DIR EN GREY







"MISSA"




日本の有名ヴィジュアル系バンドのインディーズ時代のミニアルバム。


Dir en greyといえば今やヴィジュアル系の畑を飛び出しアメリカ進出、KORNとツアー
泣く子も黙る大物へヴィロックバンドとして認知された感があるが、
本作はそんなDir en greyがインディーズ時代・・・つまり“GAUZE”以前にリリースした
ミニアルバムである!

並のデスメタルバンド顔負けの説得力あるデスヴォイス、ラウドロック、
モダンへヴィネス
の影響を昇華しスタジオ音源ならばメタラーをも黙らせる
クオリティーがある・・・と思う(笑)。だが本作はインディーズ時代という事もあって音質は当然、
楽曲、演奏そしてヴォーカルも非常に若い!!今のようなへヴィさは無く
“GAUZE”に近いプロダクションだがアレンジに隙間が多く良くも悪くも普通の
ヴィジュアル系ロック
となっている!彼らにもこんな時代があったのだな・・・!(笑)
そして京のヴォーカルもこのころは並のアマチュアシンガーレベルでデス声も
説得力は無い。そもそもデス声パート自体少ないが・・・!
悪い意味で言うわけではないが彼らもやはり人の子だというわけか・・・!

しかしギターがピッキングハーモニクス多用のへヴィリフ中心の今とは違いリードフレーズを
弾いている
のはこの頃ならではの美点だろう。そして曲も大器の片鱗を
窺わせる
ものがある!のちにリレコーディングされる“秒「」深”はその最たる例だろう・・・!


ブックレットで見られるハードメイクで塗り固めたメンバーのルックスも今となっては
逆に新鮮か!?
Dir en greyのファンなら押さえたいアルバムといえるかもな・・・?



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満足度 70% お気に入り曲 秒「」深







"GAUZE"




日本の有名なヴィジュアル系バンドのメジャー1stアルバム。


ヴィジュアル系でクサイのが好きなメタラーにおすすめできるのは当然マリスミゼルや
ラファエル
等だがこのバンドははっきり言ってそういうクサさは無い。だが俺は気に入ってる!
なぜなら彼らの出す音はかなりキレてるからだ!!(笑)

ヴォーカルの京は黒夢に影響を受けてるようで、その歌詞やサウンド、ヴォーカルスタイルに
その影響が見て取れるらしい・・・らしいというのは俺が黒夢を
あんま聴いていないからだ!スマン。

スタイル的にはいわゆるV系を聴かない人がイメージするであろう、喉で歌う低音ヴォイス、裏声、
そしてデス声と言えなくもない吐き捨てシャウト
なのだが、その一つ一つが
ものすごい高水準にある!!
クリーンヴォイスはGacktに引けをとらない
深みとエモーションをたたえ、裏声は要所要所で効果的に使われ、
そしてデスヴォイスは並みの海外のデスメタルシンガーよりも凶悪!
ダニ・フィルスっぽい高音系なのだがへヴィさも兼ね備えており、個人的には
最も好きなヴォーカリストの一人に挙げられるだろう!

メタラーなのにこんな意見でスマン!だがいいものはいいのだ!!実際彼らのおかげで
デス声でしか歌えない俺にとってカラオケでのレパートリーが
随分増えたぞ・・・(笑)。


演奏陣も難しいことはさほどやってないように感じるがカッチリとまとまり、音源を聴く限りでは安定感のある
演奏を聴かせてくれる。けっこうへヴィで、もはやHR/HMと言ってしまっていいほど。

1曲目のイントロから続く2曲目“Schweinの椅子”で早くもデス声で出迎えてくれる。
高音がやはりダニっぽく感じる。つい一緒に叫んでしまうな!そしてクリーンヴォイスに変わる。
深みと張りのあるいい声だ!そのあとに聴けるクリーンヴォイスとデスヴォイスが
入り混じったような歌い方もいい!

6曲目“Cage”はサビでクリーンヴォイスの壮大な歌いまわしがいいメロディアスな曲。
この曲の中盤で聴けるピアノはXのYOSHIKIによるものだ!
彼はこの曲のシングルのプロデュースもしてる。

7曲目“蜜と唾”はタイトルの漢字が反転してて、実際は“つみとばつ”と読むようだ。
デス声が聴けるコアな曲。この曲は歌詞が凄い!クリスマスに女さらって
バラバラにして云々
って内容だ!!こういうの嫌いじゃないぜ俺!
最後の「ヌメヌメギトギトドロドロの いびつなアレ
舐め尽くしなさい そして君のソレに入れなさい」
って
部分とかかなり好きでいつも一緒に歌ってる(笑)。

11曲目“残-ZAN-”はまちがいなくディルを代表する曲でもうほとんどデスメタルって
いってもいいくらいの過激な曲だ!ほとんどデス声で歌われるこの曲はあのお子様向け
音楽番組Mステ
で演奏され、それを見たガキがビビって泣いたと
苦情の電話が殺到したということで知られる
伝説の曲だ!!
まぁ骨抜きのションベン音楽しか知らない温室育ちのガキにはちょっと刺激が
強かったのかもな。
世の中にはいろんな音楽、いろんなジャンルがあるって事だ。メディアは売れ線のみを
むりやり押しつけようとしやがるがな・・・!
メタラー的にはそんなに疾走してないし、まだまだ凶悪さが足りないと感じるが俺は気に入ってる。
そしてこういう曲をMステみたいな番組でやる
このバンドの姿勢がいい!!



クサさはないとは言え、メロディアスな曲も多く、これはこれでグッとくる曲も多いのは確か。
個人的には好きなアルバムだが、一体誰にすすめればいいのかわからん・・・!(笑)



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満足度 89% お気に入り曲 Schweinの椅子、Cage、蜜と唾、残-ZAN-







"MACABRE"




日本のヴィジュアル系メタルバンドの2ndアルバム。


前作で激しさとメロウさを高次元で見せつけシーンをかき回したバンドの2ndだ!
今作は前作と比べて演奏、プロダクション共に向上、音的には完全にメタルと呼べるサウンド
日本語詩が聴けるメタラーならもはや普通にメタルバンドとして聴く事が出来るだろうな!

また本作はメタル色を強めると同時にデジタル色も濃くなったように感じたぞ!
拒否反応を示すメタラーもいるだろうが俺は曲に合っていれば気にしない。本作で聴けるそれも
楽曲にマッチしているのでいいぞ!

1曲目のイントロからどこか密教っぽい怪しい雰囲気を醸し出してて良い。
お経みたいな声がたまらなく怪しいなぁ・・・!(笑)この曲の歌メロはハンガリー舞曲を
モチーフに
したものだが見事にクサさが無い(笑)。普通この手の
フレーズを入れると途端にクサくなるんだがなぁ・・・!
まぁ、彼らにクサメロは合わないのでこれでいいが。

2曲目は出だしからへヴィなギターが聴けるコアな曲だがサビがとたんに
メロディアスになる!こういう所が彼らのセンスの良さなんだよなぁ・・・!カッコいいぜ!

6曲目はイントロでヴァイオリンが聴ける大作。どこかプログレっぽくもあるな・・・。

そしてアルバム中1のキラーにして個人的バンド最強曲が11曲目“羅刹国”だ!
ノイジーな音に導かれてギターがスラッシーなリフをかき鳴らし疾走する!前作の“残”の流れを汲む
楽曲だがこっちのほうが疾走している!もはやデスラッシュと呼んで
差し支えないほど!
そして意外とメロディーもあったりするのがまたいい。
サビでは共に叫びたくなるシャウトが連発される!
「礼ッ!性、ギャウオワァァァーーーーッ!!
邪気!!」

やっぱ京はいいシンガーだわ・・・!俺もこの曲を聴いては共に叫んでいる(笑)。
カラオケで歌いてぇ〜!
途中で聴ける語りも熱い!歌詞もそうだがどこか和風な雰囲気が
滅茶苦茶カッコいい!!


5曲目もこれに近いコアな曲だ。だがこっちはインダストリアルっぽいが。
やはり共に叫んでしまうなぁ・・・。


前作よりもかなりメタルに近くなり、普通に日本語メタルだと言えるであろう作風だな!
前作が気に入ったファン、日本語詩が聴けるデス系が好きなメタラーは是非。



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満足度 91% お気に入り曲 脈、羅刹国







"鬼葬"




日本のヴィジュアル系メタルバンドの3rdアルバム。


ヴィジュアル系出身というだけで未だにバンギャがついてきているものの
音的にはもはや日本語詩のモダンへヴィネスバンドと言い切ってしまえる
音を出すバンドの3作目だ!全体の音としては以前よりさらに
モダンになった
印象を受けた。京のシャウトもだんだんデス声中心になっているし、
ギター、ドラムなど完全にメタル、モダンへヴィネスだと言えるだろう。

ただ本作、コアな曲は勿論あるが中盤あたりにデジタルサウンドを
フィーチャーしたスローな曲が集中している
傾向があり、前2作に
比べると比較的地味な印象があるな・・・。

だが、それでもやはりコアな曲のキレっぷりは半端じゃなく、“残”や“羅刹国”の流れを汲む
15曲目“ピンクキラー”の京のシャウト、特にラストの叫びは凄まじい!
まさに獣の如き咆哮だ・・・!
毎回同じ感想になるが、これもやっぱりカラオケで
歌いたい(叫びたい?)一曲だ!
2曲目もキレてていいし、
13曲目はメロディアスに疾走してて聴かせてくれる。


個人的にはやや地味に感じたがそこらの普通のバンドがこのアルバムをつくったなら間違いなく
そのバンドの代表作になるクオリティーだ!



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満足度 84% お気に入り曲 鬼眼-kigan-、ZOMBOID、JESSICA、ピンクキラー







"six Ugly"




日本のヴィジュアル系メタルバンドの6曲入りミニアルバム。


最初の2作ではまだヴィジュアル系の音作りをしていたが
前作に当たる“鬼葬”で一気にモダンへヴィネス寄りになり激しさを増した
Dir en grey。だが個人的に前作は中盤で大人しい曲が続きダレを覚えたのだが
このミニアルバムはそんな前作の借りを返すかのようにどの曲も徹底して
激しくキレまくり暴れまくり
の一枚となっている!

クリーンヴォイスがほぼ無く大半がデス声の曲、激しさを残しつつも
ラップスタイルに挑戦した曲など各曲に個性はあるのだが本作には
一つ気になった点がある・・・。それはメロディーがほとんど無いという事だ!
アグレッションに比重を置き過ぎたのだろうか!?個人的に彼らの激しい曲が
好きな理由はメロディックなパートがコアなパートを、コアなパートが
メロディックなパートをそれぞれ引き立てている
からだと思っているため
もちろんメロディーの少ない激しい曲も好きだがそんな曲が6曲も
続けてこられると悪くは無いがちょっと有難みが薄れると思ったな・・・(笑)。


とはいえなんだかんだで彼らの激しい曲は大好きなので数回聴いているうちに
これはこれでアリだと思えてしまったな・・・!(笑)捨て曲も無い
質の高いミニアルバムだ!




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満足度 80% お気に入り曲 全部







"VULGAR"




日本のヴィジュアル系メタルバンドの4thアルバム。


相変わらず本作もへヴィでいいな!音楽に興味の無い一般大衆に売るためには
売れ線狙いのクソつまらんポップスになるのが手っ取り早いのだが
彼らはそんな魂の無いクズバンドとは違う!あくまでコアなファンに
アピールするサウンドスタイルを追求している!素晴らしい!

前作は彼らとしてはややソフトな曲が中盤に集中した印象があるが本作は飛ばしている!
ソフトな曲ももちろんあるが激しい曲はかつての“残”や“羅刹国”、“ピンクキラー”のような
デスメタル色濃い楽曲で占められている!そのためアルバム全体としての
印象はこれまでのなかで一番いいな!ただその分メロディーが少し弱くなったように
感じたが、まぁそれでもいいメロディーはちゃんと残っているし、
相変わらずのクオリティーの高さはきちんと保たれているので安心して聴ける。

今回どの曲もいいがその分2ndの羅刹国のような分かりやすいキラーが無いといえなくも無いな・・・。
まぁ、これはいい事だが。


今作が今の所最もデスメタルに近いので日本語詩が聴けるデスメタラーにおすすめ。



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満足度 91% お気に入り曲 激しい曲全部。







"Withering to death."




国産、有名ヴィジュアル系バンドの2005年発表の新譜。


このバンドの音源はコレを書いてる時点ではメジャー1stとこの新譜のみなのだが、
一聴して思ったのはかなりへヴィになったという事だ!1stもへヴィではあったが
メタルというよりはまだロックという感じの質感だったのだがこのアルバムは
ギターやドラムが完全にメタル仕様といった音になっており、個人的にはありがたい音だ!
音質もいいと思う。これはこのバンドの目指す音楽性がNU METAL寄りに
なった
という事でもあるのだが、個人的には
ただタルいだけの面白みも何も無いアメリカのバンドよりも
全然気に入ってる。
ツーバスで爆走する激しく速い曲もあるしメロディアスな曲もある。

また、京のヴォーカルがさらに成長してるというのも大きなポイントだ。クレイドルのダニ風だった
高音デス声のみならず低音で唸るガテラルヴォーカル風な歌い方も聴けるし、クリーンヴォイスはさらに
深みを増している!彼の良さはテクニックではなく
その多彩な表現力にあると思うぞ!



1、3、11、14曲目が特に気に入った。デス声をフィーチャーしたコアな曲でもサビでメロディアスに
展開したりとなかなか面白い試みをしている。彼らのファンなら抑えておきたいし、
彼らを始めて聴く人にもオススメできるアルバムだ!



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満足度 90% お気に入り曲 Merciless Cult、朔-saku-、Beautiful Dirt、鼓動







"CLEVER SLEAZOID"




日本のヴィジュアル系バンドの“Withering to death.”リリース後に発表されたシングル。


V系ながらそのコアな楽曲、パフォーマンスが海外で認められアメリカでツアーを
行い
そして日本の大型メタルフェス、LOUD PARKに出演しいろいろな意味で
知名度を上げつつある
Dir en greyの2005年に発表されたシングルだ。

タイトル曲“CLEVER SLEAZOID”は前作の方向性をさらに押し進めた
ラウドロック色濃いコアな楽曲で歌詞のほとんどが英語である。
特に疾走しまくっているというわけではないがヴォーカルも
ほとんどがデス声で叫びまくるかなり激しい曲だ!
もはや何を歌っているかも分からないほどだ(笑)。
部分部分で僅かに聴こえるクリーンヴォイスがさらに曲を
引き立てている
と言えるだろう!

カップリング曲は無く、そのかわりにライヴ音源が3曲入っているのだが
よく言われているようにヴォーカルがまったく歌えていない・・・!
ただでさえ声が出ていないのにさらに多くのパートを観客に歌わせようと
フェイクしている・・・!これじゃLOUD PARKで叩かれるわけだ(爆)。
と思ったがこれはわざとダメなテイクを選んで収録したようだ・・・!
ファンをあえて突き放すのがDir en greyのやり方なのである!
こういうのヴィジュアル系だから許されるんだろうなぁ・・・!これが純然たる
メタルバンドだったら間違いなく暴動モノだろう(爆)。


まぁ新曲は文句無しにカッコいいので彼らの激しい曲が好きなファン
(つまり俺)なら満足できるだろうな・・・。



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満足度 77% お気に入り曲 CLEVER SLEAZOID







"凌辱の雨"




日本のヴィジュアル系バンドの2006年リリースのシングル。


日本初の巨大メタルフェス、LOUD PARKに実力、実績を認められ
出場したのだが演奏、ヴォーカルが力量不足のため激しく叩かれたDir en grey。
俺は彼らのファンではあるがこの一件において彼らをかばい立てする気は
まったく無い。
Dir en greyはライヴの演奏が稚拙、特にヴォーカルが
歌えていないというのはあまりにも有名だがそれが理由ではなく、
多くのメタラーがヴィジュアル系だからといって理由なく
頭ごなしに叩いたのではなくちゃんとライヴの演奏を見て
それで判断したからだ!

もし彼らがアルバム以上の演奏が出来るバンドだったら多くのメタラーが
見直し、高く評価しただろう・・・!これは良いことだ!
PIERROTが参加したマリリンマンソン主催のフェスが開催された時とはもう違う!

そんなわけでLOUD PARK前にリリースされた本シングル、タイトル曲の
“凌辱の雨”は前シングルとは違いへヴィさはあるもののメランコリックさを
強調した
カンジのつくりとなっておりヴォーカルもクリーンヴォイスが
大半を占めている。
メロディーはなかなか良いぞ!バックで終始鳴っている
デジタル音インダストリアル色を強調しているかのようだ。
いままでの彼らにはありそうで無かった雰囲気の曲だと言えるだろう。
ちなみにPVでは京がメイクを落とした素顔を披露している。

カップリング曲は本作も無く、前回と同様ライヴ音源が3曲入っている。
今回は前と違い一応はまともなテイクを収録していると思う。
彼らがカップリング曲を入れない理由はタイトルチューンに隠れて
目立たなくなる
かららしい・・・。


へヴィさを保ちつつも彼らのメロウサイドを垣間見せるシングルだ。
スタジオでの京の歌唱はホント素晴らしいのだがなぜライヴでは
歌えないのだろうか・・・!




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満足度 74% お気に入り曲 凌辱の雨







"Agitated Screams of Maggots"




日本のヴィジュアル系出身のラウドロックバンドの新たなシングル。


武道館公演、そしてラウドパークへの出演と着実に知名度をさまざまな意味で
上げている彼らの新たなシングルは事前のメンバーの告知でもあったように
かなり激しい曲となっている。

単純に言えばかつての“ピンクキラー”“Beautiful Dirt”
“CLEVER SLEAZOID”等と同じタイプの曲だが今回これまでのコアな曲に
少なからずあったクリーンヴォイスを廃し全編デス声で通している!ラウドパークの出演、
そしてそれ以前のアメリカツアーの影響がかなり濃いと思われるメタルコア寄りの
楽曲
と言えるだろう!メロディーはほぼ無い!ギターもそれっぽいリフを弾いており
歌詞も全て英語だ!前の“CLEVER SLEAZOID”は一行だけ日本語詩があったが今回は無い!

だがなぁ・・・個人的には曲は悪くないのだがわざわざDirが典型的なメタルコア曲
やる必要は無いように思えてくるなぁ・・・!彼らがヴィジュアル系を完全に卒業し
こっち側(つまりメタル側)に来るのはいいがこの曲は良くも悪くもその他大勢に
なってしまっている
ような気がするのだが・・・!ギターの音がこの手の
サウンドにしては薄い
のもよろしくない・・・!
メタリックながらヴィジュ系特有のおぞましさが感じられた“残”や“羅刹国”、
“ピンクキラー”のほうがこの曲よりもはるかに激しく狂っていたように感じるわい・・・!
もし彼らが今後完全にメタル方面にシフトチェンジするのなら初期のおどろおどろしさを
上手い具合に混ぜて唯一無二のバンドに成長してもらいたいぞ!彼らはそれが
十分出来る才能、実力があるだけにな!


カップリングは当然無く相変わらずの歌えていないライヴ音源が入っている・・・。
そろそろアルバムをリリースしてもらいたいものだ・・・!



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満足度 76% お気に入り曲 Agitated Screams of Maggots







"THE MARROW OF A BONE"




日本のヴィジュアル系出身のラウドロックバンドの6thアルバム。


V系出身だからなのか国内ではあまり評価されないバンドだが
KORN主催のツアーに参加した事に端を発し今や海外・・・アメリカでは
日本を代表するバンドとして認知されている
ようだ・・・!
本作はそんな彼らのシングル3枚を挟んでの2年ぶりのフルアルバムである!

今作の方向性は海外ツアー、そしてLOUD PARKへの出演が影響しているのか
これまで以上にラウドでへヴィになっておりもはや完全にメタルバンドと
見做しても良さそう
な音作りで攻めてきているぞ!先行シングル
“Agitated Screams of Maggots”で気になった音の薄さも克服され
十分な音圧がある
と思うぞ!特に弱かったギターもよくなっているな。京のヴォーカルは
今までよりもさらに凄まじくデス声・・・いやもはや唯一無二
狂いまくった叫び声を聴かせてくれるしクリーンヴォイスもこれまた悲痛ささえ
感じられるほどのエモーション
が込められておりスタジオだけなら
最強シンガーの一人に数えられる
だろう・・・!あくまで
スタジオだけならだが(爆)。


プロダクションや演奏のみならず楽曲もかなりコアなものが取り揃えられており
デス声オンリーの楽曲が3曲、デス声8割、クリーンヴォイス2割ってな楽曲が
さらにちょくちょくありスローでエモーショナルな曲最初の1曲目と
中盤以降にちゃんとある
ぞ。

シングル曲3曲中2曲“CLEVER SLEAZOID”“凌辱の雨”はアレンジが
変わっている。前者はさらに激しさを増し後者も歌い方などが変わり部分部分で
シャウトが混ざるようになった。
中盤のデス声直後のファルセットは
低音ヴォイスに変わっており明らかにライヴで歌えるように
変えたもの
と思われる。“Agitated Screams of Maggots”は変わっていないが
プロダクションがアルバム全体に合わせられへヴィさが増したように
感じた
のは俺だけか!?

アルバム全体的のクオリティーとしてはやはり非常に高く今後聴き込んでいけば
さらに良さを見出し評価が上がりそうだな・・・!基本的にDir en greyのアルバムは
スルメ盤
なのだ!まぁ中盤スローな曲が続きやや中ダレを覚える
曲のみを取り出したらやはり良い出来なのであまり問題は無い(笑)。

ちなみに俺が買ったのは初回盤でもう一枚おまけのCDが付いており、
本作に納められたバラード曲3曲のアンプラグドヴァージョンが収録されている。
それぞれピアノ、オーケストラ、アコギでアレンジされておりこれがまた
実にハイクオリティーでまさにアルバム本編でへヴィさを極め、
おまけCDでメロウさを極めている
と言ったカンジなので本作を買うなら
多少値は張るが是非とも初回盤を買うことをおすすめする!
しかしバラード“THE PLEDGE”で聴ける京のヴォーカルはホント凄いな!
ファルセットを使わずここまで高いキーを出しさらに凄まじいまでの
エモーション
が込められている・・・!ここまで歌える優れたヴォーカリストなのに
なぜライヴでは歌えないのだろうか・・・!?

ただ唯一の不満点を挙げるならばおそらく本作を買った者なら誰もが思うであろう、
歌詞の見辛さだ!彼らはあまり歌詞に囚われず楽曲を聴いて
もらいたい
とか思ってるらしいが歌詞くらい普通に見れるように
してくれてもいい
と思うぞ・・・!


Dirファンは当然、ここ最近で彼らに興味を持った新たなファンおよびメタラー、
そしてLOUD PARKで観て演奏の稚拙さに萎えたメタラーにもおすすめするぞ!
アルバムだとホント凄いからさ!マジで!!(笑)



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満足度 90% お気に入り曲 全部







"UROBOROS"




日本のヴィジュアル系出身のラウドロックバンドの7thアルバム。


前作“THE MARROW OF A BONE”は海外のメタルコア、ラウドロック
影響をモロに受けたへヴィさ、極悪さに特化したアルバムで
個人的には気に入ったのだが世間の評価は賛否両論真っ二つ・・・
いや否のほうが多かったわけだが、その後リリースされた2枚の
シングルはメロディアスというわけではないが叙情性、エモーションを
放ち
話題を呼び、そしてようやくリリースされた本作は前作と対極に位置する
シングルの流れを汲んだエモーショナルサウンドが全体を支配するも
やはりドロドロした邪悪さ、ダークさがそこかしこから放たれており
実にDir en greyらしい要素が詰まっていると言えよう!どこか宗教チックな
雰囲気
もあり2ndのMACABREに近い要素があるがあの頃あった
V系っぽさは無いな。シングル曲も2曲収録されているが歌詞は英語になっている。

中近東っぽいシタール音も聴こえる妖しくもダークな
イントロ
に導かれ、それに続く2曲目は乾いたバンドサウンド、
カオティックコア要素を持ったリフを聴かせつつも落ち着きを
見せるアレンジが印象的な9分超えの大作だ!京も様々な声色を使い分け
語りも披露しそしてカオティックなメタルコア風リフから疾走!
これまで以上の高音の絶叫も飛び出しさらなる進化を感じさせるが
ライヴで再現できるのだろうか!?笛やアコギの音が今までに無い
雰囲気を見せており面白いアレンジを見せているぞ!低音下水道
デスヴォイス
も聴けるが奥に引っ込んでいるのが難点か・・・!
3曲目は唸るベースに煌びやかなシタール風の音、妙にキャッチーな
歌謡曲風の、9mm Parabellum Bulletの新譜みたいなヴォーカル
メロディーが聴ける!疾走パートもあり金属的なスネアの音
ブラストも少し登場、マイク・パットン的なキチガイスキャット
絶叫
も面白い!4曲目もカオティック要素全開で邪悪なバンドサウンド、
変態的絶叫
が聴け静寂パートもダークである!しかしサビは多少
キャッチー
になるぞ。後半のメロウな歌唱の高音も凄い!
5曲目はダークながら漂うようなアトモスフェリック要素
顔を出しメロディーはどこか和風でフックのある良質のメロだ。
キーの高さは流石だがこれもライヴが不安になるな(笑)。
6曲目はシングル曲でピアノが美しいバラードだ。7曲目は
これまたカオティックな雰囲気を持った不協和音ダークファンク
楽曲で途中下水道ガテラルVo、ラップ風の歌唱も登場する。
後半の高音絶叫スクリームもヤバイ事になってるな・・・!
そのまま繋がる8曲目はへヴィに疾走しその後またしても変態的な
カオティックコアサウンド
になるぞ!マイク・パットンの影響が
濃そうな感じだな。途中シタールが聴ける静寂さが顔を出し
ラストはこれまた絶叫ホイッスルヴォイスだ!9曲目はアコギが
美しい
ダークな雰囲気を持ったバラード曲で笛の音も聴け
ドラムが何気に主張している。メロディーは日本人らしい繊細さ
感じられ良いな。これもメロディアスでクリーンな高音ハイトーンが
聴け京のシンガーとしての実力の高さが伺えるがやはりライヴだと
どうなるんだろうか!?10曲目は儀式的なイントロでグルーヴィーな
へヴィさが演出される前作の流れを汲んだ雰囲気を持っているが
呟くようなクリーンVoも聴ける。デス声は低音下水道ガテラルタイプだ。
そして中盤で疾走を開始しがなり声交じりのミックスヴォイスで歌い上げる!
後半でファルセットと下水道Voが共に歌いクリーンVoがメロディアスな
歌唱を見せ実に変態的だな・・・。11曲目は京の極悪絶叫シャウトが聴こえ
疾走開始!リフはメタルコア的でデス声は下水道と高音絶叫、
“Agitated Screams of Maggots”を思わせるがサビはクリーンで
これまたメロディーが良い!後半はキチガイじみた喚き声が唸りまくる
ビートダウンへヴィサウンドで幕を下ろす。12曲目はシングル曲で
ラストで炸裂する京のホイッスルヴォイスが話題になった曲だ!
13曲目はアコギが聴けるメランコリックな曲。呟くような
ウィスパーヴォイスが聴け今更ながら表現力の高さ
唸らされるのう・・・!サビはやはりかなりの高音だ!


へヴィサウンドはカオティックコアスタイルに進化し京の
ヴォーカルもマイク・パットンの領域に足を突っ込み始め
メロディアスな部分、静寂を生かしたエモーショナルなパートも
あるが全体的に複雑になり判りやすさ、キャッチーさは皆無で
本作を楽しめるのは心底音楽が、ロック、メタルが好きな
マニアだけ
なんじゃないのかと思えるほどである!だが部分部分で
登場するサビなどのメロディアスな部分は本当に美しい叙情フレーズ
聴かせてくれるのでメロディー派も十分楽しめるやも知れぬ・・・!へヴィな
パートでの軽いプロダクションや下水道Vo等が奥に引っ込んでいる
音質はアラが目立つがカオティックコア要素が前面に押し出された
楽曲、京の変態的すぎるヴォーカルワークはかなり凄まじく
彼等が孤高の存在であるという事を改めて認識させてくれる名盤である!
海外で活動しているだけに輸入盤があり値段が安いので興味があったら
Amazonの宣伝じゃないが(爆)、海外盤を買おう!
聴けば聴くほど味わいが増し名盤から神盤にランクアップじゃわい!



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満足度 99% お気に入り曲 全部







"激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇"




日本のヴィジュアル系出身のラウドロックバンドの最新シングル。


ヴィジュアル系出身ながら今や世界を相手に闘う日本最高峰の
ラウドロックバンド、Dir en grey
による前作より1年経って
リリースされた最新シングルである!前フルアルバム
“UROBOROS”のクオリティーたるや恐ろしいものがあり
間違い無く日本ロックシーンにその名を残せる超名盤
呼べる仕上がりだった・・・!そして待望のニューシングルは
まさに今現在のDirの持ち味が短いながらも凝縮され
詰め込まれた、予想通り超高品質な仕上がりとなっている!
数少ない欠点であったプロダクションに関しても今回は
OPETH等の仕事で知られるイェンス・ボグレン
ミキシングを手がけており軽かったギターやドラム、
埋もれがちだったガテラル等が解消され普通に世界の
エクストリームメタルレベルの音
に仕上がっているぞ!
この音でUROBOROSを聴きたかったわい・・・!

タイトルチューンの1曲目はまさに前作のキラー
“凱歌、沈黙が眠る頃”
を髣髴とさせるクリーンVoの
美メロ
メタルコア、デスコアの領域に足を突っ込んだ
アグレッシヴなへヴィサウンド、本格的なガテラルの
対比
が印象的な曲である!リフなんかプロダクションも含めて
最近のIN FLAMESDISARMONIA MUNDIみたいな雰囲気が
あるのう!シングルという事でサビのメロディーは非常に
キャッチー
なのが特徴だがそこ意外は様々なキチガイシャウト、
デスヴォイス
を披露している!バンドサウンドもかなり
タイト
になってきているぞ!2曲目はかつての代表曲と言える
“残”の再録でチューニングも下がり良くも悪くもV系色濃い
絶叫ヴォーカルだったオリジナルとは異なり大半がガテラル
深みのある咆哮をブチかましておる!ドラムも聴き応えあるのう・・・!
3曲目はこれまた過去曲“蝕紅”の一発録りヴァージョンで
まぁあんま印象に残らん曲だったが(爆)、今のスキル、
プロダクションでそれなりに聴けるアレンジに仕上がっているな。
今の彼ららしいへヴィさがあり擬似ライヴと言えるが演奏、
ヴォーカルもキッチリしているぞ。昔はライヴは下手だったのに
この進化振りは実に凄まじい
のう・・・!


京のヴォーカルが凄まじいのは言うまでも無いが今回
特にクオリティーアップしたと感じたのはやはり
イェンス・ボグレンによるプロダクション、そして
ドラムプレイだろう!ドラマーShinyaは元々努力の人だったが
本作にしてさらにスキルアップが著しく手数足数多め
アグレッシヴなドラミングを披露しもう十分メタルも
プレイできる
テクニックはあるだろう・・・!そしてギターも
どこかモッサリしていた感があるこれまでと違いちゃんと
ホンマモンのエクストリームメタルバンドに引けをとらない
切れのあるプレイを披露している!もはやライヴがダメな
バンドとは呼べないのう・・・!
日本でDirにかなうバンドは
果たして今後現れるのだろうか・・・!?




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満足度 87% お気に入り曲 “激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇”、“残”







"LOTUS"




日本のヴィジュアル系出身のラウドロックバンドの最新シングル。


世界でも当たり前のように一級品バンドとして扱われ最近じゃ海外での扱いのほうが
良くなってそう
な(爆)、日本が世界に誇る超ビッグバンドの最新シングルである!
昔はスタジオでこそいい仕事してたがライヴじゃボロボロだったのに今は海外で揉まれ
ライヴでも(まだムラはあるが)最低限のクオリティーを保つようになり頼もしさが
段違いになった、京も坊主頭になった彼等の今の姿が反映されておる!

1曲目はモダンなへヴィサウンドで幕を開けシンセも登場、重苦しくも叙情性を醸し出し
ヴォーカルもクリーンで説得力ある歌唱を披露しここ最近目立ち始めたハイトーン
朗々と歌い上げるバラード寄りのムードがあるが途中から混沌とした要素も顔を出し
やはり一筋縄ではいかない曲に仕上がっているな。2曲目は“OBSCURE”のリメイク
歌詞はおろかヴォーカルメロまで大胆に変えてしまう辺りがV系出身ならでは(?)なんだが
京の鬼気迫るヴォーカルパフォーマンスがさらに凄まじい事になっており紛れも無く
日本最高峰の凶悪ヴォーカルを披露しておる!ガテラル、ホイッスル絶叫のキレが凄まじいのう!
まぁライヴだとここまでのレベルではなかなか再現出来んのだが、何でも歌える
超人変態シンガー赤飯氏
ヌルい曲ばっかやっとらんでここまでの狂気を見せて
頂きたいモンだ(爆)。
3曲目は“冷血なりせば”のライヴヴァージョンで、昔から
シングルにライヴテイクを収録していたがかつてはあえてダメだったパフォーマンスを
何故か収録
しており顰蹙を買っていたがこれを聴けば判る通りライヴでもマトモに
プレイ出来るようなっておる
のう・・・!


前シングル“激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇”のような疾走ラウドチューンではなく
バラード寄りのスローな叙情チューンに仕上がっておりこれはこれで悪くないがやはり俺は
ブルータルなファストチューンのほうが好みだな(笑)。やはり独自の個性は強烈に発散されており
次なるフルアルバムが非常に楽しみになってくる1枚だと言えよう!果たして“UROBOROS”超えはなるのか!?




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満足度 80% お気に入り曲 全部







"DIFFERENT SENSE"




日本のヴィジュアル系出身のラウドロックバンドの最新シングル。


かつてはヴィジュアル系シーンかなりの実力派、ラウド系スタイルの先駆者的存在として
数多くのフォロワーを今も生み続けているが今やすっかりメイクを落としV系の面影は
ほぼ消滅、
クリーンVoのみそれっぽさを残した本格ラウドロックスタイルにシフトしそこで驚くほどの
進化
を遂げもはや手がつけられないレベルにまで到達した孤高のバンドによる最新アルバムを
目前に控えた新たなシングル
である!

1曲目は次なるフルアルバムに収録される純粋な新曲でスタイル的には“凱歌、沈黙が眠る頃”
“激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇”と同じタイプの、モダンなへヴィサウンドで
疾走し
デスVoしまくった後サビでクリーンVoがメロディアスに歌う王道の(?)スタイルだが
ここに来てさらにホイッスルのキレが凄まじい事になっておるのう・・・!サビは最近の
DIRには珍しくそこまでキーは高くはないがその後何と久々にギターソロが解禁!しかも
昔のようなとりあえず申し訳程度に弾いてみました的な適当なツインリード等ではなく
ちゃんとした細かいパッセージを紡ぎメタルの慟哭を感じさせる泣きのプレイを披露!
タッピングも見せこれにはメタラーも大喜びだろう!こんなソロやるセンスあるなら何で今まで
やらなかったんだ!?
2曲目は初期の曲“蜜と唾”をタイトルも変えてリメイクした別ヴァージョンだが
これまた極悪なまでにへヴィになっておりスラッジコアドゥームメタルの領域にまで到達、
重く引き摺るリフエコーかかりまくりのガテラル聴き心地良い
スローチューン
だが“残”とかと比べるとそこまで面白いリメイクではないな・・・!
3曲目は“RED SOIL”のライヴヴァージョン。昔と違ってライヴでもキッチリ歌える、演奏できるように
なっているがどこかオーバーダブしているような気がしなくも無いテイクか!?


次なるアルバムが大いに期待出来るシングルに仕上がっていると言えよう!ホイッスルの
さらなる進化振り
にも驚かされたがギターソロ解禁も嬉しい限りじゃ!これからもバンバン
ギターソロを導入して頂きたいモンじゃて・・・!さて次なるフルアルバムは一体
どうなってしまっているのであろうか!?





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満足度 83% お気に入り曲 DIFFERENT SENSE







"DUM SPIRO SPERO"




日本のヴィジュアル系出身のラウドロックバンドの8thアルバム。


数多くのV系上がりのバンドメジャーに行く事によって悉くセルアウトしクソ以下に
成り下がる
のを尻目に一切媚びる事無くアートとしてのロック、音楽を追及、
もはや誰にも手が付けられない超孤高の存在として日本が世界に誇る本格的実力派にまで
のし上がったラウドロックバンドの待望の最新フルレンスアルバムである!一皮も
二皮も剥けバンド最高傑作と歌われた超名盤の前作“UROBOROS”を前評判の段階で遥かに
凌駕している
と言われる本作、BURRN!のレビューでも94点となぜか異様に評価が高かった
そんな芸当が果たして可能なのかどうかは聴いてみてじっくり判断しようではないか(笑)。

1曲目は早速ピアノが何というかXみたいな不協和音を放った後ノイジーなサウンドが
カオティックなムード
を演出、呻き声もバックで聴こえる実に邪悪なイントロ
続く2曲目はそのままノイジーなサウンドが続きへヴィさを放ちつつピアノも登場、
ヴォーカルがクリーンでスキャットを披露しファルセット怪しいムードを演出した後は
リードギターがこれまた怪しい遊園地のようなフィーリングを見せ呻き声も聴けベースが
バックで唸る
中クリーンVoが高音でメロディーを歌いさらにギャーギャー系デスVoも交え
スローテンポで淡々と展開していく怪奇的な楽曲。3曲目はシングル曲“DIFFERENT SENSE”だが
前の曲からドラム、ベースが繋がりイントロが追加されたように聴こえるな。4曲目はへヴィリフ、ベース、
低音の呻き声
重苦しく幕を開けギターも高音を弾きそしてゴリゴリさを保ち疾走、リフは
メタルコア寄りのハモリだがギターよりベースが目立っている印象がありヴォーカルも
デスVo、呻き声、ホイッスルを見せつつ意外とファルセットを多用しているのう・・・!
後半ではちょっとしたブラスト気味のドラミングも聴けるぞ!5曲目はへヴィリフ
これまた重々しさを放つスローテンポで始まりやはりベースも目立ちヴォーカルは
ウィスパー気味に歌いクリーンギターも登場、そしてキャッチーさを持ったメロディーが
聴けファルセットも披露、そして中盤でいきなり爆走しTHE DILLINGER ESCAPE PLANの
ような変態カオティックコア
になりヴォーカルもマイク・パットンがブチ切れた時のように
喚き散らすぞ!ライヴじゃ絶対無理そうだな・・・!(爆)6曲目はへヴィかつノリの良い
リズム
でギターがまるで電子音のような高音の単音を弾きそして疾走開始!ガテラル、
ホイッスルにおちょくったような喉声も登場し実にアグレッシヴじゃのう・・・!
中盤はビートダウンと言うほどではないがスローになりブチ切れたホイッスル連発!
そしてカオティックさを持ったギターソロも聴けメロディアスさよりも変態さ
出ているぞ!そしてラスト間際で思い出したようにメロディアスなヴォーカルが聴け
そのバックでまたギターがオブリを怪しく放り込んでおる!7曲目はこれまた重々しい
へヴィリフ、轟音ベース、手数多いドラム
に始まりヴォーカルがV系の面影を色濃く残す
艶っぽい歌唱
を披露しそしてガテラルも登場、ハモるファルセットも顔を出しいい意味で
初期V系っぽいか!?
そして後半はカオティックさ満点の変態パートに突入しヴォーカルも
ブチ切れたパフォーマンスを魅せておるのう・・・!8曲目はシングル曲“LOTUS”
ミックスが変わっており本作の音作りに合わせているな。9曲目はノイジーなサウンド
怪しいムードを演出しヴォーカルが淡々と歌いメロディー重視ながらバックのサウンドは
やはりへヴィさ満点で一応はバラードなのかも知れんが凄まじくいびつなバラードである(爆)。
ギターソロも顔を出しリードプレイメインでテクニカルさは無いが良いな。その後は
ガテラルが唸りを上げテンポもちょいと上がりやはりカオティックさが見えそして疾走開始!
ヴォーカルが呻き声でどこかノリの良さを出し曲調的にはどこか“VINUSHKA ”に近いか!?
後半でアコギ、語りが顔を出し次第に重苦しさを演出、そしてホイッスル絶叫と共に再び
疾走!クワイアっぽいファルセットコーラスにデスVoコーラス、リードギターと実に
目まぐるしく展開する10分くらいある大作である!10曲目はへヴィリフ、ファルセットの
コーラス
が聴けベース、クリーンギターが暗く怪しいムードを放ちヴォーカルは裏声を交え
艶っぽく歌い
やはりファルセットをやけに多用しておりテンポアップしつつも爆走したり
アグレッシヴになったりはしないメロディー重視の曲だな。どこかフレージングが和っぽいか!?
後半では何となぜか知らんがラップまで披露!(爆)11曲目はガテラル、ホイッスルが聴け
早くも疾走、へヴィリフ、ベースがテクニカルに唸りカオティックなリズムチェンジを交え
ヴォーカルはホイッスル交じりの高音絶叫も多用しておりデスVoシンガロングも登場、
エフェクトのかけられたギターもバックでシンセのように唸りビートダウン的な
スローパート
も顔を出しクリーンVoの無い実にアグレッシヴなカオティックコアに仕上がっておるのう・・・!
後半でギターソロも顔を出すぞ。12曲目はシングル“激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇”
ギターを7弦で録り直している様でバッキングに違いがあるな。13曲目はアコギがメロウさを演出
変態カオティックラウドロックの本作としては非常に珍しいまっとうなバラードだ!ベースが
やはり唸っており途中からバンドサウンドも登場、ギターソロも顔を出しメロディアスなプレイを披露しているな・・・!
本作では唯一と言えるクリーンVoオンリーの曲で後半では高音ハイトーンも聴けるぞ。14曲目はクリーンギター、
ヴォーカル
で始まりへヴィサウンドも登場、高いキーで歌った後メタルコア的なリフで疾走もするが
その後は淡々としたスローパートになりウィスパー、ファルセットも披露されサビはかなり高いハイトーンで
歌い上げ
線は細いがメタルシンガーの域に到達しておるのう・・・!そしてファルセットコーラス後は
疾走しガテラル、ホイッスル絶叫を交えたいつも通りのDIRになるぞ!


“UROBOROS”以上にカオティックでプログレッシヴとすら言えるとっつき辛さ、複雑さ
満ちておりキャッチーさなど女々しい!とでも言わんばかりにへヴィな変態と化しており
基本はモダンなリフ、轟音ベースが唸るスローなへヴィさがメインで時折爆走、ギターも
ソロと呼べるソロは少ないながらリードプレイ、オブリを多用しこれもメロディアスと
言う訳ではなくやはりカオティックな印象が強いな・・・!またヴォーカルがガテラルを
押さえ気味
にしその分喚き声、ホイッスル、ファルセットをやけに多用するようになっており
ライヴでの再現にまた苦労しそうだな(爆)。本作の曲はシングル曲以外やらんかった
Wacken Open Air2011ではいつに無く調子悪げでヴォーカルは高音苦しめ、特にギターが
ド下手
だったがまぁツアーを重ねていけばタイトになるじゃろうて・・・!非常に濃密な内容
数回聴いただけでは把握し切れない程のスルメアルバムと呼ぶのが相応しい1枚だ!
ちなみに1万以上もする(!)限定盤もあるがヴァージョン違いやらデモやらリミックスやらが収録されたCDに
ライヴやインタビュー映像の収録されたDVD、さらに本作のレコード版まであり値段に見合った
内容になっている・・・
と言えるのだろうか・・・!?全体的に“UROBOROS”と比べてプロダクションや演奏は
圧倒的に向上
しており曲の複雑さ、テクニカルさも凄まじくアップしているがやはり複雑になりすぎた分
キャッチーさは薄れており
この辺で“UROBOROS”派と本作派で分かれそうな感じかも知れんのう・・・!
相変わらずのカネ儲け至上主義ゴミクズポップスが疫病のように蔓延しさらにコリアンにケツを貸すまでに
成り下がった
この国にあってやはり彼等は日本最高峰の“アート・ロック”バンドである!




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満足度 94% お気に入り曲 DIFFERENT SENSE  AMON  「欲巣にDREAMBOX」 あるいは成熟の理念と冷たい雨
獣慾  DIABOLOS  暁  DECAYED CROW  激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇  流転の塔







"The Unraveling"




日本のヴィジュアル系出身のラウドロックバンドによる過去曲リメイクミニアルバム。


ヘヴィさにおいて過去最高峰と言えるアルバム“DUM SPIRO SPERO”リリース後にシンガー、京が
声帯結節でダウンし暫しの間活動休止となっていたが、その後めでたく復帰し再び精力的に活動再開、
本作は彼等の過去の楽曲を今の演奏、アレンジ、プロダクションでリレコーディングした企画盤である!
一時期はヴィジュアル系だった恥ずかしい過去を完全否定していた時期もあった彼等だが、ここ最近は
その頃も肯定的に捉えているのかどうかは知らんがシングルでも過去曲リメイクを普通に行っているが、
本作は新曲1曲に過去曲リメイク6曲が収録されておる!

そんな新曲である1曲目“Unraveling”は最近の彼等らしい、ヘヴィなカオティックさを押し出した
変態的ムードのある曲
なんだが、過去曲リメイクにつられてかメロディーラインがちょいとばかし
昔っぽく感じられた
のだがどうだろうか!?2曲目以降は過去曲リメイクで、原曲に比較的忠実な
アレンジの曲
もあればかなり変わっている曲もあるんだが、全体的に穏やかなタイプの楽曲
メインで選曲されておりアグレッシヴなファストチューンは2曲目の“業”だけなのがメタラー的に
惜しいだろうか・・・!?
この曲は最初期の曲だけあって劇的に変化しており原曲の面影はほぼ皆無である!


まぁ本作は何だかんだでファン向けの域を出ない1枚かも知れんが、それでも昔の曲がここまで
ガラッと様変わりする
のは興味深く、もし次があるならもっと疾走曲多めでやってもらいたい
思えるだろうか!?まぁ本作はレコード会社の意向が強そうな1枚なんで、今後のリメイクは
やはりシングルとか、アルバムの初回限定盤とかでやる位だろうなぁ・・・!




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満足度 76% お気に入り曲 業







"ARCHE"




日本のヴィジュアル系出身のラウドロックバンドによる9thアルバム。


今も昔もメジャーバンドは総じて魂売り渡して軟弱化する中、どんどんコアな方向に進みつつ
絶大な支持を集める、日本が世界に誇るビッグネームによる待望のフルレンスアルバムである!
本作リリースまでの間に京が声帯結節で活動休止したり、復帰後過去曲リメイク作をリリースしたり
さらに京が別バンドのsukekiyoを結成したり様々な動きがあり、本作は前アルバムより
3年4ヶ月振りにリリースされた1枚
で、演奏面はともかくプロダクションにおいては
“DUM SPIRO SPERO”で完成された
感があり、もうこれ以上の進化は流石に無さそうだが
果たしてどうなるだろうか!?


1曲目はアンビエント的な出だしからヘヴィなバンドサウンドが登場、だがヴォーカルパートは
クリーンオンリーで穏やかさがありメロディーラインも結構キャッチーな印象があるのう・・・!
2曲目も怪しげなヘヴィさを見せているが、ヴォーカルはファルセットで始まりサビはハイトーンで
美麗さ
を放っているのう・・・!ギターソロもメロディー重視だな。3曲目はファルセットに
オルガン
も一瞬聴けるが、音作りはヘヴィで疾走しデスVoも登場!リフワークがメタルコア寄りで
ブラストビート
まで炸裂するメタラー好みのファストチューンで、サビはクリーンVoになりギターソロも
怪しげなメロディーラインを奏でており、この辺のフレージングはV系上がりな雰囲気があるだろうか!?
4曲目はMARILYN MANSONを髣髴とさせる沈み込むようなベース、怪しげなクリーンギターが聴ける
ダークな曲で、5曲目は意外と軽快なノリを醸し出しており、ヴォーカルもシャウトしつつふざけたような
アプローチ
も見せパンキッシュかつ初期ヴィジュアル系時代に回帰したかのような印象もあるか!?
6曲目はワウを効かせたギターが聴けつつ穏やかなアルペジオも顔を出すバラード寄りの楽曲である。
サビはハイトーンで歌い上げるぞ。7曲目はシングル曲で、ヘヴィかつ怪しげな不穏さを発散する
メロディアスなスローチューンとなりギターソロも叙情的なツインリードを聴かせてくれるぞ!
8曲目は意外にもワイルドなノリの良さを放つ軽快なロックンロール風のリフ、リズムが聴けるも
怪しげなムードも漂っており、ヴォーカルはシャウト、グロウルクリーン、ファルセットを多用するも
基本的にはシンプルだろうか!?9曲目はヘヴィかつ怪しげなギターも聴け、淡々としたメロウな雰囲気
醸し出されるが中盤以降はカオティックな喚き絶叫と共に疾走するぞ!10曲目もまた怪しげなギターが顔を出すも、
淡々としたマイルドな印象もありファルセットが目立ち、サビはなかなかにキャッチーだな。
11曲目もまた穏やかなムードが強く、ベースにクリーンギターが目立ち怪しさもあるんだが
クリーンVoがメロディアスさを放っておるのう・・・!ギタープレイはカオティックさがあるか!?
12曲目もまた怪しげながら穏やかさがあり、いつになく低音で呟くように歌うヴォーカルも聴け
サビは盛り上がりキャッチーさも見られバラード寄りな印象があるも、途中からヘヴィに疾走を開始するぞ!
13曲目はシングル曲で、ワウを効かせたギターベースグランジ寄りの気だるい
ルーズなアプローチ
を見せるスローチューンだが、サビは高音でキャッチーに歌い上げるぞ。
14曲目はノイジーなベースをバックに叙情的なアコギが登場、ヴォーカルもソフトな美麗さを放つ
エモいバラード
だな。15曲目は近年の彼等らしく、メタルコア的リフワークと共にアグレッシヴに
疾走
する待ってましたのキラーチューンである!ヴォーカルも絶叫やグロウル、ガテラル
主軸としたこっち側(エクストリームメタル側)な感じでクリーンVoは皆無!16曲目はヘヴィかつ
細かいギター
に始まりこれまた勢い良く疾走開始!今度はメロディアスなクリーンVoも交えており
実にテンションの高いキラーチューンに仕上がっておる!こういう美メロとブチ切れアグレッションを
高次元で融合させた楽曲
こそ俺がDIR EN GREYに求めたい要素なんじゃい!


前作がヘヴィさ、カオティックさ重視キャッチーさが減退していたのに対し、本作ではかなり
メロディー重視の姿勢を見せており楽曲構成もストレートになった印象があるだろうか!?
収録曲がやけに多い分1曲1曲が短くなったのもシンプル化の傾向で、過去作には最低1曲はあった
大作チューンが無い
と言うのも賛否分かれるだろうな・・・!18番のデスVo、シャウトも
かなり減退
しておりクリーンVo、ファルセットがかなり多く、別バンドのsukekiyoに
近い面もあるが、
それ以上にかつてのヴィジュアル系時代に回帰したかのような
印象もあるのう・・・!キャッチーさが戻って来たのはいい事だが、やはり彼等には
DUM SPIRO SPEROのような唯一無二のダークなカオティックさ、これ以上無い程のヘヴィさ、
アグレッションを求めたい所
じゃて・・・!そしてそこに安くならないキャッチーさが加われば言う事無しである!
16曲目“Revelation of mankind”のような曲をもっと増やして頂きたい!




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満足度 84% お気に入り曲 鱗  Midwife  The inferno  Revelation of mankind







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