DRAGONLAND






"The Battle of the Ivory Plains"




スウェーデン出身のメロディックスピードメタルバンドのデビューアルバム。


メタル先進地区の北欧から出てきた彼らの特徴はその疾走感にある!同じ
ドラゴンつながりのドラゴンフォースが出てくるまでは
間違いなく彼らがメロスピ界最速のバンドだっただろうな。

だが彼らの速さはXと同じくBPM以上の体感速度が感じられるという点において
ドラゴンフォースとは一線を画する独特の速さがあったという点でかなり個性的だといえるだろう。

この頃はまだまだデビューアルバムという事で音質、演奏ともにB級であるというのは否めないが、
ダイヤの原石的なものを感じ取れるのもまた確かだ。

疾走曲はどれもキラーと呼べるクオリティーで、彼らの曲はただ疾走するというのではなく、
リズムチェンジ等を用いて独特の間を作り出し、それが上記したように
BPM以上の体感速度を感じ取る事が出来る要因となっている
と思う。

また、アルバム前半に配されたバラードの出来が良く、これが彼らの格を上げているぞ!
一流のバンドは疾走曲のみならず様々な曲で
聴き手を感動させられるからな!



これ以降のアルバムを聴いて気に入った人なら聴いてみる価値のあるアルバムといえる!
速い曲好きなメタラーにもおすすめだ!!



満足度 75% お気に入り曲 STORMING ACROSS HEAVEN







"Holy War"




スウェーデン出身のメロディックスピードメタルバンドの2nd。


前作で劇速サウンドを提示し、多くのクサメタラーを早漏気味にした
爆走バンドが帰ってきた!前回はまだまだB級チックなサウンドだったのだが、このセカンドで早くも
演奏はタイトに引き締まり、プロダクションも向上!一流バンドしか
認めないリスナーにもアピールする音になったといえるだろう。


ヴォーカルはドラマーが兼任しており、いまいち上手くなく選任シンガーを入れたほうがいいと
個人的には思うのだが・・・まぁ、彼よりショボイシンガーもB級世界には多いし、大目に見るとしよう。

前回もそうだったのだが、彼らの曲はキーボードがチェンバロ系の
音色で暴れまくっている
のがいい!!個人的に大好きな音だけに
このアルバムで満腹覚を味わえるぞ!!

曲は前作と違って幾分ストレートに疾走する感じになったな。その分前作ほどの体感速度は味わえないが、
それでもやはり爆走しまくりだと言える!あと、バックの演奏、インストパートは良いが
歌メロがあまり面白くないな。

特に気に入ったのは2,4,9曲目だ!どれもキラキラいいながら爆走!!たまらんぞ!!
2曲目はイングヴェイのライジングフォースに似てるな。

俺が買ったのは輸入盤で、国内盤(へヴン盤)にはボートラで映画
“ネバーエンディングストーリー”の主題歌が入ってる。
やっぱ疾走してるらしいな!!



個人的に彼らのアルバムで一番好きだ。キラキラいうキーボード好き、疾走好きは聴くべし!



満足度 84% お気に入り曲 Majesty of the Mithril Mountains、Holy War、A Thousand Points of Light







"Starfall"




スウェーデン産、爆走キラキラメロスピバンドの3rd。


前作の国内盤はへヴン盤・・・つまりなんちゃって日本盤だったのだが
今回日本の骨太レーベル、キングレコードから国内盤が出るという事で
彼らも段々とのし上がってきたとの印象を受けた。

しかし、今回彼らは音楽性をガラッと変えてきた!何と、疾走をやめたのだ!!
いままでどおり疾走する曲は1曲のみであとは全てミドルテンポ!
これはいままでついてきた疾走好きはみんな離れていってしまうであろうな・・・!

だが、その分得た物もある!それはへヴィさだ!良質なプロダクションに支えられて下半身に
響くサウンドに仕上がっているぞ!そして泣きのギター。妙に
エモーショナルに泣きまくるツインリードにグッと来る。
クサイメロディーは健在だといえるな!


しかし個人的に一番気に入ったのはX JAPANのカヴァー
“Rusty Nail”だ!
原曲よりもチューニングを下げ、メタリックさを強調!
ギターソロも長くなりぶっちゃけ原曲よりもこっちのほうが好きだ。
ヴォーカルの発音以外は(笑)。


俺はあまりピンと来なかったが、いい曲はある!メロディー自体は今までの中で一番いいと思うぞ!



満足度 74% お気に入り曲 Starfall、The Returning、Rusty Nail







"ASTRONOMY"




スウェーデン産、メロスピバンドの4th。


ドラゴンフォース登場以前に現れ爆走の嵐を巻き起こしかつては最速を
誇っていた
彼らだが前作に当たる3作目で突如持ち味である疾走を封印、
シンフォニックさを増強しスロー、ミドルテンポ曲中心のシンフォニックメタルバンドとして
生まれ変わり賛否両論を巻き起こす事に・・・!本作はそんな彼らの
4作目にあたるアルバムである。

本作の方向性も前作同様疾走感の少ない音作りで、前作以上に
オーケストレーションを強化し打ち込みながらチープさ皆無の
壮大さ
を出すことに成功。アレンジも良く、メロディーもなかなか充実している。
他にも曲によっては女性ソプラノVoやデス声、メロデス的なリフ
導入し新たな方法を実践している。ヴォーカルも上達しているのが分かり、その甘い声質
まるでピート・サンドベリのようだ。ただ演奏やアレンジは良いが
歌メロはそれにくらべると弱いな・・・!このバンド昔から
歌メロが弱い
んだよなぁ・・・。

一応疾走曲もありそれは3曲目、そして爆走ってカンジではなくアップテンポだが5曲目、
そしてイントロのみだが9曲目も疾走している。やはり速い曲には魂が熱くなるわい!
今のアレンジ、シンフォサウンドでかつてのような疾走アルバムが
聴きたいぞ!
相当クオリティーの高いアルバムになりそうだが敵わぬ夢だろうか・・・!?

あとなぜか超シンフォニックなインスト4曲も入っており、
ラストの3曲は組曲形式になっているまるで映画のサントラの如き
壮大なシンフォインストだ。冗長に感じられるメタラーも多いだろうが
個人的には楽しめたぞ!特にラストは劇的だ!

個人的に気に入ったのは上記した疾走3曲にインストの組曲、それと
“Beethoven's Nightmare”というタイトルが示すとおりの
シンフォニックでクラシカルな7曲目だ!
ベートーベンをモチーフにしたピアノがいい!


以前とは違う方向性だがクオリティーは高いので疾走してなくても
シンフォニックなアレンジのメタルが聴きたいという人にはおすすめだ。



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満足度 80% お気に入り曲 Contact、Antimatter、
Beethoven's Nightmare、Direction:Perfection、
The Old House on the Hill Chapter T:、U:、V:







"Under The Grey Banner"




スウェーデン出身メロディックメタルバンドの5thアルバム。


かつてはバリバリに疾走しまくりDRAGONFORCEが登場するまではメロスピバンド中
最速のBPM
を誇っていた・・・!しかし3rdで多くのメロスピ、クサメタル洗練されていく
過程でクサさや疾走感を失い落ち着いてしまうように彼等も疾走をやめてしまった・・・!
X JAPANの“Rusty Nail”
たどたどしい日本語で歌ったカヴァーだけが話題になりその後は
シンフォニックメタル寄りになった4作目をリリースするもあんま話題にはならなくなって
しまった
感が漂っていた・・・!そして前作よりおよそ4年振りとなる通算5作目のアルバムが登場!
方向性としては前作の流れを汲んだシンフォニックメタル色濃いメロパワ、メロディックメタル
やはりかつてのような疾走、爆走は鳴りを潜めているアップテンポ曲は多めでオーケストレーションは
エキゾチックな要素が強くRHAPSODY OF FIREとはまた違ったスタイルのフィルムスコアメタルを
追求しているかのよう
である・・・!

1曲目は早速のオーケストレーションによるシンフォニックサウンドがまるで映画の
サントラ
を彷彿とさせる結構長めのインストで続く2曲目もまだサントラ風のムード
続き女の語りも登場しそしてシンフォニックな壮大さを出しつつパワフルに疾走!
アップテンポで重厚なムードを演出し前作のシンフォメタル要素とかつてのメロパワ要素
見事に融合しドラマティックな展開を見せているぞ!ヴォーカルも低めのキーで歌い
なかなかの表現力
を見せヘナチョコVoの汚名を返上するかのようだ・・・!メロディアスな
ギター、その後のオーケストレーションも実に劇的でギターソロも落ち着きがあり全体的に
構築されているな。3曲目も重厚なオーケストレーションが聴けシリアスさを演出、
ミドル、スローテンポで力強さを出し中盤はやはりサントラライクなアレンジを見せ
ストリングス、ハープ、ピアノが美しいのう・・・!4曲目はドラマティックかつ
キャッチーなリードギター
で幕を開けアップテンポで展開、パワフルなリフを交えつつ
軽快なノリも感じさせ中盤では笛が大自然ムードを醸し出すシンフォパートになり
民謡の要素もあるな・・・。5曲目は何とも彼等らしいホーンのシンセが派手に鳴り
軽快なテンポで進みシアトリカルな低音Voも顔を出すぞ。中盤でパワフルなリフ
アグレッシヴさを出し疾走も見せつつプログレ的な要素も見られこれまたオーケストラによる
サントラ風パート
も登場!6曲目は派手なホーン系シンセが鳴り響きギターリフも目立ち
これまたアップテンポドラマティックさを出しているな・・・!サビは厚めのコーラスが
顔を出し
勇壮かつキャッチーさのあるメロディーを歌うぞ!ギターソロが珍しくテクニカルな
部分を見せている
のも聴き所か!?後半はアグレッシヴな疾走感も一瞬垣間見れるぞ!
フィメールコーラスに導かれて続く7曲目はアコギ、フィメールスキャットが聴けかなり
民謡的な要素が強い曲調になり儀式的なコーラスパートも中盤で顔を出すのう・・・!
8曲目はオーケストラ、バンドサウンドがかなり重厚で重々しいへヴィさを見せるスロー曲。
ソロパートはプログレ的とも言えるテクニカルなギターが聴けるぞ。9曲目は
重厚なオーケストラとバンドサウンドがまるでシンフォニックブラックの如き
邪悪で禍々しい疾走感を見せるもその後はポジティヴなムードのあるファンタジックな
シンフォメタル
と化す!10曲目はチェンバロ様式美的雰囲気を醸し出し
ヴォーカルがオペラティックなシアトリカルさを持った低音で朗々と歌いまるで
ディズニーか何かのミュージカル的ムードを醸し出すメタル要素の無い短い曲
11曲目は勇壮なオーケストレーション、バンドサウンド緊迫感ある壮大な
盛り上がり
を見せミドル、スローテンポで展開、どこか淡々としつつも重厚さはあるな。
途中からテンポアップホーンも盛り上がりドラムもスタスタと爆走、戦場SEも聴こえ
そしてデスVoというかダミ声シンガロングも顔を出しヴァイキングメタル的な要素も
感じさせるのう・・・!後半はノーマルなメタルVoミュージカル系Vo掛け合いになり
さらに女性Voも登場するぞ!続く12曲目は女性Vo、オーケストレーション
穏やかさを出す壮大なアウトロ的1曲だ。


映画のサントラを思わせる壮大なオーケストレーションパワフルさを見せる
バンドサウンド、ギターリフ
が絡みシンフォニックメタルとしてしかと説得力を
感じさせるアルバム
に仕上がった感がありクオリティーは十分に高いと言えよう!中心人物である
ギタリストのオロフ・モルクはAMARANTHEで一気にサクセスしたが本業(?)であるDRAGONLANDでも
手を抜く事無くいい仕事してくれておるわい・・・!ただAMARANTHEで見せてくれたような
異様なまでのキャッチーさは薄くこっちでもあのポップさすら感じさせるメロディーを
バンバン取り入れてもいい
と思うんだがやはり別々に考えているのだろうな・・・!




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満足度 80% お気に入り曲 Shadow Of The Mithril Mountains  The Black Mare  
The Trials Of Mount Farnor  Under The Grey Banner







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