DIABLO SWING ORCHESTRA







"The Butcher's Ballroom"




スウェーデン出身のアヴァンギャルドゴシックメタルバンドの1stアルバム。


女性ヴォーカルのシンフォニックなゴシックメタルジャズ
プログレの要素をぶち込み変態的な素養を持ったバンドとして
一部で注目されているバンドである!オペラをルーツに持った
女性シンガー
が朗々と歌い上げ、どこかダークなメタルサウンド
ストリングスが乗る様はまさしくシンフォゴシックだがそれに加え
時には映画のサントラ的な劇的アレンジ、時にはプログレッシヴともいえる
変態的要素、さらにはフラメンコやホーンセクションが唸る
スイングジャズの要素までこれでもかというほど導入されており
その変態振りには驚かされるばかりだ・・・!

1曲目からウッドベースジャジーな雰囲気を出しその後もヴァイオリンや
バンドサウンド、ホーンがスイングジャズ的な音を出しそしてソプラノ女性Voが
歌い上げホーンが聴こえた後はシンフォゴシックに通じるフレーズとなる!
ジャズとゴシックが融合したかのような変態的な音楽性といえるだろう!
ソプラノは本格的なオペラの素養を感じさせる高度な歌唱だぞ!
2曲目はうってかわってジャズの要素が消えシンフォニックゴシック
要素が濃くなるもやはりどこか変態的な要素が感じられるな。映画のサントラに
通じる雰囲気やSYSTEM OF A DOWNを思わせるイカレっぷりがあると
感じられたがどうだろうか!?3曲目はスパニッシュギターが唸り
ホーンもそれ系の情熱的フレーズを聴かせるフラメンコメタルである!
Flametalがこういうアレンジで知られているがこっちのほうが様々な
楽器を使い
巧みなアレンジが施されておりレベルが高いぞ!この曲は
男ヴォーカルが登場する。加工された声でどこかパンク的な歌唱スタイルだな。
4曲目は鐘の音に始まりプログレ的なハモンドが登場!今度は
プログレハードか!?と思ったら再び映画やミュージカルが如きアレンジ
顔を出すな。5曲目はアコギがイントロで聴けオペラティック極まりないソプラノ
朗々と歌い上げるミュージカル調の曲。かつてのNIGHTWISHを思い出すな。
6曲目はへヴィなバンドサウンドとストリングスが交互に絡み合いソプラノが
歌い上げるオペラメタルである!7曲目はどこかテンプルライク
怪しいノイズシタール風の音が現れベンチャーズが如きペンペンいう
ギター
も登場しアヴァンギャルド色がさらに濃くなる奇怪なインスト曲だ!
それに続く8曲目はテクノ的な電子音が現れ面食らうもその後
バンドサウンドが登場する。9曲目は何処かスパニッシュメタル的な
哀愁
を持ったメタル曲。バンドサウンドと生ストリングスがやはり聴き所か!?
10曲目はピアノによる小曲で11曲目はヴァイオリンとリリカルな
シンセ
が現れミドルテンポで展開し妖しさ満点の男ヴォーカル
シアトリカルに歌い上げるオペラティックなメタルである!
LACRIMOSASOUND HORIZON等もそうだがこの手のシンフォニックな
シアトリカルメタルには怪しい男Voが付き物なのだろうか!?
途中テルミンのようなコミカルな音色のソロに続きフルートもソロをとり
クラシカルで叙情的なフレーズを聴かせてくれるぞ!12曲目は
どこか民族的な雰囲気を感じさせる曲でパーカッションも
ポコポコいってる
な。ハードロック的リフに続くギターソロも
奇妙なフレーズを紡ぎだし風変わりな雰囲気を醸し出している。
13曲目はへヴィなチェロに始まりダークでゴシカルなスローチューンだ。
ここに来て王道のゴシック雰囲気に満ちた曲の登場だがやはりどこか
芝居がかったオペラ要素が強く聴き応えがあると言えよう!
途中ストリングスがリードを奏でその後ピアノが登場し優雅さを演出するぞ。
フルートソロもクサいフレーズをなぞりそのバックではウッドベースが
ジャジーな雰囲気を醸し出す!
そしてヴァイオリンがリードフレーズを奏でた後は
クリーンなギターが聴けるメロウなジャズとなり終了する。


シンフォニックゴシックが基盤となりながらもさまざまな
音楽的要素
闇鍋のごとくぶち込み渾然一体となった
変態カオス振りが痛快な1枚である!まぁ俺はオペラティックな
シンフォゴシックが最も琴線に触れた訳だがここまで貪欲にさまざまな
ジャンルを内包するその姿勢はリスペクト出来るな!まさに変態ゴシック!
似たタイプの曲がアルバム通して殆ど存在しないと言うのも凄まじいのう・・・!
SYSTEM OF A DOWNのゴシック版と言えそうな強烈な個性である!!



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満足度 86% お気に入り曲 Heroines、
Poetic Pitbull Revolutions、Zodiac Virtues、Pink Noise Waltz







"Sing-Along Songs for the Damned & Delirious"




スウェーデン出身のアヴァンギャルドゴシックメタルバンドの2ndアルバム。


デビュー作となった前作でスウィングジャズミュージカル、
オペラ、フラメンコ、タンゴ
ゴシックメタル無理矢理
融合
させ独特の変態メタルを生み出し一部のキワモノ好き
メタラー
の間で話題となったシアトリカルアヴァンギャルド
ミュージカルオペラティックジャズゴシックメタル

待望の2作目である!マトモなジャケだった前作とは
うって変わって音楽性を如実に指し示す珍妙なジャケ
目立っており何かガリガリ君というか、一昔前にネット上で流行った不気味な
生首
が向かい合って「ゆっくりしていってね!」等と
吐くアレを思い出しちまったわい!(爆)

今回も1曲目からスウィングジャズの様相を醸し出しドラムが
パーカッシヴに暴れホーンが鳴り演説のような男Vo、
妙に洒落た女性Vo
が目立つもバックでズンズンと響く
ギターリフ
は彼らがメタルバンドである事を
主張
しているかのようだ・・・!ベース、アコギソロも聴けるぞ。
2曲目はピアノで始まりスラッシュメタルのようなタイトなリフ、
フラメンコチックな情熱的メロディーを奏でるホーン、
妙にミュージカルライクな男女ツインVoが聴ける異様なクサさを
放つ変態シアトリカルチューンだ!
スラッシュリフ以外は
メタルっぽさを感じさせないがこの大仰な曲調はメタラー受け
するだろうな・・・!
ラストはヴァイオリンがクラシックフレーズを
奏で妙に格調高い雰囲気を放つぞ。3曲目はこれまたオペラというか
ミュージカルというか、そんな感じのホーン、ティンパニ
シアトリカルな空気を演出しスラッシュメタル風リフにチェロも登場、
コミカルさも感じさせるな。女性Voは完全にオペラ、ミュージカルだ!
途中加工されたVoが聴け変態リズムをバックにオペラVoと
低音デスVo
が絡み合うパート等実にイカレとるのう・・・!(爆)
後半ジャジーながらも哀愁を感じさせるホーンが聴けウッドベース
抑え目にオシャレ感を演出する。4曲目はもろミュージカルな
濃厚極まる男Voが登場しこの曲もギターリフ等バンドサウンドが
聴けるもメタル要素は薄いか!?しわがれたVo、オペラティックな
女性Vo、低音Voなどさまざまな声が絡み合いこの辺はいかにも
ミュージカルライクだな。ベースソロがカッコよくノコギリで
刻む
ようなチェロもへヴィである!どこかMARILYN MANSONに通じる
ゴシカルなリズミカルさがあるな。5曲目はアコギで始まりタイトな
ドラム、ギターが聴け男女ツインVo、そして女性オペラVoが登場し
これまたヴォードヴィル調の楽曲に仕上がっている。ラストの
オペラティックな高音ホンモノのスキルを感じさせてくれるのう・・・!
6曲目は妙に牧歌的なバンドネオン、酔っ払いの野郎共が低音で
シンガロングする短い曲だがただのヴァイキングメタル風ではなく
やはりオペラの素養ある声だな・・・!そのまま続く7曲目は
男女ツインVoでかなりクサいタンゴ風のノリを見せる!チェロと
メタルサウンドの掛け合いも面白くかのWALTARIの伝説的名盤
“YEAH! YEAH! DIE! DIE! DEATH METAL STMPHONY IN DEEP C”

思わせるのう・・・!このノリの良さはやはりヴァイキングメタル
通じる雰囲気があるな。8曲目はアコギで始まり加工Voが登場、
バックでかすかにハモンドのような音色が聴け震えるような
チェロ
も顔を出すメタル色の無い曲だ。ラストのガットギター
かなり哀愁が漂っており初期のイングヴェイを思わせるか!?
9曲目はへヴィリフも久々に登場するが歪みの無いペンペンした
音色
のギターも聴けオペラVoも登場、やはりどこか変態じみた
曲調
だな。チェロとギターリフのユニゾンも印象的だ!
珍しくギターソロも聴けるが音色が全然歪んでいない
ベンチャーズ風
なのが笑えるわい!(爆)その後のアコギをバックに
流麗さを放つフルートソロ、ソフトな女性Voは実に叙情的だな。
10曲目は本作中特にアグレッシヴなメタルサウンドとチェロが
聴けまるでAPOCALYPTICAのような雰囲気を放ち男Voも
オペラティックではなく普通のロック風なのが逆に珍しく
感じられる
のう(笑)。女性Voもソプラノだがオペラというよりは
まっとうにゴシックメタルとして機能しておりこの曲が本作中
最もメタル寄りか!?


前作以上にミュージカル要素が濃くなりMETALLICAを思わせる
スラッシュメタル風のリフが聴けるもメタルっぽさは薄く
メタルのアグレッション、へヴィさを求めると前作以上に
肩透かしだろう・・・!数少ないメタルサウンドもギターの単音が
ただシンプルに刻まれるだけで練られたリフが殆ど無いのも
気になるが様々な音色やヴォーカルが入り乱れるのであえて
シンプルにしている
のやも知れぬ・・・!アコギ、ベースソロや
チェロ、フルートのソロ
はあってもメタリックなギターソロが
一切無い
のも彼らのこだわりだろうか!?前作目立ったジャズの
要素
はアルバム前半こそあれど非常に薄くなっており変態
シアトリカルミュージカル風
の色合いが強く個人的には
好みの方向に近づいてくれた感があるのう!




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満足度 86% お気に入り曲 Rancid Romance、
Lucy Fears the Morning Star、Vodka Inferno、Ricerca Dell'Anima、
Stratosphere Serenade







"Pandora's Pinata"




スウェーデン出身のアヴァンギャルドゴシックメタルバンドの3rdアルバム。


ゴシックメタルスイング、ディキシージャズ要素ミュージカル要素
強引かつセンス良くドッキングさせ独自の変態アヴァンギャルドメタルを構築する
気鋭のクレイジーメタルバンドによる通算3作目のフルアルバムである!本作もまた
過去作同様ゴシック的なダークさのあるメタルサウンドスイングジャズの軽快さ
ミュージカルライクなシアトリカルさを混ぜ合わせ変態メタルに味付けした
イカレっぷり
を楽しめるぞ!

1曲目から早速今回もダークで怪しげかつスイングジャズ的なムードを強烈に
放ちまくるノリの良い胡散臭い変態メタルが炸裂!ホーンも舞い女性Voがやけに
上手い歌唱
を見せ低音男Voも入り混じりシアトリカルさを演出、メタリックになり
変態化したヴォードヴィル的な空気
を見せつけるぞ!途中からチェロ等ストリングス
顔を出すのう・・・!2曲目はパーカッションで始まりサンバのようなノリを放ち
ホーンの音色もどこかラテンな感じだがバンドサウンドはやけにヘヴィでダーティーさ
あるな。ノリがラテンだけにヴォーカルメロディーが濃厚系の哀愁を放っているのも
面白いぞ!
3曲目はヘヴィサウンドチェロが入り混じりこれまたラテンな哀愁漂う
ホーン
も登場、女性Voが実にしなやかな歌唱を見せアコギも顔を出しメロディーも
実に美しいのう・・・!
4曲目はチェロがまるでマカロニウェスタンのようなムードを放つ
繋ぎのインストで続く5曲目は何とデジタルサウンドまで登場!やはりバンドサウンドは
ヘヴィ
ホーンも顔を出すがノリはダンサブルガキンチョコーラスが聴け
コミカルさがあるぞ!6曲目はゴリゴリしたダーティーなヘヴィサウンドで幕を開け
プログレッシヴスラッシュ的なムードを放ちチェロも登場、いつになく硬派さを見せるも
エレクトロニカサウンドもチラッと顔を出し男Voも聴けエキゾチックな
ホーン、ストリングス
がしなやかに舞い中盤は穏やかさを見せヴォーカルがやけに
ナヨナヨしている
映画やミュージカルのようなシアトリカルさがあるのう・・・!
7曲目は出だしからいきなりシアトリカルなムードを放ちストリングス、ソプラノ女性Voが
ミュージカル風味
を強烈に見せつけまんまオペラな空気を漂わせており何とも
ハイレベルじゃのう・・・!
中盤からアコギ(ガットギター?)も聴けるがやはり基本は
本格的なオペラ、ミュージカルメタル要素は皆無だがヴォーカルも含めて
完全に本物志向である!
後半やストリングスがやけにエキゾチックなフレーズを披露するぞ。
8曲目はアラビアン、中東的なムードを強烈に放つ出だしから凄まじいパンチがあり
そこに重厚なヘヴィリフも切り込み何とも言えない怪しいエキゾチックメタルな空気を
漂わせておるのう・・・!後半のクワイアがまたインパクトあるぞ!9曲目は
やけにオシャレで穏やかなストリングス、ホーンが聴けるもバンドサウンドはまるで
ゲップのような音
を出しており実に胡散臭くベースもスラップで自己主張しまくり
ファンクな要素も醸し出される場末感満点のキャバレーメタル(?)である!
ラストの男クワイアダンディー過ぎて胡散臭すぎるわい!(爆)10曲目は
バンドサウンド、ホーンが変態的なユニゾンを披露しプログレッシヴな味わいを見せ
大仰さ満点のソプラノ女性Voも聴け男クワイアもバックで登場、キャバレー臭さと
軍歌っぽさが入り混じり
さらに疾走!シンフォニックメタル的なムードも演出され
ホーンが大仰に舞いブラストも顔を出し弦楽アンサンブルも登場だ!11曲目はアコギ、
ストリングス
穏やかながらも不穏な空気を放ち切々と歌う男Voも登場する
叙情的かつ薄暗いシアトリカルな大作で後半はメタルサウンドも顔を出し
さらにインダストリアル化までするぞ!


本作もまた実に変態的極まりないアヴァンギャルドメタルではあるが過去作と比べると
突き抜けた前衛っぷりは薄れており行き着く所まで行き着いたマジな変態メタル
言うよりはミュージカルジャズメタルとしてスタイルが固まった印象があり判り辛さが減退、
ジャンルが固定された感
がありある意味判り易くなったと言えなくも無いか!?ともあれ
他に無い独自性が彼らの最大の武器である!ある意味エクストリームメタル以上に極端なんで
好き嫌いは分かれそうだがクオリティーはすこぶる高い、まさにメタルの可能性を広げたバンドである!




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満足度 86% お気に入り曲 Kevlar Sweethearts  Black Box Messiah  Exit Strategy of a Wrecking Ball
Aurora  Mass Rapture  Of Kali Ma Calibre  Justice For Saint Mary







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