DISTURBED







"The Sickness"




シカゴ出身のへヴィロック、ニューメタルバンドの1stアルバム。


まだメタルコアが登場する以前、アメリカのメタルシーンがグランジ、
オルタナ
の影響をモロに受けヨーロピアンメタラーが愛する叙情的で
ドラマティック、
そして熱くテクニカルなメタル消滅しその代わり
モダンへヴィネス、ニューメタル一色に染められていた頃に頭角を
表したニューメタルバンドによる1stアルバムである!
あのオジー・オズボーンメタルの未来などと称されていたのだが
それに異を唱えたメタラーも多かろう(笑)。

今でこそギターソロも復活し彼らも取り入れていたりするのだが
この頃はまだ上手い事はダサいというファックな風潮がシーンを
支配していたためギターソロなど勿論存在せずヴォーカルも
メタリックなハイトーンではなくパンクの流れを汲むダミ声で、
ラップ的な畳み掛けるような歌い方もバンバン登場し正統派の
メタラーは嫌がる内容だろう・・・!だがそれでもこの独特の
を持ったヴォーカルは十分魅力的だしソロは無くともリフは
かなりカッコいいものが多く
センスのあるバンドだと言う事が
伺えよう!流石にメタルコアの時代である現代に置いて流行に乗った
3流バンドが悉く消えていく中生き残ることが出来た数少ない
ニューメタルバンドの一つよ!

モダンへヴィネスとはいえバンドサウンドは正統派メタル的な
質感も感じさせるがこの頃はやはりニューメタル要素が濃いな。
インダストリアル系の電子音もあるがヴォーカルが何より
ニューメタルであることを堂々と主張しているかのようだ・・・!
このレゲエともラップともつかない、下手したらお経にすら
聴こえてしまいそうな独特の歌い方は彼らの個性となっており
普通に歌わせてもパワーメタル的ハイトーンシャウトでは
ないが漢らしく暑苦しい声質で悪くない。2曲目なんかダンス風の
シンセ
も聴けるがギターリフは実にカッコいい!ラップ色濃くも
途中中東風のアレンジが聴ける3曲目も面白いな。
6曲目はダークでへヴィなニューメタルながらヴォーカルが
お経一歩手前のがなりラップを聴かせ面白いな。所々で
SYSTEM OF A DOWNっぽさも感じさせるな。10曲目は
TEARS FOR FEARSの有名曲のカヴァー。DISTURBEDらしい
アレンジが施されているな。ちなみにボートラで
14曲目以降はライヴ音源となっている。


所々でインダストリアルな電子音が使われヴォーカルは
部分部分で畳み掛けるようなラップ風の歌い方を披露する
ダミ声と、典型的なニューメタルスタイルで正統派メタラーには
受けないだろうがミクスチャーとかも好きなリスナーは
聴いてみてもいいだろうな。デビューアルバムながらすでに
洗練されておりヴォーカルも上手くプロダクションも良好である!



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満足度 75% お気に入り曲 Voices、The Game、Fear







"Believe"




シカゴ出身のへヴィロック、ニューメタルバンドの2ndアルバム。


一時期のブームで湧いて出たものの所詮は一時のブーム
メタルコアにとって喰われたニューメタルバンドの数少ない
生き残り組である彼らDISTURBEDの2作目のアルバムである!
本作で知名度を上げたと言ってもよく、WWE(当時はWWFだった)の
ストーンコールドのテーマ曲をこの時期手がけたりもしていたりするので
プファン(プロレスファン)の間でも知名度があったと思われる・・・!

1曲目からさっそくキレのいいリフに乗せて独特のニューメタル系
ダミ声ヴォーカル
が聴けるがサビはどこか穏やかさと雄大さ
感じさせるな。2曲目も畳み掛けるようなアグレッシヴな
ヴォーカル
が聴けるぞ!3曲目もリフがカッコいいな。
4曲目はダミ声ではないクリーンVoが登場し普通に上手い
シンガー
である事を強調するかのようだ・・・!5曲目はどこか
気だるい雰囲気がエモに通じる要素があるな。ギターも低音リフの
刻みではなく高音域のリードフレーズだ。9曲目もどこか哀愁を
感じさせる雰囲気
だな。11曲目は珍しくツーバス連打が最後に
聴けるぞ!12曲目はうってかわってアコギとヴァイオリン、
ピアノ
が使われたバラード曲である!こういうアレンジが出来る
辺りがそこいらのニューメタルバンドと大きく違うところである!


1stにあったシンセ、インダストリアル系の電子音が消え去りギターソロこそ
まだ無いもののリフなどかなり正統派メタルに接近してきた
印象があるな。ソロが無いのが物足りないが切れ味鋭いソリッドな
リフワーク
なんかは正統派好きにも楽しめるのではなかろうか!?
しかしこの独特のシャウトはクセになるな・・・!(笑)
「ンガガガッ、ヒャウッ、ナハッ、ナハナハ」



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満足度 78% お気に入り曲 Prayer、Liberate、Awaken、Devour







"TEN THOUSAND FISTS"




シカゴ出身のへヴィロックバンドの3rdアルバム。


ラウドロック、ニューメタルなどと呼ばれているバンドの中では最も
成功している
と言える。現在メタルコア勢に押されてすっかり廃れた
ニューメタルバンドとして今も第一線で活動している数少ないバンドだと言えよう。
個人的にスローテンポでタルいメロディーがダラダラ流れギターソロ皆無の、
メタリックな音なのにメタルに対するリスペクト皆無のニューメタル勢は
好みじゃなかったが彼らDISTURBEDはそういった連中とは違い正統派メタラーにも
十分受けそう
なクオリティーを持っているぞ!

リズムワークやヴォーカルの歌い方はニューメタル要素が濃いが声質や
曲構成、音作りはかなり正統派メタルっぽい仕上がりでへヴィさの中に
キャッチーさがありなかなかにクオリティーは高いな。数曲でギターソロもあり
まぁそれなりなプレイを聴かせてくれる。ヴォーカルが上手くメタリックな
声質
をしており部分部分で存在するニューメタル風の歌い方や今のアメリカン
スタイルを象徴するかのようなヒップホップ的グルーヴを覗けば十分
正統派メタルと呼べそうな音である!一部の曲でインダストリアル色のある
電子音
が使われているがほんの僅かだ。ちなみに電子音が使われた曲の一つ
“Land of Confusion”はジェネシスのカヴァー。


メタルコア勢に取って代わられたニューメタル勢の数少ない(唯一!?)
生き残り
だけあってこの手のスタイルとしてはかなりのクオリティーが
あると思う!個人的にはメタルコアとか、あるいはスリップノットのような
速く激しいエクストリームな音のほうが好みだが本作の良さも判るぞ!



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満足度 80% お気に入り曲 Guarded、Decadance、Avarice







"Indestructable"




シカゴ出身のへヴィロック、ニューメタルバンドの4thアルバム。


メタルコアに喰われ悉く散っていったラウドロック、
モダンへヴィネス、ニューメタル勢
だが数少ない生き残りバンド
言える彼らDISTURBEDの4作目のアルバムである!ギターソロ排除
アメリカシーンに生を受けるもギターソロ復権の兆しを受け
前作からソロが登場したわけだが本作も正統派の流れを汲む
リフやソロ
が登場し曲によってはもうヴォーカル以外は完全に
正統派メタル
だというのも存在しているぞ!

戦争SEで始まり従来どおりの切れのいい正統派リフダミ声だが
ややマイルドになってきたヴォーカルが聴けるミドルテンポの1曲目に
始まり、1stで聴けたようなインダストリアル系電子音がイントロで出てくる
2曲目はニューメタルに見せかけておいてギターのスケール上昇フレーズ
実に熱い正統派メタル系だ!3曲目はツーバスが入りさらに
正統派メタル色が強まるぞ!ニューメタルと正統派の中間的立ち居地
だろうか!?やはりリフがカッコいいな。途中アップテンポになるぞ!
4曲目はドラマティックなイントロが完全に正統派メタルと言えそうな
曲だな。最初はミドルだがブリッジで疾走するぞ!ギターソロも
キッチリある!やはりメタルはこうではなくてはな!5曲目は
イントロからアップテンポでノリの良さが発揮された正統派メタルである!
バッキングのギターもアルペジオ的なオブリを聴かせてくれるぞ。
ギターソロはタッピングだ!6曲目はアグレッシヴさはあるがサビの
広がり感などへヴィバラード風と呼んでも差し支えなさそうな雰囲気があるな。
もちろんバラードではなくキッチリしたメタルではあるが・・・!
間奏では語り(台詞)のバックでストリングス音も使われメランコリックさが
感じられる。7曲目はドラムがパワフルなミドル、スローテンポの
へヴィチューン。モダンへヴィネス系でサビの広がり感は
ニューメタル系だがセンスがよくダレは感じないな。中盤で
ツーバス連打、デス声一歩手前のダミ声が登場するぞ!
8曲目も基本はニューメタルだが唸りを上げる熱いギターソロ
聴けるぞ!速弾きは無いがアーム等を駆使しており意外と新鮮だ(笑)。
9曲目はワウをかましたソロが聴けるぞ!スローテンポで
ドラマティックな雰囲気に満ちているな!10曲目はドラムがへヴィな
ボドム感
を放つミドル曲。電子音シンセも聴けるな。11曲目は
デス声風のシンガロングが聴けるダークなメタルだ!12曲目も
ドラムやリフがアグレッシヴでへヴィだな。電子音も使われており
けっこうアップテンポだ。これまたワウがかかったギターソロが聴けるぞ!


正統派メタルのギターソロやリフを主体に所々ニューメタル要素を残し
インダストリアル系のデジタルサウンドも部分部分で顔を出す
なかなかに面白いバランスで構築されたアルバムだと言えるだろう。
けっこうダークな雰囲気もありドラマティックさを感じさせるのは
良いな。ニューメタル、ミクスチャー好きのみならず正統派メタラーにも
オススメできそうだと言えるだろう。だがやはりヴォーカルは
ニューメタルのダミ声スタイルで熱きハイトーンシャウトは無いので
そういったものを求めると肩透かしだな・・・!



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満足度 81% お気に入り曲 Deceiver、Night、
Perfect Insanity、Torn







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