ。やはりギターソロは
泣いておりもうちょい長く聴いていたいのう・・・!5曲目はピアノを
入れつつもやはり今風のモダンさが感じられへヴィだがそれでも
北欧らしい寒々しい叙情性が薄れていないのは流石だな・・・!
基本はスローだが途中アップテンポになるぞ。ゴシカルさを感じさせる
クリーンVo
も登場し中盤の叙情パートは実にメランコリックで
エモーショナル
だな・・・!か細い泣きのギターも聴き所だ!
6曲目は再びデジタル音とゴリゴリしたヘヴィリフが聴けるモダンな
スローチューン
になるが途中でやはりテンポが上がりメロデス要素
濃い曲となるぞ!7曲目はピアノ、ピコピコしたシンセが聴け
リフも変わった刻みで朗々としたクリーンVoが聴け怪しい雰囲気を
感じさせるゴシカルな曲。
8曲目はこれまた冷たいピアノが目立ち
ギターも退廃した雰囲気で盛り上がりシンフォニックなシンセ
バックで微かに聴こえ今風の雰囲気とブラックメタル的壮大さ
同居したかのような曲である!完全メロディー重視のギターソロも
やはり良いな・・・!9曲目はメロデスというよりはデスラッシュ化
したかのような今風ながらアグレッシヴな無慈悲さ満点のリフ
疾走しブラストも登場!だがその後はノーマルなメロデスリフになり
テンポが落ちるパートはピアノ、ギターが実にメランコリックな
北欧の哀愁
を放つぞ!10曲目も王道を行く慟哭の爆走メロデス
スローな今風のサビを取り入れたアグレッシヴな曲である!
後半ブラストも登場だ!11曲目はクリーンギターが
メランコリックさを演出し低音クリーンVoが実にエモーショナルだがその後
スローながら邪悪なバンドサウンドが壮大かつ退廃的に盛り上がる
ゴシカルさの濃い曲。ピアノも登場し実に怪しくもメランコリックじゃのう・・・!


方向性としてはここ最近のアルバムを踏襲した感じだが
北欧らしい慟哭の叙情性を保ちつつデジタルシンセ、モダンな
へヴィリフ
を導入し上手い事今風のエクストリームさと
北欧メロデスの美味しい所
が入り混じっていると言えるのでは
ないだろうか!?ギターも十分に泣いているがどうもソロが
短い
のが気になるのう・・・!もっと長いギターソロを
聴いていたい
と思えるわい!




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満足度 84% お気に入り曲 The Fatalist、In My Absence、
I Am The Void、Surface The Infinite







"Construct"




スウェーデン出身のメロディックデスメタルバンドの10thアルバム。


メロディックデスメタル黎明期より活動を続ける大御所バンドで、一時期はゴスな
方向に傾倒していたが
今は再び慟哭のメロデスに舞い戻りつつも、ゴシック時代に
身に付けたダークな耽美要素
も随所で披露しワンパターンに陥らない懐の広さを
見せ付けておる!
本作は彼らの通算10作目のアルバムで、作風としては今回は雰囲気モノの
ゴシック要素
を導入しており疾走感もあまり無ければアグレッシヴなギターも少ないが、
ダークな湿り気を帯びたメランコリックさが大きな武器となっておる!

1曲目は穏やかかつ不穏さを内包したムードを醸し出し叙情的なトレモロリフも登場、
疾走はしないが薄暗い中にも軽快なノリがあり、淡々とした部分雰囲気モノの
印象
もあるのう・・・!2曲目は疾走曲だが爆走と言う程では無く、やはり落ち着きのある
ゴシック系の叙情性、慟哭
を見せておりリフは細かくメランコリックさを見せておる!
途中から再び疾走するぞ!3曲目は強烈な憂いを醸し出すメランコリックゴシック風味
漂わせたスローチューンで、シンセピアノがまたメロウで良いな・・・!低音で
エモーショナルに歌うクリーンVo
も味があるのう!4曲目も淡々としているがリズムは軽快さを放ち
これまたメランコリックゴシック系のムードを見せるが、ギターはメロデス色濃いフレーズ
聴かせてくれるぞ!5曲目はメロデスに接近したリフと共に疾走!だが途中淡々としたメロウなパート
顔を出しゴシック要素もしかとあるのう・・・!ギターソロが意外と正統派ライクだな。
6曲目も疾走するがメロデスとは明らかに雰囲気が異なり、Aメロは一気にスローダウンして
ヴォーカルもクリーンで歌い穏やかでマイルドなゴシックメタルと化すぞ!7曲目も怪しげな
ゴシックムード
を醸し出す軽快かつメロウなノリの曲で、8曲目もまたメランコリックな
湿った味わい
を放つゴシック色濃い曲調となるのう・・・!9曲目はギターが細かい刻みを見せるも
リズムは淡々としておりどこか退廃ムードを醸し出すが、途中からテンポアップし
メロデスとゴシックメタルの中間
のような曲調となるぞ!10曲目は怪しくもどこか壮大なムードを放つ
シンセ
が聴けるゴシックメタル色濃い淡々としたメロウなスローチューン。


全体的にシンセをメインに据えた雰囲気モノの作風で、上記したよう疾走感は少なく
アグレッションも無いが
このダークなメランコリックゴシック要素が実に良く
かつてやってきたゴシックスタイルが生きており他のメロデスバンドと異なる
ムード作りに成功している
と言えよう!やはり本作もギターソロが少なく、これと言った
キラーチューンも無いんだがメロデスファンのみならずゴシックメタラーにも
オススメ出来る、北欧らしい湿ったメロウさに満ち溢れた1枚である!




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満足度 82% お気に入り曲 For Broken Words  The Science Of Noise
The Silence In Between  Apathetic







"Atoma"




スウェーデン出身のメロディックデスメタルバンドによる11stアルバム。


北欧叙情メロデス黎明期より活動するベテランで、この手のジャンルを
世に送り出した元祖的バンドの一つと称されるも、一時期ゴシック路線に
傾倒し、
その後再びメロデスに舞い戻り今日に至るバンドである!
本作は前作よりおよそ3年振りにリリースされた通産11作目で、
ほぼ同時期に新譜をリリースしたIN FLAMESが今や完全に脱メロデスし
オルタナ路線
に歩を進め、数多くのメタラーをガッカリさせたのを尻目に
彼等DARK TRANQUILLITYは一時傾倒していたゴシック要素を適度に見せつつも
基本は湿った情緒に満ち溢れた北欧メロデスを今もしかと踏襲しておる!
ちなみに本作はボーナスディスク付きの2枚組となっているぞ。

1曲目は早速の怪しげなムードを漂わせるギターが聴け、そのまま疾走し
メロウなピアノも顔を出すぞ。2曲目は淡々としたリズム、クリーンVo
ゴシック要素を感じさせるが、北欧らしさもしかとあり3曲目も低音で
淡々と歌うクリーンVo
がゴシック的だな。ギターソロがメロディアス
良いのう・・・!4曲目は疾走感が見られるが、同時にエキゾチックな
怪しさ
があり、これまたギターソロが構築されているな。5曲目は淡々としつつ
疾走感も見られ、シンセは今風ながらも軽薄さが無くちゃんと北欧しており好印象だな。
6曲目は淡々としたスローテンポだが、ギターやピアノに北欧情緒を感じさせ、
7曲目はドラマティックで勢いある疾走感が見られるぞ!8曲目は淡々としたゴシック路線だが
北欧メロデスらしさもしかとあり、9曲目はアップテンポで北欧のメロウさを
叩き付けるような印象
だな。10曲目は再び疾走チューンで、メロウさもしかとあり
11曲目はピアノが胸を締め付ける、北欧情緒漂うスロー曲で12曲目も淡々とした感じだな。
ただボーナスディスクに収録された3曲はどれも非HM/HRの穏やかで
ノイジー
なオルタナ、アンビエント路線で正直つまらん(爆)。


北欧らしいほの暗く湿った情緒を存分に感じさせる叙情メロデスを
しかとキープしているが、
その一方でクリーンVoもやけに多く、
北欧風味を持ったゴシック要素
もなかなかに強い感じで、前作の路線を
踏襲した
印象があるだろうか!?一部の疾走チューンでやけに
中東的な怪しさが目立っているが、ギターソロ等総じて構築された
メロディアスさ、泣き
があり、IN FLAMESの方向転換を気に入らない
メタラー程本作で満足出来そうか!?
ただボーナスディスクは
非HM/HRのオルタナ、ゴシック寄りで正直不要だな・・・!




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満足度 82% お気に入り曲 Encircled  Neutrality
The Pitiless  When The World Screams







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